ドクターゲロに転生したので妻を最強の人造人間にする   作:デンスケ(土気色堂)

26 / 143
26話 遠くの長男と再会の仲間+α

 この仕事は、彼らにとって期待外れの仕事になりそうだった。

「チッ、大型動物すらいない岩だらけの星で技術者の護衛か。……これならサイバイマン相手に訓練でもしていたほうがまだマシだぜ」

「おいおい、この前サイバイマンじゃもう訓練にならんって自分で言ったのを忘れたのか?」

 

 戦闘服を着た二人のサイヤ人が、そう言いながら何かの調査をしているらしいフリーザ軍の非戦闘員を護衛している。

「ああ、訓練にはならん。だが、ここで景色を観賞するよりはまだマシだ。そうだろう、ナッパ?」

「そう言われりゃあ、そうかもな。そう言えばラディッツ、お前、そのサイバイマンを持っていたよな? いっそ作ってみたらどうだ?」

「無駄だ、こんなゴミみたいな星の土で作ったサイバイマンじゃ、軽く撫でただけで死んじまう。遊ぶ暇もないだろうぜ」

 

 豊かな髪を腰まで伸ばしたサイヤ人の少年がラディッツ。そして、逆に頭頂に毛が僅かに残っているだけの髭面に大柄な体のサイヤ人はナッパ。

「貴様ら、無駄口を叩くな!」

 そして、二人を叱責したサイヤ人の少年がベジータ。彼ら三人がフリーザ軍の把握しているサイヤ人の生き残りである。

 

 本当は他にも、幼い頃に辺境の惑星に飛ばされたベジータの弟のターブルや、惑星ベジータが滅亡した時にベジータ達と同じチームにいた二名のサイヤ人がいた。前者はベジータ自身が存在を半ば以上忘れており、報告しなかったためフリーザ軍は存在も知らない。後者は、その後の仕事で既に命を落としてしまっていた。

 

 そして彼らが今何をしているのかと言うと、フリーザ軍の縄張りを荒らす犯人の手掛かりを探す技術者の護衛である。

 事の起こりは最近の事だ。それまで価値が無いと誰も気にしていなかった星に、希少な鉱物資源が眠っていることが判明した。さっそく調査に乗り出したフリーザ軍だったが、惑星に探査ロボットを送り込んだところ、既に何者かが資源を採掘した痕跡がある事が判明した。

 

 それまで何もないと判断されていたため、フリーザの名もつけられず兵士も常駐していなかった縄張りの端の方にあるだけの惑星だったが、勝手に荒らされては気分が良くない。また、同じような事が繰り返されればフリーザ軍が舐められているという事になる。そこで調査が始まったのだった。

 

 犯人の調査をする技術者の護衛を命じられたベジータチームのラディッツは、フリーザ軍の縄張りを荒らすような度胸のある宇宙海賊との戦闘を期待していたのだが……調査は何事もなく進んでいる。

 

「だが、ベジータよ。このままじゃ体が鈍っちまうぜ」

「フン、確かにな。これではただの旅行だ。いいだろう、そんなに暇なら、お前達には俺の運動に付き合ってもらおうか」

 

「「マジかよ!?」」

 ベジータに対して同じ言葉を返したラディッツとナッパだったが、込められている感情は正反対だった。

 

「こいつはラッキーだぜ、普段は頼んでも相手にしてくれない王子様が、遊び相手になってくれるんだからな! 今度こそ一泡吹かせてやるぜ!」

「か、勘弁してくれ、ベジータ! お前のサンドバックにされたら死んじまうぜ!」

 ラディッツはベジータとトレーニング出来る事に喜びと興奮を露わにし、ナッパは顔を青くして首を横に振った。

 

「フン、まあいいだろう。ナッパ、お前は見張りを続けろ。ラディッツは俺と一緒に来い!」

「ヘヘ、悪いな、ナッパ。また一つ限界を超えて来るぜ」

「チッ。メディカルポッドじゃなくて棺桶にぶち込まれないよう、せいぜい頑張るんだな」

 そしてベジータはラディッツを連れて場所を移し、そこで実戦形式のトレーニングを始めようとした。

 

「ええっ!?」

 しかし、そこに非戦闘員の古参兵らしい男が通りかかったのをきっかけに流れが変わった。

「なんだ? 文句でもあるのか?」

「いえっ!? 文句なんて滅相もない! ただベジータ様達のトレーニングにこの星が耐えられるのか、ちょっと不安になりまして」

 

「フン、そう怯えるな。何も本気で戦う訳じゃないんだ。星が壊れるような事にはならん。……だが、それで星を荒らした犯人の手掛かりが掴めなくなったら一大事だな」

 ベジータも、トレーニングでギャリック砲などの強力な気功波を放つつもりはなかった。だが、熱くなったラディッツの方が気功波を放つことは十分にあり得る。

 

 それでもさすがにこの星が爆発することはないだろうが、広範囲に被害が及んだ場合犯人の痕跡が消し飛んでしまうかもしれない。

「予定変更だ、ラディッツ。仕事に戻れ」

「ベジータ、そりゃないぜ」

「文句を言うなっ! 仕事が終わった後でなら、トレーニングに付き合ってやる。それでいいだろう」

「本当だな!? 約束だぞ、ベジータっ!」

 

 仕事に戻っていくサイヤ人達の背中を見て、通りがかりの古参兵レモは、ほっと安堵のため息を吐いた。

 

 しかし、調査の結果は振るわず、手掛かりがないのが手掛かりという報告をフリーザにするしかなかった。

『……どういうことです?』

「そ、それが様々な検査と分析、そして検証を行った結果、希少資源を盗んだ犯人が使った採掘技術はデータベースにあるどの惑星のものとも異なるようでして。それに宇宙船の発着の痕跡も発見出来ませんでした」

 通信機の向こうに映るフリーザの不機嫌そうな様子に、調査団の責任者は怯えながら報告を続けた。

 

『つまり、どういうことです?』

「は、犯人は我々のデータベースにない惑星の出身者、もしくは惑星の機械を使って資源を採掘したと思われます。また、この惑星には宇宙船を使わずに出入りしていたようです」

 

 前者はあり得なくはない。宇宙は広く、広大な縄張りをもつフリーザ軍でも未知の惑星はいくらでもある。しかし、後者の宇宙船を使わずに惑星間を移動する存在は信じがたい。

『調査漏れがあるのではありませんか?』

「いえっ、この惑星の全土をくまなく調べました!」

『……よろしい。調査はもう結構。撤収なさい』

 

 しかし、フリーザは団長の報告を信じる事にした。後者も自分のように宇宙空間でも生身で活動出来る種族なら可能だ。それに未知の技術を持つ惑星の者なら、発着の痕跡を発見出来ない宇宙船を持っているかもしれない。

 それに、盗まれたのはフリーザ軍が把握していなかった資源で、目に見える損害を被ったわけではない。

 

 そもそも、発見された希少資源というのは希少なだけで、現在の科学技術では加工も難しい代物だった。そのため、採掘すれば大儲け出来るという程のものではない。

 フリーザにとってこの件は、自分の庭に他人の財布が落ちており、その中に入っているのが小銭なのか札束なのかは不明だが、とりあえず取ってこさせようとしたら中身を誰かに取られていた後だった、と言う程度の話でしかない。

 

 不愉快ではあるが癇癪を起こして配下を殺すほどではないし、本業に支障が出る訳でもない。なので、今回の出来事は深く気にしない事にしたのだった。

「はっ! 速やかに撤収します!」

 こうして調査団は犯人を特定する事も、手掛かりを入手する事も出来ず撤退したのだった。

 

 なお、賢明な読者の皆様は既に気が付いているだろうが、惑星から希少資源……カッチン鋼の素材になる金属を採掘した犯人はドクターゲロである。

 もっとも、彼には盗んだという自覚はない。この惑星がフリーザ軍の縄張りの中にあると気が付かなかっただけだ。

 

 ゲロがポルンガに願った時の条件は「出来れば無人の惑星」であり、「フリーザ軍の縄張り外の無人の惑星」ではない。そのため、フリーザ軍の縄張りの中に存在していても、常駐している兵士がいなかったため「無人の惑星」と解釈され、ポルンガにカッチン鋼を採掘できる惑星の一つとして教えられたのだった。

 

 ちなみに、調査団と共に帰還したラディッツは約束通りベジータにトレーニングに付き合ってもらい……無事メディカルポッドに叩き込まれ、また戦闘力を上げる事に成功したそうだ。

 

 

 

 

 

 

 人造人間6号こと、ギネが夏に完成してからは、この儂ドクターゲロにとって事件と呼ぶほどの出来事はなく年が明けた。

 

 まず、ギネが地獄で得た情報によって小惑星バンパにいる事が分かったブロリーだが、やはりこのまましばらく放置する事にした。

 まず、バンパの座標が分からない。ギネが知っていたのは小惑星バンパと言う名称だけで、バンパが何処にあるのか具体的な座標は知らなかったのだ。

 

 ギネは戦闘員から非戦闘員になって肉の配給所で働いていた。侵略する価値のない小惑星の座標を記憶していなくて当然だ。話を聞いたビーツからも、座標までは聞かなかったらしい。

 とはいえ、座標を探るだけならまたポルンガを呼び出して聞く事も出来る。しかし、小惑星バンパがあるのはおそらく惑星ベジータが存在した座標から、彼らの宇宙船で片道何か月も離れていない位置のはず。

 

 つまり、フリーザ軍の勢力圏内の可能性が高い。ブロリーを確保するためとはいえ、フリーザ軍に見つかるのは避けたい。

 

 または、ポルンガに願って直接ブロリーをバンパから召喚するという方法もあるが、これも考えた結果悪手だと判断した。

 この世界のブロリーはZの劇場版ではなく、超の劇場版であると分かった。つまり、悟空ではなくベジータと同い年で、今現在十一歳から十二歳。もう物心つき、自我が発達しつつある年頃だ。

 

 そして、ブロリーは父親であるパラガスを慕っている。彼が父親として良いか悪いかは関係ない。何せ、バンパにいるのは巨大なダニとネコ科っぽい巨大な肉食獣以外は、彼ら親子だけだ。比較対象が存在しない。……まあ、サイヤ人の親の中ではパラガスはかなりマシな部類だと思うが。

 

 そのため、ポルンガに召喚を願ってそれが上手くいったとしても、ブロリーが父親と引き離されたショックと悲しみで暴れ出したら手が付けられん。

 ブロリーが何歳の頃にどれくらい強くなっていたのか不明だが、ネイルを呼んでも倒しきれない可能性もある。

 

 もちろん、パラガスごと味方に引き入れるのはもっと危険だ。パラガスはブロリーの強さが儂等を上回ると判断したら、息子を使って地球を占領しようとしかねない。その後は、フリーザ軍に地球を差し出して再び配下に収まろうとするか、ブロリーの成長を待ってフリーザを殺させ宇宙の新たな支配者として君臨しようとするか……ろくなことにはならないだろう。

 

 やはり、ブロリーはこのまま放置。フリーザを倒した後にその時点での戦力を考慮して改めて接触するか考えるべきだろう。

 

 サイヤ人達の弔いは、ギネから情報提供を受け、保存してあるセリパとトーマの遺体から髪を一房切り、それで簡単な墓を建てて彼等にも供え物をする事にした。供え物が地獄にも届くらしいので、早めに胃袋を掴んでおこうと思ったのだ。

 

 また、彼らの墓とは別にサイヤ人の合同慰霊碑も立てた。

「そこまでしなくてもいいと思うけど?」

「爺さんとは縁も所縁もない連中だぜ? 名前どころか顔だってろくに知らないだろ?」

 当のサイヤ人のギネとターレスはそう不思議がっていたが、昔の地球にはこうやって死者を奉り、祟らないように拝む文化が存在したのだと説明する。

 

「供え物を巡ってベジータ王がパンブーキン達と争う事になったら、閻魔大王から苦情が来てしまうかもしれんし」

 と、言ったらギネは「そっか! そうしてくれればセリパ達もきっと喜ぶよ!」と納得してくれた。

 

 実際には、惑星ベジータが破壊される時に彼等を見殺しにした罪悪感の解消も慰霊碑を建てた理由の一つなのだが。

 

 そして研究と事業については、カッチン鋼の精製に成功した。製品にして売り出すには精製コストが高く、また採掘した量もそう大量ではないが、機械ベースの人造人間や宇宙船、機械式永久エネルギー炉の材料に使うには十分な量を既に確保してある。

 ポルンガから教えてもらった星の内一つを掘りつくしてしまったが、問題ないだろう。希望通り無人の惑星であり、採掘も惑星の環境に最大限配慮したつもりだ。

 

 精製したカッチン鋼の薄い板で実験したところ、4号はもちろん戦士タイプに生まれ変わったナメック星人達でも傷一つ付ける事が出来なかった。ネイルはまだ界王様の下で修行中なので試せなかったが……多分、最終形態のフリーザがフルパワーを出しても、傷一つ付けられないだろう。

 

 このカッチン鋼で盾を作ればフリーザの攻撃を防げる事が分かったが、問題点がある。まず、カッチン鋼は重い。鉄の何十倍の重さがある。さらに、道具は人が動かさなければならない。

 カッチン鋼で盾を作っても、それを操る者の戦闘力が低ければ、フリーザならすぐに盾を掻い潜って使用者を直接攻撃するだろう。

 

 しかも、フリーザには追い詰められたら戦場の星を破壊するという奥の手もある。

 

 とりあえずは、直接武具に加工するような事はせず、天下一武道会の武舞台と地面の下に敷く予定である。これで選手が全力の気功波を放っても地球を壊す事は無いだろう。

 後は機械式永久エネルギー炉や8号の素材として使う予定だ。これで耐久力を維持しながら小型化を目指す予定だ。

 

 次に、桃白白の主演映画第三弾の制作が決定した。

 天下一武道会で一回戦負けになってしまい、映画関係者達は一時桃白白の人気が落ちるのではないかと危ぶんだようだが、相手が武天老師こと亀仙人だった事で彼の人気が陰ることはなかった。そのため、映画第三弾の制作を決定し、オファーを出したようだ。

 

 桃白白は当然だが快諾。ただ、彼だけではなく4号、鶴仙人、タイツ、ターレス、牛魔王とサン、そして儂……天下一武道会の本戦に出場した選手の内、オファーされていない者の方が少なかった。本業の俳優や女優はどうしたのかと思わず聞き返したほどだ。

 

 映画の粗筋は……修行の旅に出た桃白白が兄であり師でもある鶴仙人の下を訪ね、さらなる修行を求める。しかし、鶴仙人は「既に儂が教えられる事は無い。代わりに、遥か昔に天より来てこの星に住む優れた武道家の下へ尋ねるがよい」と道を指し示す。そして向かった先に宇宙人がおり、そこで修行を受ける。

 だが、伝説の魔王、ピッコロ大魔王が復活して封印されていた涼景山を地獄のような炎の山にしてしまい……と言うストーリーだった。

 

 言うまでもないが、フィクションである。

 

 4号は桃白白に修行を付ける宇宙人役と、復活したピッコロ大魔王役の一人二役。鶴仙人はもちろん本人役。ターレスは宇宙人の弟子で、桃白白の修行を助ける役。そして、牛魔王とサンはピッコロ大魔王の封印を涼景山で代々守っていた一族で、復活したピッコロ大魔王の力で操られて配下にされてしまう夫婦役。そしてタイツは二人の娘役だそうだ。……本物の娘のチチは彼女の妹としてチラッと出演する予定である。

 

 なお、天津飯とチャオズは鶴仙人の弟子として映画の最初の方にちょっと出演する役で、ギランはピッコロ大魔王の手下役。チューボは操られる前の牛魔王達の護衛役だ。

 ランファンは連絡が付かず、亀仙人とチャパ王はあまり俗世間に露出するのは望ましくないと辞退し、そして孫悟飯と悟空は修行のために出演を断った。

 

 儂? 儂は涼景山の麓で暮らす村人の老人役じゃよ。出演シーンもセリフも少なく、研究活動に支障が出ない良い役だ。

 

 ちなみに、公開は来年秋以降を予定している。制作決定から公開予定までの時間が短いのは、CGをほとんど使わない予定なのと、我がGCコーポレーションが開発した撮影機器を使用するからだ。……高速で動く戦闘力数千以上の戦士もセンサーで捉えられる、スカウターの技術を応用しているので、被写体がどんな動きをしても鮮明な映像を撮影する事が可能だ。

 

 それ以外には、4号のテレビの出演依頼が増えた。まあ、宇宙人である事を明かしたのだから当然と言えば当然か。あまり過熱しないよう、ナメック星人達に頼んで、ナメック星を撮影して編集し、それをドキュメンタリーとして放映したり、テレビ局ごと買い取ったりしている。

 

 ナメック星は普通の地球人と宇宙船では生きている内にたどり着けない程地球から離れている。そもそもGCコーポレーションとその傘下の企業へ関わらずに宇宙船を建造するのがほぼ不可能であるため、映像を流しても独自にナメック星へ行こうとする者は出ないから問題もない。

 

 それと、タイツが社長令嬢兼超能力美少女格闘家として人気が出て、いくつかCMに出ている。

 サンと牛魔王も、変わらずフライパン山の麓で行っている農業事業を頑張っている。

 

 そして人造人間6号ことギネは、孫悟飯と悟空と一緒に無事暮らす事になった。彼女と再会しても悟空の記憶は戻らなかったが、感覚的に母親だと理解出来るのか、今では彼女を母ちゃんと呼んでいる。

 その悟空の名前については、やはりカカロットではなく孫悟空のままと言う事になった。

 

「いや、すまん。ご両親のつけた名前があると分かっていたら、儂もそう呼んだのだが……」

「気にしないでいいって、飛ばし子を乗せた宇宙船には素性が分かる物はつけないのが習慣だったからね。それに、お爺さんがこの子を拾ってくれなきゃ、今も生きていたか分からないんだ。感謝こそすれ、文句を言うつもりはないよ」

 

 そして秋に、去年よりもずっと短いが十日間ナメック星で修行を行った。

「ここがっ! ここがナメック星! 素晴らしいっ、感激だ~!」

 一番喜んでいたのは、初めてナメック星に連れてきたコリー博士だった。アジッサの木に頬ずりをしたり、地面を転がりまわったり、ナメック星人達が思わず引くほどの感激ぶりだった。

 

「ヨン、彼は大丈夫なのか? 早急に治療するべきだと思うが……?」

「大丈夫です、ツーノ長老。彼はコリー博士と言い、優秀な科学者ですから」

「ああ、なるほど。科学者なら仕方ないな」

 ……ナメック星人達の中で、科学者はどんなイメージになっているのだろうか?

 

 そしてチューボとチャパ王も今回の修行について来ている。二人もサン同様、最長老様に潜在能力を起こしてもらっていた。

 サンはこれで戦闘力が1万を超え、4号を追い抜いた。そしてギネとナメック星人達相手に稽古に励み、さらに力を高めている。

 

「やっぱりサイヤ人の血……じゃなくて細胞が使われてるんだね」

「ギネさん、気の感知はまだ出来ねぇんだべ? なんでオラにサイヤ人の細胞が使われてるって分かるんだべ?」

「う~ん、何となく? 勘とか雰囲気で分かるんだよ」

 

 劇場版やゲームなどで、尻尾が無い状態であるにもかかわらずトランクスやパンがサイヤ人の血を引いていると見抜くキャラクターが一定数いるが、ギネのように「サイヤ人っぽさ」を勘や雰囲気から感じ取っているのかもしれない。

 

 なお、ナメック星人達は戦士タイプに生まれ変わったマイーマ達の戦闘力が2万を超え、中には3万に迫っている者もいるそうだ。

 戦士タイプに生まれ変わったからだけではなく、整った修行環境を提供してくれているお陰だと、ブリーフ共々あらためて感謝してくれた。

 

 それに、パオズ山の水を飲むようになってから最長老様や他の長老衆の体の調子が良いらしい。これは不自然に寿命を延ばしている訳ではないから、皆喜んでいるようだ。

 ……デンデとカルゴの下に、さらに弟が生まれるかもしれんな。

 

 そして地球に帰った後、各々修行の日々を送っている。特に動きがあったのはチャパ王とタイツだろう。チャパは亀仙人の下での修行を秋の終わりと共に「もう儂が教える事は何もない」と告げられた。

「亀仙人様っ、ですが私はまだかめはめ波も会得しておりません!」

「チャパよ、それはこれからお主が自らを高め続ければ自然に身に付くだろう。しかし、さらなる修行を望むのなら聖地カリンへ赴き、塔を登りカリン様に会うがよい」

 

「カリン様に……ははっ! これまでのご指導、このチャパ、生涯忘れませぬ!」

 そしてチャパ王はカリン塔へ旅立ったのだが……ちょうどその時期に有給休暇を取ったチューボの旅立ちと被り、さらにタイツとターレスも「興味があるから行ってくる!」と言い出してついて行った。

 

 そして、チャパ王達四人は当然のようにカリン塔を一時間もせず登り切り、カリン様に会った。しかし。修行を受けるのはチャパ王とチューボだけだった。

 タイツとターレスは、その日の内に修行をクリアしてしまったからだ。

 

「やれやれ、末恐ろしいちびっ子どもじゃわい。わしも修行をしなおすべきかのう?」

 二人にあっさり捕まってしまったカリン様は、そうため息をついたという。その後、二人は地球の神様の下に招かれたのだが、タイツは一か月で、ターレスも冬が終わる前には帰ってきた。

 

 地球の神様によると、タイツは気の感知と制御が完璧に近く、教えられる事が殆どなかったらしい。ターレスはやや甘かったので、その分長く教えたそうだ。

 そして土産に重い服を作ってもらってそれぞれ帰ってきた。……タイツはファッション雑誌片手に「このデザインでお願いします」と注文を付け、地球の神様を苦労させたらしい。

 

 なお、カリン塔や神様の神殿をGCGの訓練用の合宿所にするわけにはいかないので、重力トレーニング室を改造して気圧を操作する機能も付ける予定だ。この改造によって、重力トレーニング室で高地トレーニングも同時に行う事が出来るようになるだろう。もちろん、使用者のメディカルチェックは入念に行う。

 

 なお、チャパ王とチューボは一か月ほどカリン塔で修行した後、そのまま神様の神殿で修行を行っている。

 

 ちなみに、ギネも気の制御と感知を習得した。さすがに原作ベジータ程早くはなかったが、数日でそれなりに使えるようになっていた。

 ターレスが自分は何年もかけたのにすげぇなとギネを見直し、それを聞いた悟空が嬉しそうにしていた。

 

 そして年が明け、映画の撮影が始まり、儂はドクターフラッペとしてレッドリボン軍から兵器開発の依頼を受けた。とりあえず、原作に登場した内部に乗り込んで操縦するタイプのロボットであるバトルジャケットを作る予定だ。当然だが、カッチン鋼は使わん。

 

 そして、撮影が一段落した三月の初旬、占い婆から連絡が来た。

『ゲロよ、占って欲しいことはないか?』

「……経営難にでも陥ったので?」

 まさか占いの営業をかけられるとは思わなかった。

 

『ちゃうわっ! 金回りはいつも通りじゃ。じゃが、挑戦者の質がのう……下がった訳ではないが、物足りないのじゃ。どいつもこいつもドラキュラマン、良くてもスケさんまでで全員やられてしまう。試合内容もつまらんし』

「いや、しょっちゅう勝ち進められたら商売あがったりでは?」

『そりゃあそうじゃが……儂はもう並みの試合では満足出来なくなってしまったのじゃ! お前が天下一武道会を生で見せたからじゃぞ! あの戦いをもう一度見られるまでまだ二年以上あるなんて、とても耐えきれん!』

 

 要約すると、格闘技マニアの占い婆は前回の天下一武道会の試合を見た事で目が一層肥えてしまい、並みの試合では観戦しても面白く感じなくなってしまったらしい。

 確かに、前回の天下一武道会は常人のレベルを大きく超えた戦いが繰り広げられていた。うち二試合ほどはトワの干渉があったからだが、結果的に観客からは一回戦から決勝戦でもおかしくない強豪のぶつかり合いに見えただろう。

 

 それと比べれば、ドラキュラマンや透明人間のスケさん相手に全滅するような挑戦者の試合は、退屈極まりないはずだ。ドラキュラマンとスケさんには悪いと思うが。

「つまり、儂等に試合をして欲しいと? 占って欲しい事や頼みたい事はあるにはありますが」

 バーダックが本当に死んでいないのか閻魔大王に尋ねてきてもらうとか、地獄にいるセリパ達に改造前に連絡を取るとか、また妻に手紙を届けてもらうとかいろいろある。

 

 供え物が地獄、つまりあの世にまで届くと分かってから、手紙を供えたり科学雑誌をお焚き上げしてみたりしているが、物品まで届いているのか分からんからな。

 

「しかし、知っての通り儂は金持ちなのですが」

 何千万ゼニーでも、既定の料金をいくらでも払える。

『いいではないか、儂とお主の仲じゃろ』

 どうやら金ではもう頼めないらしい。

 

『それでじゃな、お主とヨンとサンとあと出来るだけ強いのを二人加えたチームで来るのじゃ』

「アックマンが過労死するのでは?」

『ふふん、新たな選手を招聘したのじゃ。心配はいらん。ただ、天下一武道会で使っていたシールド発生装置を持って来てくれ。

 後、そのアックマン用に重力トレーニング室とやらもリースできんか?』

 

「全部で占いを何回か頼める額になりますが……占いの前払いと言う事でいいですかな?」

『構わん。では、準備が出来たら連絡するのじゃぞ。選手を呼びに行かんとならんからな。ああ、それとターレスと、悟飯の所のターレスと同じ顔をした小僧も連れて来るのじゃ』

 

 そういう訳で、各人の予定を合わせて撮影も終わった三月の下旬に占い婆の宮殿で戦う事になった。

 

「こうして皆がそろうのも一年ぶりね。元気してた? チチちゃん、悟空君」

「もちろんだ! オラ、かめはめ波で岩に穴を開けられるようになったぞ! ちっちぇえけどな!」

「オラはまだ悟空さみたいに撃てねぇけど、空に浮かべるようになったべ!」

「あたしだって太陽拳出せるようになったんだから! ……どどん波はまだだけど」

「その程度じゃ、悟空もチチもブルマと同じでまだまだだな。だが、一年前と比べれば随分強くなったじゃないか」

 

 なお、どうせならとメンバー全員に声をかけ、春休みの行楽として弁当持参で行く事にした。亀仙人やチャパ、そして鶴仙人に天津飯、チャオズにチューボ、そしてゲストも数名参加している。

「地上は久しぶりじゃのぅ」

「神殿から見るのとは印象が違い、新鮮だな」

 なお、カリン様と地球の神様も同行している。なんでも、後学のために現時点での地球最強の戦士達の戦いを見ておきたいそうだ。

 

「試合を参考にして、修行をし直そうかと思っておっての。最近の弟子はすぐわしの修行を終えてしまって、仙人の名が負けっぱなしじゃ」

「儂は見稽古、という奴じゃな。強大な気のぶつかり合いに感覚を慣れさせておけば、役立つ事もあるじゃろう……それに、閻魔大王から無茶をしないか様子を見るようにと言われていてな」

 

 どうやら、占い婆は戦士を集めるために、閻魔大王にかなり無理を通したようだ。

 

「久しぶりだべ、ギネさん。悟空ちゃんはどうだべか?」

「うん、ラディッツ……上の子の時と色々違うから戸惑いっぱなしだよ。悟飯爺さんが良くしてくれるし、時々来てくれるターレスと二人して悟空を鍛えてくれてるから何とかやっていけるって感じかな。地球の主婦は大変だね、サンは偉いよ」

 

 家族間の関係が極めてドライである事が普通のサイヤ人のギネにとって、地球人の主婦業は大変に感じられるらしい。

 衣類は普段から戦闘服と専用のインナーで、食料は彼女が働いていた肉の配給所などからの配給制で基本は十分。料理だって、十分な量があれば味に細かい文句はつけられないし、戦闘員が夫なら数か月単位で家を留守にするのも珍しくない。そして、子供は保育器から出たら非戦闘タイプでないかぎり、遅くても数年で戦闘員として働きに出る。

 

 サイヤ人の主婦は地球の主婦よりある意味気楽なのかもしれない。夫や育った子供が仕事先で死んでもおかしくないので、地球人と同じ感性の持ち主だとノイローゼになりかねないと思うが。

 

「いや、オラも人造人間になる前は寝込んでばっかで碌にチチの相手もしてやれてなかったから。実は、今もチチの修行を見てんのはおっとうなんだ」

「そうなんだ。ところで、今回の試合はあの戦闘服じゃないのかい?」

 

「今回は観客の前で戦う訳じゃねえし、そこまで気合を入れなくてもいいかと思ったんだべ。そう言うギネさんはいつもの戦闘服だべな。脚とか寒くねえだか?」

「うん、あんまり気にならないかな」

「実はオラもだべ。これも人造人間に改造されたおかげだべかな?」

 

 サンは原作チチが大人になってから着ていたのに似ている拳法着を、ギネはいつもの戦闘服姿だ。春前なのに腕や脚が出ていて寒そうに見えるが、当人たちはそう感じていないようだ。

 それももちろん、人造人間に改造する過程で寒さや暑さに強いナメック星人の細胞を移植したからだ。もっとも、サイヤ人のギネは元から地球人より環境の変化に強いのだが。

 

「でも、今度一緒に服でも買いに行くべ。たまにはオシャレするだよ」

「オシャレか~、地球人のオシャレってよく分からなくて……」

「あら、お買い物の話? だったら良いお店知ってるわよ~」

「ママ、ついでにターレスも連れて行きましょ。こいつ、戦闘服と胴着しか持ってないんだもん」

「おいおい、サイヤ人は戦闘服だけでも十分なんだぜ」

 

 そう話しているサン達からやや離れたところで、亀仙人達が集まって話している。

「誠に残念じゃ」

 亀仙人はそう深刻な様子で嘆いている。

「今回はサンのビキニ姿を拝めんとは……。まあ、それはともかく悟飯よ、ギネちゃんはどうじゃ? 悟空とうまくやっておるか?」

 

「ええ、悟空も母親にどう接していいか最初は戸惑っていましたが、今では仲良くしておりますぞ。

 儂も娘が出来たような気分で、楽しく暮らしておりますわい。いやはや、ピチピチギャルがいるだけで日々が華やかになるものですな」

 

「悟飯さんも、オラみてぇに嫁さんをもらえばよかったべ」

「縁がなかったからのぅ。まあ、そのお陰で悟空と言う孫にギネと言う娘まで出来たのじゃから、後悔はないが」

「やれやれ、儂にもピチピチギャルが弟子入りせんものかな。チャパが連れてきてくれるのはまだ先になりそうじゃしな」

 

「も、申し訳ありません。師よ」

「チャパよ、色ボケハゲに謝ることは無いぞ。それよりゲロよ、五人目の参加選手は、ツムーリ殿になるのか?」

 鶴仙人が言ったように、一行にはナメック星から龍族のツムーリに参加してもらっている。

 

 出場メンバーは儂、4号、サン、ギネの四名が確定。あと一人は、占い婆が集めた戦士を見てから希望者を募る事になっている。しかし、儂等の中でツムーリが最も強い。

「姉ちゃんでも、それほど強力な戦士は雇えないと思うが……?」

「いやいや、そうとは限りませんぞ。一つ、心当たりがありましてな」

 占い婆はターレスと悟空にも来るようにと言った。となると、彼女があの世でスカウトする戦士について推測する事が出来る。

 

 そして、儂の推測は当たった。占い婆の宮殿に到着し、試合場の周囲にシールド発生装置を設置し、ホイポイカプセル化したカッチン鋼板入りの武舞台を戻した頃に、占い婆が戦士達を連れてきた。

 

「貴様ら下級戦士が、王である儂の供を出来る事を光栄に思うがいい」

「ふん、死んだ後まで偉ぶるんじゃないよ。反乱を起こした挙句、負けちまったくせに」

「しかも、二連敗でな。フリーザと閻魔大王と。負け癖がついちまったんじゃねぇのか、王様よ?」

「なんだと!?」

「おいおい、久しぶりの娑婆なんだ、喧嘩するなら相手としようぜ」

 

「やれやれ、戦いはシールドの内側だけじゃ。くれぐれも宮殿を壊すでないぞ、お主らの報酬の飯と酒は宮殿にあるんじゃからな!」

 しかし、儂の推測も完全ではなかった。何故なら、占い婆が引き連れてきた五人の内、セリパ、トーマ、パンブーキン、トテッポは予想通りだった。しかし、残りの一人……ベジータ王は予想外だった。

 




・ラディッツ

 強敵との戦いを求め、自分を高める事に余念がないサイヤ人の少年。その様子を多くのフリーザ軍兵士は蛮勇、もしくは若さゆえの無謀さだと思い、いつ死ぬか賭けている者もいたが……必ず生き残りメキメキと戦闘力を上げ続ける彼を侮る兵士は年々少なくなっている。

 現在の年齢は12歳で、戦闘力は4500。それからトレーニングでベジータにズタボロにされた後メディカルポッドに入れられた事で6000にまで上昇している。
 なお、フリーザが惑星ベジータを破壊した事は知らない。

 他のサイヤ人との関係は……
 ナッパ:頼りになる大人兼普段のトレーニング相手で戦友。強敵との戦いではお互いに背中を預ける仲。
 ベジータ:身近な目標で、いつか認めさせたい相手。



・ナッパ

 単細胞で荒さが目立つが戦闘力以上にタフなベテラン戦士。頭髪は禿げかけている。
 ラディッツを危なっかしく思いつつも、強くなりたいとトレーニングをせがんでくる様子には好感を覚えており、「サイヤ人はこうじゃなくちゃな」とか「俺もガキの一人も仕込んでおけば、面白かったかもな」と思っている。

 戦闘力は、ラディッツのトレーニングに付き合った事で5000にまで上がっている。

 他のサイヤ人との関係は……
 ラディッツ:弟子兼ダチ。実の息子のようにも思っているが、それは口には出さない。
 ベジータ:仕える相手であり仲間でもある。表面上は親しくタメ口をきくが、圧倒的な実力差があるため逆らえない相手。



・ベジータ

 サイヤ人のプリンス。誇り高く冷酷で残忍な戦闘の天才。ただ十二歳であるため、サイヤ人らしく背が低く幼く見える。
 フリーザに従順なふりをしつつも、力を蓄えている。

 現在の戦闘力は1万4千。高い戦闘力から互角以上の相手と戦闘する機会に恵まれず、伸び悩んでいる。そのため、ラディッツはトレーニングをせがんでくる面倒な相手であると同時に、最もマシなサンドバックでもある。

 他のサイヤ人との関係は
 ラディッツ:弱いくせに死にかけるうっとうしい奴 → 構ってもらいに来る犬のような奴 → まあサンドバックとしては悪くない と徐々に好感度が上がっている。これでも、他のフリーザ軍の兵士と比べると圧倒的に高い。

 ナッパ:原作とあまり変わらないが、ラディッツとのトレーニングで若干戦闘力が上がっている事から、彼と一緒に死にかけにしてからメディカルポッドに入れるのを何回か繰り返せば、丁度いいサンドバック2号になるのではないかと考えている。



・チャパ(王)

 無事亀仙流の修行を受け、今は地球の神様の神殿で修行を受けている。まだかめはめ波は撃てないが、気の制御と感知は覚えつつあるため、原作のように悟空に直ぐ負けてしまうことは無いだろう。



・ギネ

 孫悟飯の家で彼と悟空と三人で暮らしている。行方不明のバーダックと、フリーザ軍で兵士をしているラディッツの事は気がかりだが、とりあえず打倒フリーザのために修行をしつつ、地球での生活を学んでいる。
 赤ん坊から幼児期の子供の教育を保育器に任せるサイヤ人なので、悟空との親子らしい交流をしようと戸惑いながらも頑張っている。

 サンとパンチー夫人とはママ友で、サンから料理を、パンチー夫人からは地球のファッションを(強制的に)教わっている。
 また一緒に暮らしている孫悟飯とは義理の親子のような関係。



・占い婆

 前回の天下一武道会を観戦した事で、並みの試合では満足できない程、目が肥えてしまった。
 そこで地獄でゲロや4号達と戦える戦士を探し、閻魔大王からターレスと同じ尻尾を持つ厄介な連中について聞きだし、戦士としてスカウトする事を打診する。

 一度に複数人あの世から呼べるのは、前回の天下一武道会が終わった後力を伸ばし、施設を増改築したため。
 また、サイヤ人達が従っているのはサイヤ人の生き残りについて興味があるからと、報酬として食事と酒を提示されたため。



 路徳様、N2様、黄金拍車様、SERIO様、匿名鬼謀様、塩三様、kubiwatuki様、カド=フックベルグ様、変わり者様、あんころ(餅)様、asa様、酒井悠人様、竜人機様、ヒロシの腹様、so-tak様、gsころりん様、六四様、誤字報告ありがとうございます。早速修正しました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。