渋で見たベクターをぽかぽかするイリスのイラストが可愛かった(粉蜜柑
時計を見て、太陽の方向を見る。あと1時間もすれば薄暗くなってくるだろうか。
ドルベ「イリス、デュエルだ。私が勝ったら明日以降おとなしくすること、もしデュエルしないのなら今日はもう帰るぞ」
イリス「じゃあじゃあ、わたしが勝ったら今日はかんなちゃんちでお泊り! かんなちゃんのおかあさんにきょかはとったもん!」
ドルベ「用意周到か、面倒な真似を……わかった。それと、デュエルは互いにライフ4000と最初の手札は5枚。10ターン後までに決着が付かなかった場合、あるいは引き分けの場合はデュエルしなかった時と同じく、明日に回すこと。いいな」
イリス「今日こそお兄ちゃんをぎゃふんといわせてやるんだー!」
ぎゃふんて。
イリスドルベ「「デュエル!」」
TURN-01 IRIS’s TURN
イリス「やった、先行とれた! 私はカードを3枚セットして、《氷結界の修験者》を召喚! ターンしゅーりょー!」
hand6→2
set0→3
monster:《修験者》
まさに修験者。滝行をしている姿で不動のままだ――なんで滝に打たれたまま召喚されるんだ?
あのモンスターは攻撃力1900以上のモンスターとの戦闘では破壊されない効果を持っていたな……
TURN-02 DURBE’s TURN
ドルベ「まぁいい、ドロー!」hand5→6
ドローしたカードは《
ドルベ「私はモンスターをセットし、カードを2枚伏せる! これでターン終了……」
イリス「伏せカード発動だよ! 《砂塵の大竜巻》でわたしから見て右のカードを破壊する!」set3→2
ドルベ「何ッ!?」
伏せたカードの1枚は《アーティファクト・モラルタ》。相手ターン中に破壊されることで特殊召喚される《アーティファクト》モンスターの1体だ。しかしこうも的確に打ち抜くか!!?
hand6→3
set0→2→1
monster:set1
ドルベ「《アーティファクト・モラルタ》はそのまま墓地へと送られる」
イリス「わたしのターン!」hand2→3
TURN-03 IRIS’s TURN
イリス「わたしは《氷結界の舞姫》を召喚! 手札の《風水師》を見せて、モンスター効果を発動するよ!」hand2→3→2(内1枚《風水師》)
ドルベ「私のカードを手札に戻す気か!
イリス「そんなの知ってるもん! 2体のモンスターでオーバーレイ! 《イビリチュア・メロウガイスト》をエクシーズ召喚! それから《光の護封剣》を発動!」hand2→1(《風水師》)
《光の護封剣》だと!? 4、6、8ターン目の攻撃を防ぐ以上、これでは私の勝ちはほぼ無いに等しいではないか! …いや、実際には引き分けか時間切れなら実質私の勝ち、なのか?
イリス「モンスターは表側表示になってもらうよ!」
セットモンスター→《コーリング・ノヴァ》
小鳥「伏せモンスターは《コーリング・ノヴァ》よ!」
遊馬「よし! モンスター効果で後続を呼べるぜ!」
凌牙「お前ら……小学生ですらわかっているのに……」
璃緒「《メロウガイスト》がモンスターを破壊した場合、
外野が説明してくれていた。時間が無いからイリスや私でわかっている事は説明する気はさらさらないので割と助かる。
イリス「そういうこと! こうげーきっ!!」
ドルベ「モンスターは破壊される……!」
イリス「そして効果を発動するよ! デッキに戻っちゃえー!」
ドルベ「手札から《
イリス「カウンター
――割と危険な状況だ。こちらは攻撃できず、手札も1枚(《ウィングス》)。リクルーターを引いて墓地発動を狙っても《メロウガイスト》に戻されてしまう。そしてまだ1枚残ったリバースカード。
しかし、逆に考えれば1度崩せればあちらも建て直しはきかないだろうということか。
TURN-04 DURBE’s TURN
ドルベ「ドロー! 私は《
イリス「でもでも、《セプター》でエクシーズ召喚しても、モンスター2体じゃ《セプター》の効果は発動しないよ!」
ドルベ「まずは最初の効果を発動しようか。《セプター》が召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから《セプター》以外の《
2体の天使族が光の渦に巻き込まれてゆく。ここは攻撃力で押さざるを得ないか……
ドルベ「エクシーズ召喚! 《輝光子パラディオス》!」
遊馬「あれはカイトも使ってたモンスター・エクシーズ!」
ギラグ「確かモンスターの攻撃力を0にして効果も無効になるんだよな」
アリト「破壊されても1枚ドローってのはいいよな! ありがたいぜ!」
璃緒「素材を2つ取り除く必要はあるけど、永続的に無力化するから…今のドルベには必要なカードよね」
何故だろう、どこかの誰かが何か謂れの無い中傷を受けている気がする……
イリス「はーい、《奈落の落とし穴》ー!」set1→0
ドルベ「そんな愛らしい笑顔のまま凶悪なカードを発動するんじゃない!!」
TURN-05 IRIS’s TURN
イリス「むぅ、モンスター引けない……ま、いっか。《風水師》を召喚して、手札の《浮上》を捨てて光属性を宣言するねー(総攻撃)」
ドルベ「これ完全に負けパターンだろ……」LP:4000→1900→1100
TURN-06 DURBE’s TURN
ドルベ「いいや、まだまだだ。とにかく《
固唾を飲むギャラリー。構えるイリス。そして―――
ドルベ「私がドローしたのは《
イリス「うーっ! 何も出来ない……けど、《光の護封剣》をどうにかしても、光属性だと《風水師》を攻撃できないんだよ!」
ドルベ「わかっているさ。いくぞ! 《ブックス》を召喚し、《スローネ》を特殊召喚! モンスター効果によりカードを1枚ドローする!」hand0→1
凌牙「――来たか」
遊馬「え、でも緑色じゃん。モンスターじゃないなら――」
アリト「よく見ろ、遊馬!」
ドルベ「私は《死者蘇生》を発動! 蘇れ、《
私が引いたのはモンスターではなかったが、これで3体エクシーズが可能となった!
ドルベ「私は3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚!」
再び光の渦に巻き込まれるモンスターたち。一つだけ違うのは、《セプター》が一際強く光り輝いていることだ。
ドルベ「機械仕掛けの支配者よ、世界の理想を支配せよ! 黄金の観測者、《ヴァイロン・ディシグマ》!!」
黄金の鎧が姿を現す。しかも《セプター》の効果によってフィールド上のカード1枚を破壊できる。
ドルベ「3体のモンスターを素材にエクシーズ召喚に成功したことにより、《セプター》の効果が発動する!《光の護封剣》を破壊し、さらに1枚ドロー!」hand0→1
イリス「うう……また吸われる……!」
ドルベ「《ディシグマ》は
引いたカードは……《賢者の聖杯》か。自分の場にモンスターがいる以上、今は無用の産物だろう。もしフィールドががら空きになればすぐにライフが尽きるだろうからな。
ドルベ「《風水師》を吸収し、《メロウガイスト》を攻撃!」
イリス「でも効果でたおしてるからダメージはないもん! 次のドローでどうにかしてやるんだから!」
TURN-07 IRIS’s TURN
イリス「ドロー! 《一時休戦》を発動! む、ターンしゅーりょー」hand0→1
ドルベ「姑息な真似を……」hand1→2
TURN-08 DURBE’s TURN
ドルベ「なんとしてもこのお転婆娘を矯正しなくては……ドロー!」
何だこの手札は! 《賢者の聖杯》や《トランスターン》はまだわかる、《我が身を盾に》は何故さっきのタイミングで来なかった!? 《パラディオス》の召喚に成功していればもっと楽になったものを!
ドルベ「残念だがこのターンでは倒せそうも無いな、ダイレクトアタック!」
イリス「わーっ、ダメージないのになんで攻撃するのー!!」
ドルベ「いつも面倒をかける分のおしおきだ! 少しはしおらしさでも身に付けたらどうだ!」
璃緒「完全に兄妹喧嘩ね、くすくす」
凌牙「……オイ、何でこっちを見る」
ギラグアリト遊馬小鳥「「「「いや、何でも」」」」
TURN-09 IRIS’s TURN
イリス「私のターン、ドロー!」
このターンで決着が付かなければイリスは今日寄り道せずに帰らせる。余計なことを仕出かして心配するのはもう疲r
イリス「あ、《ミスフォーチュン》を発動するね」
――なんでや。
何故か関西弁が飛び出した私は、そのままイリスを送り出すのであった。璃緒を保護者として付け、凌牙と一緒に喜楽の屋敷にお世話になりながら。
こ‐そく【姑息】
[名・形動]《「姑」はしばらく、「息」は休むの意から》一時の間に合わせにすること。また、そのさま。一時のがれ。その場しのぎ。「―な手段をとる」「因循―」
使用例~遊戯王にて
◎(蟹の《ガード・ブロック》に対して):元キング「姑息な危機回避は変わらんなぁ!」
×(今明かされる衝撃の真実に対して):元ブックス「姑息な手を……(サ灯墓落)」
ちなみに《一時休戦》でイリスが引いたのは《氷結界の鏡》という小鳥かドルベが除外天使を使用した時にのみ刺さる完全な個人メタカードという設定。モラルタはテテュスとオーバーレイしてティラスにでもなればいいんじゃないか
追記、スローネについて
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻 800/守2000
このカードをX召喚の素材とする場合、
モンスター3体以上を素材としたX召喚にしか使用できない。
(1):自分が「光天使」モンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、自分はデッキから1枚ドローする。
そのドローしたカードが「光天使」モンスターだった場合、
そのモンスターを特殊召喚できる。
2体エクシーズの可能性なんてなかったんや