遊馬「それじゃ、戻ろう!俺たちの世界へ!」
アストラル「ああ、行こう、地上へ!」
エリファスが二つの光を見届ける。アストラル世界だけでなく、世界そのものの希望を託して。
エリファス「頼んだぞ。アストラル、遊馬……」
と、そのとき。
エリファス「ッ!? 何だ、この地響きは!?」
突如として空間が歪み、二つの希望の光が飲み込まれる。
このままではまずい。そう思ったエリファスだったが、背後に気配を感じ振り向く。
エリファス「貴様は誰だ、何故ここアストラル世界にいる―――いや、
???「答える必要はない」
その男は中肉中背のいまいちパッとしない青年で、どこか気だるげな顔をしている。
エリファス「―――ならば、」
エリファスは問答は無用と思い、かつて遊馬に向かわせた獣型のモンスターを5体ほど繰り出す―――が、
???「ハっ、手荒な歓迎だなァ、オイ? いや、歓迎はされてないんだったか」
エリファス「なん、だと……!?」
男が笑い一枚のカードを取り出し中空にかざすと、モンスターを構成するエネルギーの全てが男の持つたった一枚のカードに吸い込まれ消滅した。
驚愕するエリファスに男は問う。
???「どうしても、ってんならデュエルで聞き出してみれば良いじゃないか。その方がこっちとしても手間が省ける」
エリファス(手間、だと? こいつ、何が狙いで……)
先程の九十九遊馬とのデュエル、《ホープ・ルーツ》の極大の攻撃力を受け体力が消耗しているときに、この正体不明の敵だ。目の前の男はこの瞬間を狙っていたに違いない。しかし、エリファスはこの男からカオスの力を感じ取れなかった。
カオスとは、欲望の力。生きる欲、全てを奪おうとする衝動、それでいて、誰かのために生きようとする願いの力。
その
エリファス「いいだろう、ただし、互いのライフポイントは8000から始める」
謎の敵だ。速攻で仕留めるには情報が足りない。それ故に時間稼ぎをしつつ情報を掴もうと、デュエルの提案をする。
???「ハっ、ライフなんてどうでもいいね。好きにしな」
互いにデュエルディスクを構える。あとはデュエルで聞き出すのみ――といったところで、男が語りだす。
???「デュエルもすることだし折角だ、お前には名前と所属ぐらいは教えてやるよ」
そしてドローフェイズ、男が
「俺達はマイナデス。俺はマイナデスの使徒、『カウス』だ」
その日、アストラル世界は消失した。
デュエルなし。エリファスさんごめんなさい、NOとかめんどいです(ゲス顔