聖なる刃と物語   作:ボルメテウスさん

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本日からライダータイムシリーズが毎週配信されますね!
ジオウ、ディケイド、両ライダーの活躍が再び見れる嬉しさと共に、これからも連載していきます。


禁断への序章

「現在のサウザンベースはある目的の為に活動しています」

 

「ある目的?」

 

その言葉に俺達は首を傾げる。

 

「ディビエルの殲滅。

それを行う為に大いなる力、つまり大いなる力を持つ本の復活の為に活動しています」

 

「大いなる力を持つ本?」

 

聞き覚えはあるが

 

「確か全てのワンダーライドブックの元になった本だと聞いたが?」

 

「その本の完全復活までいかなくても、それに近い物を作り出す為に、セイバーである神山さんを狙っている」

 

「つまり、それは奴らは最初からこいつの力を使うのが目的だった訳か」

 

「えぇ、組織の上層部もその意見に賛成しています」

 

「それだったら、お前らもそれに賛同するんじゃないのか?」

 

「いいえ、私達を初め僅かながら何が起きるか分からないこれには反対しています。

それは私が仕えていた我が主も同じでした。

だが」

 

「あんさつされた」

 

「なっ!?」

 

クシーフォスに変身していた香我美町が途中で話を挟んだ。

 

「暗殺だと!?」

 

その言葉に尾上さんが思わず声を荒げる。

 

「馬鹿な。

ソードオブロゴスの上層部が暗殺されないように警部は厳重なはずだ」

 

「私達もそれを怪しんで、調べました。

その結果、大いなる本の力復活を望む者達の仕業だと分かりました」

 

「それは確かに」

 

「幾ら何でも怪しすぎる」

 

「そして、それは我が主も同じでした。

あの戦いで我が主は殺され、そして奴の聖剣を奪われない為に」

 

そう言い、その腕を摩るアガートラムに変身する星村さん。

 

「なるほどな。

サウザンベースはまさに二つに分かれている訳か」

 

そう言いながら尾上さんは言うとソフィアさんの方を向く。

 

すると、ソフィアさんも頷く。

 

「これより、私達はサウザンベースが行おうとしている大いなる本の完成を阻止します。

その為にも、こちらも禁断の本を使うしかありません」

 

「禁断の本、それって」

 

「プリミティブドラゴン。

それはサウザンベースだけではなく、こちらにも存在しています」

 

そう言い、中心に置かれたのは鎖で固められている巨大な箱だった。

 

「これが禁断の本?」

 

「この中に封印されています。

その鍵はバスターが管理しています」

 

「それじゃあ、久し振りにあいつに会いに行くか。

おい、お前も来い」

 

「えっちょ!?」

 

そう言っていると、尾上さんに首を引っ張られながら、ドアを開く。

 

「俺、結構疲れているんだけど!?」

 

「だったら、余計にこっちに来い。

あっちの世界だったら、奴らもまだ知らないからな」

 

そのまま尾上さんと共に辿り着いたのはどこかの森の中だった。

 

「ここは?」

 

「俺がお前達の世界に来る前に担当していた世界だ」

 

「担当していた世界?」

 

疑問に思い、俺は首を傾げているが、そうしている間に森の中を突き進んでいると、巨大な屋敷だった。

 

「あの屋敷は」

 

そう言いながら、屋敷のドアの前にいると

 

「えっと、お客様でしょうか?」

 

俺達がドアの前にいると、こちらに気づいたのか小さな女の子がこちらを見つめていた。

 

その格好はメイド服のようだが

 

「んっ、新しく入ったメイドか?

悪いが、フレデリカはここにいるか?」

 

「フレデリカ姉様ですか?」

 

そう言っていると

 

「どうかしましたか、ペトラ?」

 

「あっフレデリカ姉様、そのお客様で」

 

「お客様、って」

 

「よぉ、久し振り」

 

そう言っていると、屋敷から出てきたのは金髪のメイドが出てきた。

 

その口元はかなり鋭い歯が特徴的だが、かなりの美人だ。

 

「亮、いつここに」

 

「ついさっきだ。

悪いな、その長い間はいられないが」

 

「ふふっ、良いですよ。

それよりも、その、そらは元気かしら?」

 

「あぁ、勿論だ。

お前の夢は」

 

そう言いながら、話し合っているが、どういう関係なんだ?

 

「フレデリカ姉様、その方は一体?」

 

「そうでしたね。

紹介します、

こちらは尾上亮、その私の夫です」

 

「・・・夫?」

 

「ほへぇ」

 

その一言に俺と小さな子は驚きを隠せず、思わず呆けた声を出すしかできなかった。

 

つまり、それって、この人がそらくんの母親で

 

「おい、何をぼーっとしているんだ?」

 

「うわっと、色々と混乱していて」

 

「それで、その亮?

その子は?」

 

「あぁ、こいつは俺の後輩で、仮面ライダーセイバー、神山飛羽真だ。

それで悪いが、ここに預けていた鍵を取りに来たんだが」

 

「なるほど、分かりました。

それで、その」

 

「あぁ、2、3日はいるつもりだ」

 

「そうですか。

ふふっ久し振りに張り切りますね」

 

そう言いながら、尾上さんとフレデリカさんは話し合っていた。

 

「とりあえずは、この世界について知らないとな」

 

そう言いながら、俺は屋敷の中へと入ろうとしたが

 

「へぇ、結界を通して、まさかこんな事になるとは」

 

「っ!」

 

聞こえてきた声、振り返ると、そこには見た事のない人物がいた。

 

全身が黒く染まった服を身に纏った白髪の女性だった。

 

「誰だ、あんた?」

 

「そうだね、あえて言うならば、強欲の魔女と呼ばれているかな」

 

そう笑みを浮かべる彼女は、どこか人外染みた笑みだった。

 

「話をしようじゃないか、君が知りたい事を含めてね」

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