聖なる刃と物語   作:ボルメテウスさん

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光の奇跡!変えるぜ!運命!!

「・・・それで、本当にそういう趣味じゃないんですね」

 

「はい、本当です」

 

そう言いながら、俺はなんとか弁明を行いながら、目の前にいる少女、月読調ちゃんに納得して貰った。

 

「本当ならば信じられないような内容ですが」

 

「ふむ、馴染み馴染みな!

この服はまさに私に相応しい!!」

 

「同意、この着心地は良いですね」

 

そう言いながら、先程までの色々と危険な格好とは違うTシャツとジーンズというシンプルな格好をしている二人がいた。

 

誤解を解いて貰った月読ちゃんの協力もあって、無事に衣服を買う事ができたが

 

「本当だったら、信じられなかったけど、この前切ちゃんから聞いた人だからね」

 

「切ちゃんって、もしかして暁さん」

 

まさか、以前の事件で関わった暁さんとの繋がりがここで役に立つとは。

 

「うん、まなちゃんを助けてくれたと聞いたからね。

その時のお礼だけど、これからどうするの?」

 

「そうなんだよね。

一応は富加宮と合流したいけど、どこに行けば良いのか」

 

そう俺は悩んでいると

 

「ふむ、では決まりだな」

 

「承諾」

 

そう俺が悩んでいる間に、なぜか二人はこちらに近づいた。

 

何をする気なのか、疑問に思っていると、二人は左右から抱き締めてきた。

 

「んっ」

 

「さぁ焔の剣士よ!!

我の魅力に魅了されても良いぞ」

 

「笑止、魅力的なのはこちらですよ」

 

そう言いながらアピールするように抱き締めているが、これは一体どういう事なの。

 

「・・・聞きたいけど、一体どういう事ですか」

 

「俺も知らない!?」

 

まるで虫を見るように冷たい目で見つめられ、俺は思わず首を横に振るが、一体何が起きているんだ!?

 

「そうだな、確かに説明がまだだったな。

焔の剣士」

 

「いや、俺は神山飛羽真だけど」

 

「ならば、飛羽真よ!

我らの事についてを説する必要があるようだな」

 

「まぁ、実際にあんな風にしていたから、普通の人間じゃないとは思っているけど」

 

「肯定、私達は精霊、八舞」

 

「・・・精霊ってなんだ?」

 

俺は思わず聞き返しながら、二人の個性的な言葉を聞きながら、俺と月読ちゃんの二人でなんとか聞く事ができたが

 

「ようするに、お前達は元は一人だったけど、なぜか二人になって、元の一人になる時にどちらが主人核になるかを争っていて、その時に俺が乱入したのか」

 

「肯定、驚きましたが、それによって、私達の次の戦いも決まりました」

 

「左様、炎の剣士を魅了する勝負、それこそが我らの最後の戦いとなった!!」

 

えぇ、それって、かなりまずくないか。

 

どちらか一人を決めると言っているけど、そんな事できるはずないだろ。

 

「悪いけど、俺は先に用事があるから「良いから大人しくしていろ」ぐわぁ!?」

 

そう言っている間に、俺は二人に引きつられる形で行く。

 

「月読さん!!

お願いだから、なんとかできないですか?!」

 

こういう時には同じ女の子である月読ちゃんに頼った方が良さそうだ。

 

「まぁ待ってください。

もうそろそろお昼ですし、一緒に食事をしませんか」

 

その一言と共になんとかその場は離れる事になったが

 

「飛羽真、大丈夫なのか」

 

あれからしばらして、連絡が取れた富加宮と合流する事ができた。

 

できたのだが

 

「疑問、誰ですか、この人は」

 

「元々用事で合流する富加宮「おい、こっちに凄いのがあるぞ!」引っ張らないでぇ!」

 

月読ちゃんは気になったのか話しかけてきたので、富加宮の事を説明しようとしたが、俺はすぐに二人に連れられ、その場から離れてしまう。

 

そうして、一日中二人に付き合う事になり、俺は疲れながらも休憩を取るように座る。

 

「あぁ疲れたぁ」

 

俺はそう言いながら、顔を俯いていると

 

「お疲れ様です」

 

そう言いながら、コーヒーを買ってきてくれたのか、俺に渡してくれた。

 

「あっ月読ちゃん、ありがとうね」

 

ありがたく頂くと、俺はそのままコーヒーを頂く。

 

「それにしても、あの二人は結構元気があるね、本当に」

 

「えぇ、本当に。

それで、神山さんは、どちらを選ぶつもりなんですか?」

 

「いきなりそれ?

まぁ、選ぶと言われても、そもそも一つになって片方が消えるというのは納得できないんだよな」

 

どちらが犠牲になるように押しつけ合う。

 

そんな事はあってはならないと

 

「二人は、どちらも、もう片方を生き残らせようとしています」

 

「んっどういう事?」

 

思わず言った言葉に俺はすぐに聞いてしまう。

 

「私と富加宮さん、それぞれが自身の事情、それと相手が好きだと言っていました。

だから、もう片方を生き残らせる為に私達それぞれから神山さんに言うように頼まれました」

 

「そうなのか、なんというか、素直じゃないな」

 

「本当に」

 

確かに二人は張り合っているけど、どこか楽しそうな雰囲気をしていた。

 

そんな二人が互いの為に思っているのに、通じ合えない。

 

悲しいかな。

 

「きっと、二人共どう関わったら良いのか分からないんです。

元は一人だからこその悩みかもしれませんが」

 

「だからこそ」

 

俺はそう言いながら、思い浮かぶのは紅の最後の姿だった。

 

「俺はもう、目の前の誰かを見捨てたくない」

 

そんな言葉と共に悲鳴が聞こえる。

 

「悲鳴?」

 

疑問に思い、俺はすぐに悲鳴の場所へ向かって走る。

 

そこは悪夢のような光景だった。

 

「なんだよ、これは」

 

見つめた先に広がっていた光景。

 

それはまるでゾンビ映画のような光景であり、気味の悪い化け物達が人々を襲っていた。

 

「これは遅かったかっ」

 

「富加宮」

 

「これって」

 

「疑問、この光景は」

 

そうしていると、騒ぎを聞きつけてか、三人も来たが

 

「おぉ、来たか」

 

それと共に出てきたのはレムレスだった。

 

「レムルス、こいつらは一体!?」

 

「これか?

これは、俺の軍勢だぜ、なかなかに良いだろ。

こいつらビーストだけではなく、勿論ディビエルもな」

 

そう言いながらレムルスの後ろから出てきたのは二体のディビエルだった。

 

一体はハリネズミを思わせる姿、もう一体は不気味な犬のような頭が三つ揃ったディビエル。

 

「ハリネズミにケルベロスという事か。

だったら、こいつらをすぐに片付けて「良いのかなぁ」何?」

 

「ここの奴ら、殺してもさ」

 

そう言い、出てきたのは人だった。

 

しかもただの人ではなく、虚ろな目に人間とは思えないような肉塊が一体化している存在。

 

「まさかっお前!?」

 

「人間のビースト、ヒューマン・ビーストという訳さ!!」

 

その言葉を聞いた瞬間、その場にいた全員が驚きで目を見開いた。

 

「・・・巫山戯るなっ、お前、人をなんだと思っているんだ!」

 

「俺を喜ばせる道具」

 

「なっ」

 

「当たり前だろ。

あいつらの苦痛の顔見ているだけで面白い。

何よりも、そこの二人はなかなかに面白いじゃないか、えぇ」

 

そう言いながら、二人に向けて剣を向ける。

 

「なぁ、お前ら片方を消したいんだろ。

だったら、俺が消してやるよ、なぁどうなんだ、なぁ!!」

 

そう言い、迫ってくる奴に対して、二人は後ろに下がった。

 

力がどんなに迫っていても、奴から放つ狂気に恐怖するのは当たり前だ。

 

だからこそ

 

「さぁさぁさぁ「そんなの、お前が決める事じゃない」あぁ?」

 

「こいつらがどうしたいか、お前にも、俺にも決める権利はない。

だけど、お前がこいつらに手を出すならば、俺はお前を倒す!!」

 

「殺せるのか、人間である俺を?」

 

「殺させない。

飛羽真も、俺も」

 

その言葉と共に富加宮が前に出るとそれに合わせるようにランプドアランジーナが光り輝く。

 

それに共鳴するようにウルトラマンジードのワンダーライドブックも光る。

 

「あぁ?

なんだ?」

 

それはレムルスのワンダーライドブックも同じのようだが、俺達のように共鳴するというよりも反発するような感じだった。

 

「これは」

 

「分からない、だが」

 

何が起きているのか分からない。

 

それでも俺はゆっくりとそのワンダーライドブックを引き寄せ合うと、絵柄は大きく変わった。

 

「これは、だが」

 

【ネクサス!】

 

その言葉と共に富加宮はそのまま手に持ったランプドアランジーナを聖剣ドライバーに装填し

 

「変身!

 

【黄雷抜刀!ネクサス!黄雷一冊!

絆の力と雷鳴剣黄雷が交わる時、稲妻の剣が光輝く!】

 

その音声と共に現れたのは普段のエスパーダの姿ではなかった。

 

左半身は普段通りの鎧だったが、その真ん中にはY字型の模様が浮かんでおり、その左腕には見た事もない籠手が備わっていた。

 

「これは一体」

 

それと共にエスパーダから発する光が目の前にいるビースト達が怯んでいた。

 

「あぁ?

どういう事だ、恐怖を感じないはずのビースト達が」

 

「分からないけど、分かる事がある。

不可能な事はないはずだ」

 

「そんな訳ないだろ!!

例え怯んだとしても、このビースト達を助ける術などないからな!!」

 

「そんな、運命っ変えてやる!!」

 

俺はそう言うと共に、懐に光るワンダーライドブック、ウルトラマンジードを取り出す。

 

【これは血に刻み込まれた運命をひっくり返した戦士の歴史】

 

「ユーゴー!」

 

その言葉と共に俺はブレイズドラゴンを聖剣ドライバーに装填し

 

「アイゴー!」

 

ウルトラマンジードワンダーライドブックを挿入

 

「ヒィアウィゴー!」

 

最後にキングオブアーサーを挿入し、そのまま火炎剣烈火を引き抜く。

 

「ハァ!!」

 

その音声と共に富加宮から溢れ出る光が俺を包み込むと、俺は新たな姿へと変わっていた。

 

【烈火抜刀!王の光が宿る時、奇跡が生まれる!ロイヤルメガマスター!】

 

「なっなんだ、その姿は!!」

 

俺の背中から伸びている金色のマントを翻しながら、装填されていたウルトラマンジードワンダーライドブックが飛び出し

 

「変えるぜ、運命!」

 

手に持ったキングエクスカリバーにウルトラマンジードワンダーライドブックを翳す。。

 

【キングソード】

 

形は巨大な剣からまるで杖を思わせる剣へと変形していた。

 

「これは一体」

 

「レムルス、これ以上、お前の好きにはさせない」

 

「好きにだと?

ならば、お前はこの無害な人々を殺せると言うんだなぁ!!」

 

そう言い、ビースト達が俺達へと向けて襲い掛かる。

 

街中にいる人々を含めてかなりの数のビースト化が進んでおり、こちらに進行してきたが

 

「はぁ!!」

 

俺は手に持ったキングエクスカリバーを上に投げると、キングエクスカリバーはその姿を変形させる。

 

【キングソード!からの、剣が変形!巨大な王が目を覚ます!ウルトラマンキング!】

 

そこに現れたウルトラマンキングはそのまま手を翳すと、現れたビースト達に向けて光を浴びさせると

 

「なっ!?」

 

一体化していたはずのビースト達が元の姿へと変わっていた。

 

役目を終えたばかりにキングエクスカリバーはそのまま俺の手元へと戻り、俺もまた構える。

 

「なんだ、今のはっ!?」

 

「奇跡かもな」

 

「巫山戯るなぁ!!」

 

そう言い、レムルスはすぐに手に持ったワンダーライドブックをそのまま近くにいたケルベロスディビエルとヘッジホッグ・ディビエルに無理矢理入れ、その姿を大きく変えた。

 

「富加宮、そっちは頼めるか」

 

「あぁ任せろ」

 

俺達はそう言い、俺はケルベロスディビエルとヘッジホッグ・ディビエルを、富加宮はレムルスへと向かい、戦いが始まる。

 

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