「それにしても、未だに分からない事ばかりだな」
飛羽真達は前回、無事に自来也鬼蝦蟇伝を手に入れる事ができた。
そのワンダーライドブックをノーザンベースで詳しい事を調べて、分かった事が多くあった。
「このワンダーライドブックはどういう訳かプリミティブドラゴンと深い繋がりがある。
その詳しい経緯などは分からないが、他にも似たワンダーライドブックがあると考えて良いだろ」
「それは本当なんですか、大秦寺さん!」
その事に、驚きを隠せない飛羽真はそのまま大秦寺に話しかける。
「あぁ、だが、詳しい場所までは分からない。
とにかく、奴らの目があり、気をつけなければならない」
そう言いながら、大秦寺が近くにある機械を操作すると共に表示されたのは、どこかの神社だった。
「この神社は?」
「自来也蝦蟇伝とプリミティブドラゴンの二つを調べて、極めて近いエネルギーを観測した。
悪いが、調べてくれないか?」
「それは良いけど」
「そうか。それで、今回は」
「まぁ今の所は、俺達が妥当だな」
それと共に出てきたのは尾上と香我美町の二人だった。
「んっ、ここって?」
そう神社を見た香我美町は首を傾げていた。
「何か知っているのか、香我美町?」
「いや、ただ、ここってなんか妖怪について書かれていたような?」
「妖怪かぁ」
その言葉と共に飛羽真が思い浮かべたのは、まだカリバーの奴と戦っていた時に出会ったゲゲゲの鬼太郎という人物。
それと共に、俺は気になって、ワンダーライドブックの一つであるゲゲゲの鬼太郎を取り出す。
「んっ?」
何故、光り始めたのか、分からないが、気になった俺はそのままゲゲゲの鬼太郎ワンダーライドブックをそのまま懐に締まい、そのまま目的地へと向かう。
「それで、この神社については、なんなんだ?」
「えっと、それがよく分からない。
何かの妖怪を納めているようですが」
「詳しい事が分からないが、とにかく調べてみるか」
そう、飛羽真達が調べ始めた時だった。
「へぇ、これが剣士達か」
「これって」
そう言いながら、飛羽真達はすぐに各々の変身アイテムを構え、同時に
【ヴィラン一冊!ヴィランライダー!悪意の本は更なる力を剣に宿す!】
その音声と共に鎌のように鋭い爪、右手にニッパー、左手に触手を携えるその姿は、地の文の通り『ツギハギの怪人』と呼ぶのに相応しい存在がそこに立っていた。
「メギドかったくっ」
【烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!】
【激土重版!絶対装甲の大剣が、北方より大いなる一撃を叩き込む!】
【噛み砕け!激化!過激化!化石化!化石剣異化!!】
その姿を確認すると共に飛羽真達は同時に変身し、メギドへと向き合う。
「ふふっ、面白い能力ばかりだな。
だから、良いよっ!」
「何を?」
そう疑問に思っている間、顔の赤い球面バイザーからレーザーを放ち、飛羽真達に当たった。
「なんだ、今のはって!?」
「なっ」「これって」
飛羽真は声が聞こえて、見てみると、そこには変身解除されている二人の姿だった。
その手には変身アイテムである土豪剣激土と化石剣異化は握られたままだった。
「これって、何が」
「良いねぇ、これは僕にはなかった力だよ」
それと共にメギドの身体は徐々に変化していた。
右腕は亀を思わせる甲羅、左腕は恐竜を模した巨大な剣へと変わっていた。
「だけど、厄介だなぁ。
セイバーの力も奪おうと思っていたけど」
そう言いながら、メギドはそのまま腕と一体化した剣を構えながら
「ここで殺せば、問題なしだよねぇ!!」
その言葉と共に、剣を振り下ろした。
一瞬、飛羽真はその場を離れた事によって、地面を揺らす程の強烈な一撃を避ける事ができたが、地面はその一撃によって、大きく割れていた。
「このままじゃ、やばいっ」
その言葉と共に飛羽真はそのままドラゴニックナイトを取り出し、すぐに聖剣ドライバーに装填する。
【ドラゴニックナイト! すなわち、ド強い!】
その音声と共に飛羽真はドラゴニックナイトへと変身し、襲い掛かってくるメギドと戦いを仕掛ける。
ドラゴニックナイトはすぐに火炎剣烈火を手に持ち、メギドと戦いを繰り広げる。
「どうなっているんだっ、こいつはっ」
その戦いの中で、地面を大きく割り、まるでその場だけが地震が起きたように荒れていた。
「凄いよ凄いよ!
ドラゴンの力は手に入らなかったけど、ここまで単純だけど、強力な力は!!」
「まさかっ奴は俺達のワンダーライドブックの力を奪ってっ」
「ぐぅ」
「だとしたら、やばいっ」
クシーフォスとバスターの二人は、ノーザンベースのライダーの中でも特に力が優れている仮面ライダー達だ。
その二人の力を吸収したと考えると
「これは危険すぎるだろっ」
「さぁ、そうだろう!!
だから、君の力も僕に寄こせよぉ!!」
その言葉と共に右腕も巨大な剣へと変え、両手で飛羽真に襲い掛かる。
「ぐっぐっ」
絶体絶命の危機を迎えた時だった。
「んっ」
「なんだ?」
そんな彼らの間に現れたのはプリミティブドラゴンだった。
「これって」
【烈火抜刀!バキッ!ボキッ!ボーン!ガキッ!ゴキッ!ボーン!
プーリーミーティーブ! ドラゴーン!】
驚きを隠せない中でそのまま飛羽真の聖剣ドライバーに装填され、瞬く間にプリミティブドラゴンへと変身した。
「これはっまずいっ!!」
その状況を見ていた尾上はその状況に悪寒が走る。
「ガアアァァ!!!」
雄叫びと共に押されていたはずの飛羽真が、メギドを押し返す。
「なっ、こいつは」
それと共にメギドを押し返すと共に、火炎剣烈火をそのまま腕に火炎剣烈火の刃を掴み、そのままメギドに襲い掛かる。
それは先程まで騎士を思わせる戦いではなく、本能のまま破滅を求める狂戦士の戦い方だった。
その戦いを尾上達は見ている事しか、できなかった。
「どうにかできないのか」
そう言っている間、神社が光り輝き始める。
「なんだっ」
それを見た尾上は見てみると、その神社から飛び出したのは虎だった。
「なっ虎っ!?」
それに驚きを隠せずにいると、虎はそのまま争っている飛羽真とメギドに襲い掛かる。
「ガァ」「なんだっこいつは?」
そうしている間にもメギドに向けて、虎は爪を振り上げて、メギドを吹き飛ばす。
「一体何だ、あれはっ」
「ガアアアァ」「グルルルッ」
そうして飛羽真と虎は睨み合っていた。
「ちっ、なんだ、こいつはっ」
その言葉と共に未だに暴走する飛羽真、メギド、謎の虎の三つ巴の戦いは続いていた。