インフィニット・ストラトス〜楽しき世界にするために〜 作:赤紫の彗星天宮
「えっ!?」
私、更識簪は、目の前で起きたことに理解が出来ていない。確かに纏はISの攻撃を受けた。しかし、彼には穴どころか傷がついていない。どうゆう事?
「さてとこれを見たから、お前らは壊れろ」
纏は壽應を一振りした。すると、沢山あった無人機ISは無残に分解された。
「ふぅ。簪、終わったよ」
「ぁ、お疲れ様」
「さてと、簪」
「は、はい」
(何言われるんだろう。今の事があったから、何言われてもおかしくない)
「?どうした簪」
「何でもない。それより要件は何?」
「俺を部屋まで運んでくれ」
「へ?」
「だから、俺を部屋まで運んでくれ。俺は疲れて、動けない」
「そ、そう。分かった」
「簪は、何を言われると思ったんだ?」
「それは言えない」
「そうか、深くは聞かないよ」
「有難う。それよりこの件、織斑先生になんて言うの?」
「後でUSBを渡す。俺の個人情報が入った奴を」
「そう。取り敢えず運ぶね」
「よろしく頼む」
「どうだ、元気か霊鉄」
「未だ、身体が動きませんよ織斑先生」
簪に部屋まで運んでもらってゆっくりしていると織斑先生が入ってきた。
「お前には色々と聞きたいことがあるけど、まずは、学園を救ってくれて感謝する」
「いいえ、あそこで織斑先生が行って良いと言ってもらえなかったら、学園どころか生徒すら助けられなかったと思います」
「そうか、有難う」
「それより、織斑先生が俺に対して言いたい事は分かります」
「そうか」
「そこの机にあるUSBを持って行っていただければ、俺の個人情報が分かります」
「分かった。今日はゆっくり休めよ」
「有難うございます」
織斑先生は部屋を出た。
「ふぅ、取り敢えず眠いから一眠りつくとしよう」
こうして、纏は眠りについた。
寝てから何時間たったのか分からないけど纏は目を覚ました。
(今一体何時だ?)
纏は近くにあった携帯を見た。
(嘘、もう17時半。まぁ、ゆっくり出来たと考えよう)
しかし、覚醒するにつれ、何か違和感に気付く。
(てか、誰か俺の腕を抱きしめているな・・・えーーーー。待て待て、誰だ抱きしめている奴は。ええぃもう毛布を剥がしてしまえ)
「おりゃー」
毛布を剥がすと、そこには水色の髪をした少女が纏の腕を抱きしめ、足をホールドしていた。
「すぅーすぅー」
(無理やり起こすのは可哀想だな)
纏は少女の髪を優しく撫でた。
「えへへ」
(嬉しそうだな)
「う〜ん」
(おっと、起きたかな)
「おはよう、簪」
「おはよう、纏」
寝ていた少女は同じ部屋に暮らす更識簪だった。
「どうして、一緒に寝ていたんだ?」
「嫌だったの?」
「嫌じゃ無いけど、何でだろうと思って」
「だって、あんな怖い事が起きたから」
「それで、俺が寝ているのを見て、一緒に寝たと」
「そうです」
「まぁ、無事だったから良いんじゃ無い。終わり良ければ全て良しってね」
「そうだね。それより、纏は無人機の攻撃を受けた時、身体には傷がつかなかったけどどうして?」
「それは言えない。如何しても」
「そう」
「でも安心しな。いつかは言ってやるから」
「絶対だからね」
「勿論だ」
こうして、無人機襲来事件は終了した。