沙織に怒られた翌日・・・。ではなく、その週末。制服を着こみ学園へと向かった。早速あの紅茶さんがやってくるというので、学校に行くのだ。
「あれ、生徒会長じゃないですか」
「あ、宮瀬ちゃんか。こんな時間になんの用かな」
「昨日出来なかった事がありまして」
昨日は、部員集めで色々やっていたのだ。優花里は速入って手伝ってくれたのだが。操縦手を含む大部分は風紀委員が担っているのが現状だ。女バレーもまだ廃部になってないしね。
「まだ朝の5時だけど、何をやるつもりかな?」
「えぇ。洗車をしようかと」
「・・・。制服でやるつもり?」
え?あぁ。わざとだよ。校則にも学校来るときは制服だって書いてあるもん。本当だぜ。それで余計な荷物が増えたのだが。
「勿論違いますよ。ほらちゃんと」
と、ちゃんとよ汚れても良い服を持ってきている。風紀委員が近づく可能性が少しでもある限り擬態は必要だろうという判断だ。体操服?あと2年使う物を潰す気はない。だが、動きやすくするために半袖である。
「何で声をかけないんです」
会長と別れて作業にとりかかり、何時の間にか紅茶セットを広げ、異質な雰囲気を構築している集団に気づいた。というか、ダー様じゃないですかー。
「ふふ。後輩の頑張る姿を応援するのも先輩の務めよ」
「貴女の後輩になったつもりはないんですけど」
「まぁ、反抗期かしら。アッサムどうしましょう?」
「私の計算によりますと、頭をなでるのが吉とでました」
計算か占いかはっきりしろよ!というか誰だよこいつら呼んだ奴は!!って自分かっ!
「あぁいう風に頭を抱えてるのもいいわね」
「そうですね。でも・・・」
「でも、何かしら?」
「無視しないで欲しいんですけど」
不味い流れなのだ。ダージリンとアッサムの二人とは高校入学前からの付き合いなのだ。スカウトとしてやって来た聖グロの代表がこの二人だったのだ。
そして、一度では諦めず何度かお茶会に呼ばれた時のこと。その時はアッサム、アールグレイと三人だった。そこで、王様ゲームをやる流れになり一人だけ当てられてお姉ちゃんとか抱き着いたりしたあの時のことだろう。固く口留めされてるからダージリンに漏れるのは不味い。
「それで、あれがマークⅣね」
「そうなんだけどね。話がね」
「無視はしていませんわ」
一年近く揶揄われているこっちとしては、本題にさっさと入ってくれた方がいいのだが、何なんだろう。この敗北感は。
「さて商談の前に鉄獅子記念杯という大会をご存じかしら」
「えぇ、勿論です。優勝賞金が一億以上あるというのも知っています」
全国大会に出場しない学校を中心として開かれる大会だ。全国大会よりマイナーだが、何故か賞金が凄い出ている。大会である。
「知っているならいいのよ」
「2億程で買い取ってもらえたらなぁと思いますが」
「優勝して、2億にしなさい。貴女達なら十分に出来るわ」
まぁ、対外試合で賞金もでるこの大会は出ようという話はしていたが、まさかこうなるとは。ダージリンがこうなるともう無理だ。一億で手を打とう。
「分かりました。そうしましょう」
「そう。ルクリリ、持ってきなさい」
ルクリリが持ってきたのはバカでかいアタッシュケースだった。まさかのキャッシュだと。と驚いたのだが、中から出て来たのは、小切手一枚だった。だが、金額は2億になっていた。
ティーカップを傾ける女王様の姿がそこにあった。一枚の絵画とでも見まがうほどの優雅さであり、とても様になっている。目が合うと、薄く笑った。
突然SS どっち!?
カチュ「継続の貧乏食を食べに来たわ」
ミカ「離乳食は用意できないのだが」
カチュ「誰が赤ちゃんですって」
ミカ「まぁ、君の口に合わないだろうなって料理だよ」
カチュ「何でもいいから出しなさいよ」
ミカ「昨日はね素うどん。一昨日はスパゲッティーのミートソース抜きだったよ」
カチュ「素スパゲッティーじゃない。それで今日はどの麺料理よ」
ミカ「今日はすぶただね」
カチュ「酢豚か豚の丸焼きか紛らわしいわね」