ハイスペック退屈少女と陰キャで淫乱な黒い猫 作:カボチャスパークリング
#箱庭探索
【潜入】友達の家から配信【箱庭にわ】
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「やあやあ箱庭の民達。にわさんだ」
今日も唐突に来たな
相変わらず自由
ブラジルから帰ってきたんか?
「友人の家に来たんだけど、留守だったからここから配信するZE」
ちょっと何言ってるか分からないですね
留守なのになんで入ってるんですか……
まさか……不法侵入?
「合鍵持ってるから不法侵入じゃないんだな~、これが」
えっ?
てぇてぇ案件?
NTRの可能性も……(ガタッ)
「女の子の可愛い友達。にわさんよりやべー奴です」
これは空想の友達
この自由人越えるなら今宇宙にいるくらいじゃないと……
皆のにわちゃんへの評価酷すぎww
「まあ、そんなわけで家主いないので暇です」
出直せば良かったのでは?
一番渡しちゃいけない人に合鍵を
なんかゴソゴソ聞こえるけどどした?
「とりあえず、お菓子と飲み物いっぱい漁ってきたので食べまーす。まずはカステラとコーラですね」
むしゃむしゃするな、ありがとう
その組み合わせ合わんくね?
コーラは万能だから……
誰か人の家で勝手に食べてることにツッコミは……?
「本人絶対否定するけど、プリンが大好物なんですねぇ。ちなみにこれ最後の一個」
悪魔!
人間のやることじゃない
これはあるてま
「名前書いてなかったのでしょうがないですにゃ~。んまんま」
それはしょうがない
※勝手に侵入した上での一言です
↑草
「冷蔵庫にまだまだ大量のコーラが入っていたので全部振ってきた」
草ww
実際やられたらキレる奴ww
「さらに、いくつかの中身を醤油と入れ換えようと思うっす」
なんでこの人の友達やれてるんだろ?
そう思うとてぇてぇ?
てぇてぇ……か?
今すぐ合鍵回収しろ
¥150
これでコーラ買ってあげて……
「じゃ、仕掛けも終わったし、ブラジル土産置いて帰るんるん」
それ渡しにきたんか
ツンデレ?
いや、明らかにツンのイタズラが強すぎる
照れ隠しなんですよ(小声)
「後でコーヒー豆100kgも届くからきっと喜んでくれるはずー、わくわく」
確かにブラジルはコーヒーの生産量も輸出量も世界1位のコーヒー大国であり、生産量は2百万トン以上、全世界の生産量の約3分の1を占めているけどもww
↑唐突な説明口調ありがとうww
仕入れかな?
一万杯くらいになるんじゃ……
きっと滅茶苦茶コーヒー好きな友達なんだよ(チラッ)
「そういえば、彼女はコーヒー飲めないけど、ま、いっか」
ガチの迷惑行為で草
そもそも豆を挽くコーヒーミルとかがないとただの豆なんじゃ……
↑探せば代行してくれるお店もあるから( ̄▽ ̄;)
本人飲めないからどれだけ挽いてもただの粉w
「それじゃあ今日も元気に~ジャンケン、ポン!バイバーイ」
貴女いつもそんなことしてませんよね?ww
キャラがブレブレ過ぎて逆にオリジナルティ
足首長おじさん
¥10,000
にわちゃんの友人、強く生きてくれ
◆
『ツッキーへ。ブラジルのお土産です、食べてください』
食事は美味しくて、店員さんとも仲良くなれて、とてもいい気分で帰宅すると、リビングのテーブルの上に、そんな手紙と共に、大量のお菓子が積んであった。
「全く……帰ってくるのを待っててくれても良いじゃないですか」
放っておくと、野宿でも平気でする友人なので、好きなときに使ってくれと合鍵は渡してある。だからこうしてお土産が置いてあることは何ら問題ではないのだが、折角帰って来たのなら私が帰るまで待っててくれても良いと思うのだ。
この前私が怒っていたことを気にしているのだろうか?とも思ったが、あの人がそんなことを気にするわけがなかった。気遣いや、遠慮とは無縁の自由人は、きっとまた我慢しきれずに世界のどこかへ旅立ったに違いない。ブラジルへ行く前、ここ最近はずっと日本にいたので、仕方ないといえば仕方ないか。
こうしてお土産を置いてってくれたということは元気でやっているみたいだし。ただ……。
「この量を私一人で食べ切れると思っているんですかね……」
同年代の女子と比較すると多少食べる量は多いかもしれないが、私とて、テーブルいっぱいを埋め尽くして積み上がったお菓子の山を食べ切れる自信はない。
一先ず、賞味期限を確認しようと、手近な箱の包装を開けてみると、中身はブリガデイロというブラジルで定番のお菓子だった。
コロコロとした球状で、コンデンスミルクとココアパウダーを混ぜ、チョコスプレーを全体にまぶしたこのお菓子は、日本のお菓子と比べると驚く程甘いため、コーヒーなどと一緒に食べるとより美味しいと聞いたことがあるが、生憎と私はコーヒーが飲めない。
二・三箱開けてみたが、中身は全部このお菓子で、どうして同じものをこんなにいっぱいと疑問に思いつつ、彼女が選んで買ってきてくれたのだと思うと、それだけで嬉しくもある。
お腹はいっぱいだったが、デザートに数個頂くことにする。冷蔵庫から取り出すのは宿敵コーラ。冷蔵庫を支配しているこの飲料水は早々に片付けなくてはならないのでブリガデイロのお供に決定だ。
グラスに氷を入れたので、注ぐべく、コーラを開封する。今日は調子が悪いのか、プシュという小気味好い音は聞こえず、すんなりと開いた。グラスに注いでみてもシュワシュワと弾けるような様子もない。不思議なこともあるものだと思いながら、私はお土産のブリガデイロを口に入れた。
広がるのは濃い甘み。味や食感はトリュフチョコに近いが、比較すると、やや外側が硬く、中はソフトに仕上がっている。どうやらちゃんと美味しいものを買ってきてくれた様だ。前なんてお土産のグミだって渡されて食べたら激辛グミで酷い目にあったからね。
私は少しだけ懐かしく感じながら、一旦口の中を落ち着けようとコーラを口にした――してしまった。
「んぇ――――!?」
思考がぐちゃぐちゃに破壊されるような衝撃。私の口を蹂躙する独特のしょっぱさ。そう、これは――醤油だ。コーラ、つまりは甘い飲料水だと思って口にしたため、その予想外のしょっぱさはあまりに衝撃だった。かなりの量を飲んでしまったため、えずきながら冷蔵庫へ走り、コーラを取り出す。
今度はしっかり、プシュと音がして―――
「あわわわ、が!!?」
――溢れるように飲み口から吹き出すコーラ。メントスコーラ程の勢いはないが、それでも床へびしゃびしゃと流れていき、折角洗濯した服も再びコーラの雨に晒される。
「な、ななななんなんですかこれはぁあああーーーー!!!」
私の魂の叫びが深夜の高層マンションに木霊した。
返して!私の感謝の気持ちとか!ちょっとノスタルジックに浸った気持ちを返して!
全然いつも通りだよ!激辛グミから何も変わってないよ!しかも良く見たら冷蔵庫のプリンないし!カステラとか荒らされてるし!
あの人、つまみ食いしてイタズラ仕掛けて帰っただけじゃん!逃げただけじゃん!
今すぐ帰ってこい!流石に今度という今度は懲らしめてやらないと気が済まない!
「うぅ……」
私は怒りのままに電話をかけるが繋がることはなく、結局、深夜にコーラでベタベタになった床を掃除して、お風呂に入った。そして、予定していたSNSアカウントの作成などやる気も起きず、その日はそのまま、ふて寝。
「ぜ、絶対許さない……本当に怒ったもん……」
次の日、朝から運び込まれる大量のコーヒー豆。先日購入した飲料水とコーヒー豆で天井まで埋め尽くされた廊下で、潰されそうになりながら、私は涙目で決意した。
インターネットショップで購入。
吸水モップ
業務用コーヒーミル
全自動コーヒーメーカー
書籍 【絶対ハマるコーヒーの世界】
書籍 【コーヒーが苦手な人必読!簡単短期間での克服方法】
本日のつぶやいたー、トレンド入り。
箱庭にわ
プリン論争
コーヒー豆100Kg
友人の正体は箱庭にわさんでした。
今後もガッツリ絡んでいきます!が、登場する度、主人公が酷い目にあっている気がする……。
このままだとにわさんがただの迷惑な人になってしまうので、次話で挽回してくれるはずです。
次話、荊さん配信回です。