「サウザンベースのライダー?」
先程まで絶体絶命の危機の中で助けてくれた二人のライダー。
それは尾上さんからの言葉を聞いても分かる事だったが
「新堂、誰だか知っているのか?」
「えぇ、以前、サウザンベースで会った事はあります。
クシーフォスとアガートラム。
確かに二人共、サウザンベースのライダーですが」
そう言いながら、目の前の戦いに目を向ける。
クシーフォスはその手に持っているのは、巨大な石材から切り出した様な無骨な身の丈を遥かに越える両刃の石剣、異形の竜の頭骨の様な形状をしていた。
そんなクシーフォスに向かって襲い掛かるナイツに対して、その手に持った巨大な剣で振り上げながら反撃する。
すぐに数で押すように攻撃を仕掛けるが、まるでダメージがないのか、そのまま振り払うと共に
【ティラノ軍記!ドゴーン!暴虐非道!激化!!】
その音声が鳴り響くと、その手に持った巨大な剣を巨大化させて跳躍からの全力の振り下ろす。
そうして、大地は地割れの如く裂け、隆起したその両側は巨大な恐竜の顎の如くにその間にある全てを押し潰す。
それにより、ナイツの変身は強制的に解除され、地面に転がる。
その間にアガートラムはジェネラルへと近づき、剣と腕がぶつかり合う。
「あれ、アガートラムの聖剣は?」
「分かりません、彼は以前は剣士ではなかったはずですが」
そう言いながら、戦闘を行い続ける中でアガートラムはその腕を光らせながら、そのまま後ろへと下がる。
「腕と聖剣が一体化している?」
そう驚きを隠せなかったが、アガートラムの腕から伸びた光の剣がジェネラルの身体に傷を作る。
「ふむ、確かに厄介ですが、たった二人でこの状況をどうにかなるとでも?」
「いいえ、既に撤退する準備はできています」
「なに?」
その言葉を聞き、後ろを見るとノーザンベースに設置されていた鎖が次々と外される。
「なっ」
「急いで行くぞ!!」
その言葉と共にその場にいた仲間達が全員がノーザンベースに乗り込んだが
「ええぇ!?」
そうしていると、ノーザンベースは空中へと飛び始める。
「えぇ、何が起きているの!?」
「ノーザンベースを初めとした施設は他の世界を守る為に滞在している間はこの鎖で固定されている。
サウザンベースとの本格的な攻撃が行われる前に、少しこの世界から離れる」
「えっ、それって大丈夫なのか!?」
「いや、問題ない。
ノーザンベースからでもゲートを通れば、元の世界から行けるのは以前から変わらない」
「それだったら、大丈夫なのかな」
少し心配してしまったが、それでも先程までのような襲撃はもうなさそうだ。
「さて、助けて貰った事には感謝します、お二人とも」
そう言いながら、既に変身を解除した二人にソフィアさんは頭を下げた。
「ですが、なぜサウザンベースの貴方達が?」
そう言いながら、話し始める。
「今のサウザンベースには、かつての姿から大きく変わってしまった」
そう言いながら、サウザンベースの事についてを語り始める。