聖なる刃と物語   作:ボルメテウスさん

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妖怪忍者、闇に消える

仮面ライダーシャドウこと、紅 龍馬は飛羽真の中学時代の同級生だった。

 

だが、彼の中学時代のほとんどは引きこもりであった。

 

そんな彼を助けたのは他でもない飛羽真だった。

 

当時、紅の近くに住んでいた事もあり、飛羽真が彼の家にプリントを届けていた。

 

その時に、飛羽真は玄関でよく紅におすすめの本や学校での出来事などを話していた。

 

それがきっかけとなり、紅は飛羽真と同じように高校に対して夢を持つようになり、高校へと入る事になった。

 

だが、高校へと入る直前、彼は妖魔剣 霊妖に選ばれた。

 

ソードロゴスにスカウトされた彼は、これまで自分が見る事ができなかった世界、そして飛羽真を守る為に自ら仮面ライダーとして戦い続けた。

 

数多な戦いを繰り広げてきた彼は、キュウビディビエル、オーガディビエルなどの名のあるディビエルを倒していった。

 

だが

 

「なるほど、その実力、なかなかに面白い」

 

「えっ?」

 

そんな彼に静鞠が接触した。

 

先輩の剣士として、彼女を知っていたので、疑問に思った紅だったが

 

「君、世界を壊すのに興味はないか?」

 

「世界を壊すって、何を言っているんですか」

 

「世界を壊す事ができれば、強い奴にも戦えると思うけどなぁ」

 

「興味ありません。

俺は飛羽真との約束の為に、世界を守ると決めたので」

 

紅はそう言い、誘いを断るが

 

「そうか、だけど君のその剣。

僕とは相性が良いからね」

 

その言葉と共に、静鞠は手を紅に翳すと共に出てきた闇が静鞠から現れ、紅を覆う。

 

「これはっがっ!」

 

それと共に紅の腰に差している剣から、溢れ出る闇を覆う。

 

「妖魔剣 霊妖。

日本の妖怪などの力を使って戦う剣。

だが、そのコントロールは難しく、僕のような呪いが加われば、簡単に変える事ができる」

 

「がっああぁ!!」

 

その言葉と共に、徐々に紅の瞳は黒く禍々しく変わっていく。

 

「俺は、飛羽真の、飛羽真と」

 

そう言いながら、悶えながら、彼の中にある飛羽真との友情は

 

「飛羽真と戦いたい!!」

 

歪まれた。

 

ーーー

 

「はあぁぁ!!」

 

シャドウはその雄叫びと共に右腕から蛇が現れ、そのまま飛羽真達に襲い掛かる。

 

「はぁ!!

 

それに対して、飛羽真は左手を翳すと、そこから現れたのは伸縮自在の如意棒だった。

 

襲い掛かる蛇に対して、変幻自在の如意棒による防御によって、攻撃を受け流していく。

 

そんな攻防の中で、鬼太郎は霊毛ちゃんちゃんこを腕に巻き付け、そのままシャドウに向けて殴る。

 

「はぁ!!」

 

それに対抗するようにシャドウは鬼の腕でその攻撃を受け止める。

 

地面を割る程の剛力同士の激突は地面を揺らしながらも、それでも攻撃の手を緩める事はなかった。

 

「油断大敵!!」

 

その一言と共にシャドウの死角に回っていた剣斬はその手に持った剣でシャドウに斬りかかるが、シャドウの背中から生えた狐の尻尾によって、その攻撃を防ぐ。

 

「マジで、うわぁ!?」

 

襲い掛かる尻尾に対して、剣斬はそのまま分身を行いながら、攻撃を避けていく。

 

「八岐大蛇、九尾の狐、鬼。

日本でも有名な三大妖怪の力の力を宿しているだけはあるな」

 

そう言いながら、鬼太郎は後ろに下がりながら、牽制を行うように髪の毛針を放っていく。

 

だが狐の尻尾によって、それらは全て払われる。

 

「もしかしたら、鬼太郎さん」

 

その時、飛羽真は懐にあるワンダーライドブックの変化に気づき、そのまま鬼太郎に向けてワンダーライドブックを投げる。

 

「これは」

 

受け取ったワンダーライドブックに疑問に思っている間に、ワンダーライドブックはそのまま開くと

 

【かつて悪しき妖怪から人々を守った幽霊族の生き残りが居た…】

 

「っ!」

 

同時に目を見開いた鬼太郎。

 

同時に彼の胸の中心に模様が現れる。

 

「どういう訳だが、分からないけど、使わせて貰う。

開け、地獄の鍵!!」

 

その雄叫びと共に、鬼太郎の髪の毛は一つの巨大な縄へと変わる。

 

「黒縄縛」

 

その言葉と共に、放たれた縄はそのまま飛羽真や剣斬に襲っていた全ての攻撃を纏め、縛り上げる。

 

「なっぐっ」

 

「今だっ」

 

「分かった!」

 

そのかけ声と共に、飛羽真と剣斬はその手に持ったワンダーライドブックをリードする。

 

【必殺読破!烈火抜刀!ドラゴン!イーグル!西遊ジャー!三冊斬り!

ファ・ファ・ファ・ファイヤー!】

 

【疾風忍者伝説!ニンニン!翠風速読撃!ニンニン!】

 

「風遁竜巻斬り!!」

 

その言葉と共に手に持った剣を上に翳し、そのまま手裏剣のようにシャドウに向けて投げる。

 

それと共に手裏剣の形はまるでドラゴンへと変わり、そのままシャドウに激突する。

 

「はぁ!!」

 

それと共に飛羽真もまた灼熱の炎を刀身に纏いながら、剣斬の攻撃に合わせるように放つ。

 

炎と風、二つの属性が交わった事によって、二つのドラゴンが交わりながら、最後にはシャドウを飲み込んだ。

 

「がああぁぁ!!!」

 

それによって、シャドウは変身を解除し、そのまま地面へと転がる。

 

「決着はついた。

シャドウ、お前には聞きたい事がある」

 

そう言い、飛羽真はそのまま紅へと近づく。

 

「あれ、飛羽真君?

なんで、ここに」

 

そう言いながら近づくセイバーを見つめながら、紅は聞いてくる。

 

「何を言ってるんだ」

 

「俺は、あの時、静鞠と会って」

 

「既に解けかけているか」

 

「その声はっ」

 

そう言い、見つめた先にはカリバーが立っていた。

 

「カリバー」

 

その言葉と共に、ゆっくりと取り出したのはこれまで見たことのないワンダーライドブックだった。

 

「まぁ良い、この力を試すには丁度良い」

 

【邪道を極めた暗闇を纏い、数多の竜が秘めた力を解放する】

【要するに、暗黒竜使い襲来!】

【誰も逃れられない】

 

「っ」

 

その音声と共にこれまでのカリバーとは比べものにならない程の殺気が飛羽真達に襲い掛かる。

 

 

【ジャオウリード!闇黒剣月闇!】

 

「変身」

 

【Jump out the book.open it and burst.The fear of the darkness.

You make right a just,no matter dark joke.Fury in the dark.

ジャオウドラゴン! 誰も逃れられない…】

 

その音声と共に、カリバーの姿は瞬く間に変わり、その姿は元の装甲を外し、新たに金色の鎧を着せたような目た目になり、腰まで届くマントを靡かせる。

 

「カリバーの新たな姿」

 

飛羽真達がその姿に驚いている間に

 

【ジャオウ必殺読破!ジャオウ必殺撃!You are over.】

 

ベルトに装填されたブックを閉じ、聖剣でベルトのスイッチを押してページを開く。

 

それと共に、ベルトから現れた闇の龍が現れ、俺達の元へと向かう。

 

「っ飛羽真!!」

 

だが、その前に立ちはだかったのは、シャドウだった。

 

シャドウはそのまま龍に噛まれ、地面に押し込まれると共に爆散する。

 

「なっ」

 

突然の事で驚きを隠せなかったが、飛羽真すぐに駆け寄る。

シャドウの身体は少しずつ闇の靄に覆っており、今にも消えそうになっていた。

 

「暗黒剣月闇の闇に飲まれるが良い」

 

その言葉と共にカリバーはそのまま姿を消す。

 

「シャドウ、お前なんで」

 

「言っただろ、俺は飛羽真を守るって」

 

「シャドウ」

 

「ははっ、忘れたのか、俺は紅」

 

そう飛羽真に名前を告げる直前、闇によってシャドウは消えてしまう

 

 

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