インフィニットフリーズ   作:鬼龍院八幡

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「よっ!士郎久しぶりだな!」

「よお、織斑夏休み明けなのにげんきだな。」

「そうか?そういえばなんかお前楽しそうだな。なんかあったか?」

「分かるか?まあ待ってろもう直ぐ分かるから。」

「?」

そんな風に話しているとドアから山田先生が入ってきた、

「みなさん、おはようございます。」

『おはようございます!』

「今日はですね。皆に転入生を紹介します。」

『えー!』

「それって男子ですか!?」

「いいえ、違います。」

「なーんだ違うのか。」

「あんたどんだけ男子来て欲しかったのよ。」

「お前ら静かにしろ!」

“シーン”

織斑先生の一声でクラスは静かになった。

「よし、お前ら入れ。」

「「はい。」」

そして、そこに現れたのは、

 

「桜城陽菜です。」

「桜城月菜です。」

「「よろしくお願いします!」」

そう、士郎と共に暮らしてる二人であった。

「し〜ろう!」

その後、陽菜が士郎の席の方まで行き右腕に抱きついた。

『ええ!』

「あ!姉さんずるいです!」

「おい陽菜早く離れろ。」

「え~いいじゃない、いっしょに住んでるわけなんだから。」

『ええー!』

「な、なら私も!」

「お、おい、月菜落ち着け。」

「おいお前ら静かにしろ!そして桜城姉妹離れろ!」

織斑先生が注意するが。

「「うるさい!」」

二人は聞く耳を持たない。

(やっぱこいつら連れて来たの間違いだったか。)

 

しばらくして、二人は落ち着き二人の代わりに士郎が二人のことについて説明する。

「あ~こいつらは、俺の親戚でな両親が死んじまったから今は俺の家にいるんだよ。」

「そっか~」

「そういえば二人の背中についてるのって何?」

その言葉に二人は顔をしかめる。

(やっぱりそこになるよな。)

「あ~これはな、生命維持装置だ。」

「え、」

「桜城さんたち、何か病気なの?」

「いや、病気じゃねえ、こいつらが昔あった事故のせいでな、」

「事故?それってどんなの?」

「悪い、こいつらに思い出させたくねえからもうここまでにしてくんねえか。」

「あ、そっか、ごめんね。」

「別に大丈夫。」

「あとこいつらのISは普通とは少し違ってな。」

「え!専用機持ってるの!」

「ええ、そうよ。」

「お前、もう大丈夫なのか?」

「ええ、でも専用機のことは説明してくれない?」

「なんだよ、結局ダメじゃねえか。」

「・・・てへ☆」

「ごまかすな。まあいいか、とにかくこいつらの腕についてるISは背中の装置とつながっててなこの中に俺が持っているのみたいなのを入れるとその能力が使える。」

『えー!』

「まあでも、本質は生命維持装置だ、だからほとんど使わせないし、ほとんど試合はしねえよ。」

「そっか~」

「でもいいな~専用機」

「おまえら、」

「静かにしろー!」

先生の言葉でSHRは終わった。

 

その後授業もSHRも終わって本来ならば放課後になっているが、今日はなぜか全校集会があった。

(あ~だっり、ど~せこのあと文化祭の出し物決めもあるんだしよ~。)

士郎が、ぼー、としていると生徒会長が壇上に現れスタンドからマイクを取り出し笑顔で挨拶をした。

「皆お疲れ様。今日は貴重な時間をありがとう。今年はいろいろと立て込んでいて、今まで挨拶できなくてわるかったね。私の名前は更識楯無。君たちの生徒の長として、今学期から本格的に生徒会長としての責務を果たさせてもらうよ。以降よろしくね。」

(なるほどな~だからほとんど出てこなかったのか、暗部の長。)

「さて、それじゃあ学園際についてだけど。今回は特別な賞品も用意してあるの。」

『?』

(なんだそれ?)

「それは、これよ!」

そう言って彼女は指を弾く、するとスクリーンにあるものが映る。

そこには『織斑一夏と月詠士郎争奪戦』と書いてあった。

「今回の学園祭で一般投票で上位だった部活などには二人は強制的にはいってもらうわ。、一年の中で一組を除いて一番だったクラスに移動、ほかの学年と一組は後ほど欲しい物をプレゼント、となってるわ。みんな~頑張ってね~」

「ちょっと士郎、本当なの?」

「いや、何も聞いてねえぞ。」

「そうですか。」

月菜が冷たくそう呟く。

「る、月菜?」

「どうした?大丈夫か?」

「士郎さん、待っててください、今からあの女を始末してきます。あなたがくれた力で。」

「おお、落ち着け!そんなことしなくても、大丈夫だから!」

「お土産はあいつの首です!」

「おい馬鹿やめろ!」

「行ってきます。」

月菜が、そう言ってコレクションの力で壇上まで転移し

「あら、あなたは転入生の」

「桜城月菜です。」

「何か用かしら?」

「いえ、用ってほどのことはありません、ただあなたを」

そう言葉を紡ぎながらコレクションを入れ替えその力を使おうとした時

「いい加減にしなさーい!」

陽菜が現れ入れていたサイレンストライカーの力で月菜をその場に這い蹲らせた。

「姉さん!邪魔しないでください!そいつ殺せない!」

「やめなさいこのバカ!少しの間そのまま反省しなさい!」

「えっとなんでこんなことに、」

「すいません!実はこの子さっきの発表のことを士郎が知らないって聞いてこんなことして。」

すると、士郎も壇上に上がってきた。

「すいません本当にお詫びと言ってはなんですがこの件俺は了承しますんでこのことはなかったことにしてもらえませんかね?」

「え、ええ分かったわ、こちらこそ事前に伝えなくてごめんなさいね。」

「大丈夫ですよ。それじゃあこれで、ほら行くぞ」

「ええ、失礼しました。」

「う~なんでこんなことに。」

「ほらいくよ!」

「待ってください姉さ~ん」

「なんだったのかしら」

 

 

 

集会が終わりクラスに戻ってからクラス代表の織斑を通信に文化祭の出し物決めの話し合いをしていた

「えっといまでているのは。」

【男子生徒によるホストクラブ】

【男子生徒とのツイスター】

【男子生徒と王様ゲーム】

「全部却下!」

『えー』

(盛り上がってんなーまあ若いってことか。)

「アホか!誰が嬉しいんだこんなもん!」

「私は嬉しいけどな~」

「え!」

「そうだ!そうだ!女子を喜ばせる義務を全うせよ!」

「は!?」

「男子生徒は一組の共有財産である!」

『そーだそーだ』

(こりゃ長くなるぞ~、ん?」

そんな風にしていると、陽菜に袖を引っ張られた。

「どうした?何かあったか?」

「月菜が、」

「月菜がどうした?って!」

「ふふふふ。」

そう言われて月菜を見ると、すぐにでも人を殺しそうな目をしながら笑っていた。

「ふふふ、コレクションの犠牲になりたい人は何人かしら~」

その言葉を聞き、女子達は、

『普通の案を出すから落ち着いて!』

と、言って案を全て撤回した。

その後、ラウラが出した案の【喫茶店】という無難な物になった

 

 

 

 

 

 

一方その頃、生徒会室では生徒会長の更識楯無と書記の布仏虚が仕事をしながら話していた。

「は~怖かった、あれ陽菜さんが止めてくれなかったら多分私死んでた。」

「ですが、今回はお嬢様の方に非がありますよ。いくら男子生徒を生徒会に入れたいからって」

「うん、確かにそれもあったけど、月詠君にはほかにも狙いはあったの。」

「ほかの狙い、とは?」

「虚は知ってる?ザミーゴ・デルマのこと。」

「ええ、確か裏社会で何でも屋をやっている男で彼に頼めば100%その依頼は達成されるそれほど実力を持っていると」

「そう、でも彼の正体は誰も知らない、でも私は月詠君彼がザミーゴだと思っているの。」

「え!なぜですか!?」

「実はね少し彼のことについて調べようとしたの、そのために彼の部屋のパソコンにウイルスを入れてね。」

「は~またそんなことを。それで有益な情報があったんですか。」

「いいえ、情報を得るどころかパソコンがフリーズしたの。」

「え?フリーズ?」

「そうフリーズ。しかも一度だけじゃなく何度も」

「それって」

「そうザミーゴのことを調べようとして死んだ人のパソコンと同じようにね」

「!」

「偶然にしては出来すぎてると思わない?」

「ですが。」

「でも、これで確信したわ。彼がザミーゴよ。」

「なぜです。」

「彼は月菜さんが私を殺そうとした時焦っていたわ。でも彼は、私が殺されることよりも、月菜さんが急な行動をとったことに焦っていたわ。」

「・・・。」

「彼はおそらく人を殺したことがある。それも一人二人なんてものじゃないくらいね」

「ですが、・・」

「あなたが何を思おうと構わないけど後悔だけはしないようにね。」

「失礼します。」

(あの子はほんとに不器用ね。でも頑張りなさい。)

(彼女たちは手ごわいわよ~)

そして彼女は『精進』と書かれた扇子を広げた

 

(彼が、裏社会で何でも屋をやっているかもなんて)

(でも私は、)

『大丈夫ですか~?』

『なら、俺が守ってやりますよ』

(私は、彼が好き)

「負けませんよ!陽菜さん、月菜さん」

その言葉と共に彼女は覚悟を決めた。

 

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