ありふれた職業で世界最強と召喚教師!!リアルバウトハイスクール 作:arcgun
中村恵里
清水幸利
檜山大介
の順番です。師匠の行動により少しずつ解離する原作キャラたちの行動をお楽しみください。
side中村恵里
私が、神威の拳に関わる発端になったのは、私が五歳の時でした。
その時の父の話ですが
父と私が家の近所で遊んでいた時に私が道路に飛び出してしまい、そこへ車が突っ込んで来ました。
父は、咄嗟に私を庇って車に轢かれる。・・・筈でした。
その時、不思議な事が起こった。・・・・・・そうです。
父と車の間のアスファルトが轟音とともに凄い勢いで上に持ち上がりジャンプ台のようになり、車はそのまま斜め上に打ち出されたようになり、私達を飛び越えて数メートル先に着地し少し走った後、電信柱に衝突したそうです。ちなみに、運転手は居眠り運動をしていたそうで自損事故で処理されたそうです。
・・・私はその時見たのです。着物を着た父と同じ年くらいの男性が地面を踏んだ瞬間アスファルトが凄い勢いで持ち上がったのを、私はその事を父に伝えました。最初は父も冗談だと思って真面目に取り合ってくれませんでしたが、私がその男の人がいた場所で強く踏み込んだような草履の跡を見てから信じてくれました。
とはいえ、何処の誰かも判らないのでもう会う事はないと思われましたが、意外な所からその人の所在が判明しました。それは母からでした。
私から風貌と衣装を聞いた母は此処のところ毎日近くの公園でベンチに座って酒を飲んでいる男性と同一人物ではないかと言いました。そして、私と同じ幼稚園に親戚の子がいるらしいと。
父と私は、急いでその公園に向かったのですが、何故かその時私は冷蔵庫から父の紙パックのお酒をポケットに入れて行ったのを覚えています。
すると、その公園のベンチに気怠そうに座っているあの人がいました。
父は、その人の足を見てあの時の草履の跡と同じような草履を履いているのを見て同一人物と判断したようでした。父がこの前の道路の件をその人に尋ねました。すると、気怠そうにしていたその人はなんとなくあの道を通ったらたまたまあの現場に出会したとの事でした。父が御礼を言うとその人は言葉より安物でも良いから酒の方が良いと笑いながら言いました。父は、近くの酒屋さんにお酒を買いに走って行きました。私をそこに置いたままです。
余程慌てていたのでしょう、
私は、ポケットに入っていた紙パックのお酒をその人に渡しました。そして、気になっていた事を聞きました。私にも同じような事が出来るのかと。すると、その人は特殊な呼吸法で出来るようになると但し、これは個人の体質いわば才能によって差があるとも言われました。私はその呼吸法を教えて欲しいとお願いしました。
すると、その人は私が通っている幼稚園に草薙武尊という子が居るとその子にある程度技術を叩き込んでいるとの事でした。
初めて、ではなく何回か見た事がある子でしたが、いつも檜山くんと清水くんという子と一緒にいて、パソコンでいつも何かしているようでした。先生は、一度だけ注意しましたが草薙くんにパソコンで何をしているかを説明されてからは、特に注意しなくなりました。
あまり話した事はなかったのですが、勇気を出して草薙くんに神威の呼吸法を教えてもらいました。草薙くんが言うには私は神威の拳の才能に関しては草薙くんや清水くんより上なのだそうです。草薙くんに教えてもらってから常にその呼吸をするように心がけていたらいつの間にか自分の周囲に水の塊を出せるようになりました。でも、それが見えるのは同じ神威の拳の使い手だけなのです。なので、いつもわざと水の神威の力を少しだけ具現化させています。そうする事で神威の拳の鍛練にもなりますし、悪意ある者から咄嗟に身を守る事も出来ます。ですが、草薙くんが言うにはそんな事出来るのは私だけらしいです。簡単なのに。
それよりも今でも不思議な事が一つだけあります。何故、師匠は私達親子を助けた際にあのような事を呟いたのでしょう?
「一つ目の改変うまくいったぜ。星詠み。」
side清水幸利
僕は小さい頃から本を読んだりするのが好きだった。だって、本の中には色々な世界が広がっているし様々な知識を得る事が出来るからだった。でも、僕以外の家族は子供は家で本を読み更けるよりも外で遊ぶのが普通だと常日頃言っていた。でも、ある時から僕はこの世界には本やテレビだけじゃない色々な世界があると友達から教えて貰った。
草薙武尊、それが僕に色々な世界を教えてくれた友人の名前だ。彼とは同じ幼稚園に通う仲だ。彼は、他の幼稚園児とは最初から違っていた。いきなり、ガキ大将の檜山くんと大喧嘩をしたかと思うと彼共々1週間行方不明になったかと思うと戻ってきたら戻ってきたで、あれだけ大喧嘩をした檜山くんとまるで幼馴染みのように仲良くなっていたり、幼稚園にある大きな銀杏の木に一飛びで大きな枝に腰かけて、その枝の上で何事もなかったかのように昼寝をしてみたり、やる事為す事が普通の幼稚園児とは一線を画していた。
そんな彼が、ある時大きな包みを抱えながら幼稚園に来るとその包みからノートパソコンを引っ張り出して電源を繋ごうとしていた。幼稚園の先生は彼を注意しようとしたが何事かを彼に言われてから彼に注意しなくなった。それどころか、彼がノートパソコンを持って来ると率先して電源を繋いでくれるようになった。後で聞いた話だが何でもとても有名な占い師のホームページに繋がっているのだそうだ。
しかし彼は、決定的に機械に弱かった。この所一緒につるんで居る檜山くんも同様で二人して先生たちが占いを見て盛り上がっているのを呆然としながら見ていた。
僕は、そんなに難しいのかと思って少し触らせて貰った。慣れてくればそこまで難しいものではなかった。いつも、みんなを引っ張っている二人の意外な弱点を見つけて僕は、少し優越感を感じていた。彼らに格好いい所を見せようと思った僕はパソコンの知識を図書館で学習した。僕は小さい頃から本ばかり読んでいた為かある程度難しい本でも理解出来た。
そして、彼らと3人でパソコンを使って様々なアイデアを出し合って色々な媒体に応募し始めた。檜山くんの意外と庶民的な考え方、草薙くんの今で言う廚二病的な考え方、そして僕の少し冷めた突っ込み的な考え方の3人の考えを混ぜたものを手当たり次第に応募したのだ。
その結果、あるゲーム会社のシナリオに当選した。初めて、相手の会社からアポを受けて幼稚園に来られた時は3人ともパニックになったものだ。とはいえ、正直相手方が真面目に相手してくれるとは思ってなかったので、向こうの社長である南雲愁さんがしっかりとした契約を結ばないかと言われた時はどうしたものかと思った。
しかし事此処まで至っては両親に話をしない訳には行かなかった為、正直に両親に話をした。両親は最初冗談だと思って僕はかなり怒られたが、南雲さんが家にまで来て事情を説明してくれたのには正直助かった。但し、両親は契約の条件の金額を見てびっくりしていた。確かに幼稚園児に払う金額ではなかったからだ。それについては南雲さん曰くこの金額は子供たちに支払う訳ではなくそれぞれの家に支払う金額なのだそうだ。子供たちが自由にシナリオを創れる環境を手伝ってもらう為の報酬だと思って欲しいとの事だった。
そして、今も僕達は色々なシナリオを考えている、ただ、前と違うのは3人だけじゃなくて沢山の友人たちと一緒に作っているという事だ。
しかし、草薙くんの武術の師匠は何故僕にまで神威の拳を手解きしたのだろうか?必ず役に立つと言っていたが今のところ凄く役に立った覚えはないのだが。出来れば、ずっと役に立たない事を祈る。
side檜山大介
俺は今でこそ草薙とつるんではいるが、最初はあいつの事が気にいらなかった。自分はお前達とは違う。まるで、そう言っているような態度も気にいらなかった。その為か俺はアイツと大喧嘩をした。
そして、うちの両親の知る所となり幼稚園にお袋が呼ばれる事になった。只、今にして思うとこのあたりから少し可笑しかった。
まず、うちのお袋だが通常は喧嘩なんぞでいちいち幼稚園に来るような母親じゃない。只、今回は幼稚園の先生からどうしても来てくださいと言われたらしい。ちなみに、その先生は俺たちの担任にあたる先生で師匠こと東方流玄に事あるごとに話しかけていた。
それはともかく、お袋と少し話した後、何故か1週間俺を預かるという話になった。只、さすがに1週間も子供を預かると云うのはお袋だけで決める訳には行かず、うちの親父と話をする事になったのだが、うちの親父よ。あんたチョロ過ぎるだろうがっ!二人で居酒屋に飲みに行って一晩たったら何故か俺が1週間預けられる事に決まっていた。どうしてこうなった?
そして、それが俺と草薙の1週間の地獄の始まりだった。次の日に草薙の家いわゆる時代劇の武家屋敷のような家に連れて行かれた。庭に道場が有り子供心に掃除大変そうだなぁと思った。着いてすぐに師匠に目隠しをされて一瞬周りの気配が変わったと思って目隠しを外したら武家屋敷に居た筈が霧の漂う鬱蒼とした森の中に居た。その時の俺の心境は
あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!
『おれは武家屋敷に居たと思ったら いつのまにか深い森の中に居た。』
な…なにを言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
といった所だった
とにかく、師匠に話を聞こうとしたがいつの間にか大振りのナイフ2本に大きめの革の水筒と手紙が師匠が居た場所に置いてあった。
手紙には二人で協力して1週間生き抜いてくれとの事だった。
それから、俺たちは喧嘩をしたり、又は協力し合いながら葉っぱと木の枝で仮の住居を作り川を見つけては水源を確保しナイフ一本で小動物を狩り、ナイフに付いていた火打ち石を使い火を起こしなんとか生活したのだが5日目に二人してキノコに当たり、動けなくなっていた。意識が朦朧とするなか俺たちは確かに誰かが近くにいたような気がした。とても、優しそうな女性とおそらくその女性の娘とおぼしき幼女だったような気がする。
とにかく、その二人のおかげで俺たちはなんとか死なずに済んだ。只、今にして思うと俺たちの体調不良を治したのは神威の拳の呼吸法だったと思う。あの女性がお腹に手を当ててくれた時のあの暖かい波動は今でも忘れた事はない。
そして、あの1週間があったから今の俺があると胸を張って言える。人間は一人では生きていけない。必ず誰かと繋がっている。今でもそのありがたみを痛感している。
それにしても、何故あの二人はウサミミと兎のシッポを着けていたんだろうか?
はい、とりあえず小噺3つ載せました。
師匠は原作に対し色々と仕込みをしているようです。
それと、檜山と武尊を助けてくれたのはダレなんだ?