ありふれた職業で世界最強と召喚教師!!リアルバウトハイスクール 作:arcgun
中学校に於いて、様々な出会いもあった。
坂上龍太郎と谷口鈴そして、原作で小悪党組と云われたグループとの出会いは思い出深いものであった。
坂上龍太郎とは、檜山が不本意ながらも中学校の総番の立場に収まってしまった結果、顔も知らない後輩が檜山の名前を使って悪さをしていた事から端を発し、気が付いたら何故か坂上と檜山のタイマンへと発展していた。
但し、龍太郎の発言に俺達と付き合いのあるグループは既視感を覚えていた。
そう、我らが勇者(笑)の煽り文句にそっくりそのままだったのだ。
一例目「檜山ァ!貴様が後輩からみか締め料を集めているのは分かっているんだァ!」 ん?
二例目「お前が、草薙たちと組んで後輩たちに圧政を強いているんだろうがァ!」 んん?
三例目「目を覚ませ!草薙はお前を良い様に利用しているんだぞっ!!」 はい、ビンゴ~っ!
こんな、一方的な物言いするヤツは一人しかいねーわ。
「ちょ、ちょっと、待ってよ!坂上くん!」
清水が手足の重りを全部外して龍太郎の突進を止めに入る。
「なぁっ!?俺のタックルを止めただとっ!?」
清水は静かな物言いで龍太郎に問いかける。
「今の事柄は坂上くんが自分の目で確かめたの?」
「えっ?それは⋅⋅⋅。」
龍太郎は、戸惑いながらも清水に答えようとした瞬間、その事件はは起きた。
周りの人混みの中から檜山目掛けて何人かの学生がタックルを仕掛けて行く。
そして、檜山と清水が動きを止めた瞬間を狙って俺の背後から予想通りの人物が木刀を上段に構え、斬りかかってきた。
俺は、身体を半身にして回避すると振り下ろされた木刀を上から踏みつけ、がら空きの顔面に拳を叩き込んだ。
「ぐうっ!な、何故?」
あまりにも、馬鹿な事を言う天之河に俺はため息をつきながら、こう答えた。
「お前程度の実力で俺の背後を取った位で俺に一太刀入れられる訳がないだろうが。それにしても、お前馬鹿だろ。」
「誰が、馬鹿だとっ!」
吠える天之河に俺は心底うんざりしながら踏みつけていた木刀を片足で上に蹴り上げると左手でソレをキャッチする。
⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅おいおい、鉄芯入りの木刀って殺傷能力有りかよ。こいつ、作戦が成功したとして、もし、俺が死んだりとかしたらどうするつもりだったんだ?
「おい、天之河お前鉄芯入りの木刀で背後から頭狙って斬りかかるとか何考えてんだ。もし、お前の企みが上手くいったとしてこれで最悪俺が死んだら実行犯お前はともかく企みに参加した連中も揃って殺人の手助けをしたって事になるんだが?」
檜山を押さえつけていた連中がギョッとした顔をしてこっちを見る。龍太郎は呆然としながら天之河の方に顔を向けた。
「その上、どうせお前の事だ。親友とか大切な仲間とか云った耳触りの良い言葉でこいつら騙くらかして俺達に天誅を下すとか唆したんだろうが。人間ってのは自分が正義と言う大義名分を得ちまうと何処までも残酷になれるからなぁ。」
檜山に貼り付いている馬鹿共に俺は言い放つ。
「いつまで、檜山に抱き着いている積もりだ?それとも、アレか?そういう趣味嗜好の輩か?良かったなぁ。檜山、モテモテじゃねぇか。」
檜山は一瞬で顔を怒りに染めるとしがみついている連中を弾き飛ばした。
「ざっけんなっ!俺はノーマルだっ!」
俺に毒づきながら、龍太郎の方に視線を向けた。
「で、どうすんだ。坂上、続きをするなら相手になるけどさ。」
しかし、龍太郎は檜山の言葉など耳に入った様子もなくフラフラと天之河に近づきながら信じられないと云った顔で天之河に問い掛ける。
「⋅⋅⋅なあ光輝、⋅⋅⋅嘘⋅⋅⋅だよな?お前、⋅⋅⋅俺に何て言った。檜山は良い奴だから草薙に騙されて総番なんかやらされているって、周りの奴らも草薙に騙されているって⋅⋅⋅言ってたじゃねぇか?それがなんだよこれはっ!タイマンに横槍入れてあげくには鉄芯入りの木刀で背後から斬り掛かるっ!こんなやり方の何処にお前の正義はある?こんなのおかしいだろっ!答えろ、光輝っ!」
「違うんだ。龍太郎、聞いてくれ。確かに、騙し討ちのような事をしたのは確かだ。しかし、お前も見てて判ったと思うがこの男は親友とされる檜山がタイマンはってても顔色一つ変えない、冷酷な男なんだ。それに俺は知っているんだ。檜山が総番なんかやる羽目になったのは其処の草薙のせいなんだ。あいつが檜山に喧嘩相手を押し付けたのは間違いないんだよっ!」
え~っ!なんか、自分たちが卑怯な事をしたのにいつの間にか俺が悪い流れになっているんですけど?まぁ、どんなに論点をずらそうとしても天之河が不意打ち喰らわそうとした事には変わりないんですけどね!
何て事考えていたら、檜山から反論が出た。
「確かに、コイツが何回か俺に喧嘩相手を押し付けたのは確かだが、その喧嘩相手の何人かが天之河お前の指図で動いたってのはどういう事なんだ?」
「馬鹿な事を言うなっ!俺がどうしてそんな事をしなくちゃならないんだっ!」
「じゃあ、コイツとその隣のお前確かひと月前にも俺にちょっかい掛けてきたよな?」
「「⋅⋅⋅⋅⋅⋅!」」
「そんな馬鹿なっ!もし、そうなら檜山、お前にも何かしら問題が有ったんじゃないのかっ!」
「へえ、友達の家の仕事の手伝いに行ってたまたま買い出しに出た俺にいきなり殴りかかって来たけどな?どっちに問題が有るんだろうな?」
「そ、それは、俺はその現場に居た訳じゃないから解らないから⋅⋅⋅。ただ、それでもこの子達の事はよく知っているが理由もなくいきなり殴りかかるような事はしないよ。」
「天之河、お前おかしな事言うなあ。俺には問題が有って、いきなり殴りかかったこいつらには問題ないって事か?」
「ねえ、二人とも少し良いかな?」
言い争いを始めた檜山と天之河に清水が割って入った。
「ひと月前の喧嘩の件は僕も納得が出来なかったから少し調べてみたんだけど。確か、天之河くんと同じ道場の後輩だよね。茂富栄太(もぶえいた)くんと縋利徹(すがりとおる)くん。」
清水はいきなり、二人の素性をばらすと次にとんでもない事を暴露した。
「君たちは、うちの中学校の剣道部にも所属しているよね?」
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅はい。」
後輩二人は渋々肯定した。
「確か、僕の記憶に間違いがなければ、来月団体戦がある筈だよね?そのチーム選抜の件で一応エースの天之河くんの意見というのはかなり大きいのは知っているね?」
「「⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅はい。」」
おいおい、まさか天之河の奴マジで其処までするか?
「ひと月前まで、君たち二人は団体戦のチーム候補には名前すら上がってなかったらしいね?それがあの喧嘩の後、天之河くんの強い推薦で団体戦のチーム候補になったらしいけどさ。何でだろうね?」
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅。」
「清水っ!お前は何を言っているんだっ!この二人が努力していたから、俺は二人なら勝てると思って推薦したんだっ!巫山戯た事を言うと容赦しないぞっ!」
「天之河くんには聞いてないよ。僕はこの二人に聞いているんだけど。それとも何か聞かれると困る事でもあるの?」
「お前が余りにも的外れな事を言うからだっ!」
「僕は、この二人の努力を見ていないよ。だって、剣道部じゃないもの。只、顧問の先生に聞いたんだけど、この二人を出しても今のままでは多分勝てないだろうって言ってたよ。」
「なっ!?」
「「⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅!?」」
「ねえ、顧問にも期待されてないのに勝てるメンバーを蹴落として団体戦のメンバーになって誰が幸せになるの?一人の先輩のゴリ押しでメンバーになってそんなので君たち二人は満足なの?それで本当に剣道が好きだって自分に胸を張って言えるの?」
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅俺、実は「やめろっ!清水に言いくるめられてどうするっ!茂富、お前はレギュラーになりたいんだろうっ!せっかくのレギュラーの座を棒に振る積もりかっ!」⋅⋅⋅。」
「縋利くんは何か知ってる?」
「縋利っ!何も答える必要はないっ!」
「いいや、全て答えてもらおうか?」
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅先生、何で此処にっ!」
其処へ、天之河にとっては最悪の人物の声が聞こえてきた。
「なに、親切な女子生徒が、わざわざ喧嘩をしていると連絡があってな。それよりも茂富、縋利これはどういう事なんだ?天之河の強い推薦でメンバーに選抜したがつまりは、天之河の頼みで檜山に喧嘩をふっかけてそのお礼で推薦を貰ったという事か?」
「「⋅⋅⋅⋅⋅⋅はい。」」
「違うっ!俺はそんな事はしていないっ!みんな、誤解しているんだっ!」
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅天之河、来月の団体戦は辞退する。これが顧問としての俺の決定だ。そして、茂富と縋利の二人は当分部室に顔を出すな。」
「⋅⋅⋅そんなっ!」
「先生っ!」
「こんな馬鹿げた事で団体戦を辞退したとなったら他の部員がお前らを袋叩きにしかねん。俺も納得なんぞいくものかっ!」
「ま、待って下さいっ!先生、今度の団体戦は地区大会の予選も兼ねてますっ!これを辞退したら、地区大会の出場権もなくなるんですよっ!」
「だから、どうした。それがお前に何の関係がある?」
「何の関係って俺は剣道部の一員としてっ!」
「ああ、ひとつだけ言い忘れていた。天之河、お前退部届出せ。」
「何故ですかっ!?」
「天之河、今お前を強制的に退部にしたら他の大会に道場枠で出る事も出来なくなる。お前から剣道を取り上げたくはない。今まで部員を引っ張ってくれて個人戦でだが全国まで連れて行ってくれたお前に対するせめてもの情けだ。」
「そ、そんな先生待って下さいっ!考え直して下さいっ!」
「檜山、事件を表沙汰にする訳にもいかん。すまんがこれで手討ちにしてもらえないか?」
「正直、最初から表沙汰にする気もないし俺としてはそんな大事にする必要はないと思いますがね。」
「しかし、檜山、事件を表沙汰には出来ないとは言え不祥事は不祥事だ。何かしらケジメを付けなきゃならない。それが、親御さんから生徒を預かっている俺達教師の最低限の責任だ。」
「先生、それよりももっと建設的な解決策がありますけど、どうでしょうか?」
「清水、そんな方法が本当にあるなら是非とも教えてほしい物だ。」
「はい。まず、茂富くんと縋利くんの二人には団体戦までの間、知り合いの道場の方で徹底的に扱いてもらいましょう。天之河くんの方は、団体戦及び個人戦の今季の参加を見合わせてもらいます。そして、剣道部のマネージャーとして参加して頂くというのはどうでしょうか?」
「清水っ!お前は何を勝手な事をっ!」
「嫌なら、先生の決定の方でも良いんだけどさ、それだと今まで頑張ってきた他の部員のみんなが傷つく事になるよね?それに茂富くんと縋利くんも中途半端なまま休部とか暗にやめろって言われてるみたいで嫌じゃない?そして天之河くんさぁ、状況を甘く見てない?八重樫道場とは違うんだよ。あそこに居た時は多少問題が有っても道場が護ってくれたけど、普通の道場はあそこまで護ってはくれないからね。このまま先生の決定に従うとかなりの確率で道場枠での出場も出来なくなると思うよ。」
「しかしっ!それじゃ俺は全国で戦えないじゃないかっ!」
余りの情け無さに物理的に黙らそうと天之河を見た時、ヤツの後ろに居た龍太郎がおもむろに拳を振り上げ全力で殴り飛ばした。
「りゅ、龍太郎お前何を?」
「⋅⋅⋅もういい、⋅⋅⋅お前さぁ⋅⋅⋅少し⋅⋅⋅黙れよ。檜山、すまん。こんな奴の口車に乗って馬鹿な喧嘩売っちまって、俺は、自分が情け無くなる。」
「別に、誤解を受けるような立場にいる俺にも原因はあったしな。マジで面倒くさいからもう止めにしないか?」
「そっちがそれで良いなら、助かる。それと清水だっけお前の提案をこっちは受け入れる。というか受け入れさせる。コイツの家とは家族ぐるみの付き合いだ。親御さんに洗いざらいあった事をぶちまけた上でお前の提案を絶対に呑ませる。その上で図々しい頼みだとは思うが草薙武尊、一度本気で勝負してくれ。」
「何で、俺ッ!?」
「さっきの光輝の攻撃に対するカウンターを見て、檜山とは違う強さを感じたからな。多分、俺は檜山にも草薙にも下手すると清水よりも弱い。だからといって尻尾を巻いて逃げたら男が廃るってもんだ。闘ってみて何かしら得るものが有ればそれが俺の強さの礎になる。必ずなっ!」歯がキラーンッ!!
うわ~っ!コイツ天之河と別のベクトルで面倒くさい奴だわッ!!コイツ戦国時代とかに生まれた方が良かったんじゃね?
そして、後日神威の拳無しでタイマン張った結果解った事は、コイツ師匠に神威の拳の呼吸法だけ習ってやがった。それも属性は防御力に長ける山の神威だった。本人曰く一昨年の夏休みにのどごし生6本セットで教えてもらったらしい。
安いね、神威の拳ッ!!
そして天之河は、清水の提案通りに今季の大会出場を禁止され、他の部員のマネージャー代わりをさせられる事となった。
茂冨と縋利の二人は3週間の間現在所属している道場主から紹介状を持たされて飛天流剣術道場に住み込み稽古に行かされ小便に血か混じる程の厳しい虐待もとい稽古に参加して、団体戦で見事勝利を収めたのであった。
そして、谷口鈴との出会いは、俺達予想のの斜め45度の出会いであった。
というのもある暑い夏の日の事だった。
夏休みに学校のプールが解放されて俺とハジメ以外のグループメンバー5人で泳ぎに行ったのだがその際に中村恵里、白崎香織そして八重樫雫の3人が着替えの最中にお尻と胸を一瞬だけだが触られたと云うのだ!!
白崎はともかく、八重樫流の表を納めた雫に神威の拳の才能ならトップクラスの中村までが為す術も無く痴漢を許したと云うのだ。
彼女たちは、リベンジを果たす為、敢えて近くの銭湯を貸し切りそれを周知させると言う大胆な作戦を試みたのだ。そして、檜山の雷の神威を利用したトラップ、清水の地の神威を利用した簡易式の蟻地獄の二つの罠を乗り越えた谷口の目の前には美少女3人の桃源郷ではなく、八重樫家より虎一さん、鷲三さん。坂上龍太郎にこの頃すっかり俺達のグループにくっ付いて来る様になった茂冨くんと縋利くんの格闘技3人組そして、師匠の知人らしい貂蟬と卑弥呼とか言う筋骨隆々の自称漢女二人組の計8人のウホッ良い漢祭りであった。
ソレを直視した谷口は一瞬で口から魂を垂れ流しながら気絶し、ソレを心配した貂蟬と卑弥呼に囲まれながら看護を受けると言う地獄を体験する事となった。
「なせ、同じ女の子同士でこんな事をしたの?」
休憩室で俺達が包囲する中簑虫のようにぐるぐる巻きにされた谷口を中村が優しく問い質した。
「愚問ねっ!それは、登山家に何故山に登るのかと問うようなものよ。そこに可愛い女の子の肢体が有るなら鈴はそこに突き進むのみっ!」
「でも、谷口さんそれは世間一般で犯罪と呼ばれる行為なのよ?やっては駄目な行為なの。」
「それでも、鈴はその理想郷を目指してみせるっ!」
やんわりと駄目犯罪絶対駄目!!と注意するが、谷口はそんな中村にズリズリとにじり寄りながら少しずつ近寄ろうとしている。
そして、もう少しで中村にたどり着ける所まで来た時谷口の目の前に飾られていたアヒル隊長の身体が弾け飛んだ。
「え"?」
そっと休憩室の入り口を見ると左手にパチンコ玉を遊ばせている清水の姿があった。
「谷口さん、それ以上人の彼女に近づくならそれ相応の覚悟をしてくれないかな?」
素晴らしく晴れやかな笑顔を見せながらアヒル隊長の残骸にもう一発パチンコ玉を撃ち込んだ。ズドンとまるで砲弾が着弾したような音と振動を感じながら、谷口は清水の背後に真っ赤な頭部の鶏冠が特徴的な正義を冠するガンダムの姿を幻視した。
「なんか、これ以上近づくとナニカに覚醒してハイライトの消えた目でぼこぼこにされそうな気がするよ。」
大人しく、元の位置にゴロゴロと転がると上向きになりお腹が見える様に横になった。
「何か降参の姿勢取ってるんだけど!?」
雫が思わず突っ込みを入れる中、自ら近づいた中村は谷口の頭を自分の膝に乗せてゆっくりと髪を撫でながら、幼子をあやすように話掛けた。
「ねえ、谷口さんは女の子の肢体に触りたいというよりも女性の母性を求めているんじゃないかしら?」
ビクッと谷口の身体が震えた後、あからさまに動揺した声で強がり始めた。
「ち、違うよ!!鈴は女の子の乳尻太ももが大好きなだけなんだからねっ!」
「言ってる事がどこかのゴーストスイーパーと一緒なんだけどっ!」
「八重樫さんは少し静かにしててね?」
雫は中村に注意を受けると顔を真っ赤にした後ポニーテールで顔を隠した後白崎の胸に頭を埋め幼子のようにグリグリとし始めた。
「ちょ、ちょっと、恵里ちゃん?雫ちゃんって以外に打たれ弱いんだからねっ!」
「ごめんね?今は谷口さんの事が重要なの。此処でしっかりと話をしないと私達触られ放題になるよ?」
「オーケー、恵里ちゃん谷口さんとしっかりお話してね?雫ちゃんはこっちでフォローするからっ!」
「中村さんは鈴に触られるの、嫌?」
「いくら同性でも理由もなく、人の肢体を触るのはあまり褒められた事ではないわね?ましてや、セクハラ紛いをされて喜ぶ人が居るかしら?谷口さんは、自分の意思を無視されて肢体を触られて嬉しい気持ちになるの?」
「‥‥‥鈴は、自分が嫌な事をみんなにしてたんだね。」
「谷口さん、誰だって人肌が恋しいと思う時はあるものよ。さっき、幸利に谷口さんの今までの生活環境を調べて貰ったのだけど谷口さんって幼少時に両親とのスキンシップが多く無かったみたいね?」
「‥‥‥仕方ないよ。パパもママも鈴の事を育てる為に一生懸命お仕事してるんだから。だから、鈴は文句なんて言ったら駄目だし、我が儘言ったら駄目なんだよ。って言うか勝手に人の家の事調べないでよ!」
「それは、悪かったとは思うけど、谷口さん私は谷口さんと友達になりたいと思っているの。駄目かしら?」
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅それは、鈴も中村さんと友達にはなれるならなりたいけど、人の嫌がる事をしてた鈴が友達になっても良いの?」
「私も谷口さんの事を勝手に調べたし、谷口さんも人の嫌がる事をしてしまったからお互い様って事で改めて友達にならない?」
「あ、そういう事なら私とも友達になろうよ!雫ちゃんも良いよね?」
「まぁ、今回みたいな騒動を起こさないなら私も友達になるというのは良いと思うわよ。」
「うわ~っ!さっきまで白崎の胸で幼児退行していた人とは思えない別人っぷりだな?清水。」
「本当だね。さっきの八重樫さんも可愛かったけど今の八重樫も凛々しいねっ!」
檜山と清水が雫をからかうと雫はビクッと身体を震わせると再び白崎の胸に頭を埋め幼子のようにグリグリとした。
「こらっ!檜山くんも清水くんも雫ちゃんをからかわないのっ!雫ちゃんって本当に打たれ弱いんだからねっ!もうっ!本当に草薙くんも南雲くんもいつになったら帰って来るのよっ!」
香港に行っていた間に中村と谷口は友人になっていたらしい。
そして、少しずつ本番の異世界召喚に近づいてきていた。
龍太郎編と谷口編終了!
そして、草薙と南雲は香港へと向かうっ!
香港では一体誰が待ち構えるのかっ!