今月もう一回は更新したいです(願望
熊本
西住しほは鉄仮面・不器用な女というイメージを多かれ少なかれ持っているだろう。だが、一たび親交を持ってしまえば唯のイメージの問題だと言い切れる。と私、井手上菊代は言いきれる。何故なら・・・
「私が思う敗因なのですが、三号戦車の索敵不足が主な原因と考えます。説明しますと三号が被弾し落下。そこにみほ副隊長が救助に行きました。その混乱の中でフラッグ車が撃破されました。その全てを招いたのが、三号戦車の搭乗員であり、此度の戦犯であると私は考えます」
「その詭弁を受け入れろとそう言いたいのですか?エミさん」
大洗
「戦車道?確か20年くらい前の学園闘争で風紀委員の所有になったはずだけど」
「そうですか」
何時もの放課後だった。生徒会室に籠り干芋を食べる本当に何時もの日常だった。河嶋が期日を過ぎた書類を見つけて、小山が宥めたりした。何度も言うが、本当に何時も通りだった。その日常が壊れたのが、ある生徒の訪問だった。転校してきたばかりの赤星小梅と、在校生の宮瀬留華だ。
「それがどうかしたの?」
「転校前に戦車道をしていたもので、ここでも出来たらいいな、と思いまして」
「なるほどね。部活申請なら、この用紙に必要事項を記入してね」
今年度の授業計画は変更出来ないから、やるなら部活で、ということになるんだけど。まぁ、あっちは最低人数とかハードルがある。のだが、一番の難関は予算だ。戦車道は金がかかると良く聞く。まぁ、風紀委員だと操縦はスキルは必須のようで時々動かしている音が聞こえる。
「はい。分かりました。」
では、風紀委員の方に向かいますね。と、告げて二人は出ていった。留華のほうは、終始顔色が悪かったが。彼女は戦車道に興味があるような感じではなかった。だが、彼女も戦車道をやるのではないかとこの時思った。
「留華さんが言うより簡単でしたね」
「どういう意味ですかね」
「分からないなら大丈夫ですよ」
腹黒さを隠すことなく私にいう。彼女こそ黒森峰からの転校生赤星小梅である。いや、さっきの今で行動することになるとは思わなかった。西住流がどうのこうのと言っていたが、そこまで恨みを持っていたというのか。
「だんまりは良くないですよ?」
「聞いてます。というかちゃんと聞き返しましたよね」
考えが上手く纏まらない。小梅のことよりも、風紀委員が戦車の所有権を持っているということだ。20年前廃止されたはずの戦車道。その理由は、お金がかかるからだ。そして生徒数の減少と学園艦の運営費の捻出の為に主力車両は売り払われたはずだ。だが、ほとんど全ての車両が揃っているかのような言い方だった。それは、原作とは違う流れだということだ。いつから、変わったんだ?
「さぁ、着きましたよ」
「え?どこに」
勿論風紀委員室である。生徒会に負けるが、職員室よりいい扉を使っている。職員室と教室の扉が同じモノで、校長室と生徒会が同じヤツである。大洗は県立高校なので、理事長はいないのだ。理事長がいるのは、私立の学校らしい。まぁ、それはどうでもいいか。
「戦車道・・・。へぇー君たち経験者なんだ」
「はい。そうです。それで大洗でもと思いまして」
「そど子~戦車倉庫の鍵持ってきてよ」
風紀委員長はかなり適当なようだ。おかっぱ頭ではなく、散切りであり、船底に攻め込む話はきっと嘘だろう。まぁ、風紀に詳しいそど子は分からないが。
「堀委員長私が案内します」
「そど子任せた」
「そど子じゃありません」
学園艦の端に戦車倉庫があった。こんな遠い所に置く必要が・・・。と思ったが、学園艦闘争で生徒側から学園の管理下に戦車を置いたという歴史があるとそど子先輩から聞いた。それで、こんな遠いのかと納得した。
「あの大きな倉庫が大洗戦車道の心臓部よ」
「デカっ」
私の今世の実家3つ半がすっぽり入りそうな大きく、天井の高い建物。それが、戦車倉庫らしい。デカすぎる。
「黒森峰より小さいわね」
「あら、そうなの」
「はい。黒森峰では、これより大きい倉庫が何十とありましたよ」
ストパあててやんぞこの腹黒転校生め!と思うだけで口には出さない。やっぱ幼少期から戦車道やってる小梅も十分お嬢様だったのだ。
「ではそろそろ戦車の方も見てみましょうか」
「そうね。入口はこっちよ」
戦車倉庫には、マークⅣや、八九式の数合わせとしか思えない車両を含め24両があった。
宮瀬留華
7月7日生まれの17歳
身長149㎝。
B:89/W:58/H:79
AB型
好きな物 海鮮丼
嫌いな物 煎餅
好きな教科 歴史
嫌いな教科 英語
日課 アニメ鑑賞
好きな花 ダリア
好きな戦車 コンカラー
座右の銘 地獄への道は善意で舗装されている
容姿など
眼帯はしておらず、前髪で隠している。見た目は美少女。中身は男に近い。女性をノリノリで演じている感じという設定。