もし鬼塚英吉がアイドル研究部の顧問だったら   作:特級厨師

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第7話 不良警官です

園田海未です

先生のお部屋の近所の方に通報されて、警官の方々がやって来ました

 

それにしても1人の警官は先生を見るなり驚いています!

先生…警官に驚かれるなんて貴方は一体…?

 

英吉「…って冴島じゃねーか!

   さっきぶりだな」

 

海未「え?…先生、

   この警官の方とお知り合いなんですか」

 

英吉「あぁ、冴島っつー俺のダチの不良警官だ」

 

不良警官…確かに先生を凌ぐ悪人顔…

いえ、最早、悪魔顔と言った方がいい強面は正に不良警官の名を体現していますね

 

冴島「おいおい、言ってくれるな

   この不良教師がw

   

   しっかし童貞のお前が教師やってるとはいえ、まさかJK連れ込むとはな!

   …こりゃ逮捕だな♪

   えーと、容疑は別になんでもいいけど…

   とりあえず羨まし罪でいいだろ」

   

英吉「なんだよそれ!

   てか連れ込んでねー!!

   饅頭届けに来てくれただけだ!」

 

海未「そうです!

   私はお饅頭を届けに来…」

 

そうでした!

お饅頭は穂乃果が持ってるんでした…

穂乃果…早く来てくださいっ

 

冴島「おいおい、饅頭なんてどこにあるんだ?

   ひょっとしてその子が制服の下に隠し持ってる2つのちっちゃなお饅頭の事か?w」

 

ち、小さい…!

人が気にしている事を!!

何なんですか?

この破廉恥警官はっ

 

冴島「しかし、この制服は確か…音乃木坂のだな

   そういえばその学校、最近まで廃校の話が持ち上がっててな

   その危機を何とかすべく立ち上がったμ'sってスクールアイドル達がいてよ

   その子達がまた超絶可愛い子揃いなんだよ♪」

 

破廉恥な方とはいえ、こういう風に真っ直ぐに褒められると流石に嬉しいですっ

 

冴島「で、ちょうどこの嬢ちゃんみたいに黒髪ロングの…

  …って園田海未ちゃん!!?」

 

海未「は、はい、園田…海未です」

 

英吉「お前の事だからスクールアイドルのチェックしてるとは思ってたけど…

   今更気づいたのかよ!

   で、俺がその顧問やってんだよ…」

 

冴島「な、なにー!!?

   なんだよその美味し過ぎる状況はよ!

   やっぱりお前、羨ま死罪だな!

   てか何でさっき教えなかった!?」

 

英吉「だからなんだよ、それ!

   てかお前に教えたら、紹介しろってうるせーだろ!

   で、教えたら教えたで今みたいにセクハラかますしな!」

   

…何かさっきより罪が重くなっているような気がします

それに既に私達は先生のセクハラに晒されているのですが…

特に先日の眼帯ビキニは最大級でしたよ!

 

冴島「しかしよー、海未ちゃんも可愛いけど、

   俺ぁどっちかってーと、えりちやのんたん、かよちんとか

   出るとこ出てる系がいいよな、ぐふふ」

   

ま、またしても胸の事を…!

それにしてもこの欲望の剥き出しぶりは、確かに鬼塚先生の方がマシですね

 

冴島「でも英吉は海未ちゃんがいいってわけだな?

   しっかし海未ちゃん、多分マグロ系女子だぞ?

   海(未)ちゃんだけにw

   ぎゃはははははっ!」

 

英吉「馬鹿野郎!

   だから違うっつってんだろ!

   それにJKになんて事、言うんだコラ!

   お前がいつも相手にしてる商売女とは違うんだぞ!?」

 

…マ、マグロ?

どういう事でしょうか?

でも、とにかく性的に馬鹿にされている事だけは感じます!

 

それと商売女はかろうじてわかりますっ

それにしても冴島さんは警官でありながら売春に手を出されているのですか!?

不良警官、ここに極まれりです!!

 

…そんな事を考えていると、

これまで沈黙を守っていたもう1人の警官の方が発言されました

 

警官B「あ~冴島、その辺にしとけよ

   てかお前、この子がスクールアイドルって事は知ってたのに

   もう一つの事は知らないのか?」

 

冴島「?…なんスか?

   先輩、もう一つって…」

 

先輩「この辺のスクールアイドルで園田っていうと、

   恐らく園田警視正の娘さんだ」

 

冴島「げ!あのドン・フライの?

   信じられねえ!

   生物学的に有り得んのかよ…」

 

海未「!…確かにお父様は警視庁で警視正の任に就いております

   いつもお父様…園田盛男がお世話になっております」

 

先輩「こちらこそ、お世話になっております」

 

鬼塚・冴島「マジかよ!

      やべぇー!!」

 

海未「えぇ、ですから本日の事はお父様に報告させて頂きます!」

 

冴島「勘弁してくれー!」

 

英吉「調子に乗るからだよ、馬鹿w」

 

海未「何を他人事のようにおっしゃっているんですか?」

 

英吉「へ?」

 

海未「ちょうどいい機会ですから、

   鬼塚先生のこれまでの事も報告させて頂きます!」

 

英吉「か、勘弁してくれー!」

 

やはりこういう人達は取り分け警察が苦手なんですね

大の男の人達が悪戯のバレたいたずらっ子のよう怯えています

それを見ていると何だか可愛いような可笑しいような…

 

海未「ふふ、冗談です♪」

 

冴島「んだよ!

   冗談かよ~」

 

英吉「お前もこんな冗談言うんだな」

 

海未「それは誰かさんに鍛えられましたから♪」

 

英吉「言ってくれるぜw」

 

そんなやりとりを続けていると先輩の警官の方が再び発言されました

 

先輩「特に何もなかったみたいだし、俺達は引き上げるぞ」

 

冴島「じゃあな英吉、

   また俺達が出張らなきゃならん真似すんじゃねぇぞ!」

 

英吉「誰がするか!」

 

先輩「………………………

   君も早く帰るんだよ?」

 

海未「はい」

 

…そしてお二人の警官は立ち去られました

 

…………………………………………………

 

海未「では私もそろそろ帰ります

   出来れば穂乃果を待ち…!」

 

…たかったんですが!?

 

穂乃果「こんばんはー!」

 

英吉「お、おぅ!」

 

海未「穂乃果!

   今まで何をしていたんですか?」

 

穂乃果「いや~、ゴメン!

    途中でおっきな髭もじゃの外人のお爺さんに道を聞かれてね

    でも結局、穂乃果の説明分かんなかったみたいだから、

    連れてってあげてたんだよ」

 

海未「そんな事が…

   とにかくわかりました

   もう貴女も門限を過ぎているはずですから、

   先生にお饅頭を差し上げて、もう帰りましょう」

 

穂乃果「うん!

    はい先生、これウチの新製品だよ!」

 

英吉「おぅ、サンキュー!

   でも俺としてはお前ら2人、計4つのお饅頭の方が…」

 

海未「先生♪

   やはりお父様に報告しましょうか?」

 

英吉「じょ、冗談だって!」

 

海未「ふふ、ではごきげんよう」

 

穂乃果「先生、お休みなさーい!」

 

…………………………………………………

 

その後、穂乃果といつものように取り留めのない話をしながら帰宅しました

ですが…

 

今日、警官の方々に会った事が私たち三人にとって大きな苦難となる事に

この時の私達には知る由もありませんでした…

 




第6話直前


冴島「おー、英吉!
   やっときたか!
   
   …まぁいいや、さっそくこれに着替えてくれ」

冴島「えっ?
   緊急の用事だと言われたから学校休んできたのに
   何で警官のコスプレさせられるんだって?」

冴島「馬鹿!
   これ、本物だよ
   俺の制服のスペアだよ
   
   ちょっとお前にガサ入れに付き合ってもらおうと思ってなw」

冴島「え?
   そんなもん、同僚と行けって?
   
   …鈍い奴だなぁ
   同僚がいたら小遣い稼ぎが出来ねぇだろ!」

冴島「そういえばお前、知ってるか?
   最近、スクールアイドルっていう素人の女子高生のアイドルが流行ってるんだよ!
   A-RISEとか…最近はμ'sってグループがノシてきてるな」

冴島「?…お前、μ'sって聞いて、びくっとしなかったか?
   ひょっとしてお前、まさか…」

冴島「μ'sのファンなのか!?
   隠すな隠すな
   …てことはお前の取り分はμ'sのグッズでいいな」

冴島「…どういう事だって?
   あぁ、わりぃ!
   今日のガサ入れ先はスクールアイドルのグッズショップなんだよ」

冴島「あいつら、ネタ元が素人の女の子達だからって、
   無断で作ったグッズで丸儲けしてやがるんだよ
   だから俺がスクールアイドルの女の子達に代わって売り上げを回収してやるってわけ!」

冴島「え?…どうやって売り上げを渡すんだって?
   …そ、そそそそんなもん…振り込め、いや振り込みに決まってんだろうがよ!
   
   てかそろそろ現場に着くぞ!
   気合入れとけ!!」

――――――――――――――到着――――――――――――――

チャ!

冴島「うらぁー!
  警察だぁ!!
  お前ら、全員、手ぇ頭ン後ろに回せヤァ!」

店員「ひぃぃぃぃぃ!!」

冴島「てめえらがスクールアイドル達に無断でグッズ販売してんのは分かってんだ!!
   とりあえず証拠品として、今あるA-RISEとμ'sのグッズ全部出せや!!
   
   …後、今日の売り上げもな」

――――――――――――――撤収――――――――――――――

冴島「いやぁ、大量大量!
   とりあえずこれ、約束のμ'sのグッズな!」

冴島「でも、お前には悪いけど、μ'sの方はいまいち少ねぇな
   μ'sは最近、転任してきたイカつい顧問がやらかし共を片っ端からシメてるせいか、
   グッズのネタを提供してるカメコどもも委縮しちゃって、その影響が出てるなこりゃ…」

冴島「そういえばその顧問、やらかしシメる度に電灯やら掲示板やら公衆電話やら壊してたな…
   よし、物損でその顧問しょっ引いて、カメコどもが動きやすいようにしてやるか!」

冴島「…って英吉、なんかお前、顔色悪いぞ?
   え?…帰る?」

冴島「しゃーねーな!
   俺も今日は夜勤だし、ここらで引き揚げるか!
   じゃあ…また今度も頼むぜ!!」
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