聖なる刃と物語   作:ボルメテウスさん

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今回の話で出てくるワンダーライドブックとメギドに関する活動報告を募集しております。
皆様の応募、お待ちしています。

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新たな敵、その名はメギド

「えっと、なんで国立半蔵学院に?」

 

そう言いながら、俺達は緋道に連れて行かれた先は、国の中でもトップクラスの1000人の生徒を抱えるマンモス進学校らしい。

 

「しかし、まさかこっちに入学していたとはな」

 

「まぁ、響達と同じ学校でも良かったが、なかなかに面白そうだからな、こっちに入学した」

 

「肯定、なかなかに興味深い学校ですし」

 

そこには半蔵学院の制服を身に纏っている八舞の二人が笑みを浮かべながら言う。

 

「ここだったら、サウザンベースの奴らも簡単に攻め込んで来れないからね」

 

「それで、緋道、ここで何を?」

 

「いやぁ実は、ここに聞いた事があるんだ。

なんか封印されている本が!

それがなんでも生き物らしいんだ!!」

 

「それって、もしかしてプリミティブドラゴンと同じの!?」

 

「だと思うよ」

 

「だとって、そんな適当な」

 

「とにかく、封印している所へ行こう!」

 

「だけど、この学校にそんな所が「えいっ」うわっ!?」

 

そんな疑問に思っていると、緋道は近くにある壁を押した。

 

すると、そこが回転し、現れたのは隠し扉だった。

 

「「「かっ隠し扉っ!?」」」

 

「ほら、さっさと行くよ」

 

「そんなあっさりと良いのか?!」

 

「くくっ、だが、なかなかに興奮する!」

 

「いざっ探索!!」

 

「えぇ」

 

緋道に釣られて、二人が続き、飛羽真もまた入っていく。

 

「なぁ、緋道。

そもそも、ここはどこなんだ?

ここは学校じゃないのか?」

 

「学校だよ?

忍者のね!」

 

「「「忍者!?」」」

 

そうしている間に、彼らの周りでカラカラという音が鳴り響いた。

 

「なぁ緋道」

 

「何?」

 

「俺達が来る事って、知らせた?」

 

「なんで、そんな面倒な事を言わないといけないの?」

 

「この馬鹿!」

 

その言葉と共に飛羽真達に向かって巨大な岩が襲い掛かってきた。

 

「たくっ!!」

 

【烈火一冊!勇気の竜と火炎烈火が交わる時、深紅の剱が悪を貫く!】

 

それと共に飛羽真はその手に持った火炎剣烈火で襲い掛かってきた罠を全て焼き払う。

 

「あぁ、あんまり壊さないでよ。

ここの罠、直すのは、大変なんだから」

 

「それはお前のせいだろったくっ!!」

 

そう言いながら、罠の前に構えていると

 

「まったく、この馬鹿弟子が」

 

「あいたぁ!?」

 

そうして構えていると、緋道を拳骨の音が聞こえる。

 

見ると、そこには緋道を殴った白髪の人物がいたが

 

「えっと、あなたは?」

 

「すまないな。

私はここで教師を務めている霧夜だ。

急に罠が作動したので、来てみれば」

 

「えっと、そのすいません。

罠を壊してしまって」

 

「気にするな。

何よりもこの馬鹿弟子が原因だから」

 

「いってぇなぁ、

爺さん、毎回殴るなよ」

 

「当たり前だ。

まったく、ソフィア殿にも迷惑をかけて」

 

「それで、えっと、実は」

 

「話はある程度ソフィア様から聞いている。

さて、案内を」

 

そう言っていると、警報が鳴り響く。

 

「何事っ!?」

 

「まさかっ今度こそ侵入者!?」

 

「まったく、着いてきたまえ」

 

霧夜先生の案内の元、侵入者の元へと向かうと

 

「お前はフィング!?」

 

そこに立っていたのは、既に変身している状態で潜入しているフィングの姿があった。

 

「お前はセイバー、それに剣斬」

 

「なんでここにっ」

 

そう言いながら、飛羽真達は構える。

 

「ノーザンベースがソードオブロゴスに離反している事もあり、ここに封印されている本の回収しに来た」

 

そう言いながら、フィングはそのまま剣を構える。

 

「そうか。

だが、貴殿の所のジェネラルの噂を聞く限り、信用できないが」

 

「ジェネラル。

彼の行動は確かに問題はあるが、安心しろ。

これは私が責任持って、管理する」

 

「その言葉を信用できるとでも」

 

その言葉と共に霧夜さんが取り出した巻物によって、周りの空間が歪み始めた。

 

「これは」

 

「忍結界だね。

結構久し振りだけど、やるか!」

 

そう言いながら、緋道はそのまま手に取った風双剣翠風を手に取り、そのまま猿飛忍者伝を装填する。

 

「変身!」

 

【双刀分断!壱の手、手裏剣!弐の手、二刀流!風双剣翠風!】

 

「さぁ、行くよ!!」

 

その言葉と共に剣斬は真っ直ぐとフィングへと接近する。

 

「まったく、貴様は相変わらず!!」

 

その言葉と共にフィングと剣斬の戦いがくり広げられていた。

 

真っ直ぐと紫色の軌道と、風のように変幻自在の動き。

 

その両者の剣が激突する音を響かせながら

 

「うわぁ、やっぱり、これじゃあ、力が足りないっ」

 

「緋道!?」

 

それと共に剣斬は両手に持っていた剣が弾き飛ばされ、後ろへと吹き飛ばされる。

 

「待ってろ、緋道っすぐに」

 

そう言い、飛羽真もすぐに駆けつけようとした瞬間

 

「お前がセイバーか」

 

「っ」

 

聞こえた声に振り返り、見つめた先には男が一人いた。

 

「誰だ」

 

そう言いながら、飛羽真は剣を構えていると

 

「俺か?

俺はメギド、貴様ら下等生物を超えた、選ばれた存在だ」

 

【目を覚ませ!幻獣を司るレジェンドメギド!】

 

それと共に手に取ったのはワンダーライドブックだった。

 

【メギドライバー】

 

それに合わせるように、腰から出てきた不気味な音声が周りを響かせた。

 

ワンダーライドブックを手に取り、そのまま腰に現れたメギドライバーを装填した。

 

「まさかっ仮面ライダー」

 

「変身」

 

【ヴィラン一冊!ヴィランライダー!悪意の本は更なる力を剣に宿す!】

 

その音声が響かせると共に、男は瞬く間に闇に包まれ、そこに現れたのは一体の怪物だった。

 

「セイバー、貴様を殺す!」

 

その一言と共に襲い掛かる。

 

飛羽真もすぐに剣でその攻撃を防ぐ。

 

手に持った火炎剣烈火に炎を灯しながら、襲い掛かる怒濤の攻撃を受け流し、戦っていく。

 

「ははっ良いぞ、そうでないと!!!」

 

【デウス・エクス・マキナ・インダストリー】

 

それと共に取り出したのはアルターワンダーライドブックだった。

 

男はそのまま自らの身体に取り込むと同時に、身体から現れたのは無数の機械の腕であり、銃口が飛羽真に狙いを定めていた。

 

「これはどうだぁ!!」

 

その一言と共に、銃弾が飛羽真に襲い掛かった。

 

銃弾は飛羽真を覆う程の煙を起こしながら、攻撃を続けた。

 

だが

 

【烈火抜刀!二冊の本を重ねし時、聖なる剣に力が宿る!ワンダーライダー!】

 

「んっ?」

 

その音声が鳴り響くと同時に、煙を振り払い現れたセイバーの左肩は鎖と巨大な弓矢だった。

 

「二人共、力を借りる」

 

「えぇ、勿論」「準備万端」

 

その言葉と共に八舞の格好も先程までの制服から引き千切られた鎖が特徴的な拘束具へと変わっており、飛羽真を中心に巨大な弓矢が出来上がっていた。

 

【必殺読破!ドラゴン!デートアライブ!】

 

それと共に弓矢の先は巨大な風の渦が出来上がると同時に

 

「「「ラファエル!!」」」

 

3人の声が揃えると共に、放たれる。

 

すぐに男は目の前に無数の盾を作り出すが、放たれた一撃は止まる事なく、そのまま男を貫く。

 

「ほぅ、ここまでとはな」

 

それと同時に、笑みを浮かべながら、男はそのまま爆散した。

 

「奴は一体」

 

「彼はメギド」

 

「っ」

 

聞こえてきた声、見つめた先には、静鞠がいた。

 

「お前は」

 

「久し振りだね。

今は僕と追われる立場と聞いて、心配して来てみたが、どうやら無事のようだね」

 

「あぁ、そうだな。

それよりも、メギドの事を知っているようだが、どういう意味だ」

 

「どういう事も何も、彼は僕の努力の結晶。

ディビエルが到達するべき所だよ」

 

「ディビエルが到達する所だと」

 

その言葉に疑問に思っていると、先程倒したばかりの男がベルトに装填していたアルターワンダーライドブックを中心に復活した。

 

「これがセイバーの力か。

確かに脅威だが、それ程でもないな」

 

「単体で復活しただと」

 

その事に驚きを隠せず、飛羽真は叫ぶ。

 

「君だから特別に教えよう。

ディビエルとは、物語がもしもこうなったらというべき存在だ。

つまりは、彼らはその存在を確定するには彼らが敗北した物語自体が必要だ。

そして、その敗北を勝利に変え、物語を完全に支配した存在、それこそがメギドだ」

 

「それじゃ、そいつは」

 

「まぁ、彼は僕が実験で作り出したオリジナルの物語から作り出したメギド、レジエル君だ。

君に対抗する為に色々な幻獣の物語が合わさってなかなかに強いだろ」

 

「そんな事よりも、目的の物を取りに行くぞ」

 

「そうだったね、さて、そこの忍者さん。

あなたは持っているんでしょ、この学校に封印されているワンダーライドブックを」

 

「霧夜さん」

 

この状況ははっきり言ってまずい。

 

そう飛羽真が思う程、周りを見渡す。

 

「ぐっがぁ!!」

 

近くでは緋道とフィングが戦いをくり広げていたが、緋道はそのまま吹き飛ばされてしまい、こちらまで来る。

 

「まさか裏切り者までいるとはな。

そこにいるのも対象か」

 

「相変わらず、サウザンベースの奴らはうざいなぁ。

飛羽真君以外はまぁ消しても良いけど」

 

「俺はどちらでも良いがな」

 

前方にはフィング、後方には静鞠とレジエル。

 

絶体絶命の危機に、まさしく彼らは陥っていた。

 

「仕方ない。

これを渡すには修行をと思ったが、まずはこの状況を打開してからだな。

緋道」

 

「えっ」

 

霧夜さんはそのまま懐にある物を緋道に渡した。

 

それはこれまで見た事のない、巻物を思わせるワンダーライドブックだった。

 

「それがソフィア様から預かっていた物だ、使え」

 

「えっ良いの!

よしっ」

 

そう言い、緋道はそのまま巻物の端を引っ張る。

 

【歴史の影に埋もれた最強忍者の力をここに集う!自来也蝦蟇伝】

 

「えいっ、変身!」

 

そのまま巻物はそのまま風双剣翠風に装填し、巻物を開かせると

 

【双刀分断!壱の風、手裏剣!弐の風、二刀流!風双剣翠風!

世界を駆け巡る嵐が呼ぶ!自来也蝦蟇伝!】

 

その音声が鳴り響くと共に、剣斬のこれまでの軽装の上に重なるように緑色の忍者装甲とプロテクターを身に纏った姿へとなった。

 

「なになにっ!

これは一体なんなの!?」

 

「かつて世界を駆け巡った忍者達。

その中でも最強と言われた一族の35代に渡る忍の力を得る事ができるワンダーライドブックだ」

 

「それは凄すぎる」

 

聞く限りでは確かに強力なワンダーライドブックだ。

 

「すげぇ!

力が漲っていく、これなら!」

 

そう言い、そのまま緋道は走り出す。

 

同時に緋道は一瞬で何十という数に増え、フィング達に攻撃を仕掛ける。

 

「分身かっ、だが」

 

そう言い、フィングも反撃しようとするが

 

「なにっがぁ!」

 

「これは一体」「厄介だね」

 

そう言いながら、フィングやレジエルは次々とダメージを受けており、静鞠の周りには闇が覆われていた。

 

そこには無数の刀傷ができていた。

 

「分身に見えたのは、あまりにも早すぎて、認識する為に作り出した幻影。

つまり、あの幻影が見た瞬間には既に攻撃が終わっていた訳か」

 

「これまでの剣斬を遙かに超えるスピード」

 

「だが、今は余りにも強すぎる力のようだ」

 

「うわぁ、頭がくらくらする」

 

その先には緋道が目を回している様子だった。

 

「これ以上は危険だね、退散するよ、レジエル」

 

「ちっ」

 

そう言い、静鞠は闇を作り出し、その場から姿を消した。

 

それと同時にフィングもまた、その姿を消していた。

 

「さて、これはまた預かっておく」

 

「あぁ、自来也蝦蟇伝がぁ」

 

そう言いながら、緋道は手を伸ばすが、霧夜はそのまま預かる。

 

「お前の所のプリミティブドラゴンが解決していない所で、制御できないこれを持たせても無駄だ。

緋道、貴様にはここで修業してもらう」

 

「えぇ」

 

「なんだか厄介な事になったな」

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