「さて、まずは何かな話そうか」
そう言いながら、笑みを浮かべ続けるマーリン。
「そもそも、さっきの話で疑問だったんだけど、最初の一回目は何時なんだ?
悪いけど、俺には」
「あぁ勿論知っているよ、
君にはその記憶がないのも」
そう言ったマーリンはそのまま話を続ける。
「まず初めの融合。
つまりはカリバーが裏切った所から始まるんだ。
彼は何を求めて根源に手を伸ばしたのか、さっぱり分からないけど、その行動によって、見事に君の世界と、立花響の二つの世界が融合したんだ。
その時だよ、君が根源に来たのは」
その言葉に俺は思わず見開く。
まさか、カリバーが行った世界の融合によって、俺のこの能力を得れたなんて。
「その時に、何が」
「あぁ、その時、融合した世界を守る為に抑止力が君にその能力を付与させたんだ」
「抑止力というのは?」
「まぁ簡単に言うと、人間を守る存在と星を守る存在の二つが存在する。
だが、この場合、カリバーが行ったのは、その両方を敵に回す行為だったんだ」
「そこまでの事」
「当たり前だよ。
なんだって、異なる世界を無理矢理一つにする行為は世界の崩壊を容易にさせることができる行為だからね」
それを聞けば、確かに分かるが
「でも、なんで夢で?」
「融合しかけた世界に本来ならば召喚できる存在は、あまりにも強すぎて、召喚した瞬間に融合した世界が消滅させる可能性があるからね。
力だけを渡す方法として、根源にある記録を君に夢という形で渡す事によって、力を渡していたんだ」
「それが、俺のワンダーライドブックを作る能力の正体」
「ふふっ驚きを隠せないようだね」
「それはまぁ」
これまで謎だらけの事が一気に分かれば、誰だってそう思う。
けど、だとしたら
「このブレイブドラゴンは一体」
「さぁね。
そこから先は君が見つけなければならない。
それに、もう時間のようだ」
その言葉と共に急に花弁によって、視界を覆われる。
「また、君に会えるのを楽しみにしている」
「待って」
俺はそう呼び止めようとしたが、既にマーリンはそこから姿が消えた。
「結局力の事しか分からなかった」
それだけでも収穫だけど、これからどうすれば
「見つけたぞ」
「っ!!」
その言葉と共に振り返ると、そこにはカリバーが立っていた。
「カリバー」
「丁度良い、この力を試すにはな」
その言葉と共に取り出したのはワンダーライドブックだったが、あれは
【ジャアクリード!ジャアクアーサー!】
その音声と共に、カリバーの剣を持っていない方の手には巨大な一本の剣が現れた。
「なんだ、それは」
「キングエクスカリバー。
名前は聞いたことがあるだろ」
「エクスカリバー」
その名前を聞けば、誰でも知っている聖剣だと分かる。
まさか、ただでさえ強いカリバーにそんな力を手に入れたとは
「ここで始末して、貴様のブレイブドラゴンを頂く」
「こっちだって、ただで倒されるつもりはない」
もしも、マーリンの言葉が信じれば
「変身!」
【烈火抜刀!ブレイブドラゴン!】
俺は変身すると共に、ワンダーライドブックを作るのをイメージするが、何をイメージすれば良いんだ?
エクスカリバーに勝つ剣って、一体
「ふっ」
「っ!!」
そうしている間にカリバーは手に持ったキングエクスカリバーをこちらに向けて投げた。
その瞬間、キングエクスカリバーは瞬く間に巨大化し、ロボットへとなった。
「しまっがぁ!!」
ロボットになったキングエクスカリバーはそのまま俺に向けて剣を振りかざす。
その攻撃を避ける事ができず、俺はそのまま倒れてしまい、聖剣ドライバーに装填されていたブレイブドラゴン外れてしまう。
「貴様のブレイブドラゴン、確かに貰った。
あとは、死んで貰う」
そう言い、こちらに向けて、殺気を向けていた。