FGORPG 新英雄チャート(改訂)RTA   作:O島

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ま た せ た な

どうしてもモチベが上がらなかったのと割と忙しかったのとうまぴょいしてたりカムラの里で古龍をシバキ周したりしてたので初投稿です


特異点F幕間+‪α‬

 ──FoxTailに問ふ──

 

 カラン、コロン、カラン、コロン。妙に心地の良い下駄の音が、閑散としたカルデア内の通路に響く。フリフリと9本の尾を揺らしながら、玉藻の前は何かを懐かしむように歩いていた。

 

「変わりないのはまぁ、いいんですけどねぇ」

 

 ふと立ち止まって、視線を送る。通路側の窓から覗く年中吹雪な外の景色、通路内を照らす照明、窓際にせめてもの彩りとして設置されたクロッカスの花。

 

 その一つ一つに、いつか見た記憶を重ねていた。なればこそ、ため息や独り言も多くなるというもの。立ち止まっていた玉藻の前は、再び目的地へと向かって歩き出す。

 

 カルデアに所属するマスターのサーヴァントには、一騎一部屋が割り当てられる。玉藻の前もその例外では無く、元哉が目覚めるまでは部屋で大人しくしていた。

 

 しかしようやく自らのマスターが目覚めたというでは無いか。 もちろん良妻を名乗る彼女がそれを聞いていつまでもじっとしていられるはずもない。そるに特異点Fから帰った後はサービスしてもらうという約束(?)をしていたのだ。いくら主従といえど、そういう事は守ってもらわなくてはならない。

 

 そんな理由で今現在、元哉の部屋へのんびりと向かっているのだ。焦る必要は無い。彼はふらりとどこかへ消えたりすることがないのを彼女は知っているのだから。

 

「........おや?」

 

 ふと視線の先に映った人物に、少しだけ首を傾げる。コツコツと歯切れの良い靴音を響かせながら、こちらへ向かって歩いてくる全身黒甲冑の人物。それはつい先日見たアルトリア・オルタだった。

 

 玉藻の前とアルトリア・オルタ、両者は歩みを止めずに互いの眼前に立った。

 

「やっぱり来たんですね。.......あぁでも、てっきりこっち側に来ると思ってましたけど。玉藻ちゃんの勘も鈍りましたかねぇ?」

 

「なるほど、お前の尻尾は本命の1本以外すべて要らないらしいな?」

 

「ひえっ、動物虐待ですー!」

 

 やたらとおどけた口調で怯えた演技をするいつもの玉藻ちゃん。それを見たところでアルトリア・オルタが特になんの反応をする訳でもないのは本人が1番知っている。

 

 もはや反射的なものなので仕方ないといえば仕方ないのだが。とりあえずアルトリア・オルタへ向き直った。

 

「ところで、オルタさんはどうしてこちらに?」

 

()()()()()()()といえば分かるだろう?」

 

「はてさて、玉藻ちゃんには1ミリも心当たりが..........」

 

 刹那、アルトリア・オルタの魔力が吹き荒れた。飛来する黒鉄の剣は真っ直ぐに玉藻の前の首へ。しかし彼女が小石をつまむかのように軽く指2本で受け止めれば、纏っていた魔力が一気に霧散し、地形破壊すら起こす剣身は完全にピタリと静止した。

 

「なんのつもりです? 戦闘ルーム以外での攻撃はご法度だとあなたも知っているでしょう?」

 

「フン、私の一撃を涼しい顔で受止めておいてまだとぼけるつもりか?」

 

「とりあえず剣を下ろしてくれません? 物騒ですよ」

 

「ならば私がこの剣を下ろすに足りる返答をしろ。なんだ、その()()()()()()()は?」

 

 キッ! と睨んだアルトリア・オルタの瞳が、玉藻の前を射抜く。しばらく両者は無言のままでその状態を維持していたが、先に根負けしたのは玉藻の前の方だった。彼女は観念したようにため息をひとつ零す。

 

「.......マスターには言ったんですけど、私は私における全ての可能性を集めて顕現してるので。あなたが今までに知っている私とは少し勝手が違うかもしれませんね」

 

「少しどころの問題か。貴様のそれは、もはや英霊の────ッ!」

 

 何かを言おうとしたところで、その唇に玉藻の前の細指が押し当てられる。すると、アルトリア・オルタの口はそれ以上動かなくなった。

 

「はぁ〜い、シリアスなのはここまでで十分ですぅ。玉藻ちゃんにも用はありますからね〜..........あ、すいません。そのままだと喋れませんね」

 

 パチンと指を鳴らせば、ようやくアルトリア・オルタの口が動いた。彼女は小さく舌打ちをしながらその剣を納刀する。

 

「.........もし、お前がなにか怪しい動きを見せたのなら、元哉の前であっても叩き切る」

 

 最後、やけに低い声で玉藻の前に言い捨てると、アルトリア・オルタはそのまま霊体化してどこかへ消えてしまった。そうしてその場に残った玉藻の前は、何がおかしいのかクスクスと口元を裾で覆いながら優雅に笑う。

 

「物騒ですねぇ。..........ま、気づいたのはオルタさんが最初ですし、その高慢な態度は許しましょう」

 

 カラン、コロン。カラン、コロン。再び心地の良い下駄の音が廊下に響き始める。

 

「まぁ私は真っ白なキャンパスですので。全てはマスターの配色次第ですかねぇ〜.........なんちゃって☆。さっ、マスターの部屋にお邪魔致しましょうか!」

 

 九本の尾は、フリフリとご機嫌に動いていた。

 

 

 

 ☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆

 

 

 

 チャートは持ったか? 行くぞぉ! なRTA、はぁじまぁるよー! 

 

 さて、ダヴィンチに武器開発のお話を通してきました。これで特異点でドロップした素材を使って武器を作れるようになりましたね。まぁでも暫くは使う必要すらないんですけどね、初見さん。

 

 あっそうだ(唐突)

 

 前回、破戒すべき全ての符で立香ちゃ所持のアルトリア・オルタの契約を切るためにメディアを早々に召喚しなければいけないと言いましたが、あれは嘘だ(大佐感)

 

 しっかりとエミヤマッマを立香ちゃが召喚していますからね、彼に作ってもらえばいいのです。贋作でも十分効き目あるとか投影魔術器用すぎんよ〜。

 

 というわけなので、恐らく厨房でハードワークしてるであろうエミヤニキのところに行きましょう。

 

「......む、元哉か。どうしたのかね? 私に何か用かな?」

 

 破戒すべき全ての符作ってくださいお願いします何でもしますから! (なんでもするとは言ってない)

 

「なぜそれを........嗚呼、彼女の事か。だが、私の独断でやる訳にも行かなくてね.........私に投影して欲しいのならせめてマスターと彼女を連れてくることだ」

 

 >あなたは断られてしまった。

 

 はーつっかえ。

 

 .......しかし仕方ありません。ここは立香ちゃとアルトリア・オルタを連れてきましょう。

 

 >あなたは立香のマイルームを訪れた。

 

 お邪魔するわよ〜

 

「あ、元哉。どうしたの?」

 

 >あなたはアルトリアオルタの契約権についてリスクを述べ、交渉した。

 

「うーん......サーヴァントとか令呪とか、契約の仕組みとかもまだよく分かってないし、確かに元哉に渡した方が彼女も喜びそう。あの時のことが引っかかるけど........さすがに大丈夫だよね! 

 

 >何やら彼女は小さくブツブツと何かを言っていたが、あなたには聞こえなかった。

 

「うん、わかった。どうやるのかわかんないけど、元哉に任せるね」

 

 ヨシ! (現場猫)

 

 許可も貰ったので彼女を連れて今度はアルトリア・オルタを捕まえに行きましょう。ちなみに先程やったようにこうやってサーヴァントの契約権を巡って交渉することができます。ですが好感度が高くても今回のようにお互いの利害が一致したりそれ相応の理由がない限りは交渉は成功しません。

 

 今回はアルトリア・オルタが立香ちゃに懐いてなかったのと、立香ちゃの魔力的な問題もあって成功した感じですね。まぁもちろん好感度が低いとそれ以前の問題になってきますが。

 

 >あなたはアルトリア・オルタのマイルームを訪れた。

 

「お、お邪魔します」

 

 おっすお邪魔しまーす。

 

「む? 元哉と.......お前か。何の用だ」

 

 >あなたはアルトリア・オルタの立香に対する視線が鋭いものであることを感じた。

 

 直感くん仕事しないでいいっすよ...........(RTA的に)無駄なテキストなんで。

 

 >あなたはアルトリア・オルタに契約権の変更を確認する。

 

「当然だ。私はお前のサーヴァントであってそこの小娘のではない」

 

 確認が取れました。後は消化試合なのでパパっとやって終わり! 閉廷! 解散! 

 

 >あなたはアルトリア・オルタとのパスが繋がるのを感じた。

 

 工事........完了です。

 

 ちなみに余談ですがホモ君の専攻が強化魔術ではなく投影魔術の家系だった場合、エミヤマッマを自分で召喚しているとプチ衛宮士郎プレイができます。意外と投影魔術ルートも自前で武器をいくらでも作れるため多少なりのタイム短縮ができるんです。しかし火力は一般ピーポーとさほど変わらないのでこのチャートでは使用しませんが。

 

 さて、それではカルデアに帰還してからやることは終えたので、次の特異点に向けての準備をしましょう。しばらく時間が空くので、倍速倍速ゥ! 

 

 倍速している間に大人気アニメを流しても良かったんですが、さすがに画面が寂しくなるので.........

 

 み な さ ま の た め に ぃ 〜

 

 倍速の画面で何をしているのか解説致します。

 

 次の特異点が見つかるまでの準備期間で、立香ちゃの強化を図っていますね。

 

 現在の立香ちゃはまぁ、プチッと簡単に死ねるレベルで弱いです。そのためどの兄貴もRTAでは必ず立香ちゃの訓練フラグを立てています。立てないと立香ちゃが成長していかずに死んじゃうからね、シカタナイネ。

 

 今回は槍ニキやらマッマやらとかなり戦闘面に富んだ面々を召喚しているので、まぁ安泰でしょう。魔術の講師と戦闘指南は槍ニキに、座学やらなんやらはマッマとホモ君で担当します。

 

 魔術の面ではしっかりとガンドの補足率をあげてもらいましょう。原作や今ゲームで兄貴達は何度もこの魔術に救われてきたことでしょう。実はこのガンド、ルーン魔術なんです。そのためルーン魔術専門の槍ニキを講師にする必要があったんですね〜(例の構文)

 

 それに戦闘面でも『クランの猟犬』と呼ばれるだけあってクソ強いですからね。まぁ欲を言えばマジカル八極拳やパンクラチオンみたいな格闘術も教えて欲しいのですが、それはまた追々です。まぁ立香ちゃが召喚したらの話ですけど。

 

 座学やらその他諸々に関しては言うことはありません。ホモ君は優秀なのです。

 

 では画面では地味な絵面が続きますので、そのままお楽しみください(ニチャア)

 

 

 

 

 

 走者、倍速中………

 

 

 

 

 

 

 

 走者、倍速中………

 

 

 

 

 

 

 

 走者、倍速中………

 

 

 

 

 

 

 何 で 等 速 に す る 必 要 が あ る ん で す か

 

「あれから数日が経つが、マスターは結構やり手だな」

 

「ほんとっ!? ありがとう!」

 

「待て待て気ィ抜くな。喜ぶのはしっかり習得してからにしろ」

 

「はーい」

 

 お、順調に立香ちゃんが仕上がってるみたいですね。いいゾ〜これ〜。さて、このぐらいの立花ちゃんならオルルァンにも十分対抗できるでしょう。

 

 >あなたとクーフーリンがいつも通り立香に魔術を教えていると、慌ただしくロマニが入室してきた。

 

「はーっ.........はーっ............み、見つけた」

 

 オッスオッスドクター。どうしたんだよ急に? ここは女の子の部屋だぜ? デリカシーがないんじゃないか? 

 

「って、それなら君も普通に入ってるじゃないか! ..........って、そんなこと言ってる場合じゃなくて!」

 

 >ロマニは上がった息を整えると、真剣な眼差しであなた達を捉えた。

 

「立香ちゃん、元哉くん、特異点が見つかった。至急中央管制室に来てくれ」

 

 出たわね........ではオルルァンへの道が見つかったところで今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 ☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆

 

 

 

 ───轟音が鳴り響く。

 

 鳴り響かせるのは、全身の血管が浮き出た荒々しい形相の巨大な魔猪。その眼光の先に映るのは、()()()調()()()()()()()()()女性。

 

 どこにも外傷が見当たらない魔猪に比べ、女性の方は、全身血にまみれており、状態から見ても返り血ではなく彼女自身の物であると考えられる。ぽたぽたと地面に滴る血の量からしても、既に立っているのがやっとと言った状態か。

 

「ブオオォォォォォォォォ!!!」

 

「あーもう、しつこいのよさっきから!!」

 

 その巨体で突進してきた魔猪を、女性は跳躍して避ける。そしてそのまま魔猪の頭上目掛け、垂直に落下していった。

 

「ベリー・ウェルダンにしてやる!!」

 

 魔猪の頭上に彼女の腰に差していた黒剣が突き刺さり、次いで魔猪の全身から炎が吹き出る。やがて全身を炎で包まれた魔猪は、断末魔を挙げる暇すら与えられずに絶命した。

 

「っく.......!」

 

 少しぐらついたと思うと、女性は地面に膝を着いた。傍目から見ても状態は最悪。これ以上苛烈な行動をすれば、すぐに命を落としてもおかしくないだろう。

 

 女性は体を引きずるようにして近くの深い茂みまで行くと、木に背中を預け、ズルズルと地面に座り込んだ。

 

「はぁ.........はぁ..........ったく、早く..........来なさい、よ.............」

 

 まだかろうじて動く口で、空を見上げて文句を言い放った。

 

「馬鹿..................マスター...........!」

 

 




失踪するとか言ってどうせ帰ってくるので失踪します
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