もし鬼塚英吉がアイドル研究部の顧問だったら   作:特級厨師

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第6話 お部屋訪問です

園田海未です

今日は鬼塚先生は学校をお休みでした

お陰で久しぶりに練習をかき回されることなく全うする事が出来ました♪

 

でも…どうして今日は休まれたのでしょうか?

不真面目な先生ですが、学校を休まれる事は意外に初めての事です

少し気になりますね

 

そんな風に気になった矢先…

 

穂乃果「ねぇ海未ちゃん

    穂乃果とことりちゃんの3人で今から先生のおウチに行かない?

    今日、皆に食べてもらったお饅頭、先生にも食べてもらいたくて…」

 

海未「今からですか?

   でも遠いのでは?

   それに急に押しかけては…」

 

ことり「ううん、ここから歩いて行けるよ

    多分、建物自体は海未ちゃんも見た事あるかも…」

 

そう言ってストリートビューで見せてくれた建物には確かに見覚えがあります

 

海未「わかりました

   では先生に今から伺いますと…」

 

穂乃果「ちょっと待って!

    どうせならいきなり行って驚かせてあげようよ!」

 

海未「もう、穂乃果ったら…

   まぁわかりました」

 

…………………………………………………

 

こうして3人で先生の家に向かったのですが、途中で…

 

穂乃果「あ!お邪魔するのにお土産のお饅頭がみんなに配った残りの1個じゃ悪いよね?

    ウチに戻ってちゃんとしたの貰ってくるね!」

 

そう言って私達の返事を待たずに行ってしまいました

まぁ穂乃果も先生のアパートの場所は知っている筈ですから大丈夫でしょうけど…

 

そうこうしている内に今度は…

 

TELLLLLLL…

 

ことり「もしもし…

    ごめん、忘れてた!

    うん…すぐ行くね」

    

 

海未「理事長からですか?」

    

 

ことり「うん、ごめんね

    今日、家族で外食する約束忘れてたの…」

 

海未「それは仕方ないですね」

 

ことり「それじゃ…

    すぐ穂乃果ちゃんも追いつくと思うから!」

 

…一人になってしまいました

 

流石に男性の…しかもあの鬼塚先生の家に一人で行くのは抵抗があります

 

TELLLLLLL…

 

!?…穂乃果から電話です

 

穂乃果「ごめん、海未ちゃん

    今から穂乃果も行くね」

 

海未「わかりました」

 

どうしようかと相談しようと思った矢先、

穂乃果も行くと聞いたので予定通り、向かいましょう

 

…………………………………………………

 

穂乃果が追いつく前に到着してしまいました

出来れば穂乃果と一緒に尋ねたかったですが、

ここで待ってて穂乃果が来る前に先生や他の住人の方に見咎められるのは恥ずかしいですね

 

ピンポーン!

 

…返事がありません

 

海未「ごめんくださーい!」

 

…やはり返事がありません

 

留守なのでしょうか?

 

何気なくドアノブをいじってみます

あれ?

空いてます…

 

海未「…失礼しまーす」

 

中を覗かせてもらいましたが、お返事はもちろん気配がありません…

 

鍵をかけないで留守にするとは無用心です!

もう穂乃果の思惑に合わせている場合ではないですね

これは先生に連絡する他ないです

 

TELLL…

TELLL…

TELLL…

 

…出ませんね

 

申し訳ありませんが、中で待たせてもらいます

鍵が掛かってないのを知っておきながら、

このまま放っておくわけにはいきませんのでお留守番です

 

それにしても…男やもめに蛆が湧くとは言いますが…

 

これは想像以上です…!

そこはかとなく異臭がします

 

煙草の臭いに栗の花…というか生のイカが腐敗したような臭いです!

 

何にせよ先生の帰りを待ってる間、腰を落ち着ける場所もありません

少し掃除させていただきましょう…

 

それにしても散乱している数々の物品はいずれも私には用途不明の物ばかりです

しかしどれも例外なくいかがわしい目的のためのものだという事は何故か感じてしまいます…

例えばこのコケシのような物は何でしょうか?

 

?…スイッチがありますね

 

カチッ

 

…ヴィーーーーン!

 

海未「ひゃっ!」

 

急に激しく振動を始めました!

な、なんとかスイッチを切らないと…!

 

それとこれは…カップめん?

でも見たことのない品ですね

まぁあまりインスタント食品は摂らないので、私がたまたま知らないだけかもしれませんが…

それに何故か容器の蓋が取られておらず、代わりにその蓋に穴が空いてますね

 

!…春雨?

 

覗き込んで見ると中には春雨のような透明なものがぎっしりと詰まってます

既にのび切っているようです

 

海未「うっ!

   く、臭いっ!」

 

部屋に漂っている臭いがこの容器からより強く感じますっ!

どうやら悪臭の発生源はこれのようですね

これではもう食べられないでしょう

 

…処分させていただきましょう

 

それにしても何故、蓋を取らずに穴を開けたのでしょうか?

素直に蓋を取って召し上がればよろしいのに…

 

…というか、召し上がられた形跡がありません

食べ物を粗末にするのは良くないです!

 

後は…努めて視界に入らないようにしてはいたのですが…

大きいのでどうしても目に入ります

 

どうして…

どうして裸の女性の人形が寝転がっているのでしょうか!?

一体何故、こんなものを持っているんでしょうか?

 

そして…何に使うのでしょうか?

 

?…そういえば壁にセーラー服がかかっていますね

 

先生、ひょっとして女装の趣味が…あ、サイズは女性のM、先生ではまず着れませんよね

 

!…なるほど!

 

この服はこの人形に…こうやって…着せてあげるんですね!

 

英吉「あ~、やっと帰ってこれたぜ

 

   …って園田!

   何でお前がここにいんの?

   んでな、なな、何してんの?」

 

海未「すみません

   おまんじゅうを届けに来たのですが、

   部屋の鍵が開いていたので中で待たせていただきました」

 

英吉「あ、あぁ、そ、それはいいんだけど…」

 

先生が狼狽されてます

やはりここにある品々は予想通り、いかがわしいものなのですね?

 

いつものように注意しようとしましたが、

今回は私が無断でお部屋にお邪魔している立場…

ここは我慢です…!

 

海未「後、失礼ですが、腰を落ち着ける場所もないくらい散らかっておりましたので、

   少々掃除させていただいたのですが…」

   

英吉「お、おぉ、悪かったなっ」

 

我慢ですが…この状況で注意する以外、何を話せばいいのでしょう…

あ…

 

海未「これらは一体、何に使うのでしょうか?」

 

英吉「そ、それを聞いてくるのかよ!?

   それは…言えん!」

 

迂闊でした!

話題がないからと言って、私とした事がなんてことを質問してしまったんでしょうか

 

海未「…あ!」

 

ツルっ

トスン!

 

何かチラシのようなものを踏んで、足を滑らせてしまいました

 

ピッ

キュルルルルー

パチン

 

英吉「!」

 

こけた拍子にリモコンに触ってしまったようです

どうやらレコーダーのリモコンの再生ボタンを押してしまったらしく、再生に合わせてテレビも起動しました

程なくして映像と音声が表示されましたが…

 

AV女優「あ、あ、あぁ~!」

 

AV男優「はぁ、はぁ、はぁ…うっ!」

 

 

海未「あっ…ああっ…!」

 

英吉「やべっ、抜いたトコで切ったまんまだった!」

 

な…!

こ、これは何なんですか!?

 

どうして裸の男女が抱き合ってるんですか!?

というか先生、抜いた所って何なんですか!?

何を抜いたんですか!?

 

あ、あぁ、あああ…

お、男の人が女の人の股間に…自分の股間を…お、押し当ててます…!

 

海未「は…破廉恥ですっ!!!!!」

 

英吉「ば、馬鹿!

   とっとと消せ!」

 

AV女優「あ、あぁーーーーーーーーーー!」

 

プン…!

 

先生が狼狽る私に代わってテレビを消してくれました

でも…映像が消えても脳裏にはあの男女の行為が焼き付いて消えません…!

 

ガチャ!

 

男性「大丈夫ですか!?

   …あ、あんた何やってんだよ!」

 

まるで獣のようでした

男性の股間の突起を女性の秘所に挿入し、

それを何度も何度も出し入れする卑猥な行い…!

もしやこれはその…セ、セッ…クス…という行為…なのでしょうか?

 

英吉「い、いや、これは違うんですよ!」

 

そして時折、女の人は何度も胸を揉みしだかれ、

さらに男の人はまるで赤ん坊のように乳首をす、吸っていました…!

 

男性「何が違うんだよ!

   さっきの悲鳴は明らかに嫌がってただろ!」

 

将来、私も結婚すれば子作りのため、あのような行為をしなければならないのでしょうか?

 

英吉「だから違うっつってるだろ!

   おい園田、お前からも何とか言ってやってくれ!!」

 

あんな行為をしなければならないのなら…

もう…

 

海未「もう…

   もうお嫁に行けませんっ!!」

 

英吉「…って、おいぃーーーー!?」

 

男性「…こりゃ決定的だな

   とにかく通報してやるから、

   首を洗って待ってろ!!」

 

海未「…へっ?」

 

英吉「おい待て、おっさん!!

   待てって…」

 

?…通報??

 

一体、私が懊悩している間に何があったのでしょう?

 

英吉「…逃げるぞ!」

 

海未「え!?何故ですか?」

 

英吉「そりゃお巡りが来るからに決まってんだろ!

   お前があんな事言うから、

   俺がお前を襲ったって通報されたんだよ!」

 

えぇ!?

なるほどそういうわけですか

これは申し訳ない事をしました…

でもそういう事でしたら…

 

海未「…それなら大丈夫ですよ」

 

英吉「?…何でだよ!?」

 

海未「被害者と思われている私が誤解を解けば捕まりませんよ」

 

英吉「………

   確かにそうか!

   いや、お巡りっつうとつい逃げる癖がついちまっててなw」

 

海未「はぁ…今更ですが、

   一体どんな人生を歩まれていたんですか?」

   

英吉「いやぁ~、ははは…」

 

ピンポーン!

 

??「宅配便でーす!」

 

英吉「どっちみち時間切れだな」

 

海未「?…どういう事ですか?」

 

英吉「宅配じゃなくてお巡りだよ

   馬鹿正直に警察だと言ったら、

   容疑者が逃げ出すだろ?」

 

海未「なるほど!

   って本当に先生はこういう事にお詳しいですね…」

 

英吉「い、いや、これくらいドラマでもやってるだろ!」

 

海未「私は知りませんっ

   それにお父様もそんな事、教えてくださりませんでしたよ」

 

英吉「?…そりゃこんな事、いちいち子供に教えないだろ」

 

いえ、そういう意味ではないのですが…

 

ガチャ

 

警官?「あれ?

    開いてんのか?」

 

痺れを切らしたのか宅配業者を名乗る方々が入ってきました

その服装は先生の言う通り、警察官の格好でした

 

警官A「はぁい、動かないでね~

   …ってお前は!?」

 

?…警察官に顔を覚えられているのですか?

以前に何度かお世話になった警官の方なのでしょうか?

 

いずれにせよあまりいい予感がしません…

 




豆知識

鬼塚と穂乃果は同じ8月3日生まれ
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