遊戯王ZEXAL ~もうひとつの世界   作:夜想曲

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学園編が本格的に始まる前に設定をごちゃっと。

あと本小説におけるハートランド学園(偽)では、小等部・中等部・高等部が存在します。
あとドルベが2年でミザちゅわんが生徒会やってます。バリアン組の苗字はほぼ捏造済み。


日常と影

 

「どいてどいてー!!」

 

小さな少女が通学路を走る。

道を行く学生、社会人達は驚いた顔をして道を譲る。

 

「わ、った、っとと!」

 

掃除中のオボットを追い越したと同時にバランスを崩して、転びそうになる少女。それを中等部の少年が支える。

 

少年「大丈夫か、イリス」

イリス「ドルベお兄ちゃん!」

 

ドルベと呼ばれた少年は友人と共に通学路を歩いていたようだが、少女の危険を察知すると助けに向かったようだった。後からクラスメイト達がやってくる。

 

ミザエル「危ない真似をする……無事だったから良いものを」

ギラグ「イリスちゃん、転んじゃったら危ないだろ? あんまし兄ちゃん(ドルベ)を心配させないようにな」

イリス「はーい、ごめんなさい!そうはち兄ちゃん!」

 

3人はクラスや学年こそ違うが固い絆で結ばれた友人同士であり、身寄りがなく兄妹で過ごす塚本ドルベ・イリスと一人暮らしのミザエル。そして厳しいながらも心優しい武家屋敷の生まれである壮八が2人を気にかけたのがそもそもの最初である。

プライドが高くあまり他人と関わりを持たないミザエルが積極的に人と関わる生徒会に入るきっかけを作ったり、両親がいなくなったイリスの心をドルベと共に解きほぐしたりしたのも壮八ではあるのだが、最近の壮八(ギラグ)は随分と俗に染まってしまい、住職の団三郎は「他人を助け、その固い頭を少しは柔らかくせぇ」と言った手前責めるに責められないというのは余談である。

 

設定説明はさておき。

 

ドルベはイリスの頭に手をのせるとイリスの顔に満面の笑みが咲いた。

 

ドルベ「どうしてそんなに急いでいたんだい? まだ学校は始まるのに時間があるだろう?」

ちなみにハートランド学園の小等部は8時から、中等部は7時50分からである。現在の時刻は7時10分、生徒会や委員会活動のあるドルベ達と違って小学生には少し早い時間帯だ。

 

イリス「あのね、昨日お兄ちゃん達でおとまりして、私はももえちゃんちでおとまりしたでしょ」

そしてこれが兄妹2人が揃って登校しない訳である。ドルベはそのまま促す。

イリス「それでね、かんなちゃんが飼育係で今日当番なんだ! 私もうさちゃんのごはんあげるの手伝うの!」

ドルベ「そうか、それじゃあ急がないとね。でもさっきみたいなことがあると危ないから一緒に行こうか」

イリス「うん!」

 

手を繋ぐ兄妹、そしてミザエルとギラグはそのまま学校へと向かう。

学生達はハートランド学園へ。何も変哲のない日常。

 

 

イリス「?」

ふと、イリスはすれ違った人を見やる。

 

ミザエル「どうした、イリス」

イリス「―――?」

首をかしげ、何かを思い出そうとするイリス。

 

ドルベ「……イリス?」

イリス「ううん、なんでもない! 行こう!」

結局少女はその違和感を「気のせい」だということにして、そのままドルベ達と共に通学路を行く。

 

それを眺める少女がひとり。建物の陰にいてよく見えないが、どうやらドルベ達と同じ程度の年齢だろう。

 

「ふふ、楽しそうね」

 

その少女が路地裏へと回る。目の当たりにするのは、先程(・・)のデュエルによる戦いの痕。遺されたモノ()から察するに、既に相手は生きてはいないだろうことだけがわかる。

 

「あーあ。こんなに散らかして……誰が後片付けすると思ってるのよ、「ステラ」ってば」

 

そうして少女が――マイナデスの使徒「アリス」が手を振ると、血溜まりもへこんだアスファルトも砕けた外壁も、何事もなかったかのように全て元に戻った。

 

アリス「そうだ、折角だし――」

 

マイナデスの少女が大仰に腕を振るうと、先程までの凄惨たる(スプラッタな)現場跡地から何枚かのカードが浮かび上がってきた。

 

No.(ナンバーズ)4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》

《ステルス・クラーゲン・エフィラ》

《ステルス・クラーゲン・エフィラ》

《ステルス・クラーゲン・エフィラ》

 

アリス「そうね、これで……《チャトゥヴァーリ》も埋まって、ついでによけいなの3匹もゲット。うふふ」

先程手に入れた4枚のモンスター・エクシーズを含め、少女が懐に入れたカードは全部で7枚。

 

No.(ナンバーズ)1 インフェクション・バアル・ゼブル》

No.(ナンバーズ)2 蚊学忍者シャドー・モスキート》

No.(ナンバーズ)3 地獄蝉王ローカスト・キング》

 

アリス「ふふ、くふふふふ……これで「ヌメロンの鍵」となる4枚のパーツは私の手の中……! 我がマイナデス世界では《ゲート・オブ・ヌメロン》は機能しない!! この4枚こそが本物(・・)のナンバーズとなる!!!」

 

《エーカム》。バリアン世界でMr.ハートランドを喰い殺し、1枚。

《ドゥヴェー》。創り上げた虚構の世界で、迷い込んだ愚かな蚊忍者を擂り潰し、さらに1枚。

そして《トゥリーニ》の偽者である《ローカスト・キング》を手に入れた際――捕らえた蝉丸については、今もまだ生け贄(・・・)となってもらっている最中だ。

 

アリス「冬虫夏草(・・・・)って言って、本来なら芋虫を用意するのだろうけど……日本人の想像(・・)だとやっぱり蝉よね?」

誰に語るでもなく独り言を呟くマイナデス。役目は終わったと言わんばかりに路地裏から立ち去り、何事もなかったかのように世界は廻り続ける。

 




今日のオリカ。こんなんだったらいいなーという妄想の下で魔改造されてます。


No.(ナンバーズ)1 インフェクション・バアル・ゼブル》
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/悪魔族/ATK 3000/DEF 2500
レベル8モンスター×3
このカードがエクシーズ召喚に成功した時及び自分のスタンバイフェイズ毎に、相手のエクストラデッキからモンスター1体をランダムに1枚墓地へ送る事ができる。
このカードは「No.(ナンバーズ)」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
1ターンに1度、相手の墓地に存在する「No.(ナンバーズ)」と名のついたモンスター1体をこのカードの下に重ねてエクシーズ素材とする事ができる。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。この効果によって破壊したカードがモンスターカードだった場合、そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。

No.(ナンバーズ)2 蚊学忍者シャドー・モスキート》
エクシーズ・効果モンスター
ランク2/風属性/昆虫族/ATK 0/DEF 0
レベル2モンスター×3
このカードは「No.(ナンバーズ)」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
このカードと戦闘を行ったモンスターに幻覚カウンターを1つ乗せる。幻覚カウンターが乗ったモンスターの効果は無効になり発動できない。
このカードが戦闘を行う攻撃宣言時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動する。このカードは戦闘では破壊されず、その戦闘によって発生する戦闘ダメージを0にする。
このカードが幻覚カウンターの乗ったモンスターと戦闘を行う場合、このカードは戦闘では破壊されず、その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
エクシーズ素材を持たないこのカードが戦闘を行ったターンのエンドフェイズ時にこのカードがフィールド上に存在しない場合、幻覚カウンターを乗せたモンスター全てをゲームから除外する。


No.(ナンバーズ)3 地獄蝉王ローカスト・キング》
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/風属性/昆虫族/ATK 1200/DEF 2500
レベル3モンスター×3
このカードは「No.(ナンバーズ)」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
相手フィールド上に存在する効果モンスターの効果が発動した時、このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。そのモンスターの効果を無効にし、このカードの守備力は500ポイントアップする。
また守備表示で存在するこのカードが戦闘によって破壊される場合、代わりにこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除く。この効果を適用した場合、このカードを攻撃表示に変更しこのカードの攻撃力は守備力の数値分アップする。
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