monster:《
《
hand:0
set:0
open:《ナンバーズ・ウォール》
cemetery:《ネクロ・ディフェンダー》《ダメージ・イーター》《タスケルトン》
POLICE:LP8200
monster:0
hand:0
set:0
TURN13 BECTOR’s TURN
《
ポリス「――――ッッは、がはっ……が――」
闇のデュエルによる衝撃で吹き飛んだ真月をベクターは冷やかな眼で見下す。
ベクター「なぁ、どうすんだ? 手札0、モンスターも0、伏せカードもなけりゃ墓地で発動するカードも無しってとこまで追い詰められて、その上俺様の場のカオスナンバーズは《ナンバーズ・ウォール》によって破壊されねぇ、起死回生のモンスター効果を発動できたところで《アンブラル》に効果とライフを削られるだけだ……ってとこまで追い込まれてよぉ?」
ベクターが自分の影を見やる。……確かにドン・サウザンドの力を感じるが、それも希薄なものになっていた。
ベクター「この空間だってお前が負ければ無事じゃすまねぇかもなァ? ああ、ドン・サウザンドの力を吸収したんだっけか? ――でも、この通り俺様がお前から奪い返してるもんなァ? これじゃあ俺の一人勝ちってかァ?」
ポリス「――ぐ、ぐぅぅ……は、ハァ、ハァ、ハァ」LP:8200→5200
真月が立ち上がる。そしてベクターをにらみつけるが、ベクター自身は嘲笑するのみだ。
ベクター「まぁ俺も手札ねぇし? これでターンエンドな訳だが―――お前が次のドローで負けを確信して、その上でちょ~っと
ポリス「協力、だと……?」
ベクター「そうそう、協力関係になろうって言ってんだぜ? まずは俺様
【オ……おのれ、ベクター……裏切るつもりか……】
ベクター「ハァ? あのなぁ、俺様はお前に利用されてきてんだ。ちったぁこっちがお前を利用しても恨みっこ無しじゃねぇの? もし奴が協力してくればこれからはエネルギータンクとして十二分に利用してやるよォ!!」
ベクターとドン・サウザンドが言い争ってる間に、真月がなにやらぶつぶつと声を出す。それに気付いたベクターが怪訝な顔をすると、
ベクター「!? オイ、何だ…その、
真月は笑って答える。デッキの一番上に手をかざしながら。
それは降参の合図ではなく――まぎれもない勝利宣言だった。
ポリス「我等マイナデスのデュエルは常に偶然。ドローカードさえも、天命が気紛れに創造する―――このドローが私を勝利に導くか、それとも貴様から逃れる敗走の一手となるか――」
「偶然」「気紛れ」と言いつつも、勝ちを確信する真月がその光り輝くカードを引いた瞬間。
ポリス「マイナデス・
空間の歪みから果てしない光が溢れ――光が収まると、その手には一枚のカードが創造されていた。カードを確認した途端、勝利を確信していた真月の顔が歪む。苦笑いで。
ポリス「……貴様の言うように、正義のバリアンは自らを犠牲に悪を倒すようだな。皮肉なものだ、《
ベクター「シャイニング・ドローに、ランクダウンだとォ!?」
ポリス「ああ。マイナデスが虚構を司る存在である限り、我等には無限に可能性があるということだ!! この《
ベクターが驚愕したのも無理は無い。シャイニング・ドローはサルガッソでのゼアルや古の戦いにおけるアストラルのように、アストラル世界の力を持ったデュエリストによる究極の力。
それをいくら嘘で固められた存在だとは言え、想像だけで無理矢理実行するなんて正気ではない。
しかも、それで創造したのは《
ベクター「もしかして――!!」
この遺跡における狂信者達が行った行為。白紙のカードに
だが限りない欲望とはいえその身は有限だ、自身がカオスに侵されればそこまでのカードしか生み出されない。それをコイツ等は
ポリス「私はエクストラデッキから、《
真月の場にランク3の魔法使い族――どこか《シャイニング》に似ている――が現れたかと思うと、その体を透明な何かが覆い始める。
ベクター「な、何が」
ポリス「言い忘れていたが、《
ベクター「何ィ!!?」
ベクターの場にある《アンブラル》が苦しみの声を上げて斃れ、《ブラック・ボックス》の中身が灰になり隙間から落ちていた。そして消え行く自分のカオスナンバーズに目を取られていた一瞬の間に、準備は整ったらしい。
ポリス「カース・コロージョン!! 我が望みを光に変えよ!!《
ベクター「ランク13――呪われたナンバーズだと!!?」
ポリス「《
いつのまにか全身がびっしりと透明な殻に覆われた道化師。その殻に罅が走ると、中から漆黒の魔導師が姿を現す。
《ケイオース》ATK 6500→0
ベクター「攻撃力、ろくせん……ん?」
ポリス「このカードは「
《ケイオース》ATK 0→6500
ベクター「ひ、ヒィィィィ!!!!」
ポリス「さて、君を攻撃すれば私も8000のダメージを受けて共に引き分けとなる。交渉は決裂だが、せめてもの情けだ。君は外に出してあげよう。ドン・サウザンドから十分に力は得たが、まだ問題なく生きているようだからな、仲直りでもするといい。我等マイナデスの創り上げた世界で、君とドン・サウザンドがどう動くのか、楽しみにさせてもらうとしよう」
あ、助かるんだ。と思うベクター。が、既に包囲網が出来上がっている気がしなくもない。
特にドン・サウザンドをどう言いくるめればいいのか。
ポリス「さて、2800のオーバーキルダメージか。覚悟を決めるか……《ケイオース》、ベクターにダイレクトアタックだ!!」
目の前に呪われた光が迫ってくると共に、ベクターは「真月がいる以上、九十九遊馬に取り入るのは難しいよなァ……」とよからぬことを画策していた。
* * *
???「……爆発オチって好きじゃないのよね」
ポリス「すまないな「ステラ」、芸がなくて」
ステラ「まぁ、仕方ないわよ。世界がそう望んだのだもの」
ポリス「では、君の所在も「世界が望んだのだ」と納得できるのか?」
ステラ「出来るわけないでしょ? 「アリス」は薄っぺらい感情に振り回されてるけど、私は違う!」
ポリス「………」
ステラ「私は決して赦さない。私と兄さんを引き裂いた男を――そして何よりも私の居場所を奪ったあの女を!!」
ポリス「……ステラ」
ステラ「あの女だけは、赦してなんかやるものですか……!!」
次回から偽学園生活(2年の部)、なのかアストラル編なのか。未だに迷ってます。
前回のミス。真月の場に魔法・罠が無い状態での《アンブラル》のデメリット。
×「ナンバーズウォールぶっ壊す」
○「壷が無意味に残ってるのでぶっ壊す」
封印したカードがフィールドを離れても壷は残ったままなので、レプリカ共々【神炎皇ウリア】デッキに採用するのが吉かと思われます。ウリアさんが焼き払った後でマジックプランターで手札に変えるも良し残したまま罠モンスターでトレスラグーン召喚して圧迫祭りを始めるもよし
新規RDMとMXと呪われた104は出待ちです。