聖なる刃と物語   作:ボルメテウスさん

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宇宙からの侵略者

「ちょっ待ってください!」

 

突然の事で驚きを隠せない俺は手に持っている剣でなんとか対抗しながら、目の前にいるフィングからの攻撃を受け流していく。

 

「封印って、一体どういう事なんですか!?」

 

そう言いながらも、こちらに対して攻撃を続ける。

 

その攻防の中で

 

「何をしているんですか!!」

 

【流水抜刀!ライオン戦記ー!流水一冊!百獣の王と水勢剣流水が交わる時、紺碧の剣が牙を剥く!】

 

そんな中で俺の前に現れた新道がフィングの攻撃を受け止め、そのまま受け流す。

 

「ブレイズか」

 

「何をしているんですか、フィングっ!」

 

そう言いながら、ブレイズはそのままフィングを睨みながら言う。

 

それに対してフィングは

 

「ブレイズ、お前も分かっているはずだ。

セイバーの持つワンダーライドブックを自在に作り出すその力を上層部は危険視している。

カリバーがかつて行った世界の融合によって誕生したその能力が世界でどのような影響を与えるか分からない以上、厳重に封印する必要がある」

 

「確かに、その可能性はあるかもしれません!

だけど、どのような力もその使い方次第で良くも悪くもなります!!

僕は仲間として、ノーザンベースの剣士として、飛羽真君の可能性を信じます!」

 

そう言い、ブレイズは構えながら、目の前にいるフィングは周りを見つめる。

 

「良いだろう、今は見逃そう。

だが、ブレイズ、ソードオブロゴスの使命を忘れるな」

 

そう言いながら、フィングの姿は消えていった。

 

「新堂」

 

「問題ありません。

ソードオブロゴスは世界を、そして人を守る為の組織ですから」

 

そう言いながら、そのまま俺達の所にお知らせが来ていた。

 

「なんだ、このお知らせは?」

 

そう言いながら、見てみると

 

「緊急メンテナンス?」

 

そう思っているが、周りの雰囲気は変わっていないが

 

「あれ、変わっていないな?」

 

「それは僕達が変身している影響でしょう。

変身している間は世界から切り離されているので」

 

「それって、もしもメンテナンスに巻き込まれたら、やばいんじゃない」

 

「・・・それはまぁ」

 

その言葉を聞くと共に俺達は同時にすぐに走りだそうとしたが

 

「んっ待ってください、飛羽真君」

 

「どうしたんだ?」

 

それと共に影に隠れると

 

「あれはヒロトさん?」

 

そこにいたのはここにログインする前に世話になったヒロトさんがいたが

 

「本当にここに出てきたのか」

 

そう言いながらヒロトさんが見ていたのは、先程までの戦闘の動画だけど

 

「なんで、アルスが、しかもエルドラアーミーまで」

 

「アルスって、あの時に出てきたディビエルか」

 

「あの時の大量に出てきたのはこのエルドラアーミーと言うのですか」

 

「って、誰だ!?」

 

そう、後ろから話しかけた俺達に驚きを隠せないようだったが

 

「すいません、僕達は怪しい者ではありません!」

 

「いや、この状況は多分無理だと思うぞ」

 

慌てた様子の新堂に対して、ため息を出してしまうが

 

「その声はもしかして神山さんなのか?」

 

「えっと、そうなんだ」

 

それと共に俺はなんとか俺達の事情を説明する。

 

「そうか、別の世界と繋がるか」

 

「まぁ信じられないと思いますが」

 

「いや、そうでもない」

 

「えっ」

 

普通ならば信じられないような話をしたが、特に気にした様子もなくヒロトさんは言うと画面に映し出されたアルスを見せる。

 

「アルス。

こいつは俺達が戦った別の惑星、エルドラの守護者だ」

 

「「・・・別の惑星」」

 

その言葉にさすがの俺達も驚きを隠せなかった。

 

「なんで、その、別の惑星に?」

 

「俺達も詳しい事分からないが、そのエルドラはエルドラここから30光年先にあるとされる。

そこにある各所に存在する古代遺跡で俺達のガンプラが実体化するんだ」

 

「そんな奇天烈な話がありますか」

 

「まぁ確かに」

 

「けど、それで俺達の話にも納得するならば、確かに」

 

こちらからの話も正直信じて貰えるかどうか分からない内容なのに、信じて貰えたんだろう。

 

「あれ?

あのヒロトさんに聞きたいけど、そのエルドラではガンプラが実体化したっのって、本当なんですか!?」

 

「あぁ、だとしたら」

 

それを聞くと共に考えられる限り最悪な可能性に俺は頭を抱える。

 

「ヒロトさん、実体化したガンプラは本物と同じような感じだったんですか」

 

「あぁGBNで操作したのと変わりない感じだった」

 

「っ」

 

それを聞き、確信する。

 

「何か分かったんですか?」

 

「あぁ、推測だけど、最悪な可能性だ」

 

「最悪な可能性?」

 

その言葉と共に、俺はワンダーライドブックを取り出す。

 

「これまで俺達が戦ってきたのはディビエルは本から実体化した存在だ。

だけど、作れる個体はそれ程多くはできない」

 

「ディビエル自体、誕生させる条件もこちらはあまり分かっていませんからね」

 

「だけど、今回のアルスディビエルがエルドラに行けばどうなる?」

 

「どうなるって、それは実体化するのでは?」

 

「あぁ、そして、実体化したアルスディビエルを使って、他のディビエルは勿論だけど、ガンプラというデータを使って、ディビエルだけではなく、全く別のを実態化させたらどうなる?」

 

「別のって、まさかっ!!」

 

「なぁ、その話は本当なのか?」

 

そう言い出てきたのはキリトさんだった。

 

「えっ?

キリトさんも」

 

「いや、少し気になってな。

俺もあそこにいたからな」

 

「えっ、という事は最初から聞いていた?」

 

「まぁな。

それよりも、さっきの話は本当なのか?」

 

「いや、まだ仮定の話だけど」

 

「・・・いや、そうでもないんだ」

 

「えっ?」

 

それに疑問に思っていると

 

「実はこの前、アスナと一緒に天体観測を行った時に奇妙な星があったんだ。

その時の画像がこれなんだが」

 

そう言われ、見てみると、他の星の輝きとは全く異なる紫色の輝きだった。

 

「紫色?」

 

「これはアルスが使っていた機体と同じ色。

まさか、もうすぐそこまでっ」

 

「どれだけの数がいるんだ?」

 

「分からない。

だけど、向こうとは連絡は取れているから、おそらくは大丈夫だと思うが」

 

それらの考えの中で

 

「あの聞きたいけど、そのエルドラって俺も行けますか?」

 

「それは可能だと思うが、どうするつもりだ?」

 

「まぁ少し行き当たりばったりですけど、エルドラに行って直接倒す」

 

こちらに迫っているが、未だにこちらからの距離は遠い。

 

それにあの時に助けに入った事を考えても、以外とエルドラからそんなに離れてない可能性がある。

 

「そんな無茶ですよ」

 

「無茶でもなんでもやらないと終わるだろ」

 

はっきり言えば、宇宙からの侵略者と戦う事になるとはな。

 

「無茶だと言っても止まりそうにないな、分かった。

ただ、俺も一緒に行く」

 

「えっでも」

 

「アルスならば一度戦った事がある。

だったら、少しは力になれるだろう」

 

「いえ、むしろお願いします」

 

この戦い、絶対にヒロトさんの力が必要になる。

 

「新堂、そっちは頼む」

 

「はぁ、まったくあなたは無茶ばかりしますね」

 

そうため息を出しながらも、しっかりと頷いてくれた。

 

「そちらは、頼みましたよ」

 

「あぁ」

 

 

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