遊戯王ZEXAL ~もうひとつの世界   作:夜想曲

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今回もデュエルはほとんど無いです。


真の友情

 

アリト「それじゃあ、そのナンバーズってカードが異世界の力で、アストラルって奴の記憶の欠片で、それで……そうだ、俺達がバリアンっていう悪者なんだな?」

遊馬「悪者、って言っていいのかわからねえけど……だいたいそんな感じだ」

 

俺はアリトに全てを話すことにした。信じられねぇとは思うけど、()()アリトなら信じてくれるはずだ。

 

アリト「ふぅん……じゃあ、もしこの世界が偽者で、俺達が本当の世界に戻ったら、お前俺と戦えるのか?」

遊馬「えっ?」

アリト「だってよ、俺はお前と親友だって思ってる。お前もそう言ってたし、お前の言う()()()()()って奴でもお前はきっと俺を友と言ってくれるだろう。お前はそういう奴だ。――でもよ、本当の世界では俺は悪者で、お前を本気でぶっ潰そうとしてるんだろ?お前は()()に耐えられるのか?」

遊馬「………」

 

俺達は、本当の世界での俺達は、遺跡のナンバーズによってバリアン七皇が元々は人間だったことを知った。それに、そのことが無くっても。

アリト。ギラグ。ドルベだって。三人ともいい奴だってわかってる。アストラルは戦いは避けられないって言ってるけど、それでも俺は、バリアンと分かり合えないか心のどこかで信じている。

 

遊馬「だから、俺がバリアンとデュエルするときは、それは『分かり合うためのデュエル』なんだ。俺は、アストラル世界もバリアン世界も救いたい。その手段を見つけることを諦めたくない。だから……」

アリト「……ックク、」

遊馬「――アリト?」

 

アリト「あーーーーッはッはッは!!!やっぱり遊馬は遊馬だな!!!はーッはははッ!!!」

 

いきなりアリトが笑い始めた。びっくりングだぜ俺。

 

アリト「お前がいきなし神妙な顔して相談事した時は何事かと思ったけど、それでこそいつもの遊馬だよな!!ッく、あははははッ!!」

遊馬「な、なんだよ!!笑う事ねぇだろ!?俺は本気で―――」

アリト「手伝うよ」

遊馬「―――って、へ?」

 

アリト「だから、手伝うよ。ナンバーズ?ってのと、本当の世界を探すの。本当のことなんだろ?」

 

遊馬「……うん」

 

心細い俺を心配させまいと、すっごくいい笑顔で笑いかけてくれるアリト。

信じてもらえて嬉しかったけど、やっぱりアリトはいい奴だよなー……

 

『だからテメェの声は届かねえって言ってるだろ!』

『まずはテメェからぶっ壊してやる』

『そらデカブツ!さっさと起きろ!!』

 

アリト「―――どうした、遊馬?」

遊馬「いや、何でもない!よっしゃ、それじゃあ俺達もデュエルしようぜ!!」

 

 

その後、俺達は思う存分にデュエルした。シャークも「仕方ねえな」って感じで、皆で順番にデュエルすることになった。

 

 

ギラグ「行くぜ!《銀嶺の巨神》で《メロメロメロディ》を攻撃!」

遊馬「ぐわぁ~~ッ!!!」

ギラグ「さらにORU(オーバーレイユニット)を持つこのカードが相手モンスターを戦闘破壊した場合、自分の墓地の地属性を守備表示で復活できる!」

 

凌牙「俺は、《深淵に潜む者》で《BK(バーニングナックラー)ヘッドギア》を攻撃!」

アリト「俺は戦闘ダメージを受けた時、手札から《BK(バーニングナックラー)ベイル》を守備表示で特殊召喚する!さらに、《ヘッドギア》は攻撃表示の時1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない!」

凌牙「ダメージを帳消しにしたか……しかもモンスターを揃えやがった……!」

 

璃緒「《零鳥獣シルフィーネ》の効果を発動、自身以外のフィールド上の全てのカードを凍らせる!」

ドルベ「そうはいかない!カウンター(トラップ)《神罰》を発動!《シルフィーネ》を無効にし破壊する!」

璃緒「もう!折角《天空の聖域》をすり抜けるチャンスだと思ったのに!」

 

Ⅲ「ここで2枚目の《先史遺産(オーパーツ)-ピラミッド・アイ・タブレット》を発動する!攻撃力3100の《アステカ・マスク・ゴーレム》で《シュレツダー》を攻撃!」

鉄男「《ブリキの大公》のORU(オーバーレイユニット)を使って、効果発動だ!《アステカ・マスク・ゴーレム》は守備表示になってもらうぜ!」

Ⅲ「くッ、守備力1000を曝け出しちゃうなんて……!でもこれでORU(オーバーレイユニット)はもう無いよ!」

 

 

たくさんデュエルして、それでも俺はなかなか勝てなくて。

皇の鍵とアストラルはどこに行っちまったんだろう。




ちなみにカイトは(クリストファー・アークライト)さんの助手扱いです。この世界ではね。
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