ありふれた職業で世界最強と召喚教師!!リアルバウトハイスクール   作:arcgun

4 / 20
第四話です。やっと、真・主人公が出せる。
長かった。


ありふれない中学校編前編

なんだかんだで無事小学生時代終了。

俺達グループは揃って同じ中学校に入学した。

この頃からグループ内の面子もそれぞれの交友関係を作るようになった。

特に、部活動に入部する者とそれ以外では帰宅時間からして合わなくなる為自然と一緒に帰る事が少なくなる。

ちなみに、俺達三馬鹿トリオは帰宅部、白崎は中村と文芸部、雫は剣道部に入部した。

我らが勇者(笑)の天之河も剣道部に入部している。

俺と檜山は師匠からの修行の為、清水はゲーム開発のバイトの為に自然と帰宅部になった。

八重樫道場には偶に師匠に付いて行く事があるが以前よりは行く回数も減っている。

ただ、檜山はいつの間にか中学校の総番のような立場になっていた。

本人曰く喧嘩をことごとく買っていたらいつの間にか中学校最強の男を倒してしまった為、総番になってしまったのだそうだ。

俺はと云うと神威の拳の修行の合間に清水がお世話になっているゲーム会社にちょくちょく遊びに行っている。

そこにいる同じ年齢の奴とゲーム開発の手伝いのようなものをさせてもらっている。

 

彼の名は南雲ハジメ。

原作の真・主人公にして父親がゲーム会社の社長で母親が人気少女漫画家と云うハイブリッドオタさんである。

性格は温厚だがツッコミの際の容赦なさは中々来る物がある。

偶に、檜山とその友人が手伝いをしてくれる為、南雲家の両親は息子さんに原作程の負担をかけてはいない。

その変わり、触りではあるが神威の拳の呼吸法を混ぜた軽いトレーニングを俺や清水とやってもらっている。

その結果、160あるかどうかの身長が170後半くらいまで伸びたのには驚いた。(中学校卒業時点)

後、神威の拳の属性は予想通り《天》。

しかし、格闘技術は敢えて教えていないので、せいぜい身体強化と防御力向上くらいしか使えないが。

と言うのも、この南雲少年現段階に於いて、完全平和主義かと思える位、非暴力的なのだ。ガンジーさんですらもう少し戦っていたと思うぞ!

檜山曰く「羊の中の羊」清水は「余程の事がない限り戦うと言う選択肢を排除した存在」と評している。

そして、俺達は羊さんに無駄に身体強化と防御力向上全振りしていた訳だが、そんなある日の事だった。

その日は、珍しく特に予定もなく久しぶりに三馬鹿トリオでゲーム会社近くの本屋とゲーセンに繰りだそうとしていた。

そんな時ある路地裏を通りショートカットしようとする俺達の耳に南雲少年の声が聞こえてきた。

「平に、平にご容赦を~っ!」

声の方に俺達が走って行くと、老婆と幼児を庇ってヤクザに土下座をする南雲の姿が見えた。

「あの、チンピラシメてやろうか?」

檜山は完全に戦闘状態で突っ込む態勢に入るのを片手で遮る。そして、清水に千円札を二枚渡してお使いを頼む。

「これは、南雲の喧嘩だ。俺達が手を出すのは筋が違う。清水、悪いけどその金でタオルとペットボトルの水を買って来てくれ。」

そうこうしているうちに、ヤクザが捨て台詞を残して町中に消えていった。

イラついている檜山にあるモノを手渡すと俺はこう言った。

「これを使うと正体不明で済むぞ。」

それは冥王星で宇宙怪獣相手に戦う超大型ロボットのお面であった。

檜山は、一瞬呆けた後ニヤリとした後、それを装着して神気を全開にしてヤクザの後を追っかけて行った。

そして、遠くから「バ○ターコレダーッ!!」と叫ぶ某決戦兵器の声が聞こえてきた。

俺は、某78星雲の宇宙警備隊の初代のお面を付けながら

「じゃあ、俺も逝くとするかねェ。」

と言うと清水が目をジト目にしながら聞いてきた。

「いや、何処に行くのさ。」

俺は、ボディランゲージと例のかけ声で返事をする。

「ジョワッ!!」ビシッ バシッ(ヤクザの事務所もとい宇宙怪獣の巣へ)

「いや、何を言っているのか分かんないよ!だいたい、そのヒーローはけっこうしゃべってるからねっ!」

相変わらず、清水のツッコミは鋭いねぇ。

しかし、これは様式美なのだ。

「ジョワッチッ!!」(逝ってくる)

俺は風の神威を開放しながら、ヤクザもとい宇宙怪獣の巣へと飛翔して行った。

 

 

某ヤクザの事務所もとい宇宙怪獣の巣

ヤクザ1「てめえ、どこの組のもんだあっ!?」

ヤクザ1は木刀を振りかざしながらふざけた仮面の男に怒鳴りつけた。

「ジョワッ!!」(ウルトラアタック光線もとい炎の虎)

お面男が右手を振るうとヤクザ1は全身が焼けるような痛みを感じながら意識を手放した。

ヤクザ2「コイツ、妙な技を使うぞ!迂闊に近寄るな!!」

ヤクザ2は懐からトカレフを抜くやお面男に狙いを定め引き金を引こうとした瞬間

「ジョワッ!!」(八つ裂き光輪もといガラスの灰皿)

ヤクザ2「ギャッ!!」

その手首が曲がってはいけない方向にへし折られていた。

大柄なヤクザ3「押さえつけてやるっ!」

大柄なヤクザ3がその体格を活かし突進してくる。

「ジョワッ!!」(ウルトラ頭突きもといただの頭突き)

大柄なヤクザ3「ぐわっ!!」

大柄なヤクザ3は、その衝撃で意識が朦朧としている。

なんか若頭っぽいヤクザ「死ねぇっ!」

なんか若頭っぽいヤクザはドスを構え突っ込んでくる。

「ジョワッ!!」(ウルトラバリヤーもとい肉の壁)

大柄なヤクザ3をドスの前に差し込んで盾にする。某宇宙警備隊隊員。

大柄なヤクザ3「兄貴、そりゃないぜ。」

余りの暴挙に一瞬呆けてしまうなんか若頭っぽいヤクザの目の前で掌を合わせ構える某宇宙警備隊隊員。

「ジョワッ!!」(スラッシュ光線もとい凶つ風連射) 

なんか若頭っぽいヤクザ「ぎゃあーっ!!」

高速の風の刃がなんか若頭っぽいヤクザの全身を切り刻む。

たぶん組長さん「おめえ、何処の組の鉄砲玉だ?金なら払う。命だけは助けてくれ。」

何か勘違いをしているらしい、たぶん組長さんの目の前で両手をクロスさせて火の神威の力を集約させる。

「ジョワッ!!」(スペシウム光線もとい紅十字)

「ぎゃあ~っ!身体が弾ける~っ!」

たぶん組長さんの身体がガソリンでもかけられて火を付けたかのように燃えて逝く。

神威の拳を使えなければただ、オッサンが後ろに吹き飛んだだけにしか見えないだろうが。

邪魔が入らない内にパソコンに小型のモバイルを繋ぎモバイルが起動してデータを洗い浚いコピーしていく。

コピーが終わったら即座に離脱する。

「ジュワッチッ!!」(さらばだッ!!)

神威の風の力で周囲のホコリを巻き上げ小さな竜巻を発生させその隙に人気のない場所に移動した。

 

 

side清水

草薙くんと檜山くんの二人が動き出してすぐ僕は近くのコンビニでペットボトルの水とタオルを購入し南雲くんの後を追いかけた。

「南雲くんっ!大丈夫かい?制服がけっこう汚れたけど?」

南雲くんを近くの公園に連れて行き唾やら靴跡が付いた上着をタオルを使って綺麗にしながら、南雲くんの頭のホコリとかを落としていた。

「清水くん、なんでタオルとかペットボトルの水とか持ってたの?」

僕はその問いに対して正直に答えた。

いつもの3人で近くを通った事。

檜山くんがヤクザを叩きのめそうとして、草薙くんがこれは南雲くんの喧嘩だと言ってそれを止めた事。

あの後、ヤクザがガ○バスターのお面を付けた檜山くんに瞬殺された事。

宇宙警備隊隊員初代のお面を付けた草薙くんがヤクザの事務所を現在進行形で潰しに行っている事。

「ちょっと、待ってっ!1番目と2番目はまだ理解出来るよ!3番目と4番目は何っ?」

HAHAHA、あの二人と友人関係を続けるならこの程度の事で驚いちゃいけないなあ。 

その時、南雲くんに向かってとても、とても見覚えのある。いやむしろ、あり過ぎる二人が走ってきた。

「すいません!先程、お婆さんと小さい子の為に土下座されていた人ですよね?」

白崎さんが凄い勢いで南雲くんに迫っている。

「私、凄い怖かったけど、あなただけがただ一人あのお婆さんたちの為に動いていて何か凄いなって思ってその……。あれ?清水くん?」

ようやく、僕の存在に気付いてくれたらしい。嬉しいね!そのまま無視され続けるのかと思ったよ!

一緒に居る恵里にお願いをした。

「…恵里、済まないけど、今日の所は白崎さんを連れて帰ってくれないかな?」

「Sir Yes Sir!!」

恵里は僕の目を見るや否やすぐに返事して白崎さんを俵抱えで走って行った。

「ちょ、ちょっと恵里放して私は南雲くんとお話ししたいの~っ!」

「香織ちゃん、幸利の目を見てから発言して、天之河との決闘騒ぎと同じ位キレてるから。」

「え″」

「死にたいなら一人で死んで、私は死にたくないから。」

ドドドドドドドドドッ!!

 

二人の気配が遠ざかったのを確認してからペットボトルの水を南雲くんに手渡した。

南雲くんはその水を頭から掛けて、しばらく黙っていた。

そして、ぽつりと一言呟いた。

「……悔しいなぁ。」

頭からずぶ濡れで表情は見えないが今まで聞いた事もない声だった。

僕は、南雲くんに問い掛けた。

「………何が悔しいの?」

「全部だよっ!弱い自分もっ!友だちに助けられてホッとしている情けない自分もっ!」

多分、心からの叫びだろうと思った。

「どうしたいの?このまま、悔しい思いのまま過ごすの?」

「それとも、強くなりたい?強くなりたいなら手伝うけど?」

「強く、強くなりたい。せめて、目の前の人たちだけでも守れる位強くなりたいよ。」

僕は、わざと意地悪な事を聞いた。

「鍛錬は凄くキツいけど着いていける?」

すると、ずぶ濡れの顔を上げて不敵な笑みを浮かべこう言い放った。

「お前たちこそ、僕に着いてこいっ!」

「OK、訓練の量今までの3倍ね?」

「やめてください。死んでしまいます。」

 

ピロリロリンピロリロリン

 

僕のノートパソコンに草薙くんからメールが届いた。

データを確認する。

ほほぅ、これはこれはもう一切の容赦は要らないねぇ。

サーバーを15箇所程度経由して地元の警察と各報道機関、そして、忘れちゃいけないSNSに拡散っと。

ほい、一丁上がりっと。

商店街の地上げの証拠と県議会議員との密談の動画を拡散した。

 

南雲くんが、信じられないモノを見るような顔でこっちを見ていた。

其処までするのかと、甘いねぇ。

徹底的に叩く。2度と敵対したくないと心から思える位に叩き潰す。

これが僕たちの喧嘩だ!

 

草薙くんと檜山くんが公園に来た。

 

僕たちの活躍はこれからだっ!




余りにも長くなり過ぎたので二つに分けます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。