聖なる刃と物語   作:ボルメテウスさん

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太陽の龍

「えっ、これって何が起きているの!?」

 

そう言いながら、響は今の状況を確認するように身体を見る。

 

「響は、どういう状況で」

 

そう言っている間に、ディビエルは雄叫びと共に、俺達に向かって襲い掛かる。

 

それに対して、響はディビエルの攻撃を受け流すと共に、懐に一撃を与える。

 

「っ!?!」

 

驚きを隠せないディビエルはそのまま吹き飛ばされる。

 

「なんだ、今の動きは」

 

「八卦、中国拳法じゃない。

前にGGOでそれを使う奴は見ているけど、あの動き、素人じゃないわよ」

 

そう言いながら、未だに何が起きているのか分からない。

 

「さっきのは一体、それに咄嗟だったけど、なんだか自然に動けたような」

 

「とにかく、響の元に行かないと」

 

そう言いながら、向かおうとしたが、その先にはカリバーが立ち塞がった。

 

「カリバーっ、お前!」

 

「まさか向こうから来るとはな。

手間が省けた」

 

「どういう事だっ」

 

「全ての鍵となるワンダーライドブックがあるという事だ」

 

そう言い、カリバーはその手に持った剣をそのまま響に向けて斬撃を放った。

 

「させるか!!」

 

そう言い、俺はすぐに幼女戦記ワンダーライドブックを発動させ、そのまま聖剣ソードライバーに装填し、飛び出す。

 

それによって、空を舞いながら、響に襲い掛かろうとした斬撃を受け止める。

 

「ぐっ」

 

「飛羽真っ!!」

 

なんとか受け止める事ができたが、そのまま吹き飛ばされ、俺は響に受け止められる。

 

「くっ」

 

俺に気を逸らされた事によって、響もまたディビエルの攻撃を受け、後ろに下がる。

 

「っ」

 

咄嗟に守ろうとしたはずの響。

 

だけど、俺が飛び出したせいで傷ついてしまった。

 

「ごめんっ、私のせいで」

 

「いや、俺の方こそっ」

 

そう言いながら、カリバーとディビエルがこちらに少しずつ近づいてくる。

 

「飛羽真っ」

 

そんな俺達の状況は他のライダー達にも伝わったようで、すぐに駆けつけようとしたが、妨害されていた。

 

「まったく、何をやっているのよっ、あんた達!!」

 

そんなカリバー達に向けて、朝田が牽制を行いながら

 

「痛っ!」「うえぇ?!」

 

そのまま俺達の頭を殴った。

 

突然の事で驚きを隠せなかったが

 

「あんたら、互いに助けようとして、まったく信用していないじゃない」

 

「えっそんな事は俺は」

 

「そうだよ、私は」

 

「守ろうとした。

そうでしょ」

 

その言葉を聞くと、俺達は目を見開く。

 

「大切にするのは良い。

けど、互いに守りたいと思っているなら、背中を任せて、戦いなさい。

それが、今の状況での一番の信頼でしょ」

 

その言葉に俺達は

 

「そうかもな」

 

「うん」

 

互いに守りたいという思いは同じだった。

 

だけど、朝田のおかげで

 

「響」

 

「うん」

 

そう言い、俺達は一緒に立ち上がると

 

「「一緒に戦おう」」

 

その言葉と共に、響の胸元から出てきたのは二つのワンダーライドブックだった。

 

その内の一つは装填されている俺のブレイズドラゴンとソードアートオンラインを吸い込む。

 

「これって」

 

「どういう事だっ!

シンフォギアワンダーライドブックにそんな力は」

 

その現象に驚きを隠せないカリバーだったが

 

「知らないよ、そんな事。

だけど、これだけは分かる」

 

そう言いながら、俺は構える。

 

「これは、俺達の力だ」

 

【ソルスブライト・ドラゴン】

 

ワンダーライドブックから聞こえる音声と共に、俺はそのまま開く。

 

【民から崇められている太陽神の力を宿した龍】

 

【ドラゴンと人を繋ぎし手が新たな光を照らす】

 

【すなわち天下無双】

 

その音声と共に、俺は聖剣ソードライバーにソルスブライト・ドラゴンワンダーライドブックを装填し構える。

 

「変身!!」

 

【烈火抜刀!Balwisyall Nescell gungnir tron!アニヒレート・レイ!!ガングニール!!!ソルスブライト・ドラゴン!!】

 

その音声が鳴り響くと同時に、響と朝田の身体は光に消え、そのまま俺に吸い込まれる。

 

それと共に俺の装甲は太陽を思わせる鎧を身に纏い、背中には黄色と白の小さな剣が浮かぶ。

 

「ソルブライト・ドラゴン」

 

「ふぅ」

 

身体から湧き上がる熱はまるで太陽を思わせるように熱いが、心地良い。

 

宙に浮かんでいる俺はゆっくりと構えると、左手には弓が現れる。

 

【ソルス・ガングニール】

 

俺はそれに火炎剣烈火を装填する。

 

【太陽弓ソルス】

 

その音声が鳴り響き、火炎剣烈火の持ち手を掴み、ゆっくりと構える。

 

同時に火炎剣烈火から炎が溢れ、そのまま持ち手を離すと、カリバーとディビエルに向かって飛んでいく。

 

「ぐっ」

 

同時に俺は烈火を回すと形が代わり、籠手を思わせる形へと変わる。

 

【太陽籠手ガングニール】

 

その音声と共に、背中の剣から炎を噴出さえながら、カリバーに向けて一撃を与える。

 

「ぐっ」

 

その一撃を喰らいながら、後ろへと吹き飛ぶ。

 

「こんな所でぇ!!」

 

そう言い、受け止めた攻撃を吐き出すように手に持った剣を地面突き刺すと、それと共に、地面が大きく揺れる。

 

「うわっと!?

カリバーはっ」

 

そう言いながら、見つめた先には既にカリバーの姿はなかった。

 

周りを見ると、既に他のライダー達もいなくなっていた。

 

「とにかく、ディビエルをなんとかしないと」

 

そう言い、俺は手に持ったもう一つのワンダーライドブックをソルス・ガングニールにかざす。

 

【グリッドマン!】

 

「グリッド」

 

それと共にソルス・ガングニールを同時にクロスした両腕を大きく上に広げる。

 

それと共に光がソルス・ガングニールに貯まると

 

「ビーム!」

 

そう叫びながら、立てた左腕を突き出す。

 

それと共に巨大な光がディビエルへと激突する。

 

「ガアァァァア」

 

光の中へと吸い込まれたディビエルはそのまま消えていく。

 

「ふぅ、なんとか倒せたか」

 

そう言いながら、変身が解除されると共に、二人は元の格好へと変わっていた。

 

見ると、既に戦いは終わっており、集まりつつあった。

 

「それにしても」

 

同時に聖剣ドライバーから外れたソルスブライト・ドラゴンは再び3冊に別れ、ブレイブドラゴン、ソードアートオンライン、そして

 

「戦姫絶唱シンフォギア」

 

それが響が元の世界を舞台にしたワンダーライドブック。

 

このワンダーライドブックのおかげで生まれたソルスブライト・ドラゴン。

 

「さっき、何が起きたんだ」

 

「分からない。

ただ、3つのワンダーライドブックが一つになったぐらいしかな」

 

「とにかく、これで13冊のワンダーライドブックが揃いました」

 

そう言いながら、新堂達が取り出したのはワンダーライドブックだった。

 

各々が5冊のワンダーライドブック、そしてこれまで集めた8冊のワンダーライドブック。

 

それを俺達は合わせると、ワンダーライドブックは宙に舞い、まるで魔方陣を思わせる扉が現れる。

 

「これがアヴァロンの」

 

「どうやら繋がったようだな」

 

「なっ」

 

それを見ている間に後ろから聞こえてきた声を見ると、そこにはカリバーがいた。

 

カリバーはそのまま振り下ろすと、闇の斬撃に俺達はその場から離れた。

 

同時に魔方陣の扉の中へとカリバーが入っていく。

 

「待ちやがれ!!」

 

俺はすぐに聖剣ソードライバーとブレイブドラゴンを持って、カリバーの後を追う。

 

「飛羽真っ!」

 

響が呼び止める声が聞こえた瞬間、後ろを振り向いた時には既に扉が閉じられた。

 

同時に見えたのは

 

「なんだ、ここは」

 

周りに広がっている光景、それは花畑だった。

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