園田海未です
我々アイドル研究部、μ'sもメンバーが9人と多くなり、
2学期から正式な部活動として、転任されてきた先生が顧問に就いてくださる事になりました
なので今日は練習前に部室で就任のあいさつをしてくださるそうです
結成以来しばらくユニットの管理を引き受けていた私にとって、
絵里の参加に加えて大人の先生が顧問についてくださる事を非常にありがたく思います
ありがたく…思いますが…
理事長「紹介するわ
今日からアイドル研究部の顧問をしていただく事になった…」
英吉「吉祥学苑から転任してきた鬼塚栄吉 25歳、童t…いや、
夜露死苦!」
…え?
この人が…本当に教師…なんですか?
というか先生、宜しくを夜露死苦と言ってませんか?
金髪の坊主頭…(←V字カット)
耳には男性なのにピアス…
変なキャッチコピーが書かれたTシャツ…
ずり落ち気味のカーゴパンツ…いわゆる腰穿きという穿き方なのでしょうか?
かかとを踏み潰した簡素な靴…
そして…煙草臭いです…!
海未「!?…何なんですか?
この教師らしからぬ染髪、服装の輩は…!
これでは…まるでならず者ではありませんか!」
ことり「う、海未ちゃん、いつになく口が悪いね」
思わず口を衝いてしまい、ことりに指摘されました…
しかし私の非難などどこ吹く風、この鬼塚先生は全く意に介していないふてぶてしい態度を取っています
希「う~ん、まぁ確かにチーマーとか半グレって感じやねぇ~」
そう、それです希
まぁどちらにしてもならず者の類ですね
真姫「でも、海未じゃないけどこの先生…ていうか本当に先生なの?
こんな金髪で生徒の手本になれると思ってるわけ?
意味わかんない!」
絵里「!…ごめんなさい」
真姫「あ、絵里、貴女は違うのっ!
あぁん…もうっ!」
真姫、迂闊でしたね
でも地毛の絵里に非はないのは同感です
英吉「こらこら、お前ら、ケンカは良くないぞぉ?」
まるで他人事な先生
全く誰のせいでこうなっていると思ってるんでしょうか!?
そんな私の憤りを他所に理事長は意外な事をおっしゃいます
理事長「あらあら、皆さん
こう見えてもこの部の顧問には適任の方なんですよ」
???…何がどう適任なんでしょうか!?
にこ「鬼塚先生…!」
!…にこも鬼塚先生に物申してくれそうですね
こういう時、にこの物怖じしない人柄は頼もしいです!
にこ「こちらにお掛けください
肩を揉ませていただきますね♪」
英吉「お、悪いなぁ、じゃあ遠慮なく頼むぜ」
にこ「喜んで!」
ど…どういう事ですか!?
どうして…
花陽「あ、あの…先生…」
…花陽?
あぁ花陽、意外と肝が据わっていることりと違って、
貴女の様な子はこのような輩が特に苦手でしょうね…
でもそんな貴女が何故、鬼塚先生に話しかけるのでしょうか?
花陽「鬼塚先生ってひょっとして…
あの大石夏擁するゴブリンプロダクションの鬼畜 生(いきる)社長ですか?」
英吉「?…おぉ、そうだぞ
それにしても小泉だっけ?
お前、よく知ってるなぁ」
?…芸能プロダクションの…社長!?
花陽「当然です!
当時無名だったゴブリンプロがあの大石夏を引き抜き、
さらに後には彼女の古巣だったプラチナコートを吸収合併したのは、
芸能界では近年稀に見る大事件でしたからね!!
一説にはこの大物喰いの背景にはあの芸能界のドン、
荒羅木蒼一の暗躍があったとも噂されてますが…」
英吉「ははは…小泉、
お前、ホントに詳しいよなw
…でもノーコメントだ」
は、花陽がこんな輩とまともに会話しています!
しかもかなりきな臭い話を…!
凛「凛はこっちの花陽ちんも好きだよ♪」
それにしてもまさか芸能プロダクションの社長とは…!
人は見かけに…いや、見かけ通りなのでしょうか?(←芸能界に対する偏見)
何にせよ理事長が適任と推し、アイドルを目指すにこがあのように歓迎し、そして花陽が物怖じしないのか納得できました。
しかし…こんな人が社長なんて…
そのプロダクションは大丈夫なのでしょうか?
穂乃果「うわぁ、先生ってそんな凄い人なんだね!
何かこれから面白くなりそうだよね♪」
英吉「おぅ、任しとけ!!
俺が来たからにはA-RISEだろうが、ラブライブ優勝だろうが屁でもねえぜ!」
この手の輩ならではの軽口を叩いてくれます
確かにこんな風体ですが聞いた実績を考えると、アイドル研究部の顧問としては適任なのは認めざるおえませんね
いや、むしろそんなプロのアイドル活動の運営を取り仕切っている人が顧問に就いてくださるのは、僥倖と言っても過言ではないのですが…
どうにも私、この方は信用する気になれません…!
閑話
英吉「ところで矢澤、ひょっとしてお前のお爺さんの名前って…」
にこ「違いますよ
そもそも字が違います」
英吉「…だよなぁ~」
にこ「やっぱり、先生みたいな人って矢沢永吉は特別なんですね」
英吉「あぁ、俺にとってYAZAWAは神なんだよ…」