それが日常   作:はなみつき

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初投稿です。作者が文を書く練習(日本語がおかしくないか的な意味で)をするなら楽しいほうがいいということで始めました。これで皆さんが楽しんでくれたら一石三鳥ですね。


A's
はじまりと1話


 

 目が覚めたら一面真っ白だったとさ。

 

 思うんだが、こういう時「ここは? おれは確か(ry」って感じに言っているのはいったい誰に話してるのかね。誰もいないことはわかっているのに……いや、実はわかっているのかな? 背後で神様的存在が立っていることを。まあ、まじレスすると声に出して自分の今の状況を確かめてるんだろうね。じゃあここはおれも例に漏れずに、せーの

 

「ここh」

「」

「なんだよ、邪魔するなよ」

 

 ふむ、なんだか幼女の声に呼び止められたよ。どうやらおれにも背後にいる神様的存在を感知する能力があったようだ。

 

「」

「あ、目の前にいるんですか」

 

 全く気がつかなかったです。はい。いや、まじで見えないから気づきようがない。

 

「」

「え? 転生? 一つの世界で一人だけのビッグチャンス? そいつはラッキーだ」

 

 どうやらそういうことらしい。

 

「」

「ほしい能力を一つだけあげるって?」

 

 ほしい能力かー。王道だと王の財宝とか無限の剣製とか……かな? あ、でも転生する場所によってはゴミになりかねない。

 ふっ、だがなおれは中二病はもう4年前に完治しているんだ! どうせもらうなら便利なものがいいな。ふむ、勉強? 掃除? 料理? うん、よし

 

「常に最高の体調、体型を維持できるようにしてくれ」

 

 別に体が弱かったとか太りやすい体質だったというわけではないがおれの好物は甘いものなので食べれば食べるほどそれは糖尿病、肥満への着実な一歩になってしまう。どうせチートがもらえるなら好きなものを好きなだけ食べても大丈夫なくらいどうってことないだろ?

 

「」

「うむ、構わん」

 

 本当にいいのか? 見たいな確認をされたが、大丈夫だ、問題ない。あ、そういえば

 

「おれはどこに転生するんだ?」

「」

「魔法少女リリカルなのは……ね」

 

 アニメは結構見るほうだったから名前はよく聞くし、知っている。ただ興味はあったんだが結局見なかったね。物語の内容を知っていれば大分楽だっただろうに。ちょっと後悔。

 

 

 さて、プロローグが長いと物語を読む気が失せちゃうよね? おれもだよ。プロローグが全体の約1/5を占めていた小説を読んだ時があるからよくわかるよ。

 

「」

「ん、じゃあがんばりますか」

 

 そしてはじまりましたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うーん、今日もいい天気や」

 

 カーテンを開けながらそう呟くのは車椅子に乗っている美少女。朝起きて、歯磨いて、着替えて、朝ごはん作って、朝ごはん食べて、皿洗いする。毎朝のルーチンをこなしてしまうと今現在休学中の身では、やることがなくなってしまい暇になってしまう。

 今日は図書館に行くか、家でグダグダ過ごすかなど考えながら冷蔵庫の中身が寂しくなてきたことを思い出す。

 

「こんな日には布団でも干したろか」

 

 とりあえずとして、せっかくのいい天気なので布団を干すことにする。少女は今まで自分をくるんでいた布団をできるだけ小さくなるようにたたみ、膝の上に置く。

 

「ふんふーん……ん? なんや、私もう布団出したんやったっけ?」

 

 庭にある物干し竿にはすでに布団が掛かっている。だがその布団はよく見ると布団にしては幅が狭いし、折れていることを考慮しても明らかに短い。

 というか、今現在自分が持っているもの以外の布団はタンスで眠っているのでありえない。

 

 !? この布団動くぞ!

 

 なんてことを考えながら少女は抱えている布団を一度置いて物干しざおにぶら下がっているそれに近づいてみる。よくわからないものが自分の家の物干し竿に引っ掛かっているから少し警戒しているがらも、確かめなくてはいけないので近づいている。決して好奇心だけではないのだよ?

 

 するとそれは少女の方を向いてこう言った。

 

「お腹すいた」

 

 この時少女は理解した。これから魔法と科学が交差するお話が始まると。だけとりあえず彼女はこう言う。

 

「ごめん。うちには夏の暑さでだめになっているであろう焼きそばパンも傷んだ野菜もないんや」

 

今は春である。

 

 

そして二人は出会う。

 

 

 

 




くっ!まさか…まさか…、投稿するためには最低1000文字必要だなんて…ッ!
圧倒的違和感!

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