甥っ子は魔王様   作:あの時のアレ

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書きたいことが迷子になってる。

確認の為にwikiみたら十一話のネタバレ喰らいました。
リアルタイムじゃなくて配信の方で見てるからまだ十話までしか知らないんですよね。
しくじった…………………


評価、感想ありがとうございます!


響け!ハートビートォォ!!

 

 キュピーン、――――――――ハッ、今俺の黒歴史がバラされたようなそんな気がする。

 まことに、まことに気のせいであってほしい。これ以上負担を増やしたくない、アノスだけでも過剰摂取なのに。

 

 

 

 とりあえず案内が終わったので会場に入って場内の見回りをすることになる。

 「場内の作業ってことは試験が見られていいんじゃね?」と思ってるそこのアナタ、そいつぁ大きな間違いってやつですよ。

 確かに裏方の方で1人で黙々と作業するよりもこういった賑やかな所で作業した方が時間の進みも早く感じられて楽そうとか、試験とはいえ実際に戦闘見れるからそっちの方が得なんじゃないの、と普通ならそうお思うでしょう。普通だったら、ね。

 

 

 そうです、アノス君です。

 俺は激しい喜びも、深い絶望もないそんな日常をもとめてるわけじゃあない。一度しかない人生(二周目)なのだからそこそこに山あり谷ありな普通の人生を送っていきたいわけなんですよ。

 

 しかし、あいつが何かしでかすのではと不安な日々を送っているわけ。このままだと俺の人生断崖絶壁しかない。

 

 原作開始は入学の時期か、あるいは新学期の開始時期というのが学園物のセオリー。つまり入学試験を行っている現状は原作が始まっていないということになる。

 

 だというのに何なんですかこの仕打ちは。例えるならリレーのスタートラインで外のコースの奴ら全員からリンチにあっているようなものだ。

 

 転生ってもっと夢があるものじゃないの?

 俺だって転生するならクラスメイト兼アイドルとイチャイチャしたり、転校生の美少女たちと学園で青春を送りたかったわ。

 

 

 まあ、それらは置いといたとしてもここ最近体の調子が悪いのは無視できない。もちろん胃だけじゃなくて体全体が痛い。

 毎日体動かしてるから筋肉痛ではないはずだが、え?…………まさか年だとでも?身体年齢二十代やぞこちとら。

 

 

 

「それでは、次の試合を始めます」

 

 

 

 どうやら考えことをしているうちに順調に進んでいるらしい。今年の見どころはやはり"破滅の魔女"、サーシャ・ネクロンだろう。他にも皇族出身の者はいるが大したものじゃない。

 

 

「ゼぺス・インドゥ対――――――――」

 

 

 

 ゼぺス・インドゥか。典型的な皇族至上主義で性格に難があるが腐っても皇族。それに見合った魔力を持っており英才教育を受けているため並みの魔族であれば勝つのはほぼ不可能だろう。

 確か魔剣も有しているはずだから相手に勝ち目はないものと見ていいか。

 運悪く当たった相手には悪いがご愁傷様、というやつだな。

 

 

 

「――――――――アノス・ヴォルディゴード」

 

 

 

 

 あっ(察し)

 

 

 

 

 

 

 

 

「貴様には今度こそこの俺の(以下、アノスに対する罵詈雑言その他諸々が続いてている)」

 

 

 

 ゼぺスのアノスに対するヘイトが天元突破してるような気がする。話を聞く感じ、どうやら俺と出会う前に既に一悶着あったらしい。皇族は煽り耐性無いからな。

 まあ、常に(アノスと皇族の間でなにかある)かもしれない運転を心がけている俺からしたらこの程度どうってことないけどな(ボリボリ)

 あ、アノスと目が合った。

 

 

 

「魔剣ゼフリードによって俺の魔力は十数倍にも膨れ上がる!!」

 

「一を増やしたところで十かそこらだろう」

 

「死ねーーーー!」

 

 

 

 むっっっっちゃ、煽るやん。アノス自身としてはそんなつもりも無いんだろうし思った事そのまま言ってるだけなんだろうけど……相手からしたら煽り以外のなんでもないんだよなぁ。

 

 ご自慢の魔剣の炎も息を吹きかけられただけで消される。実力差がありすぎて可哀そうに思えてくる。

 結果が見えてる試合だからゼぺスには降参してほしい所ではあるが、皇族としてのプライドがそれを許さないだろう。

 そうなると試験を終了させるには相手を戦闘不能にすることだが………………どうなるか。

 良くても無事には済まないだろうし、悪かったら死あるのみ。

 

 

 

「ハンデだ。俺はここから一歩も動かない。魔法も使わず、言葉にも息にも魔力を込めない。手足はもちろん、瞬きすらせずにお前を倒そう」

 

 

 

 瞬きしないとドライアイになっちゃうぞ。(マジレス)

 

 

「ハッ、言い訳を――――――ゴハッ」

 

 

 

 突然ゼぺスが全身から血を噴出した。完っ全にホラーじゃん。実際会場がドンびいてる。もう意味わかんねえよ。

 

 

「気づいたか?心臓の鼓動だ」

 

 

 

――――――――そして、アドルフは考えるのをやめた。

 

 

 

「ぐはっ」

 

 

 あ~~~、早く休みになんねえかなぁ。

 

 

「あああ」

 

 

 とはいってもこれと言って予定がある訳じゃないんだけど。

 

 

「――――――――」

 

 

 ならバチクソ寝よ。休日くらいしかしっかりと寝れないからな、寝れる時に寝とかないと。

 目指せ!六度寝!!

 

 

 

「おい!そこの試験官!」

 

「ん?」

 

 

 なんか囲まれてるんだけど、もしかしてリンチか?

 

 

「あれ止めなくていいのかよ!?」

 

「もう見てられないわ!!」

 

 

 

 あれっていうのは試験のことか?

 別にとんでもないような反則を起こさない限りは止める理由もな―――――――うわぁ。

 

 

 現状を一言でまとめるなら惨劇、ドン引きだよ。アノスの指パッチンでゼぺスが肉一つ残さずに吹き飛び死んで、それを生き返らせて最初から。

 これはひどい。

 

 

「俗にいう、三秒ルールだ」

 

 

 

 あってたまるかそんな三秒ルール。

 そんなん言うのどの世界探してもお前しかいねえよ。周りの奴らからのどうにかしろと訴えてる視線が刺さっていたい。一体どうしろと。

 

 

 

「確かに、あの行為は行き過ぎているだろう」

 

「だったら早く――――――――」

 

「だが、あれを止める理由がない(というより関わりたくない)」

 

『なっ!?』

 

「会場を見渡してみろ。他にも試験官は大勢いるのにだれ一人として動こうとしていないのは何も問題が無いからだ。それに、何かしらの問題があるのだとすれば学院側が何もしない、なんてことはないだろう。

 というわけでおとなしく座っておけ」

 

「ッ………………………………」

 

 

 不満たらたらな様子で戻っていくのを見ながら思う。

 ある程度は事前に説明を受けていたがさすがにこんな状況はだれも想定していなかったためにどう対処すればいいのかわからないのが理由の一つ。そしてもう一つの理由は我慢できなくなったのだろう。実際に会場の外に向かっているのが何人か見えた。

  

 そして、行動を起こさない最たる理由はあれには関わりたくないというものだろう。これに関しては混血純血関係なしに一致したと思う。もしあそこに行って巻き添えを食って三秒ルールされるなんて嫌すぎる。

 

 

 ゼぺスには同情しかない、あまりにも可哀そうすぎるでしょ。

強制的に死に戻らされてもすべてのルートがバッドエンドだなんて、好きな子の為だったとしても心おられるだろうな。

 

 

 そんなこんなで試合はゼぺスの降参で終了。思ったよりもよく粘ったな。プライドが高いってのも考えものか。俺だったら相手がアノスと分かった時点で降参するだろうな。

 え、プライドは無いのかって?そんなものが役に立つんですかぁ?

 

 

 

 その後も試験は続いていったが、やはりというか何というか、アノスと当たってしまったものは皆が降参したために不戦勝という形ではあるがアノスは5勝、試験合格である。

 

 

 ね、言ったでしょ。世の中にはプライドよりも大切なものがあるんだって。

 あれ、胃だけじゃなくて胸も痛いな。あれれ~、おっかしいぞ~。

 

 

 そして今年の入学者は混沌の世代と呼ばれるだけあって粒ぞろいだ。ネクロン家はもちろんだが精霊に縁のある者もいるみたいだ。全試験者を見たわけではないからはっきりとは言えないが他にもいるかもしれないな。

 

 それにしてもアノスはどうなんだろうな。昔の自分の城に自分の子孫たちが作った学院に通うことになるが、何を考えているのか。

 

 ………………………………まあいいや、なんでも。そんなことよりも

 

 

 

 

 

 なんか動悸が激しくなったんで休日は医者のとこに行こうっと。

 休みの日なのに要件を済ませようとするとか、転生しても日本人らしくていいと思います(白目)

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