ドクターゲロに転生したので妻を最強の人造人間にする   作:デンスケ(土気色堂)

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107話 天才科学者の日常とサイヤ女子会

 ベジータ王子達を連れて慰霊碑で墓参りをした数日後、天才科学者である儂、ドクター・ゲロは地球の神様の神殿に居た。

「よし、これで装着は完了です、神様」

 そして、地球の神様にパワードスーツのような物を装着させていた。

 

「ゲロよ、本当に大丈夫なのだな?」

「神様、ポポ、不安」

「もちろんです。この神力増幅装置は既に何度もテストを重ね、全ての安全基準をクリアしております」

 そう自信満々に断言する儂。それを聞いたミスター・ポポは言った。

 

「神様、ポポ、不安」

 ……まあ、新たな挑戦に不安を覚えるのは当然じゃ。

「もう一度説明すると、この神力増幅装置は神様の神力を直接増幅するのではない。永久エネルギー炉で発生するエネルギーを神力に変換して、それを装着者である地球の神様に注ぎ込む、と言う装置じゃ」

 

 精神と時の部屋や超聖水、神龍、そして月を作るのに必要な神力。儂はそれを解析し、エネルギーを変換し人為的に発生させる事に成功した。

 ……そう聞くとまるで悪魔の所業、神の御業に人の身で手を伸ばす不敬に思えるかもしれない。だが、そうではないと断言する。

 

 何故なら、このドラゴンボール世界において神とは敬意を表すべき存在ではあるが、絶対不可侵の存在ではないからだ。この世界の神は、人でも手が伸ばせる存在なのだ。……もちろん、手が伸ばせるだけでそれが届くかどうかは場合による。

 その根拠として、まずドラゴンボールの神は代替わりをする事が挙げられる。全知全能にして永遠不滅の存在ではないのだ。

 

 地球の神様と同じく惑星の神や、閻魔大王、そして界王神と時の界王神、そして破壊神。これは各作品内で代替わりした、もしくはする事が明言されている。

 界王や大界王は描写されたか儂は知らないが、より上の存在である界王神が代替わりするのだから、同様だろう。

 

 破壊神の付き人である天使も、同様だ。全王様の側近である大神官にも子供がおり、そして天使にもメルスという見習いがいる事から、代替わりするのだろう。……そのサイクルが億や兆、京、地球人よりも圧倒的に長命なフリーザ一族などの宇宙人にすら観測不能な年月であるというだけで。

 

 二つ目の根拠として、ドラゴンボール世界では人は神に成れる。

 今代の地球の神様はナメック星人だが、先代までは代々地球人が地球の神を務めていた。おそらく、他の惑星の神もだいたいはその惑星の主な種族が神を務めているのではないだろうか?

 

 また、時の界王神も代替わりの時に今代の時の界王神クロノアと、ドミグラ、そしてメチカブラがその座を争っている。時の界王神様は他の界王や界王神と同じく神人出身だろうが、ドミグラやメチカブラは別の種族出身だと思われる。

 

 また、破壊神に至っては次代を血縁ではなく実力で選ぶのが普通らしい。役割上、天使は天使以外に務まらないだろうが。

 

 そして三つ目。ドラゴンボール世界の神は殺す事が可能。そして、惑星の神を殺してもより上位の神が直接動く事はない。

 そうでなければ、フリーザやクウラはとっくに界王神様にぶっ飛ばされ、軍は壊滅させられているはずだ。

 

 クウラの側近であるクウラ機甲戦隊の出身惑星はネイズが惑星クウラNo.6(ゾルト星)、ドーレが惑星クウラNo.256(ベッパー星)、サウザーが惑星クウラNo.98(ブレンチ星)となっている。

 つまり、クウラだけで数百の星を支配している。そして、その過程で多くの種族が皆殺しにされ、どれほどかは不明だが幾つかの星が破壊され宇宙の塵になっていると推測される。

 

 弟のフリーザは、クウラよりも多くの戦闘要員を兵として従えているため、同じかそれ以上の事をしているはずだ。

 そして、それらの星にも神が存在したはずだ。地球の神様の神殿のような特殊な空間から出ず、星がフリーザ軍に支配されても星を守護し続けている神もいるだろうが、星ごと滅ぼされた神も少なくないはず。

 

 だというのに、フリーザやクウラ、そしてその配下達は罰せられることなく放置されている。彼らぐらいなら界王神様でも倒せるはずなのに。それが現実だ。もちろん、神を殺すのは悪行に違いない、界王神様達には界王神様達なりの考えがあるのだろう。

 

 なお、全王様は今まで述べた全ての例外とする。正直、全王様に関しては分からない事が多いので、推測も出来ん。

 っと、思考が脱線してしまったので戻すと……つまり、地球の神様の神力を増幅装置で底上げする程度なら、上位の神々は何も言って来ない可能性が高い。

 

 もっとも、第十宇宙の界王神見習いなら、神に対する冒涜だと激怒しそうだが。

 

「安心してください、神様! 我々もバックアップします!」

「貴重なデータですから、残さず収集しますぞ!」

 コリー博士やモロコ達が計測機器や撮影機器の準備を終えて待っている。実に頼もしい。……神様とポポの不安はむしろ増しているようだが。

 

「ふう……いつまでも躊躇っていても仕方あるまい。精神と時の部屋のさらなる改装には、儂だけでは力不足だからと協力を頼んだのはこちらなのだからな」

「神様、頑張って」

「ポポ、もしもの時は頼むぞ。ゲロ、装置を起動してくれ」

 

 儂は覚悟を決めたらしい地球の神様の声に応え、増幅装置を起動した。

「お、おぉっ、これは……凄まじい力だ。これなら、精神と時の部屋のさらなる改装も終える事が出来るだろう」

 その途端、地球の神様から凄まじい神力が発せられた。そして地球の神様はそのまま両手を精神と時の部屋の扉に向け、何か作業を始める。

 

 詳細は儂には分からないが、計器は凄まじい神力の上昇を捉えており、精神と時の部屋で新たな創造が行われているのは確実だ。

 完成すれば、精神と時の部屋の用途は大きく広がるはずだ。

 

『ゲロよ、儂じゃ、北の界王じゃ』

 その時、不意に北の界王様から声が聞こえた。

「これは北の界王様、ご無沙汰しております」

 

 儂は神様とコリー博士達に手で通話中である事を伝えた。北の界王様が態々声をかけたのだから、ただ事ではないはずだ。ベジータ王子が原作より約十年早く地球へ向かっていた事を教えてくれたように、フリーザやクウラがこの地球やナメック星に向かって来ているというような、緊急事態が迫っているのだろうか?

 

『そう身構えんでいい。今日はな、お主達の目標であるフリーザの打倒が、儂が思っているより現実的な段階に入っていると知り、提案をしようと思ったんじゃ』

「ほう、提案と言いますと?」

『うむ、ネイルに続きお前達の中から新たな弟子を取ろうと思ってな』

 

 なんと、北の界王様自ら弟子を取ろうとするとは、原作でもなかった展開だ。

『それでゲロ、お主はどうじゃ?』

「いえ、儂は手が離せない研究がありますので、遠慮申し上げます」

『……お主、儂が直接弟子に誘うのなんて、そうそうない名誉なんじゃぞ』

 

「理解しておりますが、儂が地球から長期間はなれると、シルバー大佐の改造手術や永久エネルギー炉の製造に支障が出ますので。四身の拳と瞬間移動で、数日ごとに地球と往復して分身を置いて来てもいいなら別ですが」

『それはせわしないな。仕方あるまい、じゃあ何人か推薦したいものはおらんか? ああ、ナメック星人のムデンはもうネイルから推薦されたから、他の者じゃぞ』

 

 悟空達の幼馴染で、若い戦士タイプのナメック星人のムデンは、もう界王様への弟子入りが内定しているようだ。

 

「推薦に足る優れた武道家は、界王様も知っての通り多々おりますが、何か条件はありますかな?」

『条件か。そうじゃな、儂も一度に何十人も教える事は出来んし。では一先ず、悪人は除かせてもらうぞ。お主の所にいる地獄から蘇った連中とかじゃな。

 すまんが、正直直ぐには信用できん』

 

「でしょうな」

 界王様の立場としては、自身の技をベジータ王子やトーマ達に教えるのは抵抗を覚えて当然だ。儂は多分大丈夫だと思っているが、界王様からすればトーマ達が再び悪の道に走るかもしれないという不安がぬぐえないのだろう。

 

 いわゆる「信頼度が足りない」状態だ。とはいえ、どの道彼らに元気玉は使えないだろうし、スーパーサイヤ人に成れれば界王拳より高い倍率で気を高める事が出来るはずだが。

 

「では、本人の意向も確認して今日中に連絡いたしましょう」

『うむ、あと四人ぐらい頼むぞ』

 界王様が一度に教える事が出来るのは、ムデンを入れて五人程のようだ。

 

 儂は四身の拳を使い、分身を地球の神様の神殿に残して界王様の弟子になる候補者の元へ訪れ、誰が修行に行くか相談した。

 結果、北の界王様の所に弟子入りするのは4号、ターレス、タイツ、桃白白の四名となった。

 

「行ってまいります、ドクター。ですが、何かあればすぐに呼んでください」

「うむ、ターレス達を頼んだぞ」

 4号はサイヤ人やフリーザ一族の細胞が移植されていないため、スーパーサイヤ人やそれに類する変身は難しい。だから界王拳の習得は、4号の大きな武器になると考えて推薦した。また、4号なら元気玉も使えるようになるかもしれんし。

 

 ターレス達三人は、本人達の希望と抽選の結果だ。亀仙人や鶴仙人、孫悟飯等も候補に挙がったが辞退した。

「儂はユーリンの世話や弟子たちの指導があるでな。桃白白、お前は映画やドラマの撮影は良いのか?」

「兄者、ドラマで私が登場するシーンの撮影は終わっている。映画の方は、来年まで大丈夫だ。アクションの無いシーンなら、ウーロンが変身すれば十分だ」

 

「まあ、一人例外はいるが、伸び盛りの若者に譲るとしよう。界王様の所には、ピチピチギャルはいないじゃろうし」

「亀の、界王様も貴様のようなスケベ爺はお断りじゃろう」

「そうかの? 儂、ジョークのセンスではいい線行くと思うが」

 

「いいなぁ、ターレス兄ちゃん。オラもあの時グー出してりゃな」

「ネイルの界王拳には興味があったからな。こっちに戻ってきたらまた稽古しようぜ」

 原作のターレスと違い、この歴史のターレスは三歳の時に儂が惑星ベジータから地球へ連れて来たので、「悪人」には当たらない。殺したのも、狂暴戦士のミソカッツンぐらいだ。

 

「ターレスはベジータ王子達の休暇が終わったら、惑星フリーザの基地で悟空君のふりをしないといけないからそんな余裕ないんじゃない?」

「そういやそうだったな。悟空、悪いが稽古はもっと後になるかもしれねぇ」

 

「オラ、構わねぇぞ。その分父ちゃんや母ちゃんと稽古するからよ。ターレス兄ちゃんが驚くぐれぇ強くなって待ってるぞ」

「その意気だ。じゃあ行ってくるぜ、悟空、爺さん」

 

「うむ、十二月に連絡を入れるので、忘れんようにな」

 こうして4号達は北の界王様の所でしばらく修行する事となったのだった。

 

 

 

 

 

 

 そして、更にしばらく経って夏になりビーチが賑わう頃。天津飯とチャオズはスピリットパワーを扱う修行の仕上げをするため、ヤードラット星に向かった。

 

 兄弟子である桃白白や、ターレスとタイツが界王様の元へ修行に行った事に触発されたようだ。そしてベジータ王子達が地球に来たことで、フリーザ軍との対決が迫っている事を感じ取ったのだろう。……トワ一味のせいで原作より十年ぐらい話が進んだからな。ピッコロ大魔王を抜かして。

 

 それはともかく、スピリットの強制分離まで身につけられたら今後の戦いの大きな助けになるだろう。

 

 二人を兄同然に慕っているユーリンは「行っちゃヤダー」と駄々をこねたが、鶴仙人が宥めて見送らせたそうだ。なお、彼女も基礎的な修行を始めている。

 そして、この前ユーリンのデータを詳しく解析したところ、妖力が計測された。

 

 妖力とは、ウーロンやプーアル、そして兎人参化等が力を発する時に使われる力だ。魔力とは近いがやや性質が異なる。

 ユーリンはこの才能を生かす方向で修行をする事になるだろう。もっとも、原作より武道も学ぶことになると思うが。

 

 ベジータ王子やバーダックチーム等のサイヤ人は、都の郊外にあるGCGの訓練施設に併設して建てられた住居で暮らしている。もちろん、彼らを一般人から隔離するためだ。

 ベジータ王子達は馬鹿ではないし、ルールを破らずにはいられない無法者と言う訳ではない。彼等も地球にいる以上地球人と無用なトラブルを起こすと様々な不都合が発生すると理解しているし、フリーザ軍時代もフリーザ軍のルールによって律されていた。

 

 フリーザ軍や惑星ベジータ時代のサイヤ人は、弱肉強食を良しとする荒くれ者やならず者の集まりだ。だが、それだけに内部のルールに逆らう者は長生きできない。

 自分が属する基地を無暗に破壊したり、意味もなく仲間同士で頻繁に殺し合ったり、技術者などの非戦闘員をスナック感覚で殺すのを放置していたら、組織として成り立たない。

 

 ただ、フリーザ軍やサイヤ人の非戦闘員の場合は、ベジータ王子達がその気になれば自分達をあっさり殺せる力の持ち主である事を知っていた。だから、彼等もそれなりの接し方をしていたはずだ。

 非戦闘員はベジータ王子達に対して丁寧に受け答えし、相手を怒らせないようにして、無意味に近づかず適度な距離を保つ。そうした処世術が常識だったと推測される。

 

 しかし、地球の一般市民にとってそれは常識ではない。サイヤ人達が強い事は、GCコーポレーションが買収したテレビ局を使えば広める事は簡単だ。だが、彼らが弱肉強食のフリーザ軍に所属していくつもの惑星を侵略した事実を広める訳にはいかない。

 

 そのため、地球の一般市民にフリーザ軍やサイヤ人の非戦闘員と同じ常識を身につけさせることはできない。だから、ベジータ王子達サイヤ人に、地球人との付き合い方を身に着けてもらうしかない。

 今の住居は、そのための経験を積む場として用意した物だ。

 

 郊外の私有地の中にある住居で、売店もあるため日常を過ごすだけなら都まで行く必要はない。ただ気分を変えて外食をしたり、服やアクセサリーを買ったり、そうした普段の生活にプラスアルファするためには都に行かなくてはならない。それぐらいの環境にしてある。

 

 バーダックとラディッツはこの施設では暮らしていないが、彼らはパオズ山にある孫悟飯の庵……を改築した家に住んでいる。一般人はまず来ない場所なので、トラブルになる事はないだろう。

 後は彼らが地球に慣れて自然と常識を身に着けるのを見守ればいい。

 

 そのはずだったが、バーダックが勤務先でトラブルを起こしたらしい。儂は時の界王神クロノア様から緊急事態だと時の巣に呼び出された。

「なるほど、これは確かに緊急事態だ」

 そして、儂の目の前ではバーダックに睨みつけられ両手を挙げて降参している老界王神様がいた。

 

「お、落ち着いとる場合か! こいつを止めてくれ!」

「いえ、既に止まっているでしょう。なあ、バーダック?」

 儂がそう尋ねると、バーダックは鼻を鳴らして老界王神様から視線を外して腕を組んだ。

 

「そいつがふざけた事を抜かすから、ちょいと脅かしてやっただけだ。元から殺す気はなかったさ」

「お爺ちゃんを殴り飛ばしそうな剣幕だったのによく言うわ。よく来てくれたわね、ゲロ。さっそくだけど、バーダックとお爺ちゃんを仲裁して。彼の保護者なんでしょ?」

 

 ひょいっとバーダックの陰から顔を出した時の界王神様に、儂は「分かりました」と頷いた。

「だがその前に……事情はだいたい察する事が出来ますが、一応こうなった経緯を聞かせていただけますかな?」

 そして時の界王神様と老界王神様の説明によると……今、丁度歴史改変者の活動が見られないため、クロノア様はこの時間を利用して戦力アップを図るため、以前渡した通信機を使ってバーダックを呼んだらしい。

 

 精神と時の部屋での修行でスーパーサイヤ人2に成れるまでになったバーダックだが、まだ歴史改変者との戦いでは前に出る事は厳しい。特に、暗黒魔王メチカブラ一味の魔神達相手では、悟空やベジータの後ろで援護に徹するのも難しいだろう。

 

 老界王神様はそれを解決するべく、バーダックに自身の力……対象の潜在能力を限界以上に引き出す事を提案する。

 バーダックの潜在能力は(原作孫悟飯程ではないだろうが)高く、スーパーサイヤ人3並みの絶大なパワーアップが望めた。それでもまだタイムパトロールの悟空やベジータには遠く及ばないが、足手まといにはならないだろう。

 

 当然バーダックはその老界王神の提案を快諾したが……彼の出す条件、見返りを聞いて怒った。

「ちいと、写真で良ぇからあのギネっちゅうこいつの奥さんのを……って言っただけなのに怒りだしおって」

「予想通りですな。バーダック……随分忍耐強くなったな」

「なんでそうなるんじゃ!?」

 

「いや、昔の彼なら反射的に殴りかかっていてもおかしくなかったでしょうから」

 

「おい、若い頃の俺でもそこまでじゃねぇ。ちょっと締め上げる程度で許してやったさ」

「ほれ、こんな恐ろしい事を言っておるぞ! 老い先短い年寄りに!」

「儂等の感覚では、千年は短いとは言いませんな」

 

 ギネのエッチな写真を要求した老界王神に、バーダックが怒りだし、それを見た時の界王神様が儂を仲裁のために呼んだ、という事情だった。

「ところで、トランクス達は?」

「三人とも休暇よ。しばらく歴史改変者に動きがみられなかったから。それであなたを呼んだの」

 

「事情は分かりました。……止めろではなく仲裁か」

 時の界王神様としては、老界王神様にバーダックを強化してほしいのだろう。確かに、バーダックがアルティメット化できるようになれば、消耗が激しいスーパーサイヤ人3になるよりも戦力になる。しかし、老界王神が出した条件をバーダックが飲むとは思えない。

 

 それを何とかしてほしいようだ。

「老界王神様、先ほどの条件ですが変えていただく事は出来ますな?」

 だから儂は老界王神を説得する事にした。

 

「変えるって、儂は金や星や飯では頷かんぞ」

「ギネ以外の写真や映像ではどうですかな?」

「何? まあ、若くてピチピチなら構わんが……」

「それは保証しましょう」

「よしっ! 分かった!」

 

「お、おい、本気か?」

「ちょっと、大丈夫なの?」

 喜んで頷く老界王神様に、逆に不安そうに声をかけて来るバーダックと時の界王神様。

「なに、問題ない。一度儂を家に戻してくれるかね?」

 

 そして儂は老界王神様に渡す物を用意して戻って来た。

 

「こ、これはっ! 想像以上の量じゃ。こんなに貰ってえぇんか?」

「もちろんです。バーダックをよろしく頼みますぞ」

「おうおう、任せておけ。儂がしっかり儀式をしてやる!」

 

 写真や映像ディスク、立体映像を楽しめるゴーグルを嬉しそうに受け取る老界王神。儂は彼から離れて、バーダックと時の界王神様に耳打ちした。

「心配はいらん。どれも儂の歴史の地球に合法的に出回っている物だ」

 

 儂が老界王神様に渡したのは、以前の天下一武道会の映像の内、ランファンが孫悟飯に色仕掛けを仕掛けるために脱いだ時のシーンや、ビキニアーマー姿のサンやタンクトップとホットパンツ姿のランチの試合等を纏めた物。それにタイツ達のグラビアだ。

 

 どれもプライベートな物は一つもない。

 もちろん、出そうと思えば改造手術前や後に裸でカプセルの中に浮いている時の映像も出せたが、それは老界王神様に渡した中には含まれていない。あれは医療的な資料じゃからな。

 

「あいつら……地球じゃ強い奴がアイドルにでもなるのか?」

「地球人は格闘技観戦が好きじゃからな。一応今回は除いたが、ギネの試合の映像も販売されているぞ。如何わしい物ではないが」

 

 服が破れて半裸になっても戦い続ける事が多いドラゴンボール世界だが、「女性は除く」と言う物理法則がある……と言うわけでは無いと思うが。

 

「よし、さっそく儀式を始めるぞい! バーダック、ここに座ってじっとするんじゃ」

「分かった。じっとしているだけでいいのか? って、ゲロの爺さん、あんたは何をやってんだ?」

「もちろん撮影や計測のための機器を設置しておる。構いませんかな?」

 

 撮影したところで老界王神様の、対象の潜在能力を限界以上に引き出す力を再現する事は難しいと思う。だが、今後の研究の何らかの助けになるかもしれん。それに、希少なデータを収集する機会は活かすに限る。

 

「ええぞ、ええぞ、見て減るもんじゃないからの~」

 老界王神様が上機嫌で許可をくれたので、儂は彼らの周りに計測機器を設置し、儀式の様子をしっかり撮影したのだった。

 

 なお、儀式には約二日かかったがランファン達の映像を取りに行った時に四身の拳で作った分身を残してきたので、研究や仕事に支障はない。

 

 

 

 

 

 

 夏のある日、セリパはギネと一緒に西の都の喫茶店に向かっていた。

「セリパがこういうところに来るなんて意外だね。なんだか、喫茶店よりバーベキューとか焼き肉屋の方が好きだと思ってたよ」

「たしかに、こう言う店には初めて入るけどね」

 

 セリパは地球の喫茶店に入るのは初めてだった。と言うか、都に長時間居るのが初めてだった。天下一武道会と言う地球一の武道大会で優勝した経験のあるギネは有名人なのか、道を歩くだけで視線が集まるのが気になった。

 惑星ベジータとは人口の桁が違うとは聞いていたが、まだ慣れない。

 

「ところで、その服は?」

「ランチに借りた」

「あ~、だからか。今度、一緒に服を買いに行こうか? ラズリやブルマが詳しいよ」

 

 セリパがこの日着ていたのは、タンクトップにホットパンツと言う夏でも肌の露出が多い恰好だった。彼女は気が付いていなかったが、通行人の視線が集まる理由の何割かはそれが原因だった。

「服を買いにか。面倒だけど、いつもランチに借りる訳にはいかないしね」

 耳飾りをつけるなど、セリパにもそれなりのしゃれっ気はあったが、普段着=戦闘服のサイヤ人だったため、服を選ぶという感覚にまだ慣れていない。

 

「うん、分かるよ。地球の服は種類がたくさんあってすぐには選べないからね」

 そう言うギネの格好は、中華風の普段着だ。原作でチチが悟空と結婚後に着ていた服に似ている。

「まあ、今日はあたしの服についてじゃなくて、あの二人に呼び出されたからここまで来たんだろう? さっさと店に入るよ」

 

「そうだね。メーネとコレンを待たせていたら悪いし」

 今日ギネが喫茶店まで来たのは、メーネとコレン……今年の初めにドラゴンボールでリークやタロと蘇った彼らの恋人の女サイヤ人……に相談を持ち掛けられたからだった。

 

 セリパはたいして親しくない女二人にギネが呼び出されたと聞いて、戦闘力ではギネが圧倒的に高いが、お人好しな彼女が妙な口約束をさせられないか気になったのでついて来たのだ。

 そして喫茶店に入ると、メーネとコレンは既に席で待っていた。

 

「ごめん、遅れちゃった?」

「いや、あたし等が早く来たんだ」

「では、注文をどうぞ。ここの料金は私達が……と言いたいところですが、宰相閣下が持ってくださいます」

 

 メーネは女性としては大柄で、そこかしこに毛先が跳ねているワイルドな髪形の女サイヤ人だ。対して、コレンは中背で細身の、ボブカットに近い髪形をしている。

 二人は呼んだ覚えのないセリパがいるのにやや戸惑った様子だったが、元々人数が少ないサイヤ人だ、それほど親しくは無いが、顔見知りなので彼女が同席するのを直ぐに受け入れた。

 

「それで、あたしに相談ってのは何だい?」

「それなんだけど……あたし達に男との付き合い方を教えて欲しいんだ」

「……あんたら、良い歳の大人だよね? 十八になったばかりの小娘じゃなくて」

 

 メーネが切り出した相談に、セリパは思わず肩から力が抜けるのを感じた。どんな相談かと心配して来てみれば、男との付き合い方を教えて欲しいとは……。

 これが十代の少女からの相談なら分かるが、彼女達はサイヤ人。見た目は二十歳前後だが、実際に二十代や三十代の大人の女のはずだ。

 

「もちろんです。男と付き合った事もあります。子供は作る前に惑星ベジータごと滅びましたが」

「だったら、ギネに相談する必要なんてないじゃないか。それに、男との付き合い方なんて簡単だろ。何が聞きたいのさ。子供を育てる方法について聞きたいって言うのなら、分からなくもないけど」

 

 サイヤ人の異性関係、そして夫婦はドライだ。刹那的、もしくは享楽的ともいえる。

 酒場で気に入った相手を見つけ、しばらく付き合って子供が出来たら関係を継続、出来なかったらそれまで。子供が出来た場合でも、生まれたら保育器に入れて何年か女が惑星ベジータで育てて、その間の稼ぎを男が渡す。

 

 その後は、子供が戦えるようになり何処かのチームに入ったら、自然消滅する。そんな夫婦と言えるか微妙な関係の夫婦が珍しくない。

 それが普通のサイヤ人だ。

 

「それはあたしだって知ってる。でも、リークの奴が『俺はバーダックさんみたいに、女を大切にしたいんだ』って言って聞かねぇんだよ」

「タロも似たような事を言っています。それに、ここは惑星ベジータではなく地球なので、地球の流儀に合わせるべきだと私も思います」

 

 しかし、ここは地球で、彼女達のパートナーは地球流の強い絆で結ばれた夫婦関係を望んでいた。そして、それは彼女達の知識にないものだった。

「それであたしに相談? たしかにあたしはバーダックと仲が良いけど……どう言えばいいのかな?」

 そして、相談されたギネも他の男女にこうすればいい、ああすればいい、とアドバイスした事はない。そのため、どうすれば良いのか直ぐに答える事は出来なかった。

 

「あんた達も、ギネに相談する前に嫌なら嫌だってリークやタロに言えばいいじゃないか」

 ギネが考え込んでいる間にセリパがそう言うが、メーネとコレンは彼女から視線を逸らして答えた。

 

「別に、嫌だとは言ってないだろ」

「むしろ、悪くないというか……」

 そう歯切れ悪く答える二人は、明らかに照れていた。彼女達はパートナーの希望した付き合い方に戸惑いはしたが好ましく感じていたのだ。

 

「フリーザ軍で働いていた時とは違って、毎日一度は顔を合わせるから、昔と同じだと間が持たねぇんだよな」

「今のところたいしたことはしていませんが、同じ時間を過ごすというのは良い物だなと……」

 

「惑星ベジータ時代は知らないけど、地獄に居た時と比べるとずいぶん変わったね、あんた達」

 まるで恋する乙女のような二人の様子にセリパが思わず呟く。

 

「うーん、やっぱりそんな大した違いはないと思うよ。バーダックもフリーザ軍で働いていた時代は、何カ月も留守にするのは同じだったし、地球人みたいなデートや旅行に行ったことなんてないし」

 そして彼女達が話している間に、ギネは何を言うか纏めたようだ。

 

 夫婦、もっと言えば男女の関係が希薄なサイヤ人社会では、夫婦や家族でレジャーに出かけるような事はまずない。それはバーダックとギネも同じだった。

 では、どこが違っていたのかと言うと……。

 

「でも、バーダックが仕事から帰ってきたら抱き合ってたじゃないか。『お帰り』って」

「え、それって珍しいのかい?」

 

「抱き合う……なるほど」

「些細な違いですが、その有無が大きな差を生むのか」

 驚いたギネだったが、メーネとレコンの反応を見るとサイヤ人の間では珍しかったようだ。

 

「それとさ、どうせならあたし達の真似をするんじゃなくて、地球人の夫婦の真似をしたらどうだい?

「地球人の真似と言うと……?」

「そう言えば、この星の連中って子供を作るとか、酒を飲むとか、それ以外に具体的に何やってんだ?」

「そう聞かれると、あたしも知らないな。ギネは知ってるのかい?」

 

 まだ地球で暮らし始めて一年経っていないセリパ達三人は、地球の男女が何をしているか疎かった。なお、地獄にはサイヤ人以外の宇宙人も大勢いたが……彼女達が死んだばかりの頃は、サイヤ人はフリーザ軍の一員として宇宙を荒らしまわっていたので恐れられていたため、交流どころではなかった。

 

 最近では自警団を結成して地獄の治安維持に貢献しているが、地獄に居るのは鬼を除けば悪人ばかり。体制側の組織に属するサイヤ人達と進んで交流するような者は少数派だった。

 そもそも、セリパ達も自警団以外の友人を作る事に興味がなかったので知りようがなかったとも言える。

 

「う~ん、おしゃれして一緒に出掛けて、記念に写真を撮ったりするらしいよ」

 しかし、地球で約十年過ごしているギネは、ほぼまた聞きだが若干の知識があった。普段はパオズ山のふもとで暮らしているが、西の都にもよく行くので都会の情報に触れないわけでは無い。

 

 それに、デートなら次男の悟空が婚約者のチチと時折している。筋斗雲で湖に行って釣りをして、巨大肉食魚を焼いて食べるような、かなりワイルドなデートコースだが。

 

「デートねぇ。なんだか面倒そうだね。あたしはとてもやる気にはなれないよ」

「そうなのか? てっきりあんたもギネに相談を持ち掛けたんだと思ってたんだけど」

「あたしがギネに男との付き合い方を相談? そんな訳ないだろ、メーネ。そもそもあたしに男なんて――」

 

「え、セリパってトーマと付き合ってるんじゃないの?」

「違うよ、ギネ。そりゃあ、他に良い男がいなかったらって言ったけど――」

「では、トーマ以外に良い男を見つけたと?」

「いや、見つけてはいないよ。人造人間になってから、まだ一年経ってないし、こっちはトレーニングやゲロ爺さんの実験や回してくる仕事で、男漁りなんてしている暇はないんだよ」

 

 セリパはドドリアに殺される前は、自分が誰かと子供を作る事なんて考えた事はなかった。それは彼女が下級戦士の女サイヤ人の中では戦闘力が高く、何より戦闘が好きだったからだ。

 戦士として戦えるし、戦士として生きるのが性に合っていた。だから、他の事を真剣に考える事はなかった。

 

 別に女としての生き方を嫌っていたわけではない。ただ、「その気になったら、その時考えればいい」と思っていただけだ。戦闘員として働いていれば、その前に死ぬかもしれないがそれはそれ。別に構わない。

 

 しかし、一度死んで地獄に落ちて、生き返ったせいで色々変わってしまった。

(ああもう、調子が狂うね。ベジータ王が励めって口喧しく言ってたせいか? リークとタロは色ボケるし!

 アタックボールの中で眠らずに毎日起きて顔を合わせるだけで、こんなに変わるもんなのか!?)

 トーマ達とチームを組んで何カ月も行動を共にしてきたセリパは、内心でそう思った。しかし、それは当たり前の事だ。

 

 何カ月も行動を共にして来たと言っても、それは殆ど移動のために費やされた時間で、その間彼女達はアタックボールの中で眠っていたのだから。会話もせず、顔も合わせず、ただ別々のアタックボールの中で眠っていただけ。

 それと今の生活……毎日顔を合わせて話をする環境とでは色々違って当然だろう。

 

 ただ、メーネ達に言われると妙な対抗意識を覚えて苛立つが、セリパも興味が無いわけではなかった。

(地獄でラディッツやカカロットの事を気にするギネを見た時、あたしも死ぬ前に何かこの世に残しておけばよかったと思わなくもなかったからね)

 

「パンブーキンやトテッポでもいいけど、とりあえずトーマにしてみるか。あいつもあたしが気に入らなければ振るだろうし。とはいえ……デートねぇ」

「う~ん、恋愛ものの映画やドラマでも見てみるかい? ゲロの爺さんやパンチー夫人、サンに話を聞くより照れくさくないと思うんだけど」

 

 思い立った四人の女サイヤ人達は、それから定期的に集まって映画を見るようになった。ただ、彼女達が複数の男女が一人の異性を巡って争う映画を見た時の感想は、「なんでさっさと戦って、一番強い奴が手に入れないんだろう」だった。

 

 

 

 

 

 

 銀河パトロールは騒然としていた。何故なら、ナメック星の衛星軌道上に地球の周りにあった人工衛星と同じものが発見されたからだ。

 地球の周りの人工衛星は、今は光学迷彩で隠れているが間違いない。

 

「由々しき問題だ。ここまでフリーザ軍の縄張りが広がっていたとは」

 地球がフリーザ軍に侵略されていると誤解している彼らは、ナメック星も地球同様にフリーザ軍の手に落ちたのだと思い込んでいた。

 

「だが、どうする? フリーザ軍には勝てないぞ」

「下級兵士ならともかく、中級兵士、上級兵士となると歯が立たないからな」

「今まで以上に監視して、管轄内の惑星に脅威が迫ったら避難を呼びかけ、それに協力する。それしかないだろうな」

 

 だが、銀河パトロール最大の問題は、戦力の少なさだ。彼等ではフリーザ軍と対決しても敵わないのだ。

(地球とナメック星がフリーザ軍の手に落ちた。そう考えるには何かおかしい)

 その唯一の例外であるメルス隊員は、疑問を覚えていた。

 

 百以上の惑星を担当するメルスは銀河パトロールの真のエリート隊員であり、その正体は正義について知るため父である大神官の命により、この第七宇宙の銀河パトロールに入隊した天使見習いである。

 その真の力は今の段階のフリーザ等足元にも届かない程強いが、本来は中立であるべき天使であるため様々な制約を課せられている。

 

 宇宙海賊と戦う時も自身の肉体ではなく、銀河パトロールの装備を武器として使っている。そして、行動も銀河パトロールの判断に任せている。

 つまり、銀河パトロールが組織としてフリーザ軍との直接対決を避けている内は、メルスもフリーザと事を構える事が出来ないのだ。

 

 また、本来天使は携えている杖を使う事で、人間から見れば千里眼に等しい情報収集を行う事が出来る。しかし、メルスの場合はそれも不可能となっている。だから、地球やナメック星が本当にフリーザ軍の支配下にあるのか確認できずにいた。

 

「待ってください。フリーザ軍がそこまで縄張りを広げたと判断するのは早計だと思います。特に、ナメック星は」

 しかし、注意深く情報を分析する事で真実に近づく事は可能だった。

「メルス隊員、何故そう思うのだ?」

「ナメック星の周辺で、フリーザ軍の活動が確認されていないからです。星が破壊された様子も、侵略された様子もない」

 

「確かに……そう言われると妙だな。ナメック星だけフリーザ軍の縄張りから飛び出ているようだ」

「ナメック星を侵略の起点にするつもりだとしても、フリーザ軍の基地があるようには見えないな。宇宙船の発着場ぐらいは作るだろうし」

 

「地下に建造しているという可能性は?」

「何のためにそんな事をする? 基地を隠すためか? 奴らは我々の事を脅威とは全く思っていないんだぞ」

「地球は、近くに惑星フリーザNo.79があるから違和感は覚えなかったが、ナメック星の近くには他の惑星フリーザも無いからな」

 

 メルスの発言をきっかけに、会議に出席している銀河パトロール隊員内に慎重論を支持する声が増えていった。

 

「しばらくはこのまま監視と調査を続けよう。誰か、ズノー様に予約を取っている者はいるか?」

 緑色のタコのような姿の銀河王の決定により、銀河パトロールはナメック星と地球について、監視を続けるだけに務める事になったのだった。

 

 なお、銀河パトロールはヤードラット星の存在を知らないので、調査される事はなかった。

 




〇神力増幅装置

 内蔵している永久エネルギー炉から発生するエネルギーを神の力である神力に変換し、着用者に与える事が出来る装置。神力を逃さず対象に注ぎ込むためにパワードスーツ型になった。

 これを使えば一般人でも惑星の神を超える神力を手に入れる事が出来るが……修行していないと神力の使い方が分からず大したことはできない。せいぜい、物品(重い服、剣と道着、金銀財宝)等が作れるかどうか。
 修行や知識なしで月を修理し、無機物に命を与えたり(神龍)する事が出来たとしたら、その着用者は天才的な神に成る才能の持ち主と言う事になる。

 上記と同じ理由で、修行していない装着者がいきなり身勝手の極意や破壊を習得する事はない。



 ノーデンス様、よんて様、葵原てぃー様、excite様、kiyo0084様、ダイ⑨様、PY様、ヴァイト様、ヨシユキ様、gsころりん様、みえる様、誤字報告ありがとうございました。早速修正しました。
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