ドクターゲロに転生したので妻を最強の人造人間にする   作:デンスケ(土気色堂)

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38話 荒野のツアーガイド、ヤムチャ! 天才科学者と悪の勢力

 原作で「荒野のハイエナ」と呼ばれ恐れられていたヤムチャは、この歴史では盗賊にならなかった。それは、盗賊に成れなかったからである。

 

 彼は辺境の小さな村で生まれた。彼は幼い頃から才能に恵まれ、我流で拳法を修め、村では頼りにされていた。そして調子に乗った彼は、その力でもっと楽に良い生活をおくる事を夢見て村を出た、そして、悪に憧れたままの彼は、盗賊で生計を立てて成り上がろうと企てた。

 

 村で貯めた金でバイクを買い、他の山賊や盗賊を襲って縄張りと金品、車や武器をブン盗って、アジトを構えた。その過程でプーアルという、頼りになる相棒も手に入れた。

 全ては順風満帆に思えたが、いざ旅人を襲おうとしたその瞬間巨大な壁にぶつかった。

 

 何故ならその旅人は、GCGの警備員を護衛として雇っていたからだ。

 辺境の小さな村出身のヤムチャでも、GCGの警備員がどれほど強いのかは聞き及んでいた。だから、その旅人を襲うのを止めて様子を見る事にした。

 

 すると、彼がアジトを構えた周りの砂漠を旅する者は、三種類に分けられた。危険だからとGCGに警備を雇った旅人と、雇っていない旅人。そして、GCGを雇えない後ろ暗い理由で旅をしている……いわゆる運び屋の類だ。

 そして、雇っていない旅人が何者かに襲われているのに気が付いたら、GCGの警備員は「善良な市民としての義務」を果たすために助けようとするのだ。

 もちろん依頼人の安全が確保出来ている事が前提のようだが……この辺境でGCGの警備員の守りを突破出来る存在はいないので、人数さえ十分ならまず間違いなく助けに行く。

 

 そして、GCGの隊員にとっては、銃火器で武装した山賊団だったとしても雑魚だ。もちろん、ヤムチャも例外ではない。

 今までヤムチャがGCGの隊員に退治されなかったのは、襲っているのが犯罪者だったから、そしてGCGの警備員の視界に入らなかったからだ。

 

「くっ、ダメだ、プーアル。ここで盗賊はとても出来ん!」

「でもヤムチャ様、どうします? 今は蓄えがあるから大丈夫ですけど……いっそ旅行者相手にガイドでも始めましょうか?」

 

「それだ、プーアル! ガイドになって旅行者から金を巻き上げるのなら、GCGもちょっかいをかけてこないはずだ!」

「ええ~っ? 本気ですか、ヤムチャ様!?」

 

 何となく口にしただけの案を本気にされて戸惑うプーアルだったが、ヤムチャは止まらなかった。バイクから車に乗り換え、冷たい飲み物や弁当、食材を満載したクーラーボックスを詰め込み、砂漠を旅する人々に飛び込みの営業活動を行った。

 

 そんなヤムチャ達をGCGの隊員達は「こんな砂漠でツアーガイドとは、変わった事をしているなぁ」と思いつつも、特に注意し、捜査しようとはしなかった。彼らは警察以上に治安の維持に貢献しているが、警察ではなく警備員だ。あからさまなぼったくりや恐喝、詐欺ならともかく、そうでないなら契約外の事に首を突っ込まない。そもそも、捜査権も逮捕権も持っていない。

 

 彼らが山賊や強盗、魔族などをその場で退治するのは、現行犯だからだ。そのため、ヤムチャツアーズが税金を適正に払っているのか等、捜査する権限は元からないし、するつもりもないのだ。

 そして警察や税務署も、明らかに管轄外であるこんな辺境にまで捜査のための人員を派遣する余裕や熱意はない。

 

 そして最も意外な事に、ヤムチャとプーアルが始めた商売は意外と順調だった。始めてほんの数カ月だが、何組かの旅人を客にする事に成功し、それなりの金が手に入った。

 都会の旅行業者より割高で、飲み物や弁当の値段は町の値段の三倍だったが、砂漠で冷たい飲み物と美味しい食べ物を口にできるのなら客は金を惜しまなかった。

 

 それに砂漠の絶景スポットと評して適当な場所を紹介し、「砂漠ならではのロマン溢れる旅を演出するため」という名目でテントに泊めるので、経費は抑えられる。

 そして従業員はヤムチャ本人とプーアルだけなので、人件費も低い。事務所も荒野にある岩を利用したアジトをそのまま使っているので、家賃もタダ。

 

 ヤムチャとプーアルの商売は順調だった。もちろん、長く続けていけば様々なトラブルに襲われる事になるだろうし、客に恵まれない時期もあるだろう。だが、短期的には十分な利益を彼らにもたらしていた。

 それに、客の方としてもヤムチャ達のガイドに不満はなかった。ヤムチャは都会育ちで目が肥えているはずの原作ブルマが「良い男」と評して夢中になるほどの美形であり、しかも一般人から見れば十分強く頼りになるボディーガードだ。

 

 金はあっても準備を怠った旅行者にとって、ヤムチャ達のビジネスはありがたいものだったのである。……時折、旅行者を装った運び屋と遭遇して揉めたが、それはそれで退治して金品を頂いて良い稼ぎになっている。

 おそらく、あと半年も商売を続けていれば金と時間を持て余した都会のマダムや、好奇心旺盛で美形に目がないお嬢様などがヤムチャ目当てに砂漠を訪れ、まだ女が苦手な彼を大いに困らせる事になっただろう。

 

「申し訳ありませんでした!」

「すみませんでした!」

「やれやれ、こんな事だろうと思ったわい」

 そんな二人が土下座して謝り、亀仙人がやれやれとため息を吐いている。

 

 何故こうなったのかと言うと、ヤムチャ達が亀仙人に営業した時に口にした「ピッコロ大魔王を封印した祠」は、予想通り偽物だったからだ。

 

 夜に洞窟まで案内された亀仙人は、「洞窟の奥に祠がありますが、危険なので案内できるのはここまでです」と説明され、そこでヤムチャから記念撮影やピッコロ大魔王饅頭やピッコロ大魔王クッキー、ピッコロ大魔王の手下の魔族の化石等、胡散臭い土産物のセールスを受けた。

 

 それを亀仙人が聞き流していると、いつの間にかプーアルが居なくなっていた。すると、洞窟の奥の方から恐ろしいうめき声が聞こえ、4号を強面にしたような顔つきのナメック星人が洞窟の奥から姿を現した。

「い、いかんっ! ピッコロ大魔王だ! ピッコロ大魔王の霊が封印の隙間を抜けて現れたんだ! お客さん、早く車へ!」

「ほー、ピッコロ大魔王の霊か、儂はあの気はプーアルじゃと思うがの」

「な、何を言って――」

 どこかわざとらしい様子で逃げるよう促すヤムチャを無視して、亀仙人は高速で移動してピッコロ大魔王(仮)の前に立つと、コツンと杖で軽く頭を叩いた。

 

「ほいっ!」

「あいたぁ!?」

 その途端、ホイポイカプセルを使った時に出る音と煙に似たものが出たと思ったら、ピッコロ大魔王(仮)は消え、代わりに頭を抑えたプーアルが現れた。

 

 念のためにと確かめたが、やはり偽物だった。そして、企みがばれたヤムチャとプーアルが亀仙人に土下座して謝っているのだ。

「ところで、何故こんな事を思いついたんじゃ?」

 

「人気映画にあやかって、金を稼ごうと思ったんです」

「ピッコロ大魔王には僕が変身して、うめき声は録音した狼の唸り声を流しました」

 ヤムチャがお客の気を引いている内にプーアルがこっそり蝙蝠に変身して洞窟の中に行き、映画で見たピッコロ大魔王(4号)に変身して姿を現し、客を驚かす。その後、ヤムチャは客を連れて逃げ出す。そしてここからやや離れた場所で「ここまで逃げればもう安全です」と客を落ち着かせ、ピッコロ大魔王避けのお守りを売りつけ、その間に変身を解いたプーアルが合流する。そういう商売だったらしい。

 

「それで、ピッコロ大魔王本人ではなく、『霊』だったのは何故じゃ?」

「いえ、本人が復活したと本当に思った客が桃白白を呼んで、万が一来たら大変な事になるなと思って……」

「それで、封印から霊だけが抜け出てきただけだから、お守りを身に付けていれば大丈夫です、って説明するつもりでした」

 

「なるほどのー。だが、お前さん達もこれに懲りてピッコロ大魔王で商売するのは止めるのじゃぞ。饅頭とクッキーはなかなか美味かったが」

 なお、ピッコロ大魔王の手下の魔族の化石は、適当に拾った恐竜の化石を使った偽物だ。

 騙された形になる亀仙人だが、別に怒ってはいなかった。胡散臭い観光業者は何処にでもいるし、その中ではヤムチャとプーアルは比較的善良な方だったからだ。……何より、二人に払った金が亀仙人にとってあぶく銭に近かったことが大きいだろう。

 

「は、はい! 心を入れ替えます! ……ところで、先ほどの動き、ただ者ではありませんでした。お客様のお名前は?」

「ありゃ? 名乗っておらんかったか? 儂は亀仙人という者じゃ」

 

「亀仙人……まさか、あの武天老師様!?」

「凄い人なんですか、ヤムチャ様?」

「知らんのか、プーアル。武術の神様と呼ばれ、あの超人バトル大会と一部では呼ばれている天下一武道会にも出場した達人。生きる伝説だぞ!」

 

 様々な武道家に関する情報を知っているヤムチャだが、約三年前に出場した亀仙人の外見をあまり覚えていなかったのか、名前を聞くまで亀仙人の正体に気が付かなかったようだ。

 亀仙人の格好が普段のアロハシャツや拳法着に亀の甲羅を背負ったスタイルではなく、旅装姿に亀の甲羅と荷物を背負った姿だったせいかもしれない。

 

「いかにも、武天老師とも呼ばれておるが――」

「武天老師様、俺を弟子にしてください!」

「ふーむ、やっぱりこうなったか」

 ヤムチャが自分の事を様付けで呼び出した時から、弟子入りを願われる予感がしていた。そして、それを自分が悪くないと考えている事に、亀仙人は気が付いていた。

 

 元々弟子を探して旅をしていた最中であったし、このヤムチャという少年には才能を感じる。こうして出会ったのも、何かの縁だろう。

「ヤムチャよ、儂の修行はきついぞ。それこそ、GCGの入隊試験よりもきついと評判じゃ」

 もともとGCGの入隊試験が、亀仙人が弟子に課す修行をマイルドにしたものなので当然だが。

 

「それでも儂に弟子入りするか?」

「はい、よろしくお願いします!」

「良かろう。では、試練をクリアしたらお主を弟子に取ろう」

「ほ、本当ですか!? どんな試練でもやり遂げて見せます!」

 

「それは……ピチピチギャルを連れて来ることじゃ」

 しかし、亀仙人はスケベである事に対してブレなかった。

「ピ、ピチピチギャル……!?」

 そして、まだ女を前にしてしまうと固まって動けなくなるあがり症が治っていないヤムチャにとって、その試練は致命的だった。

 

(そ、そんなっ! 女の子が苦手なヤムチャ様に、女の子を連れてこいだなんて試練を出すなんて、なんて厳しい……そうだっ! ボクなら!)

「ヤムチャ様、任せてください! ピチピチギャルに、変化!」

 音と煙が収まると、プーアルは見事にピチピチギャルに変身していた。腰まで伸ばしたサラサラの髪に、雪のように白い肌、宝石のような瞳、そして何故かバニーガール姿。プーアルは自分が思い描く、「ピチピチギャル」に見事変身して見せた。

 

「プーアルっ!? 凄いっ、凄いぞ、プーアル! 変化したプーアルだと知らなかったら、固まって動けなくなるところだ!」

「凄いでしょう、ヤムチャ様! どうです、武天老師様!?」

 これで試練はクリアだと、沸き立つヤムチャとプーアル。その二人に……正確には変身したプーアルを見つめたまま亀仙人は口を開いた。

 

「良え……良ええのーっ! 辛抱堪らん!」

 そして、そのまま亀仙人は天高く飛び上がると、プーアルにむかって飛び掛かった。

「へっ? うわ~っ!? ヤムチャ様ーっ!?」

「む、武天老師様、落ち着いてください!」

 

「ちょっとじゃっ、ちょっとだけじゃから~っ!」

「何がちょっとだけなんですか!? やめてください~っ!」

「プーアル! 変化だっ、変化を解くんだ!」

 

 興奮のあまりプーアルへお触りしようとする亀仙人に、まさかこうなるとは思っておらず悲鳴をあげて逃げようとするプーアル、亀仙人を止めようとするがしがみつくだけで精いっぱいなヤムチャ。

 ここでヤムチャが亀仙人に振り払われて風に舞う木の葉のように吹っ飛ばされないのは、彼が無意識のうちに加減しているからだ。

 

 その後、見事試練をクリアしたヤムチャは原作開始約二年前に亀仙人の弟子になったのだった。

 

 

 

 

 

 

 その頃、レッドリボン軍では日夜世界征服のための軍事訓練や研究開発が行われていた。

 スポンサーのギョーサン・マネーが金で雇った元GCG隊員を教官として迎え、将兵の訓練を行って身体能力の強化を行い、更にドクターフラッペが新たな兵器の開発によって、その軍事力は日々増強されている。

 

(……本格的に王立国防軍より強くなっているのじゃが、何故じゃろう?)

 そのドクターフラッペに変装しているゲロ(分身)は内心そう首をかしげていた。ギョーサン・マネーが寄越した教官達は、実は入隊試験を突破できずにドロップアウトした者ばかりで、本人達の実力はもちろん指導力も王立国防軍に派遣されているチューボの方が上だ。

 

 それなのに、レッドリボン軍の兵士達の方が王立国防軍の兵士達の方より伸びは良い。

(やはり、訓練を受ける側の素質と本人達のやる気の差か)

 王立国防軍とレッドリボン軍では、どちらの兵士がより素質があるかと言えば、レッドリボン軍だ。地球国が統一国家であるためどこか呑気で官僚的な王立国防軍に比べて、レッドリボン軍は実際には傭兵団だ。

 

 戦う機会は多く、訓練は過酷。そして、レッド総帥以下将校は部下を簡単に粛清しないため、結果的に経験豊富な兵士が育ち、兵士が優秀だから簡単に粛清できないという好循環(?)が生まれている。

 さらに、王立国防軍の軍人は正しく軍隊だ。出世には個人の力量だけではなく、軍歴やコネも関係している。対して、レッドリボン軍は指揮官としては人格に多少問題があっても実力さえあれば、出世する事が可能だ。

 

 そしてGCGの訓練は過酷だ。だから、より強い兵士はより過酷な訓練に耐える事が出来、訓練の成果をより高く出せる。

 そのため、武道家や軍人を含めた地球人の平均戦闘力5を超え、6や7に至る兵士たちが増えるようになった。

 

「それでは試射を開始する! シルバー大佐、新装備を装着せよ!」

「はっ!」

 赤毛を逆立てた逞しい体つきの若い男、シルバー大佐はレッド総帥の号令に従って新装備……右腕に小手と銃が一体化しているような形状の光線銃を装着した。

 

「構え! ……撃て!」

 レッド総帥が号令を下した瞬間、シルバー大佐が構えた光線銃の銃口から輝く光線が放たれ、目標の旧型戦車に命中。爆発と共に破壊した。

 

「おおっ! 光線が……光線が撃てたぞ!」

「凄い威力だ!」

 沸き立つレッドリボン軍の兵士達に、光線銃を手に「これはいい」と笑みを浮かべるシルバー大佐。

 

「実験は成功ですね、ドクターフラッペ。我がレッドリボン軍は、世界征服へまた一歩近づいた」

「まずまずだっぺな」

 そう感嘆するブラック補佐に、試射のデータを確認しながら答えた。

 

 この光線銃は、フリーザ軍が気功波を撃つことができない下級兵士に支給している装備を参考にしたものだ。……実物は見た事がないので、参考にしたのは見た目とアイディアだけだが。

 設定によっては「使用者の気を増幅してビームにする」とか「スカウターと連動して、敵に合わせた威力のビームを出す」とか、「飛行を補助する」らしい。だが、それらのメカニズムが不明だったのと、そのシステムを採用した場合ブルー将軍が使ったら威力が高くなりすぎると推測される事から、充電したエネルギーを放出する普通の光線銃となった。

 

 威力は戦車砲と同程度……つまり、原作2巻ぐらいの悟空が放つかめはめ波の数段上程度の威力の気功波と同じくらいだ。

 先ほどの試射での戦車の破壊も、冷静に考えれば見た目が派手なだけで戦車砲と同じ事が出来るだけだと分かるだろう。戦車が戦車を破壊出来るのは、当たり前だからな。

 

 もちろん、歩兵が戦車と同じ破壊力を持つ意味は大きいが……GCGの正規隊員なら、この程度の光線なら直撃しても軽傷で済む。戦闘ジャケットの劣化版であるボディアーマーを着ている事だし。

 

 まあ、機械式なので気の感知で気が付く事が出来ないから、最初は驚くかもしれないが。……なお、開発した光線銃には設計段階で発信機を紛れ込ませており、儂や4号には位置や使用状況を把握できるよう仕掛けを施している。

 

「レッド総帥、ブラック補佐、水を差して申し訳ありませんが、それほどの兵器ではないかと」

 発信機以外の事に気が付いたのか、試射に同席していたブルー将軍が異を唱えた。

「お、おい、ブルー。いきなり何を言って――」

「確かに光線銃は画期的な兵器ですわ。しかし、それを使ってやっとGCGの平隊員と同じ事が出来るようになったというだけ」

 

 止めようとしたホワイト将軍を無視して、ブルー将軍はそう続けながら儂の前に立った。

「世界征服という大きな目標を掲げる我が軍にとっては、見た目が派手なだけで、画期的とまでは言えないのでは?」

 そして、そう言って儂を睨みつける。彼は最近(とはいえ一年以上過ぎているが)総帥に取り入ってきたフラッペの事を警戒しており、なおかつ個人的にも気に入らないのだろう。レッドリボン軍内で自分の地位を脅かすかもしれないとでも、思っているのかもしれん。

 

「さすがはブルー将軍だっぺ。そのとおり、この光線銃はまだまだ試作段階に過ぎないっぺ」

 自ら明かすつもりはなかったが、見抜かれているなら無理に否定してボロをだすよりはマシだと、儂はブルー将軍の主張を認める事にした。

 

 実際、この光線銃を開発した理由はレッドリボン軍の戦力向上を防ぐためだ。

 この光線銃があるから、将兵が気功波を習得する必要はない。そう思わせて、元GCG(入隊志願者)の教官達が課す訓練への関心を薄れさせるのが狙いだった。

 

「時にシルバー大佐、試作品の使い心地はどうだったっぺか? 熱や反動に問題は?」

 儂が素直に認めるとは思っていなかったのか、予想が外れて続く言葉を口にするタイミングを逃したブルー将軍。その隙を突くように、シルバー大佐に問いかける。

 

「ああ、熱は問題なかった。だが、反動は部下には辛いかもしれん。俺なら問題ないが」

 すると、儂の予想通りの答えが返ってきた。光線銃の反動は、レッドリボン軍の一般の兵士が耐えるのはやや難しい程度に調整しておいたのだ。……本来なら後ろに吹っ飛ぶぐらいの反動が発生するので、儂が調整に手を抜いていると気づくのは、同じ科学者でも一握りの優秀な者だけだろう。

 

「そうだっぺか。レッド総帥、残念ながら兵士全員に光線銃を持たせるのはまだ不可能なようだっぺ。二人一組で撃つか、車両やヘリ、そして設計中のパワードスーツに搭載する方向で開発を進めるっぺ」

「う、うむ。頼んだぞ、フラッペ」

 粛々と兵器開発を進めているように装いつつ、実際には軍事力がGCGを超えないように調整する。この状態を維持するのは長期的には難しいが、後数年程度ならボロを出さずにやり遂げられるだろう。

 

「……そう言えば、人造人間はどうしたのかしら?」

 このように、突然話を振られても儂が対応できればだが。

「あまり進んでいないっぺ。本業よりも趣味を優先する訳にはいかないので、仕方のない事だっぺ。……改造手術に興味でもあるっぺか?」

 

「ホーッホッホッホ! ちょっと気になったから聞いただけよ。それに、レッドリボン軍最強の戦士であるこの私が死ぬことなんてありえないから、ドクターが私を改造する機会は永遠に来ないでしょうしね!」

 ブルー将軍はそう高笑いをしながら持ち場に戻っていった。どうやら、探りを入れてきただけだったらしい。

 

 シルバー大佐も光線銃を外し、兵士達が試射会場の片づけを始める。儂も光線銃や計測機器をロボットに回収させ、研究室に戻ろうとした。

「ドクターフラッペ、ブルーの奴がすまんな。奴は優秀な男だが、プライドが高いのが珠に瑕でな」

 何故かレッド総帥が一人で儂に話しかけてきた。ブラック補佐を「先に行っていろ」と指示して人払いまでして。

 

「お気遣い痛み入るっぺ。しかし、信用は実績で勝ち取るものだっぺ。まだ潜水艦ぐらいしか開発していない私がブルー将軍に信用されないのは道理だっぺ」

 儂がそう答えると、レッド総帥は「潜水艦ぐらい、か」と何か言いたげな表情を見せたが、すぐに作り笑顔を浮かべると小声で尋ねてきた。

 

「そうか、それは何よりだ。それで、ドクター、つかぬ事を尋ねるが……身長を伸ばす薬とか、そう言ったものは開発出来るか?」

 レッド総帥にそう打診された儂は、思わず言葉を失った。何故ここでそれを、しかも儂に尋ねるのかと。

 

 背を伸ばすのは、幼少より「チビのレッド」と馬鹿にされていたレッド総帥の個人的な悲願であり、彼がレッドリボン軍の総力をあげてドラゴンボールを集め出した理由でもある。それを知られてブラック補佐に見限られて殺されてしまったのだが……何故それを今、儂に?

 

 いや、レッド総帥はまだドラゴンボールの存在を知らない。もしくは、知っていてもただのおとぎ話だと思っているはずだ。そのため現実的な手段として死体を人造人間にして蘇らせようとし、光線銃を開発するような天才科学者に自身の身体的コンプレックスを解決できないかと相談する気になったのだろう。

 

「どうなのだ? 出来るのか、出来ないのか!?」

 黙り込んだ儂に、レッド総帥が小声で怒鳴る。これは「出来ない」と答えたら、秘密を守るために暗殺される可能性もあるな……いや、儂は分身だから万が一消されても儂本体には影響はない。しかし、ここでレッドリボン軍の潜入が終わるのは、面白くない。

 

「……総帥の体を詳しく診断しない事には確かな事は言えないっぺが、いくつか手段はあるっぺ」

「本当か!?」

「本当だっぺ。体をロボットに改造する――」

「却下だ! それ以外の方法はないのか? 儂自身の背を、特に脚を伸ばすようなのは!」

「だったら、まずは投薬治療を試すっぺ」

 

 儂の前世が生きていた地球では様々な理由で成長が止まってしまった人の一部に、成長ホルモン等を投与して身長を伸ばす方法があった。

 診察しない事には確かな事は言えないが、レッド総帥の背はかなり低いので、その方法が試せるだろう。

 

 もっとも、この方法が有効なのは「何らかの原因で背の成長が止まってしまった人」なので、ただ他の人より背があまり伸びなかった人には効果はあまりないし、レッド総帥が望むような脚の長いハンサムな体形にまでは成れないと思うが。

 

「おおっ! 良しっ、やってくれ! ただし、部下には秘密だぞ!」

「……では、健康診断という事にしておくっぺ」

 

 もしこれでレッド将軍の背が満足できる程伸びて、将来彼がドラゴンボール探しをやろうとしなくなったら……物理的に説得して王立国防軍に加わる形で平和的に合併してもらうとするか。

 

 

 

 

 

 

 ロボットが操縦するグルメス国軍の輸送ヘリの中は、ヘリのローターが回転する音と男達のうめき声で満ちていた。

「だからあたしは止めろって言ったじゃないか。金で解決できるなら、金を払えばいいって」

 うめき声をあげる男達の中でも、特に大柄な大男にそう言うのは、栗色の髪をしてカーキ色の軍服を着た美女だ。

 

「ぐう……パスタ、お前も最初は占いに大金を払うのは勿体ないって言ってたじゃねえか」

「ボンゴ、いつの話をしてるのさ」

「確か、もう一年か二年前になりやすね」

「オレガノ! お前は黙って部下共の手当てでもしてろ!」

「……へいへい」

 

 美女の名はパスタ、大男の名はボンゴ、そしてボロボロになった彼らの手当てをしているオレンジ色の髪をした男はオレガノ。そして、うめき声を上げ続けているボロボロのボンゴの部下四名。

 彼らがグルメス王から受けた任務を果たすため、占い婆の戦士達に挑戦した戦士達だった。そして、占い婆の予想通りミイラ君にコテンパンにやられて負けて帰る途中である。

 

 パスタとボンゴは元々グルメス王国の出身ではない。グルメス王国で世界一の宝石と名高いリッチストンが取れると聞きつけてやって来た悪党で、二人はグルメス王に取り入って長閑な田舎の小国だったグルメス王国をリッチストン採掘のための鉱山にした。

 そしてグルメス王国軍の指揮権をグルメス王から手に入れた二人は、更に王を美食に夢中にさせ、贅沢三昧の生活をさせてリッチストンの採掘を進めるように唆した。

 

 ……その過程でモンスター型の地球人だったグルメス王が、本物の怪物っぽく変化してしまったのは計算外だったが。

 そのグルメス王から出される任務……旨い物探しのために、二人は占い婆の占いを利用しようとした。その際、グルメス王からは金はいくら使っても構わないと言われていたが、パスタは「節約した分の金を自分達の懐に収めたい」から、ボンゴはそれに加えて自分の腕を試したいという理由もあり、金を払わず試合に挑戦する事にした。

 

 参加者はパスタとボンゴ、そして部下の中でも使える奴だと見込んで重用しているオレガノと、それ以外に適当に選んだ二人。五人はドラキュラマンと透明人間のスケさんを倒すことに成功しミイラ君相手まで勝ち進んだが、そこで敗退した。

 

 それでパスタは懲りたが、元々力自慢で用心棒的な役割のボンゴは相当プライドが傷ついたらしく、任務で占い婆の占いが必要になると時々金ではなく試合に挑戦するようになっていた。

 

 金を使って強くなれると噂のGCGの隊員だったという男を軍の教官に雇い、部下も含めて訓練を受け、格段に実力を高めた。そして、部下の中から強い順に四人集めてボンゴ四天王を名乗らせ、チームを結成。そして今回も挑んだが……ミイラ君がボンゴたち以上に強くなっているため今回も負けたのだ。

 

「こ、今回は良いところまで行ったんだ! それにパスタとオレガノ、お前達が試合に加わっていれば……!」

「あたしとオレガノも今頃ボロボロにされてたよ。悪いけど、勝ち目があるならともかく、勝ち目がないのに付き合う気はないね」

 

「そう言うこった。旦那も、そろそろ本業に腰を入れたらどうです?」

 相棒と腹心の部下からかわるがわる言われ、ボンゴも本来の目的……金儲けから外れていると自覚しているため強く出られないのか、苦い顔をして黙り込んだ。

 

「じゃあ、一旦戻ってボンゴ達の治療が済んだら、金を用意して出直すよ」

「……世界一腕の良いシェフの居場所ね。姉さん、もっと王様に食わせるものを抑える事は出来なかったんですかい? 今日は世界で千番目に上手い飯、明日は九百九十九番目に上手い飯、っていう風に」

 

「オレガノ、無茶を言うんじゃないよ。贅沢な食生活に染まり切った王様が、過去に食べた事がある物より美味い物じゃないと喉が通らない体質に変化するなんて、それこそ占い師でもなきゃ分かるもんか」

 金儲けのためにも、グルメス王が出す任務を達成しようとするパスタ達。

 

 彼らがグルメス国王を暗殺するか、そこまで過激な手段を控えたとしても監禁してグルメス国そのものを牛耳ろうとしないのは……この地球国で自治を許されているのはグルメス王家であるため。そしてグルメス王のモンスター化がかなり進んでいるため、いざ暗殺や監禁に及ぼうとしたら予想を超えて急速な変身(城より巨大化してしまうとか)をして、収拾不可能な事態になる事を恐れての事だ。

 

 後、悪事が露見した時にグルメス王が居れば「自分達は命令に従っていただけだ」と言い訳できるという理由もある。

 

「しかし、その内食べられる物がなくなるんじゃないですかね、あの王様?」

「そこまでは知らん。俺達は王の言う通りシェフだろうと板前だろうと探して連れて行き、稼げるだけ稼げばそれでいい」

 

 

 

 

 

 

 ナメック星での修行は順調に進み、さらに儂はドラゴンボールに関する実験を行う事を許された。

 それは願いを叶えた際に発生するマイナスエネルギーを測定する事、そして精神と時の部屋にドラゴンボールを置く事で邪気を通常よりも早く浄化する事が可能か検証する実験だ。

 

 実験のために叶えた願いは、「精神と時の部屋内に入っている間、部屋の利用者の老化を止めてほしい」というものだった。

 一日で一年分の時間を過ごすことができる「精神と時の部屋」だが、そのデメリットの一つが一日で一年分歳を取ってしまう事だ。

 

 それは部屋の改装(改造)を行ってくれた地球の神様でも、解決するのは不可能だった。そのため、この機会にナメック星の神龍に願う事にしたのだ。もちろん、地球の神様には事前に相談し了解を得ている。

 結果、願いは叶えられ精神と時の部屋の利用者は部屋にいる間は歳をとらずに修行を行う事が出来るようになった。そして飛び散る前に石になったドラゴンボールを回収し、さっそく精神と時の部屋に間違えて再び神龍を呼び出さないようある程度距離を置いて安置した。

 

 その後、石から戻ったドラゴンボールを調査して願いをかなえる前のデータと比較し、マイナスエネルギーらしきものを確認。日々計測して精神と時の部屋に置いた状態でも、マイナスエネルギーが減っている事を確認した。

 

 そして冬に差し迫った頃、俳優としては凡庸なこの天才科学者ドクターゲロは、占い婆の宮殿に来ていた。

 『帰ってきた桃白白、逆襲のメカピッコロ大魔王』の撮影は順調に終わり、現在は編集作業が行われている頃だ。無事に進めば、来春までには公開できるだろう。

 

 そんな儂等が何故占い婆の宮殿に来ているのかと言うと……彼女のヤードラット星での修行の成果を見るためだ。

 

「別に成果を試す必要はないと思うが、スカウターの代金等、お主には色々借りが溜まっておる。そろそろ返しておきたいと思ってな」

 死者を現世に戻せるという、全宇宙から見ても珍しい占い婆の力は、幸いヤードラット星での修行で大きくパワーアップした。

 

 以前は死者を現世に戻せるのは一度、最長一日だけだった。しかし、修行を納めた彼女は滞在時間こそ最大一日と変わらないが、死者を一年に一度なら何度でも現世に戻せるようになった。

 例えば、ベジータ王を現世に戻し、地獄に帰ってから三百六十五日後に再びベジータ王を現世に呼べる事になる。

 

 つまり、儂と彼女は一度しかない機会を温存する必要がなくなったのだ。

 

「こうして直接顔を見るのは、もう何十年ぶりでしょう? 随分老け……いえ、髪の量以外はあまり変わっていませんね、ゲロ」

 所々跳ねている栗色の髪を背中まで伸ばしたロングヘアの、眼鏡をかけた女性がそう言う。

 

「ああ、君が死んでからもうすぐ三十年が過ぎるが、儂は君が言う通り老け顔だったからな、アルマ」

 そう、病死した儂の妻、アルマを占い婆は天国から連れて来てくれたのだ。手紙やビデオレター、そして儂から一方通行でだがお供え物によって連絡を取られるようになっていたとはいえ、こうして再会を果たす事が出来たことに感慨もひとしおだ。

 

「それと……地獄でせがまれたから、お主のファンも連れてきたんじゃが……」

「あなたがドクターゲロ殿ですか!」

「ベジータ王からお噂は伺っております!」

「お目に描かれて光栄です、宰相閣下!」

 

 占い婆の背後から、ぞろぞろと瞳を輝かせた三人のサイヤ人達が現れた。彼らは白衣と戦闘服を混ぜたような格好をしており、その挙動から戦闘を生業にしている者ではない事が見て取れる。

「失礼だが君達は……?」

「ベジータ王に仕える科学者のモロコと申します。こちらはシトウ、そしてアシスタントのニオンです」

 顎髭を生やした三人の中で最も年配に見えるサイヤ人が、三人を代表して自己紹介をする。

 

 どうやら、儂の供え物を見て儂に興味を持ってくれたようだが、せっかくの夫婦の再会だ。遠慮してもらう……という事にはならなかった。

「まあ、そうなの!? 私もサイヤ人の方と話してみたいと思っていたの! だって天国では見かけなかったから。いいかしら?」

「もちろんいいとも。では、儂の研究所へ案内しよう」

 何故なら、忘れていたが儂等夫婦は変わり者だったからだ。

 

「まあ、お主らが良いなら別に構わんが」

 そして、儂等夫婦とサイヤ人の科学者達は占い婆の宮殿から瞬間移動で移動したのだった。




〇ヤムチャ

 GCGが治安を良くし過ぎた結果、通りがかった旅人から金品を巻き上げると捕まる可能性が高かったため、「荒野のハイエナ」ではなく、「荒野のツアーガイド」になってしまっていたヤムチャ(十五歳)
 プーアルと共に、ツアーガイド兼ボディーガードとして、数カ月だがそれなりに利益を上げていた。

 料金設定は高めだし、弁当や飲み物は町で買う場合の三倍だが、砂漠で販売している事を考えるとそこまで暴利ではない。

 戦闘力は7で原作登場時と同じ。原作登場時の二年前だが、独自に修行していただけで、そう大きく戦闘力が上下するほどではなかったと思われるため。



〇プーアル

 ヤムチャを尊敬する猫っぽい妖怪。ヤムチャを亀仙人の弟子にするために、超よりもだいぶ早くピチピチギャルに変身した。
 なお、変身後の姿は超の時と同じとする。



〇シルバー大佐

 赤い髪を逆立てたレッドリボン軍の大佐。部下の兵士からシルバーさんと呼ばれ慕われており、おそらく個人的な能力より指揮能力で出世したと思われる。
 ただドラゴンボール世界でなければ十分超人的と評されるべき身体能力の持ち主で、原作アニメでは、過去にボクシングで瞬く間に何人もの相手を倒した事があると設定が追加されている。

 また、アニメではドラゴンボールを探す任務中、商人が差し出した偽物を直ぐに見抜く等の活躍を見せた。……商人が差し出した偽ドラゴンボールは、本物の地球のドラゴンボールより大きく、地面に落ちただけで割れる等ガラス玉っぽいお粗末な偽物だったので、レッドリボン軍が既に確保していた本物のドラゴンボールを知っていただけかもしれないが。

 ただ、ドラゴンボール世界では常人の枠を超えるほどの強さはなく、遭遇した悟空からドラゴンボールを巻き上げようとして一撃で倒されている。
 原作での戦闘力は7から8ぐらいではないだろうか?

 この作品での彼は、自称元GCG隊員の教官が課すトレーニングによって若干強く(戦闘力で10ぐらい)になっている。また、フラッペに対しては個人的に信頼していないが、組織に属する者として信用はしている、という態度。……光線銃を開発した事で、若干評価が上昇した。



〇ホワイト将軍

 前回に名前が出た時から出世して、原作通り将軍まで上がったようだ。


〇ブルー将軍

 原作と同じく超人的な身体能力に加えて、強力な超能力を操る二十代の美形のオネェ。ゲロに体を素体的な意味で狙われている。

 レッドリボン軍が貧乏だった時代の影響で人材を大事にする雰囲気があるため、原作とは違って部下が鼻クソをほじったり、魚雷を繰り返し外したりした程度で部下を粛正しない。冷酷ではあるが原作と比較すると真人間に近い性格の持ち主になっている。

 桃白白が殺し屋をしておらず、殺し屋が頼りにならないため、レッドリボン軍の切り札として原作以上に頼りにされており、そのため最近軍に加わったドクターフラッペが気に食わないようだ。



〇光線銃

 フリーザ軍で気功波を撃つことができない下級兵士用に作られているビーム銃を参考にフラッペ(ゲロ)が制作した兵器。現物は手に入れていないので、本当に参考にしただけ。

 劇場版『復活のF』でソルベが装備していた指輪型光線銃や、『ブロリー』でチライが持っていた光線銃でもなく、ナメック星編で悟飯とクリリンとブルマが最初に遭遇したフリーザ軍の兵士のうち片方が腕に装着していた光線銃がモデル。

 威力は戦車砲と同じくらいで、戦闘力に換算すると50から60ぐらいの戦士が放つ気功波と同じくらい。連射は出来ず、一度打つと十秒ほどのリチャージ時間が必要で、反動もあり平均的な地球人が一人で使うと、打った瞬間後ろに吹っ飛ばされる。また、動力源はバッテリー式で十発撃つと充電かバッテリーの交換が必要。

 歩兵一人が持ち歩けるサイズと重さで、戦車砲並みの威力で十回打てる兵器であるため、普通なら革命的な発明。だが、今では平隊員でもどどん波を撃つことができるGCG隊員が存在するため、ブルー将軍が言ったように「それほど大した兵器ではない」程度。

 実際、フラッペ(ゲロ)がこの光線銃を開発したのはレッドリボン軍の将兵が自力で気功波を習得しようとするのを防ぐためだった。



 wtt様、黒帽子様、路徳様、おきゃく様、 Paradisaea様、snodra様、変わり者様、あんころ(餅)様、汁ダーク様、nicom@n@様、gsころりん様、誤字報告ありがとうございます。早速修正しました。
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