聖なる刃と物語   作:ボルメテウスさん

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対決!二大剣士VS二大騎士

「なんというか、凄い会場だな」

 

改めて、これから行われるだろう大会の事を考えながら、見回す。

 

大きな大会と言う事もあって、大会前日だが多くの選手が集っていた。

 

「大きな大会もあるからね。

私自身も、思い出深いわ」

 

そう言いながら、見つめているが

 

「そう言えば、確か生徒さんは大丈夫なんですか」

 

「まぁ、少し問題児は多いけど、大丈夫だと思うわ」

 

そう言いながら、乾いた笑みを浮かべているが

 

「正直言って、先輩の無茶ぶりには頭を悩ませるし、はぁ」

 

「なんか地雷を踏んでしまった」

 

「ふむ、とりあえずは会場に入ろうか」

 

俺達はゆっくりとマリアさんから少し離れて、会場を見ていたが

 

「はぁはぁ、あがぁ」

 

会場の中に入っていると、一人走っている選手がおり、疑問に思っていると

 

「たっ助けてくれ」

 

「っ」

 

それと共に見えたのは異形の存在だった。

 

「まさか、これ程早いとは」

 

「あれは、ディビエルか」

 

ゆっくりと現れたのは一体のディビエルだった。

 

そこには漆黒の狼を思わせる顔を持つディビエルであり、全身を鎧で身に纏っており、巨大な斧を手に持っている。

 

「まさか、奴は」

 

「大道寺さん」

 

「行くぞ、奴を早く倒さなければ」

 

「っ」

 

その言葉を聞くと共に、俺達はすぐに懐からワンダーライドブックを取り出し、そのまま変身アイテムを装填し、走り出す。

 

「「変身っ!!」」

 

【烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!】

 

【錫音楽章!甘い魅惑の銃剣が、おかしなリズムでビートを斬り刻む!】

 

それと共に、変身すると共に、俺は接近し、大道寺さんは遠距離から銃で牽制を行いながら戦闘を行う。

 

その攻撃に対して、ディビエルは手に持っていた斧をたった一振りで全ての攻撃をはじき返した。

 

「キサマラハ、チガウカ」

 

「違う?」

 

その一言に対して、疑問に思っているとディビエルが見つめた先には、選手の一人だった。

 

「奴の狙いはまさかっ」

 

「ハアアァァ」

 

大道寺さんの一言と共に、狼を思わせる口は開き、選手の方へと向けた。

 

「がっぐぅ」

 

それと共に選手がもがき苦しみながら、現れたのは剣だった。

 

「あれは固有霊装か?」

 

「飛羽真、あれを奴に奪われるなっ!

奪われた瞬間、あの選手は死んでしまう」

 

「なんだって、ぐぅ!!」

 

俺はすぐに奪われそうになった固有霊装を掴みながら、もう片方の手でワンダーライドブックを取りだし、そのまま装填する。

 

【魔法が使えない少年が、反魔法の力を宿す魔剣を手に、魔道士の頂点を目指す物語】

 

「おらあああぁ!!」

 

【烈火抜刀!二冊の本を重ねし時、聖なる剣に力が宿る!】

 

俺はそのままブラック・クローバーの能力で作り出した巨大な錆びた剣をそのままディビエルに向けて投げる。

 

巨大な物量もあって、ディビエルは吸い込むのを一瞬止め、受け止める。

 

同時に吸い込む力が弱まり、手に持っていた固有霊装は持ち主の元へと戻っていった。

 

それと共に錆びた剣はそのまま俺の元へと戻ってくる。

 

「今のは一体」

 

「奴はバラゴ・ディビエル。

魂を喰らい、最強の存在になろうとする奴だ」

 

「そして、俺が倒すべきディビエルだ」

 

「っ」

 

そう、どこからともなく聞こえてきた声、同時に出てきたのは巨大な槍を持つ二人の男だった。

 

「奴がか」

 

「あぁ、そうだぁ、あれが仇のディビエルだぁ!」

 

そう言いながら、叫びながら、その手にはワンダーライドブックを取り出していた。

 

「まずい、まさかここで二人とは」

 

【とある魔剣を手にした貴族の特権を守る為の戦いの物語】

 

【大地を駆け抜けるヒクイドリは、遥か先を見続けている】

 

「「変身」」

 

【栄光の特権!全て貫く突剣!正義は我にあり!】

 

【黒曜一突!必殺の一撃が、全てを貫く!】

 

その音声と共に二人はそのままライダーへと変身する。

 

一人はまるで王の鎧を思わせる姿であり、その手に持っていた槍は巨大化していた。

 

もう片方は鳥を思わせる赤い装甲を身に纏っていた。

 

「あいつらは確かチャージとダインス」

 

今回の戦いで乱入すると予想していたダインスはともかく、まさかチャージも一緒に来るとは思わなかった。

 

「バラゴォォー!!!」

 

同時にダインスはその手に持った巨大な槍を手に持ち、バラゴ・ディビエルに襲い掛かる。

 

その一撃は強く、地面を大きく揺るがしていた。

 

「なっ、おいまさかっ!」

 

そうしている間にもダインスとバラゴ・ディビエルの戦闘は激しく、未だに避難を終えていない選手や観客の近くにいても、容赦なく戦い続ける。

 

「何をやっているんだっ」

 

俺はすぐに手に持った剣でダインス達の元へと向かおうとしたが、その前に立ちはだかったのはチャージだった。

 

「何をする」

 

「それはこちらの台詞だ。

ダインスの邪魔をするな」

 

「邪魔って、このままじゃ、周りに被害があるだろ!!

せめて、それをなんとかしないといけないだろう!!」

 

「それがどうした?

その間に奴が姿を消したらどうする。

なにより」

 

その言葉と共に

 

「なぜ、自分の身を守れないような弱者を守る必要がある」

 

「っ!!」

 

その一言に俺は戦慄する。

 

【かつて太陽を蹂躙した破壊の化身がいた】

 

その音声と共にチャージの右腕は白い布と虹色の籠手を身に纏った。

 

すぐに俺は構えようとしたが、その横を銃弾がすり抜ける。

 

「飛羽真、先に行け。

そいつは俺が食い止める」

 

【鈴音楽章!甘い魅惑の銃剣が、おかしなリズムでビートを斬り刻む!】

 

「イエェイ、カモーン、ミッシェル!!」

 

その一言と共にぞろぞろと現れたピンク色の熊のような何かがチャージに向かって飛びついていく。

 

「こいつらは」

 

そう言いながら、襲い掛かってくるミッシェルと呼ばれる謎の熊のおかげでチャージはこちらに寄ってこない。

 

「行け!!」

 

「分かった」

 

その一言を聞くと共に、近くにいた選手に襲い掛かろうとした一撃に対して

 

「ぐっ」

 

「セイバー」

 

「お前は」

 

そう言いながら受け止めた攻撃に対して、思いっきり弾き返し

 

「少しは周りを見ろ!!」

 

【ブラック・クローバー】

 

錆びた剣は巨大な黒い斬撃をダインスとバラゴ・ディビエルを吹き飛ばす。

 

「グッ、コレハ、ヒクシカナイ」

 

その一言と共にバラゴ・ディビエルはその場から去って行った。

 

「バラゴっ、セイバー貴様っ」

 

その言葉と共に、俺に襲い掛かろうとしたが

 

「それ以上はさせない」

 

同時にその攻撃を防いだのは一本の黒い刀を持った一人の選手だった。

 

「ハアァ」

 

その攻撃をそのまま弾き返す。

 

「一刀羅刹でやっと弾き返せるとは」

 

「邪魔をするな」

 

「悪いけど、それ以上は手出しはしないでくれるかしら」

 

その一言と共にダインスの前に無数の短剣が襲う。

 

それと共に前に立ったのはマリアさんだった。

 

「この会場の恩人と私の生徒に手を出すならば、私も相手になるわ」

 

「ぐっ」

 

「引くぞ、ダインス」

 

「チャージ、まだ」

 

「それ以上、やっても無駄だ、

何よりも、この大会が行われている以上、奴も再び現れるだろ」

 

「・・・あぁ、そうだな」

 

その一言と共に巨大な虹を二人を包み込み、その姿を消した。

 

「はぁ、なんとかなったか」

 

そう言いながら、俺は安堵するが

 

「って、大丈夫か」

 

そこには思いっきり倒れて、助けてくれた選手がいた。

 

「黒鉄君は少し無茶しすぎよ」

 

「大丈夫なのか」

 

「この子の能力の反動のせいよ。

けど、まさかここまでとは」

 

そう言いながら、周りを見渡す。

 

「それに、未だに終わっていないから」

 

その一言に頷くしかなかった。




「どうしたんですか、飛羽真君」

「あぁ、新堂に富加宮か」

その日、俺は喫茶店で悩んでいた。

「何か悩み事ですか?
良かったら、相談に乗りますが」

「あぁ、実は大晦日なんだが、初詣の後でなぜか4人にバラバラに誘われたんだ」

「誘われたとはどういう事なんだ?」

その言葉に疑問に思って、富加宮は質問されたが

「なんかデパートの買い物に。
別に皆と一緒で良いと思っていたけど、返答する前に消えちゃってね」

「なるほど、確かにそれは大変ですね。
ですが、だったら早く返信すれ「待て」んっどうしたんですか?」

「下手に返信すれば、飛羽真、死ぬぞ」

「「なっ!!」」

その一言に俺と新堂は雷に打たれたように驚きを隠せなかった。

「どっどういう事なんだ」

「そうです、誘いを断って、なんで死ぬんですか!?」

「いや、分かるだろ、これは」

そう言いながら、富加宮は冷めた目で見つめるが、心当たりがまるでない

「とにかく、考えるんだ、この状況を打開するドキドキデート大作戦を!!」

「なんで、デートになるんだ?」

「それにどきどきとは一体どういう意味なんでしょう」

「これは真剣に考えなければ、本当に死んでしまうな」

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