大阪からの招待状
あの二人とのデートから翌日、俺はそのまま大秦寺さんに連れられ、大阪へと向かっていた。
二人は身分証明になるのがなかったが、ソフィアさん達のおかげで問題は解決した。
ただ、住む家がなかったので、ノーザンベース以外で住む場所として、俺の家で居候する事になった。
なったが、その後、なぜか響と朝田に正座で説教された。
正直に言って、何が起きたのか分からなかったが、大秦寺さんの話に乗らなかったら、俺は未だに正座されていただろう。
それはともかく
「えっと、どういう事ですか、これは?」
そう言いながら、大秦寺さんから渡されたのは七星剣武祭という謎の祭りの招待状だった。
これが一体何なのかと気になり、見つめると
「私が調査している地域での情報だ。
ここでは魔導騎士と呼ばれる地位が存在するらしい。
我々は、そこのゲストとして呼ばれる事になった」
「えっなんで」
俺は思わず聞いてしまうが
「忘れているかもしれないが、私達が使っているこれは聖剣だ。
伐刀者という枠に入っているらしいが、それに関する事件に巻き込まれ、それを解決したら、なぜか招待されてしまった」
「一体何があったんですか」
俺は思わず聞いてしまうが
「今はここに行く意味があるんですか?」
未だにカリバー達が何をするのか分からない状況で
「だからこそだ。
私が調べた限りでも、あの時のディビエルによく似ている」
「似ているって、何に?」
「・・・ダインスの仇であるディビエルに」
「仇?」
その言葉に俺は首を傾げる。
「とにかく、奴はあるディビエルを狙っている。
出るかどうか分からないが、もしもそのディビエルが出れば、奴は周りの被害を考えずにそのディビエルと戦うだろう」
「だから、そうなる前に俺達がそのディビエルを倒して、ダインスを止めるという訳か」
「あぁ、頼めるか」
「任せてください」
今は人手が必要ならば。
「ただ、気をつけろ。
ダインスの実力は本物だ」
「分かっています」
これまで戦ってきたシャドウやレムレスも一歩間違えれば負けていた。
未だにカリバーに勝てたかどうかも分からない上に、デスルクの実力は未知数だ。
油断なんてできるはずがない。
「それはそうと」
「なんです?」
「黙って行って、良かったのか?」
「・・・今は、その話は止めてください」
俺はそう言いながら、未だに鳴り止まないメッセージの音を無視していると
「あなたが大秦寺さんに、もう一人の招待客ですか?」
「んっ?」
聞こえてきた声に振り向くと、そこにはスーツ姿をした女性が立っていたが
「えっと、この人は?」
「俺を招待してくれた学園の教師だ」
「初めまして、マリア・カデンツァヴナ・イヴ。
破軍学園の教師よ、よろしく」