ARITO:hand0,set2,LP2800
モンスター:リードブロー(
YUMA:hand0,set1(《バトル・ブレイク》),LP400
モンスター:太鼓魔人(
手札は手札は《タスケナイト》《モンスター・スロット》《ガガガリベンジ》
ENEMY:hand0,set0,LP800
モンスター:サイレント・ミスト(
TURN-16 ARITO’s TURN
※今回はアリト視点です。
アリト「俺の、ターンだ!」hand0→1
カードを見て、アリトは熟考する。
アリト(このままなら、遊馬のターンで《ガガガガンマン》の効果を発動してジ・エンドって流れだが……)
ドローしたのは《ハーフ・カウンター》。ダメージ計算時に攻撃力を上げるカードだが、その数値は相手モンスターの
アリト(奴の
アリト「だったら少しでも! 《シャドー》で《サイレント・ミスト》を攻撃!」
アリト(もしここで効果を発動されても、俺のライフは1900残る!)
警官?「エクシーズ効果は発動しない! モンスター効果により、攻撃宣言時に互いのモンスターの攻撃力は等しい数値になる!」
そして、拳闘士が霧の魔物に一方的に破壊される。
アリト「くそっ、ターン終了だ!」
警官?「そして私のターン、ドロー! フフ、手札より
あのカードは……やっべえ!
アリト「遊馬! 今奴が墓地送りにしたカードは《ダメージ・イーター》だ! 効果ダメージを回復に変えられちまう!」
遊馬「そんな!?それじゃあ《ガガガガンマン》が……!!」
警官?「そんな運任せで受身な戦法を取ると、本気で思っているのかね? 効果により、私はデッキから《ストイック・チャレンジ》を手札に加え、そして《ガガガガンマン》に装備する!」hand1→0
遊馬「《ストイック・チャレンジ》……!! モンスター効果が封じられた!」
警官?「それだけではない! このカードは相手のエンドフェイズに墓地へと送られ、装備モンスターを道連れにする。攻撃力が上がろうと《サイレント・ミスト》の前では無意味! エンドフェイズには成す術も無く朽ちるのみよ!」
遊馬「くっそ……ドローだ!」hand0→1
遊馬のドローカードは……!?
遊馬「勝てねぇのか……? いいや、このまま終わってたまるかよ! ……でも、」
諦めかけている遊馬が悩んでいる。……手札が見えた。《攻撃の無敵化》。バトルフェイズ開始時、攻撃前に発動すれば破壊かダメージを凌げるが、それでも奴を倒せない!
遊馬「1枚セットして、ターンエンドだ! くっ!!」hand1→0
同時に《ストイック・チャレンジ》で最後の力を振り絞った《ガガガガンマン》が力尽き、フィールドから去る。
アリト「俺のターン!」hand0→1
遊馬のフィールドには元々の攻撃力が1700の《太鼓魔人》がいる。守備モンスターがいれば心強いのかもしれねぇが、表示形式を変更するカードなんか引かれたら……!
アリト「俺は手札からカードを1枚セット! ターン終了だ!」hand1→0,set2→3
今伏せたカードは《スキル・プリズナー》、これでメインフェイズで効果を使えば遊馬のカードを《サイレント・ミスト》の効果から守れる。でも、それでもモンスターは破壊されちまう!
警官?「私のターン。私は《オーバーレイ・リジェネレート》を発動。《サイレント・ミスト》の
霧の魔物が纏う光が補充される。
遊馬「これで、ナンバーズを使わずにもう一度エクシーズ効果を発動できる……!」
アリト「させるか! 俺は《スキル・プリズナー》を発動する! 対象は《太鼓魔人テンテンテンポ》!! これで、このターン遊馬はダメージを受けない!」set3→2
魔人がカードから現れた障壁に囲まれ、《サイレント・ミスト》の霧の触手は弾かれているようだ。――当然、攻撃の手は拳闘士達へ向かう。
警官?「ならば《リードブロー》を粉砕せよ!! 当然、
遊馬「アリトっ!?」
《サイレント・ミスト》ATK 0→1100 vs ATK 1600→0 《リードブロー》
ARITO:LP2800→1700
再び衝撃を受け、俺は吹っ飛ばされる。
遊馬「アリト!!」
警官?「私はターンを終了する。九十九遊馬、お前のターンだぞ?」
遊馬「くっ―――ドローだ!!」hand0→1
俺の伏せカードはどちらもカウンターを仕掛けるカード。つまり墓地の《スキル・プリズナー》しか今の俺には残されてねぇ……遊馬のドローは?
警官?「フフ、その顔ではドローカードも想像がつくというもの。さあ、発動するかセットするか、召喚するか、はたまた手札に残すか。行動しないのかね?」
アリト「遊馬……!」
さっきチラッと見えちまった! あのカードは《ダメージ・メイジ》、
俺は……遊馬の役に立てねぇのか……? たった一人のダチすら助けられずに、つまらねぇ芝居をさせられ続けるのか……?
警官?「さあ、何もしないのなら諦めるがいい。すぐに幸せな世界へと堕ちてゆける……」
遊馬「―――んじゃねぇ」
――遊馬?
遊馬「ふっざけんじゃねえ!!! 俺は諦めてたまっかよ!! エリファスとのデュエルで、アストラルと誓ったんだ!! もう誰も犠牲にしない、誰も見捨てたりしないって!!」
アリト「遊馬……」
遊馬「だから! このデュエルでもし俺が倒れても、俺はアリトを信じる!! この手札はその為の1枚だ!! だから俺は、アリトの力を信じてる!! それが俺の、かっとビングだ!!!」
遊馬、俺を……
アリト「!!?」
なんだ!? こころが、熱い―――?
警官?「フハハハハ!!! 結局のところ他人頼みか!! おそらくそのカードは《ダメージ・メイジ》と見たぞ! 私がバーンダメージを叩き込んだところで相方を回復させるつもりか! その程度時間稼ぎにもならぬわ!!」
遊馬「ターン、エンドだ……!」
YUMA:LP400,set1,hand《ダメージ・メイジ》
ARITO:LP1700,set2,cemetery《スキル・プリズナー》
ENEMY:LP800,set0,cemetery《ダメージ・イーター》
警官?「これで、九十九遊馬は倒したも同然……次は貴様だが、ドローしないのか?」
アリト「……遊馬」
遊馬「――アリト?」
この熱い心が、俺の魂だ。 ついさっきまで表面だけの情熱だったが、遊馬が信じてくれたおかげで冷め切ってた心に火が付いたぜ!!
アリト「お前が信じてくれたおかげで、俺は思い出せたぜ! そうさ、これこそが
警官?「うん?」
ああそうだ! この燃え上がる感じ、
アリト「遊馬のおかげで、たった今、全てを思い出せたぜ!!お前たちがバリアン世界にやってきて、何をしたか!! そして、俺と遊馬の真の友情って奴をなァ!! もうお前たちの思い通りにはいかねぇぞ、マイナデス!! 俺のターン、ドロー!!」hand0→1
来た!《戦士の生還》!!
アリト「俺は手札から《戦士の生還》を発動! 墓地より《スイッチヒッター》1枚を手札に戻し、召喚する!! そして、その効果により墓地から《シャドー》を復活!!」
フィールドに二人のボクサーが悠々と入場する。そして、俺の心はさらに熱く燃え上がる!!!
アリト「俺はレベル4の《
警官?「馬鹿な!? そんなはずは……!!」
二人が赤い炎になって、光の渦へと収束していく。
アリト「2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!!」
遊馬「この光は……」
そう、
アリト「エクシーズ召喚!! 現れよ、
さながら超新星爆発のように金色の光があふれ、そこに残ったのは一人の戦士。赤き鎧を身に纏い、全てを薙ぎ払う拳を握り締め、今ここに降誕する!!
アリト「星々の輝きを経て生まれ変わった戦士よ! 今こそ魂に秘めた闘志を、光に変えて突き進め!! 《
遊馬「な、ナンバーズ……!? どうしてアリトが……?」
警官?「まさか……奴め、気付いたか!!」
そうさ、俺は気付いたんだ。ここが偽者の世界である以上、
アリト「遊馬! ここはイメージの世界なんだ!! 今は奴等が俺たちを強力なイメージで無理矢理押さえつけてるけど、一人ひとりが自分の意志を持って戦えば、こいつらなんてすぐにやっつけられちまう!! そして、」
俺はもう一度赤き拳闘士を見上げる。
アリト「このカードこそが、俺の魂が生み出したナンバーズ!! 燃える闘志が形となった、
遊馬「イメージの……そっか! だから、最初は覚えてた皇の鍵のことやアストラルのことも、だんだんと忘れていったのか!! それなら……!!」
そうだ、遊馬! お前は最初から皇の鍵を無くしてなんかいなかった。「無くなった」と思い込んでいただけだったんだ!!
遊馬の胸元に光が集う。そして、金色に光り輝く皇の鍵が―――!!
警官?「馬鹿な……自力で全てを取り戻しただと!? だが、アストラルは別だ! この世界は個人に対して力を発揮する!! アストラルがいない以上、お前はナンバーズを使えまい!!」
遊馬「そうか、それじゃあ……アストラルもこの世界のどこかにいるんだな……!?」
警官?「……何だと!?」
あーあ、かっとビング魂を取り戻した遊馬に挑発なんかしたらこうなるってわからないのかねぇ?
アリト「それにこのターンでお前はおしまいだよ!! ナンバーズは俺の《新星のカイザー》で十分だ!! モンスター効果発動! 1ターンに1度、自分の手札または墓地から《
うろたえる
アリト「そして、《新星のカイザー》は自身の
《新星のカイザー》ATK 2300→2500→2600
警官?「それがどうした!? 《サイレント・ミスト》の前では全ては無力! それに、アストラル世界の力を持たない「
アリト「じゃあ試してみるか? 行け《カイザー》! 《サイレント・ミスト》を攻撃!!」
遊馬「そしてこの瞬間、リバースカード……」
アリト「おっと、《攻撃の無敵化》は使うなよ、遊馬!」
遊馬「……へ?」
新星のごとく、激しい勢いで霧の魔獣に襲い掛かる《カイザー》。遊馬は「このままじゃナンバーズが破壊されちまう!」って顔してるが、奴はどう出るかな?
警官?「何を狙っているかは知らんが、そううまく行くと思うな! まずは《サイレント・ミスト》の効果で貴様のナンバーズを無力化する! そしてダメージ計算時に
《新星のカイザー》ATK 2600→0 vs ATK 0→1150 《サイレント・ミスト》
ARITO:LP1700→550
警官?「これで返り討ちだ!!」
遊馬「これじゃあみすみすナンバーズが倒されるだけじゃ……!?」
アリト「フフ、ハハハ、ハッハッハァ!! これで良いんだよ、遊馬。 俺は《新星のカイザー》のもう一つの効果を発動する!!」
《カイザー》が霧の魔獣に倒され地に落ちる時、その周囲を取り巻いていた光が熱を持ち輝き始めた!
警官?「くっ、なんだ!?」
アリト「《新星のカイザー》はその闘志を絶やしたりしない!! 自身が相手によって破壊されたその瞬間、その時持っていた
遊馬「自分の闘志を、他のモンスターに受け継ぐ効果……!!」
アリト「さあフィールドに舞い戻れ!! 3体の
先ほどから光り輝く3つの
《
《
《
《
警官?「一気に3体のモンスターを……しかし《ビッグバンテージ》の効果を使用したとしても貴様には、記憶が戻ったとしてもバリアンの力を失った貴様には《
アリト「あせんなよ、せっかちか? ん? 俺は
あ、遊馬コケた。
遊馬「おまえなぁ~ッ!!」
アリト「悪ィ悪ィ、勝利を目前にしたらかっこつけたくなっちまってよ」
警官?「――「勝利が目前」、だとォ!?」
アリト「そうさ、俺はセットしていた速攻魔法《旗鼓堂々》を発動! 墓地より装備魔法《心眼の鉾》を《スイッチヒッター》に装備する!」
《スイッチヒッター》が仮面の裏で瞳を閉じる。全てをその拳に賭けることを決めて――
警官?「装備魔法だと!? どのタイミング……《バーニングナックル・スピリッツ》か!」
アリト「その通り! お前相手に《旗鼓堂々》なんて発動できないと思ってたが、これで全ての準備は整ったァ!! 行くぜ! 《シャドー》で《サイレント・ミスト》を攻撃!」
霧の魔獣から出ている霧は、敵対し近付く者を容赦なく自身と同じ攻撃力にしてしまう。そう、発動する効果ではない!!
アリト「そして、このデュエル最後の切り札! リバースカードオープン!! 《ラスト・カウンター》!!」
永続効果の霧によって攻撃力の下がった《シャドー》が突如として消え、《サイレント・ミスト》の動きが止まる。
警官?「そのカードは……ッ!!」
アリト「ああ、そういや俺達のデッキのカードはみんな知ってるんだったか? でもこのカードは自分から仕掛けても発動できるんだぜ! 《ラスト・カウンター》は、自分の
ふと、《サイレント・ミスト》の背後に先ほど消えた《シャドー》の影が浮かぶ。
アリト「そしてその相手モンスターの元々の攻撃力分、自分の
警官?「馬鹿な、攻撃宣言を通さず直接ダメージ計算を行うだと!?」
遊馬「これなら《サイレント・ミスト》の効果を受けずに、直接奴をぶん殴れる!! すげぇぜ!!」
アリト「攻撃力アップこそ0ポイントだが……お前のライフは僅かに800、《心眼の鉾》でダメージが1000ポイントになってる今、ライフ回復の手段も無いってなれば話は別だ! 行けェ《スイッチヒッター》ァ!!」
霧の魔獣が振り向いたその瞬間、《シャドー》の魂を宿した《スイッチヒッター》の拳がその異形の顔にめり込む。
戦闘では破壊されない筈の魔獣の体が拳圧で雲散霧消し―――
警官?「ぐあああアアアアアッッッ!!!???」
ENEMY:LP800→(ダメージ350→1000)→0
ENEMY LOSE
ARITO WIN
YUMA WIN
No.79やアリトのカウンターが収録されてる「PRIMAL ORIGIN」は好評発売中だよ!(宣伝
本当にBKって安くて強いですよねー