聖なる刃と物語   作:ボルメテウスさん

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あけましておめでとうございます。
無事に一年を迎える事ができ、嬉しく思います。
今回は本当に番外編のような感じでキャラ崩壊が多数ありますが、どうか楽しんでください。
そして、活動報告で新しい募集を行っております。
今年も皆様の応募、お待ちしています。

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=252857&uid=45956


番外編 ドキドキデート大作戦

「これより、ドキドキデート大作戦を実施する!!」

 

大晦日を迎えた昼頃、富加宮を初めとしたソードロゴスのメンバーが集まっていた。

 

「ドキドキデート大作戦って、そこまで大袈裟に言わなくても良いだろう」

 

そう言いながら、尾上は餅を食べながら言う。

 

「皆分かっていません。

こういう修羅場を下手に掻き乱すと、大抵は悲惨な最期が起きてしまう」

 

「さすがは賢人君だね。

それで、結局はどういう事」

 

「どうやら、この事態は思った以上に厄介だな、それで作戦はどんな感じなんだ?」

 

「えぇ、まずは響と合流です。

今は大晦日の牛に関する大食いがあるはずだが」

 

そう言いながら富加宮が見つめた先では

 

「マジで食べるのか」

 

「いやぁ、カップル限定という事で一人じゃさすがに入れなくてね」

 

そこには机の上に山盛りに乗せられたステーキが置かれており、それを見て冷や汗をかいている。

 

「とにかく、食べるよ」

 

「少し胸焼けしそう」

 

そう言いながら、飛羽真達は食べ始めた。

 

「どうやら、上手くいったようだな」

 

「賢人君、店の入り口に朝田が来ているよ」

 

「なっ!!」

 

その一言と共に全員が望遠鏡で見つめると、そこには何やら買い物袋を持った朝田の姿があった。

 

「このまま合流したら」

 

「ここは僕に任せてください!」

 

その言葉と共に新堂は立ち上がり、向かっていく。

 

「頼んだぞ、新郎!」

 

そう言いながら、見つめた先には新堂が朝田の前に立った。

 

「あっ朝田さん、偶然ですね!!」

 

「あぁ、新堂。

あんた、ノーザンベースに戻ったんじゃないの?」

 

「いやぁ、実はこの近くに新井式回転抽選器というのを探しているんですが、どこか知りませんか!」

 

「しん、なにそれ?

本当にあるの」

 

新堂から出てきた単語に疑問に思った朝田は首を傾げるが

 

「お願いします!

僕、どうしても一回回してみたかったんです!!」

 

「はぁ、まぁ待ち合わせまでまだ時間があるから良いけど」

 

その言葉と共に新堂は朝田を遠ざけた。

 

「ナイスだ」

 

「ねぇ新井式回転抽選器って、なんなの」

 

「ガラガラ福引抽選器だ。

ほら、祭りとかで回すあれだ」

 

「新堂の真面目な性格が、まさかここで役に立つとはな」

 

「あっそうしていると、何か動きがあるぞ」

 

そうしている間に飛羽真は口を押さえていた。

 

「食い過ぎた」

 

「えぇ、大丈夫なの」

 

そう飛羽真は机を立ち上がって

 

「悪い、トイレ行ってくる」

 

そう言いながらふらふらとその場から離れていた。

 

その間も、響は特に気にした様子もなく、食べ続けた。

 

「よし、その調子だぞ、飛羽真!

事前の打ち合わせとは違う台詞に気になるが」

 

そう言っていると、飛羽真はトイレに向かっていた

 

「あれ、マジでトイレに行っていないか」

 

「まぁ、あんだけ食べていたからな」

 

「むっ」

 

そうしている間に、飛羽真の前に現れたのは八舞の二人だった。

 

「なぁ!?

このタイミングで!!」

 

「むっ、飛羽真じゃないか、どうしたんだこんな所で」

 

「疑問?

待ち合わせまでまだ時間はありますが?」

 

「悪い、少しトイレ」

 

「そうじゃなぁ!?」

 

「飛羽真、大丈夫?

あれ、二人共奇遇だね」

 

「おぉ。響ではないか?

なんでここに来た?」

 

「最悪の事態だ!?

まさか、ここまで早く合流するとは」

 

その事態に驚きを隠せずにいたが

 

「うぐっ、食い過ぎて」

 

「あわわぁ!?

食べ過ぎた」

 

「えぇ、とりあえずトイレに」

 

そう吐きそうになっている飛羽真を連れて、三人は姿を消した。

 

「これで少しは時間を稼げる。

今の内に「まぁ、そんな事だろうと思ったわ」何?」

 

聞こえてきた声に振り返ると、そこには笑顔の朝田がいた。

 

ただし、全員がその表情から恐怖を感じていた。

 

「って、朝田!?」

 

様子を見ていた富加宮の後ろから声をかけたのは朝田だった。

 

「朝田、なんでお前がここに」

 

「いや、新堂が急に現れて怪しいと思ったからね。

新堂がチラチラとしている方向を見て、ふらふらしている飛羽真とあの三人をみかけたからな」

 

「確か朝田はGGOではスナイパーだったな」

 

「まぁドキドキデート大作戦だと言っても失敗だったからな」

 

「二人共、今、その話をすると」

 

そう富加宮の後ろで会話している三人の声を聞いた朝田は

 

「へぇ、ドキドキデート大作戦って、何かしら」

 

そう言って、冷めた目で富加宮達を睨んでいた。

 

「あっ、賢人君」

 

「どうした」

 

「飛羽真の奴、なんだか特に問題ない様子だよ」

 

「なっ!!」

 

そこには現状ならば考える限り最悪な状況だった。

 

急いで見つめた先では3人は話し合っていたが、険悪という印象はない。

 

「あれ?」

 

「なんか、特にやばそうな雰囲気じゃないような」

 

「まぁ、そもそも三人はデートというよりも出掛ける印象が強いのよね」

 

「あの嬢ちゃん達はそういうの、あんまり考えていない感じだったしな」

 

そう言いながら、尾上は豪快に笑っていたが

 

「それはそれで、とりあえずあんたら、覚悟はできているわよね」

 

【アリシゼーション】

 

「あっ」

 

聞こえてくる音声と共に、朝田の姿はこれまでのスナイパーを思わせる姿ではなく、まるで女神を思わせる姿だった。

 

「・・・」

 

「逃げるか」

 

尾上のその一言と共に、全員がその場から逃げ出した。

 

「うぐぅ、肉はしばらく食べたくない」

 

「それにしても、二人も約束していたんだね」

 

「あぁ、年始め気になるのがあったからな。

しかし、まさか響もとな」

 

「肯定、思えば返信を聞くのを忘れていました」

 

「あはははぁ、私も。

あれ、それじゃあ、他にいたりするの?」

 

「えっとまぁ朝田と一緒に今度のゲームに必要な買い物にな」

 

「ゲームって、確か今度の」

 

「まぁな、ゲーム以外にも必要なのがあるからな。

よく分からないけど、今度GGOやALOのコラボで行われるゲームらしいけど、新堂が調査している場所らしいけど」

 

そんな会話をしていると

 

「待たせたわね」

 

「あっ朝田ちゃんって、あれ新堂君が結構ボロボロだけど、どうしたの」

 

「しっ新堂」

 

「すっ少し転んでしまいまして」

 

「飛羽真」

 

「はっはい」

 

そう言っている間に朝田からの言葉を聞き、そのまま直立で立つと

 

「今度、GGOに付き合って貰うわよ」

 

「はっはい」

 

その言葉に俺は頷くしかなかった。

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