ありふれた職業で世界最強と召喚教師!!リアルバウトハイスクール 作:arcgun
なんとか書き切れると良いのですが・・・。
あのエプロンを着けた大男が、南雲慶一郎さんか・・・。
「俺の名前は、南雲慶一郎、南雲ハジメくん君の遠い親戚にあたる者だ。」
そして、彼こそがこの世界の一つの戦いの主人公だった者か・・・。
南雲慶一郎、ソルバニアと呼ばれる異世界・・・実際は虚数空間に存在する超巨大なスペースコロニーのような建造物・・・に召喚された格闘家だが、神威の拳の使い手であり伝説の傭兵であり料理の名人と、まぁ経歴だけ見たら何処の沈黙シリーズの主人公を演じた俳優さんかと思えるふざけた経歴だがこれでも俺達の兄弟子にあたる人物である。
とりあえず、確かにいきなりあなたの遠い親戚とその友人で神威の拳の使い手ですと訪ねて来たら誰だって疑う。少なくとも、俺なら徹底的に身元を洗うだろう。
但し、この人は自分に敵対しそうな人物でも気に入れば友好的な関係を結んでくれると思う。
なんせ、作中に於いて気に入れは殺人犯でも助けると豪語した人物なのだ。
とりあえず、挨拶は良好な人間関係の始まりってね。
「突然の訪問失礼致しました。僕は東方流玄の弟子の一人であなたの弟弟子にあたる草薙武尊と言います。そして、こちらの少年が・・・。」
「自己紹介が遅れました。南雲ハジメです。南雲千鶴さんの父方の血筋で僕も貴方の事は知りませんでした。おそらく、同じ師匠に師事していなければ今でも貴方と親戚関係だとは知らなかったでしょう。」
俺達は、相手に失礼のないように言葉に気を配りながら自己紹介をした。
南雲慶一郎さんは俺達を面白そうに見ながら話を始めた。
「さっきは、李に対しては途中はかなり荒っぽい話し方をしていたじゃないか。そんなに、猫を被らなくても良いぞ。それと俺の横に居るのが・・・。」
慶一郎さんの横に立っていた綺麗な女性が慶一郎さんの紹介を遮るように話始めた。
「自己紹介くらいは自分でするわ。烈 飛鈴慶一郎さんの妻よ。」
この人が奥さんの飛鈴さんが・・・。現実で見るとやっぱりすごい美人だな。しかし、この人はこんな美人なのに黒社会を束ねる一人だってんだから信じられないな。おそらく、今日の腕試しもこの人の指示の可能性がある。
「慶一郎さんの奥さんですが。貴女が今日の腕試しを主導したのですか?」
「・・・あら?さっきのウチの人と李のやり取りを聞いてなかったのかしら。あれは、李が主導したものよ。」
「あり得ませんね。李さん個人でしたら行ったかも知れませんけど、李さんの立場であの腕試しを主導するには無理が有ります。」
「・・・貴方の推論を伺っても良いかしら?」
「まず、李さんは烈家の使用人として名乗りました。その時点で李さんが勝手な事を行えば主の名に泥を塗る事になります。さらに僕は、李さんと手合わせしてもらった際に李さんはかなり手加減を加えていました。此処の場所に案内してもらう際も得体の知れない若造二人に対する対応ではありませんでした。この事から僕達の背後関係諸々は既に確認済であると推測されます。そして、貴女が主導していると僕が確信したのは先程のやり取りでした。」
「何かおかしな点があったかしら?」
「はい、南雲さんは李さんに好き勝手し過ぎだと言いましたが・その時実質的な主である貴女は何も言いませんでした。実際問題李さんが勝手に腕試しをしたのならば、それは烈家の名前を使用人が勝手に使ったと言う事になります。その事について何故貴女は李さんを叱責しなかったのか?それは、最初から李さんに腕試しの件を命じていたからではないでしょうか?だから、あの時李さんを責める事はせず李さんは下手な芝居を行う事で僕達に腕試しは李さん個人の行動であると思わせようとしたのではないですか?もし、貴女が少しでも李さんを叱責していたなら僕は信じて居たかも知れません。」
「貴方は格闘家よりも推理小説家になるべきね。とても面白い推論ね。」
「それともう一つ、神威の拳の使い手は嘘をつくと鼻筋にうっすらと血管が浮き出るそうですよ。」
「それは、本当かしら?少なくともウチの人が嘘をついた際はなかったけど?」
慶一郎さんがぎょっとした顔で奥さんの方を見た。
「いいえ、只のジョークですが、李さん無意識に鼻に手をやるのは頂けませんね。おかげで李さんが個人で行っていない事が証明されましたけど?」
そう、李さんは俺のジョークについ鼻に手をやってしまったのだっ!飛鈴さんは降参と言った様子で両手を上に上げるとクスクスと笑いながら聞いてきた。
「ねぇ、今のジョークはもしかして、日本の漫画に出てたものかしら?」
「よくご存知で日本の有名な漫画でしてもう8部迄連載されてますよ。その中の第3部で主人公が香港で敵を炙り出す為に言った台詞のアレンジですね。奥さんはけっこう漫画とか読まれるんですか?」
俺が問い掛けると苦笑いしながら飛鈴さんは答えた。
「違うわ。私じゃなくてウチの娘よ。ジャパニメーションに目が無いのよ。」
「ご存知かも知れませんが、ハジメくんのお母さんは日本で有名な漫画家なんですよ。さらにお父さんはゲーム会社の社長さんで、ハジメくん本人もかなりサブカルチャーに通じてますよっ!」
「ちょっと、武尊くん僕の家の事は良いからこれからの事を相談しないとっ!」
ハジメが焦ったように話を変えようとする。
確かに、いつまでも無駄話をしている暇はないか。香港に滞在できる期間も限られているしな。
俺は慶一郎さんに何故バーベキューの準備をしているのか訪ねた。
「そういえば、何故中庭でそれも烈家の主であるお二人がバーベキューの準備をされているのですか?」
慶一郎さんは懐かしげに苦笑いするととんでもない事を言った。
「なぁに、ちょっとした同窓会みたいなもんさ。たまたま今日教え子が香港でライブをしていてな。そいつの嫁さんも同じく元教え子でウチの長女と次男坊も一緒に香港に来ているらしくてな。ついでにウチでメシでも食べようかってなってな。お前達も一緒にどうだっておい、どうした?えらく顔色が悪いが何か不味い事でもあったのか?」
不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い不味い
「あ~っとっ!折角のバーベキューのお誘いなんですが、僕達空港から直接こちらに伺ったので予約したホテルに荷物も置いてないんですよっ!又、後でお伺いしますねっ!」
俺が瞬時に考えた完璧な言い訳は後ろから聞こえてきた。ある女性の声に脆くも崩れ去った。
「ほほぅ、これはこれは夏休み合宿をサボって行方不明になった草薙武尊くんじゃないか?」
「み、草薙師範代、これは奇遇ですねっ!あ、あのですねっ!これには止むに止まれぬ事情が在りまして、えぇっと、その東方流玄師匠の命令と言いますか僕達の神威の拳のこれからの成長の為と言いますか?そんな感じで如何様にもしようがなかった次第でございまして。」
しかし可笑しい、ハジメの気配察知は、並外れていた筈。そのハジメの気配察知ならば草薙師範代が近付いて来た時点で判った筈、それが何故こうも簡単に近づかれたっ!?ハジメの方を見た俺はすぐにその答が解ったというか、ぶっちゃけハジメは大人げない大人一人・・・師範代の旦那で俺達の神威の拳の兄弟子にあたる草薙静馬、そして大柄な少年二人に大人げない大人にそっくりな少女?一人にあっさり拘束されていた。それもご丁寧に口に詰め物をされて・・・。
「し、師範代?そんなに眉間に皺を寄せたら折角の美貌が台無しですよ?とにかく、僕達は夏休み合宿に参加できなかった事はとても心苦しく思っている次第でございます。それだけは心に留めておいて下さい。」
「あ、おか~んっ!ハジメのスーツのポケットからこんなの出てきたで~っ!」
大人げない大人にそっくりな少女?凉鹿・・・師範代の長女の手には『香港グルメガイド点心から満漢全席迄』なる本が握られていたっ!?
こう為ったら仕方がない、ハジメには悪いが死人に口無しという事で俺は風の神威の力で即席の煙幕を作ろうとしたっ!
しかし、何も起きなかった。よく見ると師範代の手にはいつの間にか特殊警棒が有り俺の風を打ち消していた。ハジメの方も大柄な少年のうちのっぺりとした少年虎鉄・・・師範代の長男の手にはいつの間にか木刀が握られていた。二人は月の神威の力を使える。月の神威は他の神威の力を反射もしくは利用する事が可能である。そう、他の神威の力を使えると言う事は俺の風の神威を利用しかつ打ち消しちまった訳だ。そして、ハジメが動く事も出来ないのもおそらく同様の現象が起きていると言う事か。
それに、あの野郎も手を貸してやがるなっ!あの派手で悪趣味な神威の力が漂ってやがる。
「てめえ、真紅郎何しに来やがったっ!何でここに居やがるっ!」
「おいおい、夏休み合宿をサボった草薙くんじゃないか?決まっているだろ。此処は俺の実家なんだぜ‼️別に俺が居ても何も問題はないだろう?」
「ふざっけんなっ!てめえは鉄斎のジイサンにでもシゴかれてやがれっ!」
「ほほぅ、草薙貴様わしの事をそんな風に思っていたのか・・・。」
ってオイ、何で鉄斎先生迄此処に居るんだよっ!
「まさか、わしだけだと思ってはないだろうな?」
ってま、まさか!?
「何で、ジジイがここにいんだよっ!」
「こらっ!沙羅っ!久しぶりに会ったってえのに、なんだつその言い方はっ!?」
うへえ、姫川先生ェ。まさか、あの人も・・・。
「ああ、慶一郎くん今日はお招きありがとう。今日は本当に良い日だ。何せ夏休み合宿をサボった小僧も来ていたとは
本 当 に 良 い 日 だ。」
アカン、俺死んだ・・・。
「毒島先生こいつらは神威の拳の修行に来たらしいので死なない程度でお願いしますよ?」
「それは、小僧の耐久力次第だな?それと真紅郎に押さえ付けられているもう一人は誰かね?慶一郎くん」
「えっと、俺の母方の親戚で南雲ハジメと言います。今日は神威の拳の修行にそこの草薙武尊くんと一緒にウチに来た次第です。」
「何っ!千鶴さんの血筋となっ!その割には顔に精悍さはないな。なんぞ羊みたいな温厚さを感じる少年よな。おい、鉄心、雷蔵こっち来いっ!千鶴さんの血筋の少年がらしいぞ。」
「何っ!千鶴さんの血筋だと?その覇気のない小僧がか?」
「天童、てめえ本当にこの小僧が千鶴さんの血筋か?随分弱っちい感じだな?まあ良い、真紅郎そいつを離してやれ。」
「え~っ!折角捕まえたのに~っ!?」
「てめえが、その小僧の代わりに俺達に揉まれたいんならそれでも構わねえんだぜ?」
「ささっ、ハジメくん起きて起きて服は破れてなかったかな?」
「なんか、あなた変わり身早すぎません?」
「嫌だなぁ、ハジメくん僕と君は親戚らしいじゃないか。それに年も近いし仲良くしないとねっ!」
「南雲ハジメだったっけ。俺ぁ、お前ぇの親戚の千鶴さんから柔術を主に教えてもらってた姫川雷蔵ってえんだ。しかし、見れば見るほど弱っちいなお前ぇ。」
「わしは、同じく千鶴さんから剣術を主に教えてもらっていた鬼塚鉄斎と言う。確かに千鶴さんの血筋とは思えん覇気の無さよな。」
「お前達、初対面の少年に二人して酷い言い様だな。すまんな、南雲ハジメくんだったかな?私は毒島天堂私も彼らと同じく千鶴さん君にとっては遠い親戚にあたる人から骨法を主に教えてもらっていた。彼らとはまあ腐れ縁の仲だな。」
「ふんっ、何が腐れ縁だ。一人だけ好好爺の振りをしおって。」
「全く鉄心の言う通りだぜぇっ!だいたい手前ぇがこの三人の中で一番やべえじゃねぇかっ!」
「二人とも、何を言うか。私の何処がお前達のような乱暴者と一緒にしないで欲しいものだな?」
「あ、あのさっきからお名前が出ている千鶴さんってどんな人だったんですか?僕の親戚だと言う事は解ったんですけど。」
「どんな人って言われてもなぁ。とにかく、強かった。」
「雷蔵、それでは判らん。そうさな、一本芯の通った女性であったな。天童。」
「それでいて、村でも鼻摘み者だった私たち三人に差別もせず武の道を教えて下さった優しい女性だったな。」
「素晴らしい女性だったんですね?」
「そうさな、その血筋を引いているお主からは全く覇気がないのには納得行かんがな。」
「確かに鉄心の言う通りだなぁ。もうちっと気迫がねぇってのはいけねぇ。」
「もし、ハジメくんさえ良かったら少し私たちに付き合ってもらえんかね。これも何かの縁もしかしたら千鶴さんの導きかも知れないしな。」
「僕で良かったら是非御三方の技術を教えて頂けませんか?」
あ、ハジメが地雷原に突っ込んで行っただとっ!?
しかし、ハジメの魔改造を後押しするには丁度良いかな。
しかし、まずはこの状況をなんとかしないとな・・・。俺はなんとかする為にある人を利用する事にした。
やべえ、書きたい事が多すぎる。
リアルバウトハイスクールの関係者出演させると楽しすぎて止まらない。
話が進まない。