ゼロワンと共にノンストップバトルが魅力なので、ぜひ見てください。
「どうも、私の名はタッセル!?
皆様、サンタさんが来るクリスマスを楽しんでいますかぁ!?
ですが、どうやら、今、とんでもない事が起きています!?」
そう言いながらタッセルはこれまで過ごしていた家にしがみ付きながら、こちらを見つめていた。
「クリスマス当日のこの日に、まさかとんでもない男が復活しました!?
そう、バハトが!?」
そう言ったタッセルが見つめた先に立っていたのは一人の男が、その手に本を持ちながら笑みを浮かべていた。
「さぁ、滅びの時間だ」
そう言いながら、見つめた先には、人が誰も通っていないはずの暗い街の中だった。
「だけど、そんな滅びに立ち向かうのはなんと」
そうしてタッセルもまた現実の世界へと見つめた先には、6人の男がゆっくりとバハトの元へと向かっていた。
「本当に世界が崩壊しそうになっているとは」
「まさか、お前達がこの事を教えるとはな」
そう言いながら富加宮が睨んだ先にいたのはカリバー達、4人のライダーが待ち受けていた。
「我らの目的はあくまでも真理。
その際にバハトは邪魔だ。
だが、私達だけでは間に合わないからな」
「時間も人手が足りない以上は、仕方ないよね」
その言葉を聞きながら、飛羽真達は拳を握り締める。
「今回だけだ。
このままじゃ、世界が終わるからな」
「僕としては、飛羽真君だけでもこっち側に来て欲しいけど、まぁ、今は仕方ないか」
静鞠は飛羽真を見つめながら、全員の視線はバハトへと目を向けていた。
そこには既にバハトによって召喚された無数のディビエル達で覆われており、バハトはその手にあるワンダーライドブックを展開させる。
「来るか、ならば手加減をする必要はないな」
【エターナルフェニックス!
かつてから伝わる不死鳥伝説が今、現実となる】
「変身」
【抜刀!エターナルフェニックス!
虚無!漆黒の剣が、無に帰す!】
その言葉と共にバハトの姿は右肩を中心にフェニックスを模した鎧を身に纏い、手足には長い尾羽のような模様のある戦士へと変わった。
「行くしかないな」
その言葉と共に飛羽真達は各々のワンダーライドブックを取り出し、自身の変身アイテムに装填する。
『変身っ!』
【烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!】
【流水一冊!百獣の王と水勢剣流水が交わる時、紺碧の剣が牙を剥く!】
【黄雷一冊!ランプの精と雷鳴剣黄雷が交わる時、稲妻の剣が光り輝く!】
【激土重版!絶対装甲の大剣が、北方より大いなる一撃を叩き込む!】
【翠風の巻!甲賀風遁の双剣が、神速の忍術で敵を討つ!】
【錫音楽章!甘い魅惑の銃剣が、おかしなリズムでビートを斬り刻む!】
【呪詛詠唱! 忠犬と怨呪剣呪詛が交わりし時、救済を騙る簒奪劇が幕を開ける!!】
【栄光の特権!全て貫く突剣!正義は我にあり!】
【黒曜一突!必殺の一撃が、全てを貫く!】
その音声と共に飛羽真達を初め、9人のライダーが変身を完了すると共に、バハトが変身したフォルシオンへと目を向ける。
「さぁ、行くぜ」
その一言を合図にセイバー達は一斉にバハトの軍勢に向かって走り出す。
「数が多いのは厄介だからね、道は作りますか」
その一言と共にデスルクはその手に持った剣をディビエルと鉄仮面のような頭部に、首の周りに古い紙きれのようなビラビラした襟巻が付いているのが特徴的な、ミイラ男のような戦闘員シミーを呪いで覆う。
「相変わらず、とんでもない能力だな」
そう言いながら、ディビエルやシミーが呪いの闇の中で溺れている光景を見ながら、バスターは呟くと、そのまま地面を叩くと巨大な岩石が剣を覆う。
そのまま剣を振り下ろすと、バハトへの道を作り出すように地面を抉る。
だが、それでも周りから溢れ出るディビエルは絶え間なく襲い掛かる。
「本当に多いねぇ、だったら、これを使わせて貰うよ」
【かつて、人々に恐怖を抱かせた八つ首の大蛇がいた】
その音声と共に、剣斬は八岐大蛇ワンダーライドブックを展開し、そのまま風双剣翠風にワンダーライドブックを装填すると、剣斬の剣から無数の蛇がディビエルを飲み込んでいく。
「あいつのワンダーライドブックか」
そう言いながら剣斬の横に立ったのはチャージだった。
「悪いけど、これは今は俺が預からせて貰っているよ」
「別に良い。
奴が弱かっただけの話、今は目の前にある事にしか、興味はない」
【かつて、神殺しの牙を持つ擬いものの狗神を宿す少年がいた】
その音声と共にチャージは手に持ったワンダーライドブックから溢れ出る影が巨大な牙へと変わってディビエルに向けて放っていく。
放たれた牙はそのままディビエルを貫きながら、周りを巻き込んで、吹き飛ばす。
「まったく、暴れすぎる。
だが、目的の奴はいないようだからな、さっさと片付ける」
【かつて天から来た存在の力を借りた殺し屋がいた】
同時にダインスもまた、ワンダーライドブックを装填すると、その剣には炎で覆われる。
それと共に目の前にいるディビエルを炎で、空に浮かんでいるディビエルを風で次々と貫いていく。
「今回は味方だけど」
「あぁ、彼らと戦う事にはなりそうだな」
そう言いながら、ブレイズ達もまた、目の前にいるディビエルと戦っていく。
「けど、まさか、先に行ったのが」
それと共に見た先にフォルシオンと戦っているのは
【烈火三冊!真紅の剣が悪を貫き、全てを燃やす!】
【ジャオウドラゴン! 誰も逃れられない…】
「はああぁぁ!!!」
セイバーとカリバー、二人のライダーが戦いを挑んでいた。
空中を自在に飛び回るフォルシオンに対して、飛羽真はクリムゾンドラゴンになって飛びながら、カリバーは召喚したドラゴンに乗りながら激しい空中戦を繰り広げていた。
その激闘は激しく、ぶつかり合い一つで空が大きく割れる程の戦いだった。
「くくっ、お前達が手を組むとはな!!」
そんな様子を見ていたフォルシオンはセイバーとカリバーの二人を見ながら、笑みを浮かべる。
「お前はなんでこんな事をしているんだ!!」
「簡単な事だ。
この本で、この世界を無に帰す為さ」
「無にだと?」
その言葉に飛羽真は思わず聞く。
「あぁ、無、争いをなくす為には、この世界を無にする。
その為の力、それが、この本だ」
「やはり、その本か」
その言葉と共にフォルシオンの手に持っていた本から目映い光が二人を襲い掛かる。
「ぐっ」
「滅びの本か」
本から放たれた光によって、セイバーはそのまま変身を解除され、そのまま地面に転がる。
カリバーが睨んだ先にはフォルシオンが手に持っている本だった。
「滅びの本?」
「全てを滅ぼす程の力が納められた本だ。
まさか、こうして目の前で現れるとはな」
「そう、ここには全てを滅ぼす力がある。
その力で既に全てが滅びるだけだ」
絶体絶命の状況。
全てが終わりを迎えそうな時
「だとしてもっ」
飛羽真は立ち上がった。
「終わらせない!!
終わらせてたまるかぁ!!」
それが響き渡った瞬間だった。
飛羽真のベルトに装填されていたブレイブドラゴンから赤いドラゴンが雄叫びを上げながら現れる。
「なに」
飛羽真の言葉に反応するようにカリバーのジャアクドラゴンが光り始め、そこから黒いドラゴンが現れる。
二体のドラゴンの雄叫び声に合わせるように滅びの本もまた光り始める、
「なっ馬鹿な!?
なぜ、本から光りがっ」
そこから現れたのはブレイブドラゴン、ジャアクドラゴンと似た白いドラゴンが雄叫びを上げながら、現れる。
「あそこに収まれていたのは、滅びだけではなかったというのかっ!」
そう言いながら、滅びの本から現れた白いドラゴン、カリバーのジャアクドラゴン、そして飛羽真の持つブレイブドラゴンの赤いドラゴン。
三体のドラゴンはそのままセイバーの周りを回り続ける。
「来い、ドラゴン!!」
そんなドラゴンに向けて、飛羽真は叫ぶと、手に持っていたブレイブドラゴンに次々と吸い込まれ、新たなワンダーライドブックを作り出す。
【エモーショナルドラゴン!】
それによって生まれたエモーショナルドラゴンワンダーライドブックをそのまま開く。
【勇気!愛!誇り!3つの力を持つ神獣が今ここに!】
その音声と共に、飛羽真はそのまま聖剣ドライバーに装填する。
【烈火抜刀!愛情のドラゴン!勇気のドラゴン!誇り高きドラゴン!エモーショナルドラゴン!
神獣合併!感情が溢れ出す!】
それと共に黒い盾、白いマントを翻した赤、白、黒の三色のセイバーが誕生した。
「だが、姿が変わった所で」
「いいや、変わるさ!
変える、変えてみせる!
だからこそ、物語の結末は俺が決める!」
その言葉と共にフォルシオンと共にセイバーが激突する。
フォルシオンから出てくる巨大なフェニックス、セイバーの三色のドラゴン。
それらの対決が行われ、地面を大きく揺らした。
「セイバー、奴は不死身ならばその本に入れろ!!」
「あぁ、分かった」
カリバーの声を聞くと共に、飛羽真はそのままフォルシオンを蹴り飛ばし、そのまま聖剣ドライバーに火炎剣烈火を装填する。
【伝説の神獣!必殺読破!一冊撃!ファイヤー!】
その音声と共にセイバーは周りにいるドラゴン達と共にフォルシオンへと向かって飛ぶ。
「そんな都合の良い事が起きる訳ないだろ!!!」
【必殺読破!永久の不死鳥!無双撃!】
その音声と共にフォルシオンもまたライダーキックを放つ。
互いのライダーキックが激突し、ぶつかり合う。
炎と炎が包み込む。
その炎が溢れ出す中で、拮抗する炎。
やがてセイバーの炎がフォルシオンの炎を突き破り
「はああぁぁ!!」
「ぐっがああぁぁ!!!」
フォルシオンはそのままセイバーの炎と共に、巨大な滅びの本へと向かっていく。
「ぐっがああぁぁぁ!!!」
滅びの本へと叩き込まれたフォルシオンはそのまま吸い込まれ、消えていった。
「はぁはぁ」
滅びの本はそのまま閉じられていき、エモーショナルドラゴンから白いドラゴンが現れ、そのまま滅びの本を白い帯のように包み込む。
「なんとかなったのか」
「そのようだな」
その言葉に飛羽真は振り向くと、そこにはカリバーがいた。
「奴が言っていた言葉も馬鹿にはできないようだな」
「カリバー、お前の目的は結局なんなんだ」
「真理を手にする。
それ以外には、何もない」
その言葉と共に、カリバーはそのまま去って行った。
「飛羽真!!」
「あぁ」
ゆっくりと見つめた先には富加宮達を初めとしたメンバーだった。
「滅びの本の影響は」
「えぇ、収まりました」
「まぁ、それが終わると、あいつらもすぐに姿を消しやがったがな」
「今回だけの共闘だったからな」
そう言いながら、飛羽真は富加宮達に起こされるように、起き上がる。
「ふぅ、一時はどうなるかと思いました。
まさかバハトが復活するとは、思いませんでした。
だけど、封印されていたはずのバハトがなぜ蘇ったのか、どうやら、カリバー達との戦いの後にも何か起きそうな予感がしますね」
そう言いながら、タッセルが見つめた世界には、バハトが封印された滅びの本を持つ一人の人影だった。
本を持つと、そのままゆっくりと、その場から去っていた。