聖なる刃と物語   作:ボルメテウスさん

61 / 74
出会うは希望の魔法使い

「ここは、どこかの町?」

 

「なるほど、こうやって見ると、彼もそうだけど、君もなかなかに面白い世界にいるじゃないか」

 

「いや、正確にはここは俺の世界じゃないけど、一体」

 

そう言っている間に、何か騒ぎが聞こえてきたので、俺はその場所へ向かって走り出す。

 

ようやく辿り着いて、見てみると、そこには身体が石のように罅割れた、灰色の鬼のような奴が暴れていた。

 

「なんだ、あれは?

とにかく、奴を止めないと」

 

そう言っていると、その怪物は次々と火花を散りながら、倒れていく。

 

「何が起きたんだ?」

 

「あれは?」

 

そう疑問に思っていると、その怪物達の中に入り込む一つの人影。

 

その人影が手に持っているのは銃のようだが、そのまま周りにいる怪物達に向けて銃弾を放っていく。

 

「まったく、平和になったと思ったら、まだまだファントムがこんなにいるとはな」

 

「ファントム?」

 

そんな疑問を余所に男はそのまま降り立ち、その指に填めているのは宝石の指輪だった。

 

【ドライバーオン プリーズ!シャバドゥビ タッチ ヘンシン!】

 

男はそのまま、ベルトの操作を行うと共に、ゆっくりと構える。

 

「変身」

 

【フレイム プリーズ ヒーヒー ヒーヒーヒー!】

 

その音声が鳴り響くと共に、男の目の前に現れたのは赤い魔方陣が現れ、そのまま魔方陣を纏う。

 

同時に現れたのは長い黒のロングコートが特徴的で、顔は先程まで男が指に填めていた指輪と同じ仮面を身に纏う。

 

「さぁ、ショータイムだ」

 

「仮面ライダー」

 

以前、ディケイドと同じように、俺達とはまるで違う仮面ライダー。

 

「ふむ、彼の名前は仮面ライダーウィザード。

なるほど、魔法を使い、戦う仮面ライダーか。

僕の世界の魔法とは、どのように違うのか、実に興味深い」

 

「んっ?

おい、そこのカップルさん、すぐに逃げろ」

 

「えっ、俺達の事を見えている?」

 

「あぁ、そうだよ。

この世界は仮想世界とはいえ、向こうはこちらを認識できるし、本物のように動ける。

この本に記録しているウィザードと同じようにね」

 

そう言いながら、周りの怪物達は襲い掛かろうとしていた。

 

「グールがここまで発生するなんて、なんとかしないと」

 

そう言いながらウィザードは、そのまま周りのグールと戦っていた。

 

「・・・なぁ、この世界は仮想世界だけど、このまま止めれなかったら、どうなるんだ」

 

「さぁ、どうだろうね。

だけど、こちらの世界には特に問題ないし、私達が役割を終えたら、この世界は消える。

つまり、助けても何の意味もない」

 

そう、エキドナは呟く。

 

だが

 

「まぁ、確かに意味はないかもしれない。

だけど」

 

そう言いながら、俺は聖剣ドライバーを腰に巻き、そのままブレイヴドラゴンを取り出し、装填する。

 

「変身!」

 

【烈火一冊!勇気の竜と火炎烈火が交わる時、深紅の剱が悪を貫く!】

 

「っ!!」

 

俺はそのままセイバーへと変身すると共にウィザードへと襲い掛かろうとしていたグールを斬る。

 

「なっ、お前は?」

 

「えっと、どうも先輩。

俺は仮面ライダーセイバーです」

 

「セイバー?」

 

そう疑問に思いながら、俺はそのままウィザードに話しながら、そのまま襲い掛かるグールと戦う。

 

「それで、その後輩が、俺に何の用だ?」

 

「用という訳じゃなくて、その、なんというか修行みたいな感じで、ここに来ました」

 

「修行?」

 

そう疑問に思いながら、俺はそのままブレイブドラゴンを取り出し、ワンダーライドブック・カバーの一つである舞—HiMEワンダーライドブックに装填する。

 

【かつて姫巫女の祈りと共に戦う異形の守り神達がいた】

 

そう言い、手に持った舞—HiMEをそのまま火炎剣烈火に翳す。

 

【舞—HiME!ふむふむ!カグツチ召喚!】

 

その音声と共に、俺は火炎剣烈火を地面に突き刺すと、そこから現れたのは巨大な白い竜が現れる。

 

それと共に回りにいたグールを一気に倒す。

 

「わぁ、これは驚くな」

 

「へぇ、なるほど」

 

そうして、全てのグールを倒し終えた。

 

「お疲れ様、セイバー」

 

その言葉と共にウィザードも変身を解除して、こちらに近づく。

 

「えっと、こちらこそ突然すいません」

 

「まぁ、別にそれは良いよ。

あぁ、そういえばこっちの名前をまだ言っていなかったな。

俺は操真晴人だ」

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。