「………フッ!」ブンッ
「………」ヒュン!
「あぶっ!………やはり相殺されたか…」
「強い…少しでも気を抜けばスノーデビルの皆さんのように…」
「(顔冷たい…)」雪に顔が埋もれてる
「……いつまでこうしてれば?」うつ伏せ
「さぁな…もう…眠いんだ…」燃え尽きてる
「寝たら死ぬぞ!?」バシャ
「だからって熱湯かけんな!すぐ冷えるだろうが!!」
「ごめん…もっとかけてやらァア!!」
「ヤメロォオォ!!」
「…退場した方が楽な気がしてきます」
「もうちょっと頑張ろうぜ?ほら、ちょっとみてみろよ」
「………」ソワソワ
「なんか姐さん楽しそうだろ?」
「楽しそうだな…と言ってもどうする、普通に投げても相殺されるだけだ、石でも詰めるか?」
「ドクター、それはただの凶器です」
「冗談」
「そんな事したら俺達が殴るからな、原型が残らなくなるまで」
「いや本当に冗談だ…石なんて入れられたら誰だってそうする、私だってそうする」
雪合戦が始まり数分…最初はまだ人数が居たが反撃しようと身を乗り出せば出た箇所に大量の雪玉……せめて相打ちと決死で投げた玉も無慈悲に相殺、さらには
「まさか二方向からの全力投球が突然の雪の壁で防がれるとは………あれ反則では?」
「雪だからいいんだよ(適当)」
「なるほど(?)問題はないですね(??)」
早速アーミヤが寒さと場の空気によって頭が良い感じに壊れはじめた、そして唯一ツッコミにまわれそうな最後の砦ドクターは…
「雪なら大丈夫だな!」理性0
もう手遅れだった、そうさっき既に最後の初級理性回復剤を雪の中に落としてしまい、既にドクターは理性などなくなっていたのだ!!
「実は…雪を集めてから溶かして、それで即席麺作って食べるのが憧れなんだ…」
「雪山のある程度の高さの雪ならいいが…普通に街とかに降ってるのはやめとけ、腹壊すぞ」
「そうなのか…」
「なんの話をしていたんでしたっけ…」
「何って…そりゃあ…」
「「打倒姐さん(フロストノヴァ)作戦会議……はっ!?」」
「いかんいかん、何かに意識乗っ取られる所だった」理性1
「もうかなり危ない所まで行っていましたよ、ドクター」
「これが、極寒の恐怖か!、久々に体験したぜ…」
『違うと思います…ストーブ機能ON』
アーミヤの抱えているぬいぐるみのコートが赤くなると、周りの空気が温まり出した
「………あったかい…」
「あったけぇ…」
「救いの光だ…」
「………雪溶けないかこれ?」
「大丈夫だ…どう言うわけか溶けてない…」
『………一つ提案があるのですが、よろしいでしょうか?』
「…話を聞こう」
「……(ずっと立っているのも、疲れるな…よし)おーい、兄弟達」
「敗「敗「敗北者…??」
「言ってない、少し手伝ってくれ雪で椅子を作る」
「あ,はーい!」
数分後〜
「………なんだ…これは?」
「なんか…凄い…豪華ですね」
「テンション上がり過ぎちゃいましたね…」
目の前にあるのはフロストノヴァの身長よりも高く、さらにかなり豪華な装飾と細かな模様が彫られている氷と雪の椅子だった、肘掛けには雪うさぎが二匹乗っている
「王座の椅子って言うか何というか…」
「………できた!」
「お前はお前で何………器用だなお前!?」
スノーデビルの隊員が汗を流し完成させた物は…等身大のレユニオン幹部とそのリーダーの雪の像、今にも動き出しそうな程の完成度、そしてその像の表情は皆何故か笑顔である
「何故こんなにも笑顔なんだ…完成度はすごいが」
「作っていたら何故か…こう、笑顔に、できるならレユニオン全員分作りたいですけど…」
「流石に時間がないな…写真に保存しておくとしよう」スッ
「姐さんなんで持ってたんですか…?」
「…………」パシャ
「無視しないで下さい!?」
数時間後〜
「……よし!作戦内容は叩き込んだ…逝くぞ!」
「勝ちましょう…絶対!!」
「俺達の戦いはここk「それ以上は打ち切りみたいだからやめろ」
そう意気込み、ドクターとスノーデビルの隊員1人が両側から飛び出す、目の前には王座の椅子に足を組みこちらを見るフロストノヴァ
「………え,なんだあれ強そう」
「止まるな!走れ!ロドスの!」パスパパスッ!
「!、あぁ!分かってる!」
そう言いながら両側から全力でフロストノヴァに向かい走っていく二人
「………さっきと同じか?舐められたものだな」
「そらっ!」ブンッ
「…!!」ブンッ
二人が雪玉を投げる…それを相殺せんと雪玉が当たる…が
………パスッ…パスッ!パスッ!
「………固めて氷の塊にしたか!当たると普通に痛いぞ!」
「「ごめんなさい!!」」
「私は許そう!!だが!!」
そう言うと雪玉の展開をやめ高速で自身の周りに厚い雪の壁を作り出す
「これで……「今だ!」なにっ!?」
……ラビットフット…フルパワー…━━
バゴォ!!
突如フロストノヴァの足元から何かが高速で飛び出てくる
「グッ…ハァ!!」ガンッ!
「まだです!!」ボフッ!
その飛び出した何か…レダスーツのアーミヤは次に空中を蹴り、フロストノヴァに迫る
「クッ…まだ…まだだ!!」
フロストノヴァは氷の壁を作り、その突撃を止める、その硬き氷の壁に黒ウサギは手を突き出す
「レダ!!」ガチャン!!
『スノーキャノン!準備OK!!……ファイヤ!!」
………白き線が、黒の螺旋の光と共に氷の壁を突き破り、フロストノヴァを貫く
『………貫いちゃったぁぁあぁあ!!!???』
………想定外だったようだ
「レ、レダさん!?こんな、こんな威力なんですか!!??」
「あれ、あれって!ただの雪玉を射出しただけなんだよな!?いや、なんか黒い螺旋状のやつと共に姐さんつらぬ@&^> !??」
『あ,アレ?威力こんな…あ、あぁ!!??調整欄がいじられてる!アーミヤのアーツも一緒に強化されて……強化鋼さえ貫く威力になってます!!ぁぁあぁあ!!!』
「お、落ち着け!!フロストノヴァ!!大丈夫か!!」
「……………」
「ね、姐さんぁあぁあぁん!!!」
「………煩い!!」ムクッ
『イキテルゥウゥゥうぅぅ!!!???」
「全く…落ち着け、お前達、………見事だ、みろ心臓部の上の服が綺麗になくなっている」
「と、とりあえずコートを…」
「ああ、ありがとう………そんなに起き上がったのが不思議か?」
「え,えぇ…完全に貫いて、死んでしまったかと…」
「ハハハ!!まぁそうだな、死ぬほど痛かったさ、が一つ、とある事を知っていればこんな事は予想がつく、それよりだ、よくやった、良い連携だった………慢心なぞしなければよかった」
「あの椅子に座ってる威圧感凄かったな…周りには大量の雪玉が浮かんで…」
「あ,あれは、その、あれだ、……興がのって、………忘れてくれ」
「かっこよかったです姐さん」
「やめてくれ、…これ以上は思い出すと恥ずかしくなる思い出になる…」
「かっこよかったです」
「や「かっこいい!「よっ!雪合戦マスター!」「さ、流石フロストノヴァさんです!!『記録完了しました』いじめかお前達!?」
「後で作戦記録にまとめて見よう」
「消せ!今すぐに消せ!………と、とにかくだ、私は戦い、負けた…好きにするといい」
「………ではこの記録も好きにしますね」ニコッ
「…これが………これがロドスか!」
━━━━
━━
━
「………こんな感じだな」
「レダさんその記録後で見せてくれません?見たい」
「俺も見せてくれ」
「心がないのか二人とも……」
「心臓はあるぞ」
「俺も一応あるな」
「当たり前だろうそれは…そもそもないのに生きてる奴が何処にいる?」
「居るさ!ここにな!」バァァン!!
「さっきあるって言ってただろ馬鹿」
「動くも止まるも自由自在さ、フッハッハ」
「なんだこいつ…」
「………なんかあの空間入りづらいですね」
「そうだなぁ…ただの仲良い会話なのにな…」
「自由に入り込んで大丈夫っすよ?」
「うわぁ絡まれた」
「おーいドクター君!ちょっと書類くんね?終わらせとくからさ…な?友達だろ?休めよ」
「なんだその………あれよく聞けばただのいい奴だこれ」
「おいおいロドスのドクターとうさぎぃ?、これ飲むだけでふわふわしてすぐ夢心地だぜぇ?ほら飲めよ?な?」
「な、なんだこれ」
「ホットミルク」
「身体あったかくなって眠くなるな…」
「な、なんだなんだぁ?子うさぎ、寂しいのかぁ?、話し相手になろう、飴食べるか?」
「い、いただきます」
「フーさん…最初っからただのいい人…」
「演技力が足りんな………何やってるんだ俺は」
「スーさんもだいぶギャグ要員に」
「やめろ!そう言うギャグ要員はあっちの黒猫とかにしとけ!!」
「え!?私!?」
「あの人はほら、もう単体でいいから」
「それはどう言う評価なんだ…??」
その後 色々とありフロストノヴァ(+雪怪)がロドス入りを果たし、Cがスーさんを拘束して、ロドスに確保された………Cは逃亡したが
「覚えてやがれよCぃいぃぃいぃ!!!!!」バッタン!バッタン!!
「スーさん!とりあえず落ち着いて!!血が!血が出てます!!」
はい、………続きが思いつかない(今それ言う?)、本編の更新がきっと遅れます、多分明日の復刻してイベント書きたくなるんだろうなぁ…またちょっと本編未来の話ですが多分書きます(いつもの)では、また