インフィニットフリーズ   作:鬼龍院八幡

11 / 15
11

―某国の某所―

そこで、白衣を着た男が擦り切れた服を着た高校生くらいの少女を引きずって廊下を歩いていた。

“ガシャン”

「アグッ!」

檻に着くと檻を開け檻に少女を投げ入れる

「今日はここまでだ」

そう言うと男は檻から離れていった

「クッ!」

「おねえちゃん大丈夫?」

彼女に同じくらい少女が話しかけた

「大丈夫よ」

彼女たちは、姉の方は金色の短い髪にルビー色の瞳、妹の方は長い銀色の髪に金色の瞳、と、ほかの人とはとんど変わらない見た目をしているが一ヶ所だけ違うところがある、それは、

「ほんと、なんでこんなのをつけさせるのよ。」

「うん、なんでだろうね。」

背中に、金色の金庫が取り付けられているのだ、

「私、もうやだよ。」

「大丈夫よ、お姉ちゃんが付いているから。」

そんな風に話していると、

「?なんか騒がしくない。」

「ホントだ。なんだろ?」

「ひっ、た、助けてくれ!」

「悪いなこれも仕事なんだ。」

“ダンッ!”

「ふ~おわった。」

そう言うと彼は怪人体から人間体に戻り檻の中にいる彼女たちに気づいた

「ん?」

「ひっ」

「だ、誰よあんた!」

「あ?お前らそんなとこで何y!」

「何よ?」

「お前ら、その背中のもんどこから持ってきた。」

「は?いきなり何n「いいから答えろ!」ひっ!」

「ひ、拾ったって言ってました。」

「そうか。」

(こいつは、たまたま流れついた金庫だな、おそらくギャングラーは来てないだろうが。こんなことあんのか?)

「お前ら、これからどうしたい。」

「どうもこうも、あいつらがいたらここに居るしかないわよ。」

「あ~、あいつらなら全員始末したぞ。」

「は!?」

「うそ!」

「で、どうする?研究者以外は好きにしていいって言われてるからな。」

「でも、私たちあんまり動けなくて。」

「ん?そうか、ならお前ら後ろ向け」

「「え?」」

「いいから、ほら」

そう言われて後ろを向く、

「ほい、」

その後、ダイヤルファイターを取り出し金庫に押し付けた、すると

752615

321222

“キュピーン”

「え!」

「なに今の音!」

「まあ、もう少し待ってろ、」

開いた金庫に一つにはビクトリーストライカーをもう一つにはサイレンストライカーを入れた、

「これでよしっと、ほら立ってみな。」

「うん、・・え!」

「普通に立てる。」

「んじゃ来いよ。」

「待って!」

「なんだよ。嫌なのか?」

「そうじゃなくて、あんたの名前は?」

「ああ、そうだな、俺は月詠、いや、ザミーゴ。ザミーゴ・デルマだ。」

「そう、よろしく!ザミーゴ!」

「よ、よろしくお願いします。ザミーゴさん!」

「ああ、よろしくな!」

それが、彼らの出会いであった。

 

 

 

「ここが、あんたの家?」

「ああ、そうだぜ。」

「すごい!」

ザミーゴのアジトの空中庭園を見て二人は驚きを見せる。

「だが今日からお前らの家でもある場所だ。」

「「!」」

その言葉に二人は笑顔をこぼす。

「ということで、言うことがあるだろ。」

「「え?」」

「それって?」

「そんなの決まってんだろ。」

「家に帰ったら“ただいま”、だろ?」

「「うん、」」

「「せーの!」」

「「ただいま!」」

「おう!おかえり。」

「「ふふっ!」」

「んじゃ、早速飯にしようぜ。」

「あんた作れんの?」

「バカにすんなよ~意外と色々作れんだぜ~」

そんな話をしながら食堂に歩いていく。

「それなら楽しみにしてますね。」

「おう。今から作っからそこ座って待っていろよ」

「うん!」

「はい!」

「よし!いいへんじだ。」

その後ザミーゴは、たくさんの料理を持ってきてテーブルに並べた

「おいしそ~」

「んじゃ、食おうぜ。」

「ええ。」

「はい。」

「「「いただきます」」」

 

食事を終え、ザミーゴはふとした疑問を二人に問いかける。

「そういや。お前らって名前なんてんだ?」

ザミーゴの質問に二人は苦笑いをした

「実は、私たちには名前がないの。」

「そうか~。じゃあ、俺が付けてやるよ。」

「「え!」」

「いいの!?」

「おう。じゃあお前は陽菜(ヒナ)だ。」

「うん!」

「で、妹のお前は月菜(ルナ)だな。」

「はい!」

「改めて、これから宜しくな。」

「うん、よろしく!」

「はい、よろしくお願いします!」

こうして、名も無い少女たちに名前が付いた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。