聖なる刃と物語   作:ボルメテウスさん

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想像するのは最強の自分

「ぐっ」

 

迫り来るキングエクスカリバーに対して、俺はすぐにその場から避ける。

 

目の前に迫る脅威に対して、今の俺は聖剣ドライバーしか武器はない。

 

「だとしてもっぐっ!!」

 

迫り来る攻撃に対して、俺は聖剣ドライバーを盾代わりにする事しかできない。

 

「ブレイブドラゴンがなければ、その程度だな」

 

そう言い、カリバーはそのままキングエクスカリバーをそのまま手元に戻して、ゆっくりと迫る。

 

「貴様の想像力など、その程度。

この王の剣で死ぬが良い」

 

そう言いゆっくりと迫る。

 

こんな時、本当に俺は何もできないのか。

 

こんな時

 

「こんな時に」

 

その言葉で、俺は落ち着きを取り戻すように息を吸う。

 

そうだ、あの時マーリンはなんて言った。

 

夢という形で渡した。

 

それは俺に物語として見ていた。

 

つまりは

 

「なんだ、簡単な事だったんだ」

 

そう言い、俺はゆっくりと手を前に伸ばす。

 

「何のつもりだ?」

 

「ワンダーライドブックの作り方だよ。

夢の中でとか、根源の繋がりとか、そんな難しい事を考えなくても良かったんだ」

 

その言葉と共に、俺の手元に光が集ってくる。

 

「なっ、なぜ、ワンダーライドブックがっ」

 

そこには3冊のワンダーライドブックが現れると、そのまま俺の聖剣ドライバーに装填される。

 

「ふぅ」

 

イメージするのは常に最強の姿。

 

未だに見ぬ、英雄の姿と共に駆け抜ける自分を思い浮かべる事。

 

それが、ワンダーライドブックを作り出す方法。

 

「変身!!」

 

俺は剣を引いた。

 

【烈火抜刀!それぞれの思惑がぶつかる時。AIの剣が夢を叶える!

ZERO-ONERIDER!】

 

その音と共にベルトから飛び出て、現れたのは飛蝗と狼に蠍など、多種多様な半透明な生物達が現れる。

 

【ゼロワン三冊!夢を叶えた人工知能の剣が今ここに!】

 

それを最後に、そのまま俺の元へと集い、姿を変える。

 

飛蝗を中心に、様々な生物が合わさった鎧へと変わり、これまでのセイバーとは違うデジタルを思わせる鎧へと変わる。

 

「なんだっ、その姿はっ!」

 

その言葉を聞きながら、ワンダーライドブックから伝わる意思と共に俺は宣言する。

 

「俺はセイバー!

ゼロワンを受け継ぐライダーだ」

 

「ゼロワン、なんだそれはっ」

 

「仮面ライダーだよ。

まぁ、俺達の先輩だけどな」

 

その言葉と共に、俺はそのまま剣をベルトに装填し構え、走り出す。

 

それに合わせるように、俺の身体は様々な色の光と共に一気にカリバーに接近する。

 

「っ!!」

 

すぐに俺の攻撃を受け止めるように、カリバーは両手の剣でその攻撃を受け止めるが、俺はそのまま地面を蹴り、上空に飛ぶ。

 

同時に手元には銃が現れ、そのままカリバーに向けて引き金を引く。

 

それに合わせるように、背後から出てきたのは青い銃と紫色の弓が現れ、そのまま一緒にエネルギー弾がカリバーに向かっていく。

 

「この程度の数」

 

そう言い、カリバーは闇黒剣月闇でその攻撃を全て受け止めると共に、キングエクスカリバーで打ち返す。

 

だが、それに合わせて現れる新たな剣と共に、ベルトに装填されている火炎剣烈火と合体させながら、その攻撃を受け止める。

 

「なんだ、それは」

 

「予測のその先の力だ」

 

【牙狼!ふむふむ!習得一閃!】

 

それと共に、合体した剣から生まれた緑色の炎で一閃

 

【ジード!なるほどなるほど!習得二閃!】

 

同時に黒と白の雷の光で一閃、二つの光が十字となって、カリバーへと向けて放つ。

 

「ぐっ、がぁ!!」

 

その攻撃を受けて、カリバーの手元からキングエクスカリバーが離れる。

 

「くっだがぁ!!」

 

その言葉と共にキングエクスカリバーは巨大なロボとなって、現れる。

 

「お前を止められるのはただ一人、この俺だ!!」

 

その言葉と共に、俺は火炎剣烈火を再びベルトに装填し、トリガーを押す。

 

【必殺読破!滅亡!AIMS!秘伝!三冊撃!ファ・ファ・ファイヤー!!】

 

その音声と共に、俺は走り出すと、俺の後ろを追うよう無数の狼がキングエクスカリバーが取り押さえる。

 

そして、腕から出てきた尻尾はそのまま俺の足と一体化し、ジャンプ。

 

「はああぁぁあ!!」

 

そのままキングエクスカリバーに向けて、ライダーキックを叩き込む。

 

その一撃を喰らい、後ろに倒れながら、ゆっくりとキングエクスカリバーは爆散する。

 

「キングオブアーサーがっ」

 

それと共にカリバーの元にあったキングオブアーサーと奪われたブレイブドラゴンが手元に戻る。

 

「ブレイブドラゴンは返して貰った」

 

「ちっ」

 

その言葉と共に、カリバーは走り去った。

 

その先には魔方陣が展開されていた。

 

「行ってしまった」

 

追いかけても、果たして追いつけるかどうか分からない。

 

俺はゆっくりとその場で座り込む。

 

「お疲れ様だったね」

 

「えっマーリン!?」

 

俺は後ろを見ると、そこにはマーリンが立っていた。

 

「さっき別れの挨拶をしたばっかりだったのに、再会できる早すぎない」

 

「そうだね、まぁ君も向こうに戻るようだからね。

最後に、これからの君の道標だけを教えようと思ってね」

 

「道標?」

 

その言葉に俺は首を傾げる。

 

「このアヴァロンへと続く為のワンダーライドブック。

その内、君はまだ5つの世界には向かっていないはずだ」

 

「それは確かに」

 

あの5冊の本はカリバー達から奪った本だけど

 

「それが何か関係あるのか?」

 

「さぁ、それは行ってみてからの楽しみだ」

 

その言葉と共にその場から俺は瞬く間に街の中へと移動していた。

 

「元の世界に戻った」

 

そう言いながら、手元を見ると、手に入れたはずの6つのワンダーライドブックの内、キングオブアーサーと牙狼、ジードしか残っていなかった。

 

「あっ飛羽真!!」

 

そう言いながらこちらに手を大きく振る響達の姿を見て、少しほっとする。




「見事、カリバーを撃退する事ができた神山飛羽真。
ですが、戦いは未だに終わっていないようですね」

「君は相変わらず、こんな所にいるんだね」

「おやおや、マーリン様じゃないですか。
遊びに来たんじゃないですか?」

「なに、私も神山飛羽真の活躍を見たいと思っただけさ」

「そうですか、では一緒に見ていきましょう。
神山飛羽真達、ソードロゴスとカリバーが率いる裏切りのライダー達の戦いを」
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