東方捨鴻天 【更新停止】   作:伝説のハロー

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最新話は幕間その二です。必要と感じて投稿。
作者の動向は活動報告にて。



幕間 其の二

 

木皿儀(きさらぎ)巳利(みとし)は、苛立っていた。

 

これまでの所業に関して。

 

豪族を模した邸宅は悉く燃やされ没したという。今までの思い入れを無にするかのように。

 

栄華を極めんとした有力者の家々は全てこうなっている。昼夜問わず山を覆い尽くす喧騒と戦乱の気配が木霊する中で、彼はその光景を、悲憤を込めて見ていた。

 

目に焼き付けねばならないと本能的に感じた。この“火”は、ただの火ではないと。

 

それも数瞬、ただちに行動に移す。忙しなく潰走する同胞達を先に行かせ、燃える屋内で傍に転がっている遺体に向き合った。

重傷を負い意識を失った父・日方を抱えながら、切り刻まれ事切れた母の髪を一房、形見として懐に仕舞う。

 

父の伝って流れる血と母の撒き散った血と、自分から零れる血とで解らなくなる。

 

 

木皿儀巳利は、心底、苛立っていた。

でも、頭は冷静に行動出来ているのは彼が優秀な証だ。故郷を背に飛び立ち、脳裏にもう戻れないと思いながら、今後の動向を思案した。

 

 

 

「……くそっ!」

 

どうして、我々はこんな屈辱を味わっている。

 

そう思ったところで。ああ、そうか、とすぐに答えが出た。

 

思い返せば、実に忌々しい事に、血の繋がった兄がいると認識した時から始まった事だったか。

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

父・日方の威光が届いている烏天狗の群衆は彼の血筋を敬い、同時に今にも追い越さんと競争していたからか時折、やっかみを受ける事も少なくなかった。烏から陰口をこっそり聞いたのは一度や二度ではない。

 

自分には由緒ある強者の血族としての誇りがある。彼の射命丸という長の家系に並び立つ、大妖怪の血が流れているのだ。

多少の憎まれ口は堪えよう。愚痴しか言えない者をいちいち相手にしていられない。父がそうしたように、強者の余裕は崩さないようにしてきた。

 

 

だが、身内の汚点はどうしても許容出来ないし、庇おうとは思えなかった。

 

 

実兄・劫戈。

 

愚兄賢弟という構図が出来た。

 

最初は凡愚なりに努力していると思っていた。しかし年月を経る毎に、呆れと諦めが膨れるようになった。

烏天狗一族の面汚し。生まれてくる事を間違えた異物。

実力主義に強く影響された木皿儀家に生まれた筈なのに、優秀な親から血を授かったのに、どういう訳か非才にも程がある凡愚の体を晒した。

烏天狗の証たる黒い羽根は誰よりも一回り小さく、そして長距離飛行が出来ないという愚劣。

妖力はそこら辺の妖獣以下とまで形容出来る少なさ。下っ端の烏と間違える程ではないかとまで嗤われる始末。どれほど教え込んでも妖力の扱いが満足に出来ず、同年代からは蔑視され続ける体たらく。

 

その反動故か、両親からの教育は厳しいものであった。前例があるのだから当然だろう。

だが、その期待に応えて見せたのは自分が“本物”の烏天狗だからだと自負出来る。与えられた血を余す事無く使い、研鑽し続けたのだから当然と言える。

同年代でも抜きん出た才能を自分でも感じる。妖怪としての強さは言うまでもなく、烏天狗としての在り方にも気を使い身に染み込ませて来たのは間違いではない。

父と母も褒めてくれたし、偉大な津雲殿も賛美してくれた事は印象強い事だ。

 

 

 

そんな、ある時。

 

 

 

兄が、光躬様と友と呼べる関係になった。烏の姫と呼ばれる御方と。

 

そんな馬鹿な、と一笑したが、それは信じがたい事に事実であった。

 

───そう、あって、欲しくなかった。

 

あの笑顔の眩しい御方に、何故凡愚が取り付いたのか。未だに解らない。

絆されでもしたのか、何か他者に言えないような弱みを握られたのか。彼女に会える時は限られると言うのに、触れ合えるまでの仲にまでなっていた事は、吐き気を覚えた。遣わせた烏に八つ当たりしそうになった程だ。

 

認めたくない。

どうして、あのような醜い搾り滓のような塵に……!

身内だから解る、あの汚い天狗擬きに、どうして我らの“太陽”を……!

 

こっそり会い、談笑する姿は、異性としては、実兄にしか向けられない。

 

何故だ。困惑が心を支配し、その日は鍛錬に集中出来なかった。

 

 

 

不要。

遂に、そう断じて追放を言い渡された兄。

 

縋るような目を向けて来たが、ずっと言ってやりたかった言葉を吐き出した。今まで誰がお前の尻拭いをやって来たと思っている。下々の連中に顔を出し、信用を失わないように振る舞い、団結力を確かなものにしてきたんだ。

いい加減、邪魔で堪らなかった。出来ないのなら出来ない者なりに、さっさと身を引いて失せて欲しかった。

 

すると、奇声を上げて逃げて行った。なんなのだ、あれは。

 

それ以降は、誰もが自分だけを見るようになった。木皿儀日方の子息は、巳利であると。

嗚呼、そうだ。異物はいなくていい、いてはならないのだ。優秀な一族の中に生まれた木偶は消え去る運命にある。秀才の足を引っ張るのはいつだって凡愚であり、望まぬ邪魔ばかりするのだから。

 

ゆくゆくは群れの将来を任せられるだろうと目されるようにもなった。光躬様との婚約を視野に入れるという。

 

それを聞いて、心の臓が止まってしまうのではないかと思った。

恐れ多い、しかしそれ以上に心が歓喜で激震した。生まれて初めて、暖かな感情を持てたかもしれない。

群れの為に報いんとして一層の努力を誓い、結ばれた暁には必ずや幸せを作ろうと躍起になった。

 

 

 

なった。

 

 

 

なった、のに。

 

 

 

なのに、光躬様は未だにあの男を忘れられない様子だった。

 

あの一見以来、宴の席での笑顔は張り付けたようで瞳は何も見ていないように冷たい。満足に会話も弾まない。素の笑みを向けるのは父親の空将殿か妹君の文殿くらいだった。

 

どうしても、納得がいかない。あの凡愚は消え去った筈なのに。

なぜ、光躬様は輝かないのだ。なぜ、あの男の話題に触れると美顔が曇るのだ。

 

どうして。

 

あの男の所為なのか。

 

それとも僕の所為なのか。

 

解らない、彼女の心が解らなくてどうしたらいいのかも解らない。

それとなく聞いても、彼女はあの男しか見ていない。話題を作ろうにも、興味なさそうに聞き流される。

 

幼き時分、兄の出来ない分を自分が背負って熟す父からの教育に、根負けしそうになって落ち込んでいた時。

優しく声を掛けて励ましてくれたあの日、眩しい笑顔を見せてくれたあの頃には戻って下さらない。

 

恋心を自覚したのは、それから暫くして。まだ子供だったと言う事もあってか、よく解らなかったのだ。

上下関係があったとはいえ、兄よりも先に出会ったと言うのに、冷たい眼を向けられる事が心に刺さった。

 

光躬様は僕を見てくれるが、僕自身を見てはくれない。

 

それから暫くして、強大な邪気を感じ、総出で山の警戒に当たった。隣の白い狼の縄張りに行き着き、血の匂いが流れてからの大轟音の後、白い狼の妖気が薄れると共に不穏な妖気はすぐに収まったようで、特にこれといった動きはなかった。邪気の類はすぐに鎮圧されたとみるべきだろう。

今こそ白い狼連中を討つ好機ではないかと群れの中で声が上がったが、今の白い狼連中と事を構える事は、死中に活路を見出し凶暴化した得物を追うようなものと空将殿に止められていた。同感である。あの名高い五百蔵を相手にするのは津雲殿か空将殿、そして父上と母上以外に出来ない。一応、若手集を率いて警戒すべく動き回る事になった。

何やら文殿が慌てて様子見に向かったが無視した。自分は立場ある身だ、やるべき事以外に干渉すべきではないだろう。

 

 

 

 

 

そうして、光躬様との仲は一向に進歩せず、数年が続いた。

 

天狗が栄華を誇る日は近い。未だ発展途上なのは現状を見るに明らかだ。だが、その事を話すと空将殿はいい顔をしない。烏天狗の一族は充分に勢力と呼べる存在だ。かつての敵対勢力との抗争を鑑みると、当時よりも強大になりつつあると父上は言う。

最近になって群れの中で津雲殿の方針に不満を持つ者達が表立つようになり、日常会話ですら何かしら意見衝突しているのを見かけるようになった。明らかに軋轢が生じていると、父上は嘆いていた。

 

光躬様は積極的に動くようになった。が、津雲殿の意に反しての行動が目立ち、空将殿が中立で押し留めているように見える。

なんでも、光躬様は意識改革をすると言いだしたのだという。

訊くところによると、今の群れは逆に勢力としての程度が低いのだとか。弱者を純粋な戦闘力で測るのではなく別の方面で鍛え存続させれば、他種族との衝突にも備えられるだけでなく今まで得られなかった未知の技量を習得出来るだろうと訴えていた。弱者を排斥すればするほど、群れの数は増え辛くなり、群れの下地を支えるに徹する者がいなくなるとも。

要は、弱者を切り捨てずに残して強者弱者問わずに役割分担を徹底すれば、最終的に群れとしての力は増すという事だ。

 

解らない訳ではない。

 

確かに、このところ北の勢力が挑発するように間者を差し向けて来ている。その対処に向かっているのは実力ある者だが、先輩方が時折翻弄されている感覚が拭えないと口々に漏らしているのを聞いていた。

群れへの危機だと思う。烏天狗は強いという認識を持たれているが故に、真正面から戦わないという考えが生まれつつあるのだろう。我々もそうならなくてはならないだろう。相手よりも狡猾で厄介な存在に。

 

ただ武技を身に付ければいいのではない。知力をもっと備えるべきなのだ。

 

解っている。

 

 

 

解っている、が。

 

 

 

その行動の根本が、あの男への恋慕だと知っている以上は、どうしても認められない。

 

津雲殿や父上を筆頭とする、烏天狗の伝統を不動とする派閥───旧来派。

光躬様や空将殿を筆頭とする、その伝統を作り変えて意識改革を謳う派閥───改革派。

 

この二つの派閥による対立が確固たるものになった。

 

群れの中で排斥されつつある伝統不変を掲げる旧来派の現状。増える若輩達が、指揮を執る光躬様へ傾倒していく。その美貌、時に見せる上に立つ者が持つ威厳、下に付く者達への配慮。どれをとっても我々にはないものだ。

津雲殿や父は説得を試みるも、悉く空振りに終わる。まるで()()()()()()()()()()()()

 

光躬様は、あの男を奪った父とその一派を恨んでいて、きった排斥したいのだ。日々の言動の節々からそう感じられるのが解る。

 

その中には、僕も含まれているのだろう。

 

悔しいし、悲しい。

 

もう、笑顔を見せるどころか、振り向いてはくれないのか。

 

 

 

 

 

落胆が心を占めるかのように雪が降りしきる夜、それは起きた。

 

 

 

 

 

急速に膨れ上がる悪寒が、我が身を襲った。

 

夜間の奇襲。すぐに風の牆壁を張り、家を防護する。父から教わった基礎の技は、我が意思の元に風を支配下に置ける。

 

襲って来たのは年配の烏天狗達だった。皆が、ただ役目を熟そうとする淡々とした眼をしていた。最早、敵対する派閥は眼中にないと言う事か、将来への取り組みでも考えているのか。

 

だが、簡単にやられはしない。父も母も、大妖怪に片脚を踏み入れる実力者。

 

しかし、今は寝起きで初動が隙だらけだ。そこへ空将殿が目にも止まらぬ一番槍を入れてきた。

 

一点突破は容易く防壁を貫き、家を内側から崩壊させ、更には妖術で火を起こした。長らく戦いに参加しなかった母が真っ先に狙われたのだと気付く。腕や感覚が鈍る者が狙われて当然だった。

これによって父上と取っ組み合いになって出て来た空将殿は、その身を返り血で汚していた。誰の者かは匂いですぐに解った。慢心が招いた失態だ。

 

間もなく援軍が来た。古参の烏天狗、父と結束の強い者達だ。対峙する先輩方数人を押し退け、他の若手連中と合流する。その中で、帰る場所は軒並み燃やされ、そして行き場を失いながら孤立している同じ旧来派を助けて回っているという。

 

そこへ。

 

一吹きの風が鳴った。

 

鮮血が舞う。振り向くと、かつて仰ぎ見た太陽がいた。どこかで見ていると思ったが、直接来るとは。

 

されど今や、可憐な美貌の中に黒い炎を隠す物の怪だ。微笑んで佇むだけなのに、首筋に手刀を添えられている感覚がする。

 

先程まで言葉を交わした数人は細切れにされていた。父も背後からの不意打ちを受け、更には正面から圧倒され、致命傷を受けてしまった。僕の傍へ蹴り飛ばされて気を失ってしまう。

 

「……父上……っ!? 光躬さ───」

「巳利、群れに尽くそうとした貴方の姿勢に免じて命までは取りません。早急に去りなさい。邪魔立てするならば殺しますが」

「……なぜ……何故、ここまでするのですか!? 光躬様! 津雲殿も父上も話し合いで解決しようとしていたではありませんかっ!」

「だから、どうしたのかしら? 馬鹿馬鹿しい」

「は……なにを……」

「貴方達は嗤ったでしょう? 彼を」

 

彼、とは間違いなくあの男だ。言われて、言い返せなかった。事実、幼い頃に虚仮にして、成長して尚も罵倒した事もあったから。

 

「居ない方が良い、邪魔で仕方ない、だから居なくなって清々した。───とっても心地良かった。ね? そうでしょう?」

 

凍り付いた笑みを向けて来る。その美貌に相まって恐ろしく感じた。

 

「私は心底恨んでいるの、貴方達を。どうして、と。毎夜自分に問いかけるの。どうしてあの時、劫戈を助けられなかったのか。どうして彼を迎え入れてくれる群れがないのか。どうして、どうしてと……」

 

今にも泣きそうな顔を見せる光躬様。今までそんな顔は見た事がなかっただけに驚いて、彼女が常に隠していた本当の感情を再認識出来た。

 

「巳利。貴方は私を好いていたのでしょうけど、終ぞ私を見てくれなかったわね」

「え……そんな、ことは……」

「気付いてなかったの? いつも私の眼を見ないで、視線も定まらない。幼い故に照れていたのでしょうけど、今やその視線は下心が多い。そして何か話したかと思えば、自慢話や群れの事ばかり……一切、私の事について訊いてこなかったわね」

「ぁっ……そ、それは……」

 

違うと言いたかったが、光躬様の言葉に嘘はない。思い返してみれば、自分に非があったのは事実だ。

見惚れて間違いはない美貌の少女と対面して、心が浮つかない方がおかしい。それでも光躬様からすれば不快極まりなかったのだろう。

結局、自分は幼いままだったのだ。大人の言いなりになって、自分が可愛いだけだった。

 

「無意識というのはね、心が常にそうあるようにしているから勝手にそうするものなのよ」

「……ぅっ」

 

弾んだ声、満面の笑み。誰もが眼にしたいと思うその美貌は───本気の殺意で溢れていた。

 

「彼を嗤わないだなんて……今後そうしないと、どうして言い切れるのかしら?」

 

嗚呼、光躬様。あなたは変わってしまわれたのではなく、僕が変えてしまったのか。

 

「私が話し合い如きで許すと思ったの? 思い上がるな、塵芥共……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「命は奪わないけれど、苦しんで死になさい。私が、黄泉に送られるまで呪ってあげます」

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……退け!」

 

何も言い返せず、そう指示するのが精一杯だった。

そうして生き残った一同は潰走するに至った。皆、悔やむ表情だが、父上が重傷を負った以上はそれも已む無し。寧ろ、空将殿と光躬様がいる時点で真正面から挑んでも勝ち目はない事は明らかだった。

 

目に映った火は、訣別の“火”と感じた。光躬様の冷たい瞳に隠れた憎悪の火の発露。

 

そうさせたのは我々。

 

しかし、それでもあの男だけは認めたくない。

 

頬を切る風が冷たく感じる一方で、腹の中に溜め込んだ憎悪は熱く滾っている。

 

「許さん……」

 

解っていても、それでもあの男を恨まなければ、今までの苦労が無駄になってしまう。

 

「……許さんぞ、屑が……死者がいつまでも光躬様の心を奪うな……!」

 

憎きあの男、劫戈さえいなければ。

あの凡愚極まる実兄さえいなければ。

 

取り戻せない時間、過去、幼き想い。

 

全部、奪われた気分だった。

 

「絶対に許さん……劫戈ァ……」

 

死者には言葉も掛けられない。やり場のない怒りを押し留めながら呪詛を吐くしか出来ない。

 

「光躬様……僕は……く、フハハ───あ、あぁ……何をやっているんだろうな、僕は」

 

光躬様にも愛憎を向けかけるも、頭を振る。愛を向けても、もう届かぬと知った。

そうだ、今はそれどころではない。改革派を名乗る連中に奇襲を受けた。論争を超え、遂に武力行使に出た。

別に予測出来なかった訳ではない。だが、やはり対立したくない人と対峙するのは、干戈を引っ込めたくなる“想い”があった。

 

本当は、言葉で解り合いたかった。

 

しかし、一方的な愛は、別方向の愛を跳ね除けてしまうもの。

言葉は届かず、傷付ける事も躊躇い、心と命を削るだけに終わった。

 

「……おのれ」

 

風を切り、空を舞う。白んだ虚空を睨む事しか出来なかった。

 




当初、悪い奴の印象が強かった巳利君。横恋慕の経験がある作者からすれば共感出来てしまう人物です。
経験を活かし、一日で書き上げてしまった。経験ってすげーな。
書いてて思ったのですが、こういうのはめっちゃ早く書けてしまうという……orz
あれ、王道な恋愛物とかやった方が上手く書けるんじゃね……? いや、この病んでいそうなヒロインみたいにはならないですよ。ええ、ヤンデレはトラウマなんです、実は。ただ本気で怒ったヒロインが一時的にヤンデレっぽくなるのはのは例外です。



ん? そういう作者の恋愛事情はどうしたかって?
作者は身を引きましたよ、ええ。相手はレベルが高すぎた、追い付く頃には手遅れですね。寧ろ、それで良かったのです。
現実の三角関係は駄目。特に親しい関係だったら尚更、下手すると修復出来なくなる傷を負うし負わせてしまいます。

別れ際の言葉は反則でした。ほんと、恋って悲しいね。

第三章の結末について

  • 取り返しのつかないバッドエンド
  • 痛み分けのノーマルエンド
  • 邪魔者を排斥出来たハッピーエンド
  • 作者におまかせ(ランダム選択)

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