「二人だけでなんとかできると思っているのか!!」
その言葉と共にジェイク・ディビエルはこちらに向けて攻撃を仕掛けてきた。
同時に俺達は左右に分かれ、各々でジェイク・ディビエルに向かって走り出す。
「富加宮、そいつはバリアを作る能力と、相手の心を聞く能力の二つがある」
「なに?
いや、ならば納得だな」
その能力を聞くと共に富加宮と共に互いに剣で攻撃を仕掛けていく。
互いの攻撃が当たらないように切り裂いていくが、その隙間を狙うようにジェイク・ディビエルもまた避けていく。
「ちっ、だからどうなんだよ!!」
そう言い、俺達の剣の隙間で飛び上がりながら、俺達に向けてバリアで攻撃を仕掛け、遠ざける。
だが、それに合わせるように俺達のワンダーライドブックが光り輝くと共に走り出す。
「こいつはまさか「おらあああぁ!!」ぐっ」
俺はそのまま右腕でジェイク・ディビエルに向かって殴る。
ジェイク・ディビエルもそれに反応して、すぐに俺の心を読んだのかすぐにバリアを張ったが、バリアは瞬く間にヒビが入り、崩壊する。
「なっ俺のバリアがかぁ!!」
バリアを突き破られた事に動揺を隠せないジェイク・ディビエルはそのまま俺の一撃によって吹き飛ばされる。
「ふぅ!!」
それに合わせるように吹き飛ばされたジェイク・ディビエルを切り裂く富加宮は、まさに稲妻を思わせるスピードでジェイク・ディビエルの腕を切り裂く。
「がぁ、どうなっていやがるんだ!?
あいつらの能力じゃ、俺のバリアは突破できないはずだぞっ!」
「さぁな、俺も正直分からない。
けど、何時までも絶対無敵の能力なんてないんだよ。
富加宮、一気に決めよう」
「あぁ」
その言葉と共に、俺達はすぐに聖剣ドライバーへと手を伸ばす。
【必殺読破!ワイルドドラゴン!一冊撃!ファイヤー!】
【必殺読破!ラピッドアランジーナ!一冊撃!サンダー!】
【【タイガー&バーナビー!ハンドレッドスマッシュ!】】
その音声と共に手に持った各々の剣は巨大化し、そのままジェイク・ディビエルに向けて、切り裂く。
「ぐっ、この俺がぁ!!」
その断末魔と共に、ジェイク・ディビエルはそのまま消え去る。
「ジェイク・ディビエルは倒せたか」
「けど、油断は」
その言葉に合わせるように、大きな土煙と共に現れたのは
「レムルス」
「ちっ、ディビエルはもういなくなっていたか。
まぁ良い、今度は邪魔は入りそうにないな」
「そうかよ」
そう言いながら、俺は構えるが、身体に力が抜ける感覚が襲う。
「しまった」
どうやら、先程までの戦闘でワイルドドラゴンの活動時間が来てしまったらしい。
ワイルドタイガーの能力を付加した事によって、シンプルに、だが強力な身体能力を100倍にする能力は圧倒的に強い。
だが、その反面、制限時間がある。
「飛羽真、大丈夫か」
「なんとか、少し力が抜けた感じがするだけだから」
そう言い、俺は構える。
未だに戦いが終わっていない以上は油断はできない。
「ちっ、戦いの楽しみが減ってしまったようだけど、まぁどうでも良い。
お前達の悲鳴を聞ければ、それで良いか」
その言葉と共に構えるが
「まったく、ディビエルがいなくなったら、すぐに帰ってきなさいと言ったはずだけど」
そう言った言葉が聞こえ、見てみると
「デルクス」
「やぁやぁ、セイバー。
また面白いのを作ったようだね。
けど、わざわざ富加宮君に渡しても良かったのかなぁ?
彼は君に隠し事をしていたのに」
「それはこれから聞くよ。
それに、お前よりも富加宮の方が信用できるからな」
「飛羽真」
「そうかそうか、それは残念。
まぁ気が変わったら何時でも言ってよね。
さぁ帰るよ、レムルス」
「ちっ」
そう言って、二人はそのまま消えていった。
「さてっと、富加宮、悪いけど」
「あぁ、分かっている」
そう言い、富加宮もまたゆっくりと話し始める。