Vなる彼女は尊いをKしたい!   作:アルファデル

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前の話の後書きに書き忘れたのですがカオルの一人称の読み方は【わたし】で暦は【わたし】と【わたくし】です


Precious story No.10

「さーて、今週もはじまった(せーのっ)『Vニーズラジオ!!』毎週ランダムにVニーズメンバーを人数問わず選出、パーソナリティとして様々なゲストを迎えてお送りしているこのラジオ!今週は私犬飼カオルと!」

 

「私、柊木暦でお送りします」

 

いよいよ始まったVニーズラジオ、オープニングトークをしているカオル先輩と暦先輩の姿を涙が溢れそうなのを堪えながら聞いています。この光景を目に焼き付けるためにはレンズ()が滲んでいてはいけないのでがまんです!

 

にしてもお二人の声がダイレクトに聞こえるというのはやはり色々な意味で危険(助かりすぎ)ですね、口角が天井に行ったきり帰ってきません。もうすぐ自分が呼ばれる番だと言うのにこれではまともにお話し出来ません!

 

「さぁて今回からVニーズラジオでは4週にわたって我等がVニーズからデビューした3期生を1人ずつゲストとしてお迎えしてラジオをやっていくよ!先週私と暦ちゃんがパーソナリティだって決まった時はもしかして!って思ったけど予想通りだったね暦ちゃん」

 

「まだゲストをお呼びしていないのにネタバラシしてはいけませんよカオルちゃん」

 

「それはそうなんだけどさぁ、公式アカウントで告知した時にシルエットでバラしちゃってるよ暦ちゃん…えーと本当はもう少し焦らしてから呼ぼうと思ったんだけど、これ以上放置したらちょっと何処かに行っちゃいそうで怖いから紹介するね。三期生初配信にて自分の紹介より私達2人のPRを2時間たっぷりしてくれた愛らしい後輩!Vニーズ三期生尊井希、希ンです!」

 

「………」

 

「…希さん?希さんがお話しする番ですよ」

 

カオル先輩の呼びかけで宇宙の神秘に辿り着きそうなほど頭をフル回転させていた私は暦先輩の呼びかけに我を取り戻す

 

「え?あ!すいません!先輩(推し)から愛らしい後輩だなんで言われて危うく魂が宇宙の彼方まで昇天していきそうでした。コホン、改めまして今ラジオをお聞きの皆さんこんっす♪我思う、故に尊いありVニーズ三期生の尊井希です!今日は先輩方に囲まれてどう意識を保てるか不安ですが精一杯楽しんで逝きたいと思います!」

 

「何やら含みのある言い方をしている様な?なるべく意識を強く持ってくださいね希さん」

 

「開幕からパワーワードが過ぎるよ希ン、そしてなんでそれを平然と受け入れられるの暦ちゃん」

 

「今日初対面の時にマネージャーさんが「希さんはそういった存在だと認識すればいい」とアドバイスをもらったので、普通とは違う独立した一生命体だと思う様にしました」

 

「明らかに斜め上の捉え方している様に感じるんだけど、これって私がおかしいのかな?さてゲストをお迎えしたしまずは視聴者から募集したお便りをよんでいくよ

 

【カオルさん、暦さんこんにちわ。そしてシルエットからバレバレだったので今週のゲストである希さんもこんにちわ。今日はあの衝撃の初配信をした希さんとのラジオですが対面してみての印象などはありますか?】

 

だって、私達に聞いてる感じがするけどせっかくなら希ンからみた私達の印象を聞いてみようかな」

 

「印象ですか…素直に言うと配信での印象通りって感じですね、カオル先輩は元気が服を着て歩いているかのような明るさで誰かに甘やかされたり優しくされたりすると言葉では嫌がりながらも明らかに尻尾がぶんぶん振りまくっていますし。今日で言うとお二人のやりとりを目に焼き付けようと見ていた私の様子を、カオル先輩が不思議に思い私にどうしたの?って聞いてきた時に、私の説明では言葉が足らず暦先輩が理解を示してくれた際負けた感じがしたカオル先輩に暦先輩が「今の会話に勝ち負けはありませんよ」と宥めたら、余計に敗北感を覚え抗議の目線を暦先輩に送ったカオル先輩の頭をなでなでしているお姿が、それだけで一枚の尊いイラストができそうなんですがそこに暦先輩のやさしさもありつつ少し茶目っ気もある大人の女性が溢れていて。他にも…「ちょっと待ってストップストーップ!希ン色んな意味で私のHPが削られてるかその辺にして!恥ずかしさで顔から火が出ちゃいそうだから!」

 

「そんな御無体な!後3時間は語れますよ!?」

 

「そんな事したらラジオの収録終わっちゃうよ!」

 

「初配信の時から感じていましたが、希さんは他人への好意をすなおにつたえてきてくれるので嬉しい反面、こちらの方が少しこそばゆい気持ちになりますね」

 

うぐ、そうだこれは公式番組、限られたタイムスケジュールのなかで様々な企画をやる以上、あまり一つの話題に時間をかけ過ぎるのは良くない。もっと皆さんにあの時のことを共有したいのですが…ここは断腸の思いでぐっと堪えましょう。後でラジオの感想配信で語りまくることで手打ちにします

 

「もの凄く悔しそうな顔してるけどそんなに深刻な事なのこれ?」

 

「尊いものを補給、供給、共有したいと言っていた希さんにとっては魚に泳ぐな、鳥に飛ぶなと同じくらい酷な事なのかもしれません」

 

大丈夫ですこの思いはオンエア後ラジオの感想配信にてしっかりと喋らせて(はらさせて)もらうので問題ありません」

 

「不安になる言い方で怖いよ希ン、気を取り直して私達の希ンへの印象を話そうかな。といっても希ンと会ったのはこれが初めてで、配信もまだ何回かしかやってないから深い事は言えないんだけど、とにかく私達のというかVニーズの事が大好きなんだなって思ったよ」

 

「そうですね、お話しされている間終始笑顔で心の底から楽しそうにされているのを見て、こちらも楽しみながら配信を見ていました。そういった面で言うと希さんは尊いだけでなく楽しさも視聴者側に共有していますね」

 

「確かに!楽しく喋っているのを見るとこっちまで楽しい気持ちになってくるけど、希ンは特にその感じが強い気がする!コメントで笑顔固定のまま喋り続けるからライブ2DじゃなくてGIF画像かと思ったってコメントには少し笑っちゃったなぁ」

 

確かに尊いことを話していると表情がセメントで固めたみたいに笑顔で固定になっちゃうんですよね。そこから口だけ動いているのでGIF画像だと思われるのも納得です!と言いたいのですが…どうしましょう、口が固まって喋れません!

 

だって推しが私について語ってくれてるんですよ?こんなん口ごと天井突き破って宇宙の彼方まで飛んでっちゃいますよ!やばい降りてきて私の口!!

 

「えへへ、そうですね、共有者の皆さんへ尊いを共有する時はえへへ、その時の記憶を思い出しながらえへへ、お話しするので自然と笑顔になっちゃうんですえへへへ」

 

「希ン?言葉の要所要所で笑みが溢れてるよ。すっごく嬉しそうだね」

 

「それはもう先輩方が私のことを話してくださるだけで、無限に嬉しさが湧き出てきますよえへへへ」

 

いかん、これ以上はラジオの妨げになる。冷静になれ私、心頭滅却すれば尊いも尊いままですねだめだこりゃ。こうなったらいっそのことと頭の中で尊い光景を考えまくり一周させることで落ち着かせる

 

「幸せそうに笑う可愛らしい希さんが見れたところで次のお便りでも読みましょうか」

 

暦先輩からのふいの可愛いにくちがまた大気圏を突破したのは蛇足です。今日のラジオで私一体何回尊いを一周することになるんでしょうか?




希の口は果たしてもつのか乞うご期待!
個人目標で1週間に一話投稿していきたいと思っているのでお楽しみにお待ちください
感想や評価もモチベに繋がるのでどんどん募集中です
お便りやワタマロも活動報告で募集しているので今回の3人に限らず作中のみんな当てにでもいいのでお暇であれば是非!感想のところでもOKです!
ではまた次回!Σ(゚д゚lll)

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