「本当にこんな所に手掛かりがあるのかな?」
「分からない。
だが、それしかない以上はな」
その言葉と共に、俺と新堂さんの二人はそのまま山の中へと歩いて行く。
響と朝田の二人を連れて行くのはさすがに危険だと思い、今回は新堂さんと二人だけで進む事になった。
「それにしても、不思議だよな。
遠い昔の出来事だけど、本当にそんな話があったら」
「融合した以上、可能性は否定できないからな。
だが、世界の均衡を保つ為にもディビエルを倒さなければならない」
「ディビエルか。
なぁ、新堂さん」
「なんだい?」
「もしも、バッドエンドを変える為に出てくるディビエルが出てきたら、どうする?」
「バッドエンドを?」
「あぁ、物語の結末を変えるのがディビエルだったら、もしもそんな奴がいたら、どうなるかなぁと」
俺はふと疑問に思った事を新堂さんに尋ねる。
「あくまでも世界の均衡を保つ為に戦うのがソードロゴスだ。
それが、もしもバッドエンドを変えるとしても、僕達は倒さなければならない」
「そうだよな」
新堂さんの言うことも納得ができる。
物語の結末を無理矢理変えて、その結果がどのようになるかなんて、誰も分からない。
もしかしたら、そのバッドエンド以上に最悪な結果になる可能性もある。
「けどさ、もしもその後に襲いかかる不幸があるなら、それを倒すのは、駄目なのか?」
「・・・さぁ、僕はこれまで、そのような事は考えた事はない」
「だったら、その先の物語の結末は俺達で変えれるという事だよな」
「何を馬鹿な事を言っている」
そう言い、新堂さんは真っ直ぐとこちらを見る。
「物語の結末は変えられない。
だけど、まだ終わっていない物語の結末だったら、幾らでも作れるだろ」
「そうだな。
ようするに物語の結末は俺が決めるか?」
「あぁ。
だから今は、この状況を」
その言おうとした時、殺気を感じた。
殺気を浴びながら、見覚えがあった俺達はそのまま手に火炎剣烈火を、新堂さんはその手に自身の剣を手に取る。
【この蒼き鬣が新たに記す、気高き王者の戦いの歴史】
新堂さんの手に持った本から聞こえる音声と共に、俺達は合わせるようにそのままベルトにワンダーライドブックを挿入し
「「変身!」」
【烈火抜刀!ブレイブドラゴン!烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!】
【流水抜刀!ライオン戦記ー!流水一冊!百獣の王と水勢剣流水が交わる時、紺碧の剣が牙を剥く!】
その音声と共に、各々が変身すると共に、目の前にはルイ・ディビエルが現れる。
「悪いけど、君達はここで死んで貰う」
「どうやら、ここが当たりだったようだな。
飛羽真君、ここは俺が引き受ける。
君はすぐに頂上へ!」
そう言い、
「いや、ここは俺に任せて頂上に行ってくれ」
「何を言っているんだ」
「あいつは俺の炎の剣に警戒している。
だったら、俺がここで時間を稼いで、新堂さんが手に入れた方が良いだろ」
「そんなのは「信じろ」っ!」
「俺はお前が絶対に間に合うのを信じる。
だからこそ、お前も俺を信じてくれ」
その言葉を聞いた
だが
「・・・分かった」
その一言と共に
「向かわせないよ」
そう言い、ルイ・ディビエルは
だが
【この白銀の翼が綴る硝煙香るラインの悪魔の戦いの歴史】
その音声が鳴り響くと共にベルトに新たな本を挿入すると共に、
【烈火抜刀!二冊の本を重ねる時、聖なる剣に力が宿る!ワンダーライダー!ドラゴン!幼女戦記!二つの属性を備えし刃が研ぎ澄まされる!】
その音声と共に、
同時に
その銃から放たれる銃弾が
「ちっ」
「お前の相手は、俺だ」
その言葉と共に再び銃を放ちながら、ルイ・ディビエルに向かって、飛んでいく。
これまでにないスピードと共にルイ・ディビエルに向かって接近し、その手に持った
そのスピードに驚きを隠せなかったルイ・ディビエルはすぐに身体に糸を巻き付き、攻撃を防御する。
だが、糸で構成された縦は瞬く間に燃やし尽くされ、ルイ・ディビエルを真っ二つに切り裂く。
「ちっ」
上半身だけになったルイ・ディビエルはそのまま
それに対して、
(3つ同時に使ってはいけないんだよな)
ここに来る前に、
そう思った
【片太刀鋏を使う戦士と話す服の戦いの物語】
【烈火抜刀!二冊の本を重ねる時、聖なる剣に力が宿る!ワンダーライダー!ドラゴン!キルラキル!二つの属性を備えし刃が研ぎ澄まされる!】
その音声と共に目の前にいるルイ・ディビエルに向けて銃弾を放つと共に、真ん中にある軍服は消え、代わりに黒いトゲのある服へと変わる。
同時に現れたのは鋏を思わせる武器を手に持ち、ルイ・ディビエルに向けて振り上げる。
「ぐっ」
その鋏を受け止めたルイ・ディビエルはそのまま
「まだまだぁ!!」
その言葉と共に、左半身に生えている棘が高速回転し、その糸を切り裂く。
「またっ」
その言葉を聞くと共に、手に持った
【必殺居合!烈火抜刀!ドラゴン!キルラキル!二冊斬り!】
「うおおぉぉ!!」
その言葉と共に、両手に持っている二つの剣を構えると、炎の刃に変わり、鋏のような形になる。
その二つの刃が重なる所にルイ・ディビエルへと向けると
「はぁ!!」
その言葉と共にルイ・ディビエルを刃で挟む。
「がぁ!!」
避ける事ができなかったルイ・ディビエルはそのまま目を見開きながら、真っ二つに切り裂く。
「はぁはぁ、ぐっ」
必殺技を放ちながら、そのまま倒れ込む。
「身体から血が」
同時に変身が解除されてしまう。
「ぐっ、本当にっ厄介だな、炎の剣はっだけど」
そう言いながら、徐々にだが、身体が再生されていく。
「だが、まずは厄介なお前から始末する!!」
そう言い、ルイ・ディビエルは真っ直ぐと手を俺に向ける。
「っ!!」
既に身体が動く事もできず、死を覚悟した時だった。
「よくやった」
その言葉と共に、襲いかかろうとした糸が全て切り裂かれる。
そこには
「新堂さん」
「あとは、任せてくれ」
その言葉と共に、その手に持ったワンダーライドブックを開く。
【かつて鬼になった妹を元に戻す為に鬼と戦った心優しき少年がいた】