遊戯王ZEXAL ~もうひとつの世界   作:夜想曲

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主に遊馬視点でデュエル開始。分割するのであしからず

あとデュエル含むと長いね。ほとんどのカードはOCG仕様なのでわからなければ検索していただければと思います(不親切使用


驚愕の真実! ~敵対するナンバーズ

 

警官?「……同時にかかってくるのは構わないが、少々ルールを変更させてもらおう」

 

遊馬はⅢと共に戦った蝉丸とのデュエルを思い出す。アリトも何か不穏なモノを想像したのか、

身構える。

 

アリト「どんなインチキしようってんだ?」

警官?「不正ではない。平等にするためのルールだ。まずひとつ、私のライフは8000から、君たちのライフは4000から始めさせてもらおう。ただしライフは共有しなくていい」

 

ENEMY:LP8000

ARITO:LP4000

YUMA:LP4000

 

アリト「ライフを合わせれば8対8(ハチハチ)か、インチキはしないようだな」

遊馬「いや、まだだ……まだデュエルが始まってない」

 

警官?「さて、君たちにはデュエルの先行・後攻を選択する権利を授けよう。ただし、こちらの先行ならば君たちの二人のうち先にターンを進めるプレイヤーは攻撃できない。逆にそちらが先行を取ればこちらは最初のターンから攻撃が出来る。―――つまり3人でのバトルロイヤルルールではあるが、3ターン目から攻撃が可能になる訳だ」

 

無論、遊馬とアリトはどちらが先にターンを進めても構わない、とのことだ。

 

警官?「そしてこのデュエル、先行1ターン目を進めるプレイヤーは最初のターンのみデッキからカードを2枚ドロー出来る。初期手札7枚から始めていい、ということにしよう。さあ、どうする?」

 

 

最初のターンが手札7枚から始めて、最後にターンが回ってきたら攻撃できる?

それって……

 

アリト「ああ、悔しいが本当に公平(フェア)なデュエルのようだぜ。遊馬、どうする?」

遊馬「―――アリト、お前が先に行ってくれ。悔しいが、ナンバーズが無い俺よりお前の方がデュエルの腕は上だ」

 

本当に悔しいが―――ナンバーズもアストラルもなしじゃどうにもできねぇ。アリトに頼らざるを得ない今、少しでも多くの手札を渡すべきだ。

 

アリト「そうか……オイ! 俺が1ターン目、お前が2ターン目、遊馬が3ターン目ってのは出来るのか!?」

遊馬「えっ」

警官?「……何だと?」

 

敵が動揺する。そういや、1ターン目と3ターン目に関して言ってるだけで、順番が必ず俺たちと奴で交互じゃなきゃいけない、なんて言ってなかったな。でもそれじゃあ公平(フェア)じゃなくないか?

 

警官?「…………―――――――よかろう」

 

遊馬「いいのかよ! ってか、ずいぶんとためらったな」

アリト「へへ、ちったぁ頭を働かせないとな!! 俺のターン!特別ルールにより2枚ドロー!」

 

ARITO:hand5→7

 

アリト「俺は《BK(バーニングナックラー)ビッグバンテージ》を召喚!このカードは1ターンに1度戦闘では破壊されない!」

 

全身をハードテーピングしたボクサーがフィールドに現れる。アリトはさらに2枚のカードをフィールドに伏せた。

 

アリト「ターンエンドだ。お次はお前のターンだぜ?」hand7→4,set2

 

警官?「私のターンだ。ドロー」hand5→6

 

奴はどう出てくる……?

 

警官?「私はモンスターをセット。そしてカードを3枚セットしターンを終了する」

 

ENEMY:hand6→2

     :set3

 

遊馬「カードをセットしただけ……!?」

アリト「気をつけろよ、遊馬。このターンから攻撃できるようになる。それをわかっていない筈もねぇ」

遊馬「おう、俺のターン!ドロー!」

 

YUMA:hand5→6

 

《影無茶ナイト》

《タスケナイト》

《モンスター・スロット》

《バトル・ブレイク》

《ガガガシスター》

ドロー→《ガガガ学園の緊急連絡網》

 

遊馬「よっしゃ、俺は手札から、《ガガガ学園の緊急連絡網》を発動!このカードは、自分フィールド上にモンスターが存在せず相手フィールド上にモンスターが存在する場合、デッキから「ガガガ」モンスター1体を特殊召喚する!」

 

カードからガガガ学園の名簿と事務電話が現れ、生徒一人へと番号がかかる。

 

遊馬「俺はデッキから、《ガガガクラーク》を特殊召喚!さらに、手札から《ガガガシスター》を召喚するぜ!」hand6→4

 

フィールド上に、書記のような女子が忙しそうに現れ、続いて現れた鍵を持つ幼女が息をつく少女をなだめている。

 

遊馬「《ガガガシスター》が召喚に成功したこの瞬間、モンスター効果発動!デッキから「ガガガ」の魔法(マジック)(トラップ)を1枚、手札に加える!俺は装備魔法、《ガガガリベンジ》を手札に加えるぜ!」hand4→5

 

警官?「レベル2のモンスターが3体……一応、お前たちに限り相方のフィールド上に存在するモンスターを、攻撃や効果の発動こそ出来ないが、エクシーズ素材にしたりアドバンス召喚のためにリリースしたりはできることにしてやろう。さて、どうする?」

遊馬「いいや、アリトのBK(バーニングナックラー)の底力を舐めんじゃねえ!俺は《ガガガシスター》の効果を発動!」

 

幼女の手に持つ鍵が光り輝く。そしてその光が書記の少女と幼女自身に降り注ぐ。

 

遊馬「自分フィールド上に存在する《ガガガ》モンスター1体とこのカードのレベルを、それぞれを合計した数値に変更する!モンスター2体のレベルの合計は、4!」

警官?「ランク4でエクシーズ召喚か!」

 

書記の少女と鍵の幼女が手を繋ぎ、それぞれ緋色と紫色の光になって飛び上がる。

 

遊馬「2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れろ、《交響魔人マエストローク》!!」

 

赤い光の渦に二つの光が飛び込むと、光が収束し、爆発する。エクシーズ召喚特有のエフェクトが収まった時、フィールドには二つの光をORU(オーバーレイユニット)として纏う、指揮棒を抱えた魔人が存在していた。

 

遊馬「俺は《マエストローク》でセットモンスターに攻撃!「マエストロ・シンフォニー」!」

アリト「いいぞ、もしモンスターを破壊しに来ても、《マエストローク》はORU(オーバーレイユニット)を取り除くことで破壊を無効に出来る!」

 

《マエストローク》ATK 1800 vs DEF ?《???》

 

警官?「リバースカード発動!」

アリト「!」

マエストロークの攻撃が伏せモンスターを粉々に砕く。次いで現れたビジョンは、路地裏にいそうなラッパーの不良の姿だった。

 

警官?「破壊されたモンスターは《Dボーイズ》だ。このカードのリバース効果を発動する。デッキから任意の枚数だけ同名モンスターを攻撃表示で特殊召喚し、さらに私は特殊召喚したモンスター1体に付き1000ポイントのダメージを受ける」

遊馬「自分からダメージを……?」

アリト「よく見ろ、遊馬!」

 

アリトの言葉で遊馬が敵を見ると、警官を護るように既にバリアのようなものが張られていた。

 

警官?「私は攻撃宣言時に(トラップ)カード、《ダメージ・トランスレーション》を発動している。このカードにより、自分が受ける効果ダメージは半分となり、受けた効果ダメージの回数だけエンドフェイズに「ゴースト・トークン」を特殊召喚する!」

 

アリト「なら、ダメージを受けなきゃいいんだよなァ!!モンスター効果の方を警戒しててよかったぜ! カウンター(トラップ)、《ジョルト・カウンター》を発動!」set2→1

 

場を見れば、今まさに仲間を呼び寄せようとする《Dボーイズ》に《ビッグバンテージ》が向かっている。

 

アリト「このカードは、自分フィールド上に《BK(バーニングナックラー)》が存在する時に発動したバトル中の効果を無効にして破壊する!墓地にいちゃあ「破壊」は出来ないが、効果の方はぶっ壊してやるぜェ!!」

 

包帯の拳闘士がならず者を殴り飛ばそうとしたその時。

 

警官?「カウンター(トラップ)、《カウンター・カウンター》を発動!!」

 

無慈悲にも、その拳は届かなかった。

 

アリト「何、だと……!?」ENEMY:set3→2

警官?「《カウンター・カウンター》はカウンター(トラップ)の発動を無効にする。誰がフェアな()()()()をすると言った? 私はこの世界を構成した者の一員なのだ、貴様らのデッキに存在するカードの()()を知っているに決まっているだろう。――まあ、僅かに希望を持たせてやろうと、少しでも公平な()()()にしてやろうと心を砕いてやったのは、確かだが」

 

遊馬「てめえ!」

警官「おっと、そんなに吠えるな。お詫びといっては何だが、ひとついいものを見せてやろうではないか。その為にはこのターンを終わらせねばな。《Dボーイズ》を2体特殊召喚!そして……っく、」

 

ならず者がフィールドに現れ、警官を殴りつける。しかし、その威力は謎の結界によって阻まれている。

 

警官「自分は2000のダメージを半減させて1000のダメージを受ける。さあ、バトルするモンスターがいないのならメインフェイズ2に移るがいい」LP8000→7000

 

遊馬「くそっ……俺はカードを1枚伏せて、ターンエンドだ!」hand5→4

警官?「このエンドフェイズ時、私は《ダメージ・トランスレーション》により「ゴースト・トークン」1体を守備表示で特殊召喚する」

 

アリト「幽霊かよ……気味悪ィ、俺のターンだ!」hand4→5

警官「ドローフェイズに伏せカードを発動!《威嚇する咆哮》により、このターン貴様は攻撃宣言できない!」set2→1

アリト「くっ……!!」

 

アリトのカウンターは防がれ、先制攻撃も出来ない―――どうすりゃいいんだ!?

 

アリト「俺は手札から《BK(バーニングナックラー)ヘッドギア》を召喚!その効果によりデッキから《ラビット・パンチャー》を墓地に送る!そして《ビッグバンテージ》の効果を発動!」hand5→4

 

二人の拳闘士の背景に、危険行為を良しとする凶悪なボクサーの姿が浮かぶ。

 

アリト「《ビッグバンテージ》の効果発動!1ターンに1度、墓地または除外している自分の《BK(バーニングナックラー)》1体を選択し、そのレベルを自分フィールド上の《BK(バーニングナックラー)》にコピーする! 攻撃させてくれねぇなら、攻撃しないまでだ!!」

 

《ビッグバンテージ》と《ヘッドギア》が二つの赤い光になって光の渦へ飛び込む。

 

アリト「2体のレベル3モンスターでオーバーレイ!全てを意のままに、黒き権威を纏いて入場せよ! エクシーズ召喚、《BK(バーニングナックラー)チート・コミッショナー》!!」

 

アリトが呼び出したのは、かつてゴーシュを洗脳していた時の、闘志の無い卑劣な時のアリトが呼び出したモンスター。しかし、目の前のアリトは闘志を失ってなんかいない。

あの目は、どこかでカウンターを打ち込んでやろうとチャンスを待ついつものアリトの目だ。

 

アリト「このカードがいる限り、攻撃可能な相手モンスターは攻撃しなければならない!そして、魔法(マジック)カード《バーニングナックル・スピリッツ》を発動!デッキトップを墓地送りにし、墓地より《ラビット・パンチャー》を復活させる!」

 

フィールド上に、あからさまに不正を行う気満々の審判と危険なボクサーが並ぶ。そして、ニヤつく審判が一歩下がった。

 

アリト「《チート・コミッショナー》は、自分の場に他の《BK(バーニング・ナックラー)》が存在する限り攻撃対象に出来ない! 俺はカードを2枚セットし、ターンエンドだ!》」

 

ARITO:hand4→2,set1→3

 

警官?「私のターンだ。さて、ようやっととっておき(いいもの)を見せてあげられそうだ」hand2→3

 

警官はドローしたカードを手札に加えると、先ほどから手札に持っていたであろう「とっておき」に手をかける。……が、

 

警官?「だがまずは面倒なカウンターを封じねばな、(トラップ)発動、《トラップ・スタン》」

アリト「何ッ!?」

遊馬「そんな!」

 

《トラップ・スタン》はこのターンに発動された(トラップ)の効果を全て無効にする。これでは、遊馬の《バトル・ブレイク》もアリトのカウンターも使えない……!

 

警官?「―――どうやら、《トラップ・スタン》へのカウンターはないようだな。ならば、《ダークロン》を召喚!」hand3→2

 

ああ、俺のデッキにも入っている、ナンバーズ96も使っていたあのカードは!

 

警官?「召喚成功時に効果が発動する。自分のモンスター全てのレベルを1つ上げ、属性は――元々全員闇属性だったな、《ダーク・ジェノサイド・カッター》を発動!」hand2→1

 

アリト「モンスターを揃えたのは、そのカードのためか!」

警官?「それだけではないがね。《マエストローク》は厄介な効果と破壊耐性を持っている。故に除外させてもらおう!!」

遊馬「《マエストローク》!!」

 

魔人が闇の刃を受け、フィールドから消滅する。これで俺の場にはモンスターがいなくなった。

しかも、奴の場にはトークン以外でレベル2モンスターが3体。

 

遊馬「まさか―――」

 

警官?「私は、3体のレベル2モンスターでオーバーレイ! 3体のモンスターで、ランク2のオーバーレイネットワークを構築……エクシーズ召喚!!」

 

3体のレベル1モンスターは、自身のレベルが上昇したと共に紫色の光になって中空を舞う。

そして、()()の光の渦に巻き込まれ、爆発する。

 

警官?「現れよ、No.(ナンバーズ)96」

 

フィールドには真っ黒な液体が残る。スライムのように固まっているそこから、順々に手足が伸び、

 

警官?「漆黒の闇からの使者、邪神の力を大いに振るえ!!《ブラック・ミスト》!!」

 

かつて遊馬とアストラルを苦しめた狂気の化身が姿を現した。




オリジナルカードテキスト

No.(ナンバーズ)96 ブラック・ミスト》
エクシーズ・効果モンスター
ランク2/闇属性/悪魔族/ATK 100/DEF 1000
レベル2モンスター×3
このカードは「No.(ナンバーズ)」と名のついたモンスター以外との戦闘では破壊されない。このカードが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。その相手モンスターの攻撃力を半分にし、このカードの攻撃力はその数値分アップする。

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