そろそろ破綻してきます。
麗華「それでは、宜しくお願いしますね」
璃緒「ええ。行きましょう。イリス、カンナちゃん」
わたしとかんなちゃんとリオおねえちゃんで、きもののびじんさんをさがすことになりました。
そんなわけで、わたしたちはろじうらとか、くさむらとか、そういうところをめぐっています。
カンナ「こーれーは、本当にどこにいったんだろーねー」
イリス「あやしいおとこのひととか、キケンなおんなのひととか。そういうのをさがさなきゃなのかも」
璃緒「子供がそういうの気にするんじゃないの。……一応、凌牙やドルベにも
リオおねえちゃんがでんわをしながらつぶやく。どうやらおにいちゃんたちともつながらないようで、ふあんになってるみたい。
カンナ「まさかわたしたちもおんなじ様になってるんじゃあ……」
イリス「だいじょうぶだよ!」
カンナ「……根拠は!?」
璃緒「確かに、ここまで要素が揃ってるとなんだか不安になってくるわね……」
イリス「きっとだいじょうだって!」
カンナ「だから根拠……ちょっと待ってリオ姉、あそこ!」
かんなちゃんがもりのなかでなにかをみつけたみたい。リオおねえちゃんといっしょにもりのなかにはいっていくと、そこにはアイカさんがたおれていた。ほんとうにきものだ……じゃなくて!
* * *
リオおねえちゃんがたおれてたアイカさんをひざまくらしてちょっとのじかん。そのあいだにかんなちゃんがお母さんたちにでんわをしている。かんなちゃんのお母さんにもつうじなかったみたいで、さっきのセリフのことでかんなちゃんがこっちをじとーっとみながらレイカさんへの3かいめのコールをしている。ぅぅ。
アイカさんのほうへ目をそらす。――あ! まぶたがうごいた! なんかめをさましそう!
イリス「おねえちゃん! おねえちゃ……めをさました!」
璃緒「愛華先輩! 愛華さん! 大丈夫ですか?」
愛華「う……うん……、ここは……」
カンナ「―――うん? やっぱしつながんないね。いったん外にもどんなきゃだね」
かんなちゃんがレイカさんにれんらくをしようとするけど、やっぱりつうじないみたい。それじゃ、ここからもどって……
愛華「ぁ、ぁあ、嗚呼っ!!!」
璃緒「!! 愛華さん、どうしたの?」
愛華「だめ……だめなの、このままじゃ、あ、ああ―――」
イリス「アイカさんっ!!」
いきなりぱにっく。こういうときはあんしんさせてあげるんだってドルベおにいちゃんが言ってた。
ぎゅー、とだきしめる。アイカセンパイがびっくりしてあばれるのをやめて、そしてだきしめられてるのにきづいた。
璃緒「――落ち着き、ましたか?」
愛華「え、ええ……」
イリス「おねえちゃん、なにがあったかおしえて?」
なんかうしろのかんなちゃんから「上目遣いでそのセリフは反則……」とかきこえる。りおむずかしいのわかんなーい。あれれーアイカさんどうしてかおまっかなのー?
愛華「その、えっと。――そうだ! お母様が! お母様が危ないんですの!」
カンナ「お母様って……レイカさん? 貴女を探して、って頼まれたから私たちここにいるんだけど……」
愛華「――そう、そうですわ! お母様が……おかあさ、え?」
璃緒「? どうなされたんですか?」
愛華「えっ、え? あ、ああ。ああっ! そんな、そんな……!!」
イリス「どうしたの、アイカさん。だいじょうぶだよ、レイカさんはぶじ―――」
愛華「そんな筈、ないのに―――お母様が」
アイカさんが言った、つぎのことばを。わたしはききたくなかった。
愛華「お母様が生きている筈、ないのに」
「所詮この世界は虚構。その幸せに酔い痴れ溺れぬ者は、我が世界に必要ない」
「いくら
「ステラちょっと黙ってて今かっこいいセリフ言ってる最中」
「うっさいよベネト」
「アリスって呼びなさいよ」
「アリス(笑)」
「おいこら」
真月(あの2人はいつも仲がいいな……)