ドクターゲロに転生したので妻を最強の人造人間にする   作:デンスケ(土気色堂)

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39話 一日だけ復活のアルマと、主演四作目

「こ、これがフリーザ――」

「チュ? チュチュ(これ? 随分な態度ですね?)」

「し、失礼しました! 私はモロコと申します!」

「チ、チュウ(フン、まあいいでしょう)」

 

「私はゲロの妻のアルマというの。少しあなた達の体を見せてもらっていいかしら?」

「チュチュ? チュ、チュー(ドクターの? なら、いいでしょう)」

 秘密研究所がある別荘に儂の瞬間移動で来たアルマとモロコ達は、興味津々な様子でフリーザマウスを囲んでいる。

 

 秘密研究所がある、表向きは儂の別荘という事になっている島は現在、フリーザマウスと草食恐竜の楽園となっている。

 長寿であるフリーザ一族の細胞に加えて、ナメック星人の細胞も移植されているフリーザマウスの寿命は長く、それに応じて繁殖力も低いので数は数匹しか増えていないが、島にある湧水を中心に集落を形成し、げっ歯類とは思えない程堂々と暮らしている。

 

「人工生命体の不自然さが殆どない。見事な合成だ」

「チュチュ!(あなた、もっと丁寧に扱いなさい!)」

「申し訳ありません!」

 なお、フリーザマウス達とのコミュニケーションは、スカウターの翻訳機能を利用して行っている。儂のようにテレパシーが使える者は、それで会話する事も可能だ。……なお、実は天津飯もテレパシーを使う事が出来る。

 

 そしてモロコ達がフリーザマウスに低姿勢なのは、言動がフリーザを連想させられるからだろう。彼らは元々非戦闘タイプのサイヤ人だから気もあまり強くないだろうし。

 

「あー、すまんがそろそろ良いかね? 予定が押しているのだよ」

「そうね。ありがとう、フリーザマウスさん」

「チュー(忙しない人達ですね)」

 

 そして別荘の地下にある秘密研究所で、後は目覚めるだけの状態のランファンや、他の人造人間のデータ等を検証する。

「この永久エネルギー炉……予想通り直接説明を受けてもどうなっているのか理解が進まん」

「ツフル人でもこんなものを作れたかどうか……奴らは奴らで訳が分からん程凄かったが、宰相殿はツフル人とは別の方向で訳が分からん程凄い」

 

 モロコとシトウは、やはり永久エネルギー炉が気になるようだ。もっとも、二人は説明しても理解できない様子だったが。

 

「お二人とも、それよりも細胞の強化措置を……特に他の種族の細胞を融合させる技術が素晴らしいとしか……すみません、地球人を改造するところを最初から見せてもらえませんか!?」

「人造人間7号までの記録を資料として映像に残してあるので、それをコピーすると良いじゃろう。何か、気が付いた事があったらレポートに纏めて、一年後にでも提出してくれ」

「はいっ! ありがとうございます、宰相閣下!」

 ニオンは細胞の強化や融合に興味があるようで、熱心に話を聞いてくれる。彼女は、コリー博士と気が合うかもしれんな。

 

「ゲロ、ランファンさんの永久エネルギー炉だけど、もっとサイズを大きくしてみたらどうかしら? 内臓をもっと大胆に削って」

「ふむ……確かに炉の大きさを大きくすれば出力は上がるが、強度に問題が……」

「それはここに本人の細胞を培養して骨や筋肉で補強すれば……天国で話を聞いてもらった、あなたの祖父のドクターハキケのアイディアなんだけど」

 

「ほほぅ、興味深い……天国に儂の祖父がいた事も驚きだが」

「でしょう? あなたが改造すれば、肺は片方だけでも十分機能を果たせると思うの」

「いや、呼吸は気の制御技術にとって重要な要素だ。機能的に問題ないからと削るのは躊躇われる」

「う~ん、そうね、気の事は流石に分からないからあなたの意見を尊重するわ。じゃあ、削るのは脾臓でどうかしら?」

 

「あと、腎臓も片方ならいけるだろう。各臓器の性能を向上、強化して場所を寄せて……」

「こうするのはどうかしら? ブライズ博士って人の意見なんだけど――」

「ほほう、ブリーフの先祖も良いアイディアを提供してくれたな。では、腎臓を片方切除するのではなく、両方とも半分の大きさにし、機能を倍にする方向で考えよう。まずはシミュレーションし、それで問題なければランファンを再改造するとしよう」

 

 既に生命活動を行っているギネとサンにここまで大きな改造手術を行う場合は、もう一度死んでもらうかそれに近い処置を行った後改造しなければならないが、幸いランファンの体はまだ生命活動を再開しておらず、改造しただけの遺体という状態だ。そのため、再改造しても完成時期が遅れるだけで済む。

 ……ランファン本人はそこまで望まないかもしれんが、まあ大丈夫だろう。宇宙人の細胞を移植するのに比べれば、内臓の位置や数や性能や強度が変わるくらい些細な事だ。

 

「あと、豊胸手術に関してだけど、あなたの技術ならもっといい形にできたはずだと思うけど?」

「いや、それは買いかぶり過ぎじゃよ、アルマ。そうだ、せっかくだから同じ女性として君とニオン君の意見を聞きたい」

「ゲロ、それは間違いだわ。こういう時こそ男性の意見が必要よ。どんなバストが魅力的か、異性の方が良い意見を言えるはずよ」

 

「口を挟んで申し訳ありませんが、再改造で時間がかかるのですから、本人に意見を尋ねてみてはどうでしょうか?」

「下着をつけた場合などのイメージ画像を作成すれば、目安になるのではないかと愚考します」

 モロコ博士とシトウ博士は、やや焦った様子でそう提案をした。おそらく、アルマとニオン君の前で自分が魅力的だと思うバストについて語るのが嫌だったのだろう。

 

 そして、イメージ画像をアルマが天国へ持ち帰ってランファンに見せて選んでもらい、結果を占い婆に聞いて来てもらう事になった。

 

「マロンさんの永久脱毛も終わっているの?」

「うむ。細胞の強化と融合処置の前にしないと、毛根が再生してしまう恐れがあるからな」

 ナメック星人の再生力は強力じゃからな。ランチからは美容整形の要望は受けていないので、今は何もせず保存しているだけの状態だ。

 

 ただ、モロコからセリパ達バーダックチームがランチを鍛えていると聞かされて驚いた。彼女は天国にいるマロンやランファンと違って、地獄で刑罰を受けるために仮初の肉体を与えられているのでトレーニングも可能だが……何故そうなったのだろう?

 バーダックチームが何かの気まぐれを起こしたか、自分達だけでトレーニングをするのに飽きたのか、儂が思っていたより彼女達の面倒見が良かったのか。その全てかもしれんな。

 

 そうなった理由はともかく、成果はしっかり出ているようでランチの戦闘力は既に百を超えているらしい。

 

「じゃあ、機械ベースの8号だけど――」

「機械ベースなら、儂等も力になれますぞ! ……背中に内蔵したバーニア等の推進器系でなら」

「実は、私、生前は宇宙船の自己修復機能を研究していまして、参考にならないでしょうか」

 等々、8号の設計に関しても得るところが大きかった。

 

 気が付くと時間は昼をとっくに過ぎており、儂等は本社に移動して早めの夕食を取る事にした。

 

「あなたがホイポイカプセルを発明したブリーフ博士ですね!」

「いや~、そんな大した者では……」

「そんな事ありません! 宰相閣下もそうですが、あなたは宇宙でも有数の頭脳の持ち主です!」

「いやぁ、そう言ってもらえると光栄ですな」

 

 その夕食の席でブリーフ達を紹介したら、ブリーフがニオン君にベタ誉めされてデレデレしていた。これにはパンチー夫人もご機嫌斜め……になる事はなかった。

「写真で見るよりアルマちゃんって美人ねー。どこで出会ったの? 付き合うようになった馴れ初めは?」

「儂が大学の臨時講師をしていた時に、受け持った講義の受講生の中に彼女がいた。最初は講義で彼女の質問に答えるだけの講師と学生の枠内に収まる関係だったが、いつの間にか彼女が儂の研究室に出入りするようになったのだ」

 

 旦那の事は眼中に無い様子で、儂等夫婦の馴れ初めについて聞いていたからだ。

 

 一方、アルマは子供達に夢中だった。

「死んでいる間に子沢山になるなんて思わなかったわ~。子供が出来る前に死んじゃったから」

「そんな明るく話す事じゃないだろ」

「そうかもしれないけど、もう二十年……もうすぐ三十年前の事だもの。いちいち暗くなっていられないわ」

「前向きだなぁ。あんた、本当に死人なのか?」

 

「もちろんっ! 輪っかが頭の上に浮かんでるでしょう?」

 おおよそ死人らしくない快活な様子のアルマに、ラズリとラピスは戸惑い気味だ。二人は約三年前に占い婆の宮殿で戦ったバーダックチームやベジータ王を映像でしか目にしていないので、なおさらそう感じるのだろう。

 

 死んだ儂の妻が一日だけ帰ってくる。そう聞いた儂の子供達の反応は……双子以外落ち着いていた。

「そういや、母ちゃんの友達の頭の上にも浮かんでたな。ソレ、サワッテイイデスカ?」

 まあ、こっちは悟空でターレスではないが。

 

「悟空、なんで急に片言になってんだ? 緊張するような柄じゃねぇだろうに」

「母ちゃんと爺ちゃんが、母ちゃん以外の大人の女に触りたいときは、こうやって聞けって。でないと飯抜きにされちまうんだ」

「……随分極端な教育だな」

 

 ギネと悟飯は、悟空にあった教育をするのにいろいろ苦労しているようだ。やや極端だが、悟空が普段暮らしているパオズ山には孫一家以外人はいないし、これで原作のように悟空が出会った人々にパンパンすることはないだろう。……原作の名(迷?)場面の再現やチチとの馴れ初めもなくなってしまうだろうが。前者はともかく、後者はやや困るが、どうしたものか。

 

「いいわよ。その代わり、あなた達の尻尾も触っていい?」

「いいぞ! でもあんまり引っ張るなよ」

「おいおい、俺もかよ。仕方ねぇ、特別だぜ」

「ありがとうっ! う~ん、サラサラしているけど堅そう。さすが戦闘民族ね……でもモロコさん達のは柔らかかったわね」

 

 ……そう言えば、秘密研究所でアルマがモロコ達の尻尾を触って確かめていたな。

「そうなんか? じゃあ、オラの勝ちだな!」

「お前ら、いったい何やってんだ?」

 悟空は単純に尻尾の毛の強弱について単純に勝ったと笑っているが、ターレスは呆れたようにモロコとシトウを半眼で眺めている。

 

「サイヤ人にとって、尻尾って誇りなのよね?」

 タイツも思わずそう尋ねるほどだ。

「ああ、弱点を克服していても簡単に触らせる奴はいない……と思ってたんだが、非戦闘タイプは違うのかもな」

 

「い、いや、しかしこの肉は素晴らしい!」

「ああ、全くだっ! 噛めば噛むほど味が口の中いっぱいに広がります!」

 子供達に微妙な視線を向けられたモロコとシトウは、誤魔化すためにそう夕食のメイン、肉料理を褒め始めた。

 

「これが人工的に作られた肉だとは、とても思えない。王宮でベジータ王の晩餐に出しても、誰も気が付かないでしょう」

「いや、他の肉よりも美味いから、逆に目立ってしまうかもしれません」

 

 そう、なんとこの肉はナムの村(今は町だが)に建てた食料工場で培養した、培養肉なのだ。

 肉に薬品臭くて苦い培養液が沁み込み残ってしまい、一流の料理人が工夫しても、ターレスが食べるのを拒否する培養肉だった。そこでコリー博士は、培養肉に培養液が沁み込まない、もしくは沁み込んだ培養液の臭いと苦みを消す方法を研究していたが、成果はなかなかでなかった。

 

 それを知ったブルマは、「培養液が沁み込んで味に影響するなら、美味しい培養液を作ればいいじゃない」と言い出した。そして、コリー博士の研究室に出入りして培養液に様々な人工調味料や香辛料、調味料をブレンドし始めた。

 そして、なんと本当に美味しい培養液を作ってしまったのである。

 

「さすが宰相閣下の弟子ですな、コリー博士」

「いえいえ、ブルマお嬢さんの柔軟な発想と協力がなければ、ここまでにはならなかったでしょう」

「ふふん、それほどでもあるわね。……完成したのはまだ牛肉フレーバーだけなんだけどね」

 

 褒められて胸を張るブルマだが、「美味しい培養液」はまだ牛肉にあったフレーバーしか完成していなかった。

 培養肉に培養液をしみこませないのではなく、培養液の味を美味しくする、という研究だが、培養肉は多岐に渡る。牛肉、豚肉、鶏肉、恐竜肉、そして魚肉。それらに合わせて変える必要があるのだ。

 ……豚肉ならまだしも、マグロやブリ、カツオの刺身から牛肉の風味がしたら顧客は喜んではくれないだろう。

 

「ありがとう。おかげで参考になったわ」

 一方、アルマは悟空とターレスの尻尾を調べ終えたのか、そう言いながら二人の頭を撫でていた。

「そう言えばおめえ、ターレス兄ちゃん達の母ちゃんになんのか?」

「まあね。それに、将来あなたのお母さん達の妹になるのよ」

「ええ、母ちゃんの妹~!?」

 

 アルマは将来人造人間になる予定なので、儂を生みの親とするなら彼女は既に完成している人造人間達の義理の妹という事になる。

「それどころか、もしかしたら俺達の妹になるかもしれないんだよな」

「姉かもしれないけどね。どっちになるかは、パパの研究次第さ」

 そして、同じく将来人造人間になるための改造手術を受ける予定のラズリとラピスもそうだ。

 

「じゃあ、オラと悟空さは親戚……従兄妹だべな」

「俺とも義理だが従妹同士になる訳か。なあ、ラズリおばさんとラピスおじさん?」

「ターレス、次におばさんってあたしの事を呼んだら怒るよ!」

「俺は別に構わないぜ、甥っ子のターレス君?」

 

「オラ、訳が分かんなくなってきたぞ~」

「ちょっと、孫君が頭から煙を出しそうになってるじゃない」

「あんまりからかっちゃダメだべ」

 ちょっとしたホームパーティーと化した夕食は、遅くまで続いた。なお、ヤムチャに修行を付けていたために不在だった亀仙人は、アルマと会えなかった事を後日とても悔しがっていた。

 

 

 

 

 

 

 そして日付が変わるしばらく前、儂はやっと覚悟を決めてアルマだけを連れて瞬間移動で秘密研究所に再び移動した。

「やっぱり超能力ってすごく便利ね。ブリーフ博士に解析結果を見せてもらったけど、あなたが実際にやって見せてくれなかったら、すぐには信じられなかったわ。人造人間に成ったら私も使えるようになるかしら? でもサンとギネはまだ使えないようだから、個人ごとに差があるのかしら?」

 

「アルマ、大事な話がある」

 よく変わる表情に美しい瞳。それを失うかもしれないと思うと、中々告白する決心がつかなかった。モロコ達の同席を歓迎したのも、この決断を先送りにするためだったのかもしれない。

 

「大事な話って……あなたが私の生きていた頃とは変わった事?」

「っ!? 気が付いていたのか!?」

 だが、美しいだけではなく聡明な彼女にはお見通しだったようだ。

 

「それはそうよ。家事も料理もできないけど、私はあなたの妻よ。大学生の頃から死ぬまで、あなたとどれくらい話したと思っているの?」

「ぐうの音も出ないな。気が付いたきっかけは、やはり占い婆に届けてもらった手紙からかの?」

「いいえ。私が死んで天国に行ってから、私より後に死んだ人の口からあなたの事を聞いたのがきっかけよ」

 

 どうやら、アルマから見るとボロは儂が意識するずっと前から出ていたらしい。

「ゲロ・コーポレーションって会社名を聞いた時は驚いたわ。あなたは自分を前に出すタイプじゃなかったから。それに、宇宙へ冒険に行っちゃうし……私が生きていた頃は、宇宙にはあまり興味がなかったくせに。

 でも、それだけなら私との死別や年月が原因だと考える事も出来るわ。家族と死別した影響で性格や価値観が変わった人は珍しくないから」

 

「なるほど……となると、どう考えても納得できない事があったのじゃな?」

 ブリーフと友人になり、家族ぐるみの付き合いをするようになったことだろうか? 以前の儂はアルマ以外との人間関係は希薄だったからな。それとも、ターレスを養子にした事だろうか?

 

「ええ、天才科学者のあなたが天下一武道会で優勝するような武道家になったのは、どう考えても変だったわ」

 しまった。確かに、どう考えてもそれはおかしいな。

「でも、占い婆さんから届けてもらった手紙の筆跡は間違いなくあなたのものだったし、永久エネルギー炉を作れるのもあなたと私ぐらいのはずだし、他人が成り代わっているとは思えないから不思議だったのよね。

 教えて、あなたに何があったの?」

 

「分かった。全てを話そう」

 そして儂はアルマの死後、前世の記憶を思い出したことを告白した。予知能力に目覚めたというカバーストーリーが、彼女には通用しないからだ。

 

「なるほど……あなたの行動が飛躍したのもそれなら納得だわ。なら、これからどうするかが問題ね。もう、あなたの前世の記憶通りに歴史が進まない事は確定だし、そもそも記憶通りの歴史には進みたくないから――」

「ちょっと待ってくれ、アルマ。儂の事はいいのか?」

 

 儂の告白を聞き終えたアルマは、驚きはしても困惑はしていなかった。むしろ、驚きからすぐに立ち直って冷静になっている。そして、儂自身から未来に関する事に話題を変えようとした。

 だが、彼女に現実逃避や問題を棚上げしている様子はない。そのため、逆に儂の方が戸惑って彼女にそう問いかけてしまった。

 

「あなた自身の事? ううん……私の予想通り生え際が後退しましたね」

「いや、儂のハゲの事はどうでもいい」

「結婚する時にも言いましたけど、私はあなたがハゲても気にしませんよ」

「どうでもいいと言うのに。君にとっての問題は頭の中身じゃろう」

「なら、問題はありませんね。あなたのここは、中身が増えただけで変わってはいません」

 

 アルマは儂の頭に触れ、微笑んだ。

「あなたは私が死ぬ前と後で自分が別人になってしまったように思っているのでしょうが、私はあなたが今告白してくれたから、同一人物だと確信できました」

 

 彼女が言うには、儂が変わったのは人格ではなく言動で、それは「前世の記憶」を思い出した影響であり、それほど大きな出来事があれば言動が変化しない方が不自然なのだそうだ。

 儂自身としては人格も大きく変わった気がするのだが、アルマに言わせると「あなたにも元々そうした傾向がありました」という事らしい。それが、より顕著になっただけだと。

 

「そもそも私が死んでから、だいたい三十年です。三十年も経てば、少しくらい変わりますよ。私だって、昔より性格が丸くなったと思いませんか?」

「ふむ……言われてみれば、儂以外ともよく話すようになったな」

 思い出してみると、昔のアルマは儂や親しい技術者や研究者以外にはあまり関わろうとしなかったような気がする。子供が嫌いという訳ではなかったが、自分から興味を持つことは無かったような……。

 

「天国でも三十年もいれば色々ありますから。歴史に名を残した偉人から話を聞いて、お花畑でのんびり過ごしていると考えさせられる事も多くて。

 あなたの場合も、人間関係が豊かになったのが言動の変化に影響しているかもしれませんね」

 

 言われてみれば確かに、三十年も経てば人は変わる。夫婦だろうと、二十代で結婚した夫婦が五十代になって、結婚した時と変わらない、という事はあり得ないだろう。

 人は日々経験を積み、学ぶものだ。何もかも変わるわけではないが、不変はあり得ない。

 

「かもしれん……いや、そうだな。以前の儂は、今ほど交友関係が広くなかった」

 昔の儂の人間関係は、アルマ以外は薄い関わりしかなく、それも学会や大学関係者、技術者、そして臨時講師の間は学生といった、科学や仕事関係のみで構成されていた。

 

 それに対して今の儂の人間関係を比べると……まるで別人だな。

 

「そういう訳です。私もあなたの中身が全くの別人に入れ替わっていたら……別人があなたの皮を被っているだけだとしたら考えましたが、あなたの中身は昔のあなたと同一人物です。私が保証します。

 だから、安心して未来について話し合いましょう。……復活する前に地球が消滅なんて事になったら嫌ですから」

 

 同一人物。儂はアルマに、その言葉を求めていたのかもしれん。前世の記憶を思い出す前の儂と、今の儂。両方を知っているのは、アルマだけだからな。これは4号でも保証できない。

 もちろん、科学的……心理学や生物学的に分析して、同一人物であると結論を出すことはできるが……儂にとってそれらはアルマの口から聞いた言葉以上の説得力はもたない。

 

「そうか。ありがとう、アルマ。

 しかし、未来と言っても今のところ気がかりなのは歴史改変者についてぐらいで、奴らに関する手がかりはあまりにも少ないため、出方を待つ以外にない状態が続いているのじゃが?」

 

「そうですね……ピッコロ大魔王が封印されている場所の監視はしていますか?」

「ピッコロ大魔王の方は忘れていたな。ピラフ大王にスパイロボットを付けて、監視すればそれで済むと思っていたからな。しかし、何故ピッコロ大魔王について気にするのだね?」

 

 原作でピッコロ大魔王は、いわゆる無印時代では強大な敵だが、この歴史では主に儂のせいでそれほどの脅威ではない。チューボやアックマン、牛魔王や孫悟飯が居れば瞬殺できる程度であるし……復活するのが原作と同じ時期なら、その頃の悟空ならストレート勝ち出来るだろう。

 

「それは映画であれだけ弄られているから……あなたも意識しているのではないかと思って」

「ああ、映画か……あれは儂が入れ知恵をしたのではなく、監督と脚本家のアイディアの一部が偶然真実と一致しただけじゃよ」

 

「そうなんですか!? それは驚きです。

 じゃあ、悟空君が将来かかるらしい心臓病については? あれは、私やラズリちゃん達がかかっている遺伝性の心臓病と違ってウィルス性なんですよね?」

 

「うむ。ウィルス性故に、ウィルスそのものを手に入れないとワクチンも作れんので、事前にコールドスリープ装置や、念のために悟空と同じサイヤ人のターレスの心臓を新しく培養する準備を整えてある」

 病死さえしなければ、ドラゴンボールで神龍に願って病気を治すことができる。そのための時間を稼ぐためのコールドスリープ装置はもう準備してある。

 

 また、心臓をクローン培養して移植する事で完治するなら、それで済ませる手もある。手術後に、メディカルポッドに入れるか仙豆を食べさせれば回復するだろう。

 

「なるほど。じゃあ、人造人間16号はどうします? あなたの知っている歴史と違って、私達に実の息子はいませんけど」

「それは今のところ原作通りの外見で作る予定だ。まだ、設計もしていないが」

 

 その後、儂とアルマは夜遅くまで話し合い、朝を迎えた。そして、目覚めて朝食を取った後モロコ達と合流して占い婆の宮殿に送り届けて、儂は天国に戻る彼女を見送ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 その後公開された『帰ってきた桃白白、逆襲のメカピッコロ大魔王』は、予想通りのヒット作となった。

 ストーリーは、修行の旅に出ていた桃白白が留守にしている都を、ドクターフラッペ率いるメカ魔族軍団とメカピッコロ大魔王(4号本人)が襲撃。弟が留守の間、都を守る鶴仙人と弟子の天津飯とチャオズ、そしてGCGは善戦するものの、改造手術を受けたピッコロ大魔王の手下(ギラン)が吐く光線の前に敗れてしまう。

 

 そこに帰ってきた桃白白がピッコロ大魔王の手下の魔族を倒し、盛り返したかに思えたが改造手術を受けたメカピッコロ大魔王の力はすさまじく、桃白白でも勝つことはできなかった。

「もはや、貴様が勝つことは不可能だっぺ。貴様を殺して愚かな人類を改造し、私の忠実な僕にしてやるっぺ」

 

 そうメカピッコロ大魔王の背後で勝ち誇るドクターフラッペに対して、最後の力を振り絞って立ち上がる桃白白。そんな彼の元に、前作の映画で助けた牛魔王と羅刹女(サン)とその娘(タイツ)、それにメカピッコロ大魔王と元々は一人の宇宙人だった仙人(4号分身)、彼の弟子のターレス、そしてただの村人だったはずの儂が演じた老人まで駆けつける。

 

 そして世界各地で人々の反抗作戦が始まる。王立国防軍が、世界中の武道家達がメカ魔族軍団に戦いを挑んだのだ。ある森ではターレスの母親(ギネ)と双子の弟(悟空)が、砂漠では従者の少年(パンプット)を連れたチャパ王が、荒野ではインディアンの親子(ボラとウパ)と拳法家(ヤシシ)が、浜辺では弟子(ヤムチャとチチ)を連れた亀仙人が、断崖絶壁の上ではアックマンが、辺境の村では村長の老人が(孫悟飯)、それぞれメカ魔族と戦っていた。

 

 狼狽えるフラッペに、「これが、貴様が愚か者共と呼んだ人々の力だ!」と立ち上がった桃白白が宣言する。フラッペは激高し、「黙るっぺ! 殺せ、メカピッコロ大魔王!」と命じる。ピッコロ大魔王は「いいだろう、死ねぃ!」と気功波を放つが、それは桃白白ではなくフラッペの胴体を貫いた。

 

 「ば、馬鹿な!? 何故だっぺ、私が開発した制御装置は完ぺきだったはず……」そう言って崩れ落ちるフラッペに、ピッコロ大魔王は「ククク。このピッコロ大魔王を操り続けるには、耐久性に難があったようだな」とフラッペをあざ笑う。

 なんと、フラッペがメカピッコロ大魔王の頭部に取り付けた制御装置は桃白白と戦ううちに損傷し、ピッコロ大魔王は自由を取り戻していたのだ。

 

 しかし、倒れ伏したはずのフラッペは「仕方ない、今回は諦めるとするっぺ。では諸君、さらばっぺ」と言い残して爆発する。なんと、あれはドクターフラッペが遠隔操作していたロボットだったのだ。

 

「チッ……だが、奴よりも貴様との決着をつけるのが先だ、桃白白」

「いいだろう。だがピッコロ大魔王、たった一人で戦う限り私は貴様に勝てないだろう」

「ほう、ついに一対一では敵わないと認め、束になってこのピッコロ大魔王にかかってくるか? いいだろう、何人でも同時に相手をしてやろうではないか」

 

 何故か嬉しそうに口の片端を吊り上げるピッコロ大魔王に、桃白白は首を横に振った。

「いいや、一対一は変わらん。だが、私には心で……絆で繋がった仲間がいる!」

「心、絆……? 下らんことを! そんなものはまやかしだと儂が証明してやろう、貴様を殺す事でな!」

 

 激しくぶつかり合う桃白白とピッコロ大魔王。だが、桃白白の力は最初に戦った時の何倍も高まっており、最後は気功波の力比べに負けたピッコロ大魔王が「馬鹿なーっ!?」と吹き飛ばされ爆発。

 桃白白の勝利を確信し、歓声をあげる人々。その人々の輪に加わらず、仙人は自身の分身であるピッコロ大魔王に近づく。そして倒れて動かない彼に向かって腕を振り上げたが、そこで桃白白が止めに入った。

 

「何故止めるのです、桃白白。ピッコロ大魔王はまだ生きています。ここで息の根を止めなければ、また世に災いを為すはず」

「ピッコロ大魔王が死んだら、本体のあなたも死んでしまうからです」

「っ! 何故それを……しかし、私の命一つで世界が平和になるのなら……」

「仙人様、この世界にはまだあなたが育てるべき武道家が何人もいるのです。命を粗末にしてはなりません」

 

 そう説得する間に、ピッコロ大魔王は目を覚ますと素早く二人から距離を取る。驚く人々が見守る中、ピッコロ大魔王は口元に垂れた血を拭い、壮絶な顔で桃白白を睨みつける。

「情けをかけたつもりだったら残念だったな! このピッコロ大魔王、この程度でほだされはせんぞ! 今は敗れたが、傷を癒し、力を蓄え、いずれ貴様をこの手で殺してやる! そして世界を手に入れてやる!

 つかの間の平和を、精々楽しむがいい!」

 

 そう捨て台詞を履いて逃げるピッコロ大魔王を見送って、桃白白は何故追わなかったのかと問う鶴仙人に一言。

「世界征服の前に私を殺しに来るなら、私から追いかける必要はない」

 なるほどと皆納得し、ワハハと笑って大団円。武闘家達が都の復興を手伝うシーンを背景にエンディング曲が流れる。

 

 という内容だ。スカウターのセンサーを応用した撮影機器を使用する事で、迫力あるバトルシーンを演出し、前作と並ぶヒットを飛ばしている。儂等も撮影で色々な苦労をした甲斐があったというものだ。

 儂はせいぜい予想外の出演で超能力を披露する事になったぐらいだが、4号は二身の拳を使用しての仙人とメカピッコロ大魔王の二人一役で、自分の演技を見せられるのでストレスを覚えていたようだ。曰く、「演技に集中している間は平気ですが、正気に戻ると精神が一気に摩耗するような気がします」という事らしい。

 

 儂の場合は、幸いドクターフラッペは他の役者が演じているので4号と同じ苦しみからは逃れられている。

 

 ギランはカリン塔へ登り、気功波を習得して帰った事で監督と舎弟達に無事見栄を張り続ける事に成功した。

 なお、彼らが演じたメカピッコロ大魔王の手下は、ギラン達は特殊メイクと衣装でロボットっぽいアンテナや装甲板を体に付けて演じている。また、激しいアクションシーンで倒される手下は、儂が作ったロボットに映画会社の美術班が魔族に見えるよう装飾を施している。地球でCGが主に使われる前にホラーや特撮、SF映画で使われたのと同じ手法だ。

 

 世界中の武闘家達が立ち上がるシーンでは、演技は無理だと渋っていたギネも「まあ、組手をするだけなら」と了解して、悟空と一緒に出演。短いがセリフも言ってくれた。

 

 また、ボラとヤシシは……当初は天下一武道会本戦出場者のヤシシにだけ声をかける予定だったらしい。だが、ヤシシは聖地カリンを訪れたはいいが、案の定ボラから「塔を登るのはまだ早い」と止められ、塔の麓で修行をしていた。そこに彼を訪ねてきた映画会社のスタッフが、彼と組手をするボラを見て監督に推薦したという経緯で出演する事になったそうだ。

 

 そして、普通に出演しているヤムチャだが、原作で弟子入りした時期よりだいぶ早く……悟空とブルマではなく旅の途中の亀仙人と出会って、無事亀仙流(鶴亀仙流)に入門できたようだ。

 ランチの件があったので、念のために所在を調べたら……原作ではプーアルと出会って盗賊を始めている頃だったので砂漠を調べてみたら、何故かツアーガイドをやっていたので安心していたのだが……何が起こるか分からんものだ。

 

 なお、ヤムチャは亀仙人の弟子になって数カ月真面目に修行を積んでいるお陰で、悟空と正面から戦えるまでに強くなっていた。

 ただ、女に弱いのはまだ原作通りだった。女の子に化けたプーアルは、どんなに可愛くてもプーアルだと分かっているから平気なのだそうだが、それ以外は全くダメだった。

 

 女性スタッフはもちろん、ギネとサン、パンチー夫人が視界に入ると赤くなって固まるので、地味に撮影に難儀したようだ。……監督も「あがり症を克服できれば、二枚目路線で売れそうなのに勿体ない」と嘆いていた。

 なお、原作と違ってブルマは平気だった。まあ、この歴史のブルマはまだ十歳なので当然と言えば当然だ。代わりに、十四歳で年の近いタイツを前にすると硬直していた。

 

 ついでに、ブルマがヤムチャに目をハートにする事もなかった。

「ヤムチャ? カッコいい方だと思うけど、あたしのタイプは桃白白様みたいなダンディな大人の男だもの」

 という事だった。

 

 あと、そのブルマとチチ、GCGの隊員達、ラズリとラピス、そして王立国防軍に協力してもらって豪華な出演者となった。

 

 そして意外な出来事として、従者の少年役だったアクション俳優志望の子役のパンプットという少年と出会った。……原作では今から約八年後に天下一武道会に出場して悟空と一回戦で戦い敗退する、あのパンプットだろう。アニメではアクションスターでもあるという設定が加えられていたが、その影響かもしれない。

 

 パンプットはこの機会を逃すまいと桃白白に弟子入りを志願したが、桃白白はそれなら兄者に教わった方が確かだろうと鶴仙人を紹介し、彼も鶴亀仙流に入門する事になった。どうやら、パンプットは鶴仙人の目から見て素質ありと見込まれたようだ。

 

 実際、原作での彼もデモンストレーションでエルボーの一撃でレンガの壁を破壊しているので、常人の中ではかなりの強者だったはずだ。単に、天下一武道会のレベルが高すぎただけで。

 

 また撮影の後、孫悟飯から相談を受けた。

「そう言えば、家の掃除をした時に小さなドラゴンボールに似た石を見つけて、昔拾ってそのまましまい込んでいた事を思い出したのだが、もしかしてあれは地球のドラゴンボールなのかの?」

 

 ナメック星で計二回ドラゴンボールを使った時、孫悟飯もその場を見ていた。そのため、過去に拾っていた地球のドラゴンボールを見て、同じものだと気が付いたのだろう。

「ええ、実は地球にも地球の神様が作ったドラゴンボールがあります。しかし、地球のドラゴンボールはしばらく使えない理由がありまして」

 

「それは、マイナスエネルギーとやらと関係が?」

「マイナスエネルギーも無関係ではないですが、十年以上前にある予知をしまして。その内容は明かせないのですが……」

「ふむ……なるほど。その予知には儂も関わっているのですな?」

「ええ、そう言う事です」

 

「分かりました。なら、深くは聞きません」

 孫悟飯は儂が予知の内容を説明しなくても、事情がある事を察して納得してくれた。……彼が生きているので四星球が彼の形見ではないこと等、もう原作通りには始まらないのは確実だが……ナメック星のドラゴンボールを使わせてもらえるのに、態々地球のドラゴンボールを原作より早く集めて使う理由がないからの。

 

「……ゲロさん、あなたの事を信用していないわけではない。だが、しかし、確認させてもらいますぞ。その予知の内容は、悟空やギネさんの身に危険が及ぶという事はないでしょうな?」

 だが、悟飯としては見逃せない事なのだろうが、儂にとっては答えにくい問いかけをして来た。

 

 ドラゴンボール集めで悟空は、程度の差はかなりあるが危険な目に合うのは確実なので、「危険はない」とは言えない。

「ううむ、実に答えにくいですな。……しいて言えば、可愛い子には旅をさせろ、というか……」

 悩んだ末に、儂はそう答えた。

 

「ほほう、可愛い子には旅ですか……なるほど。確かに、冒険の旅は悟空を一回り大きく成長させる事でしょう」

 だが、やはり孫悟飯は察しが良かった。悟空が将来(実際にはそれほど未来ではないはずだが)ドラゴンボールを集めるための冒険の旅に出るのだと察して、納得して追及を止めてくれた。

 

 ちなみに、亀仙人はこの前カメハウスに戻る途中で偶然三星球を海底で見つけて拾っており、孫悟飯と同じような事を話して納得してもらった。

 牛魔王夫妻の方はまだフライパン山にあるドラゴンボールについてすっかり忘れているようだ。

 

 そして、原作コミックでピラフ大王が持っていた一星球は、スパイロボットで確認したところ、ある遺跡の中に在るようだった。どうやら、原作アニメでピラフ大王とシュウとマイがドラゴンボールを発見する遺跡がそこのようだ。

 

 他のドラゴンボールも、北の谷やウーロンが恐喝を行っていた村、そしてブリーフの家の蔵からそれぞれ動いていない。今のところ、地球のドラゴンボールの配置は原作通りのようだ。

 

 こうして映画も上映されて年も明け、原作が始まる時期まで残り一年と約半年となったのだった。

 

 




〇アルマ

 『ドラゴンボールファイターズ』の人造人間21号を若干意識しつつも、生前の記憶を引き継いでいるので全く同じにはならないだろうと考えながら書いた結果、どんどんオリキャラに近くなっている気がします。
 前世の記憶を思い出す前のゲロと思い出した後のゲロは、アルマにとっては行動が飛躍して変わっただけで性格は変わっていないらしい。

 本当かどうかは、記憶を思い出す前のゲロが深い人間関係を育んでいたのがアルマだけなので、第三者の目から検証する事ができるのは歴史改変者か時の界王神ぐらいだが、二人にとってそれは重要ではないだろう。

 まだ人造人間ではなく、生前は武道の経験もないので、戦闘力は地球人女性の平均とされる4。



〇サイヤ人の科学者達

 劇場版『ブロリー』に登場した三人の科学者。三人の中で最も年配に見える顎髭を生やした科学者がモロコ、もう一人の男性がシトウ、二人のアシスタントらしい女性がニオン。
 名前も『ブロリー』で設定されているが、もしかしたらモロコとシトウの名前が逆になっているかもしれません。

 惑星ベジータの滅亡と同時に死亡し、地獄に落ちた後、ベジータ王が持ち帰った地球製スカウターやゲロが供えた装置を見てファンになったようだ。



〇ドクターハキケ&ブライズ博士

 ドクターハキケは天国でアルマが話を聞いた科学者や技術者の一人で、ゲロの祖父。ブライズ博士は、ブリーフ博士の先祖にあたります。……ドラゴンボール世界に現実の発明家や科学者の名前を出すのは雰囲気を壊すのではないかと思ったのですが、アルマが天国で話を聞いた人の名前を出さないのも不自然に思えたので、名前を出しました。

 なお、ブライズは中世などから下着として着用された薄手のズボンの事。



〇培養肉

 感想で頂いた、「培養液が肉に沁み込んで味に影響するなら、培養液を美味しくすればいい」というご意見をブルマの意見として採用させていただきました。ありがとうございます。

 現在完成しているのは牛肉フレーバーだけだが、これから培養液の味の種類を増やして鶏肉、豚肉、羊肉、恐竜肉、そして魚肉にそれぞれ対応できるフレーバーの開発を進めている。



〇ピッコロ大魔王の封印

 原作では何故かピラフ大王が場所を知っていたか、探し出すことに成功した。
 亀仙人と鶴仙人、そして地球の神様達は知っていると思われる。

 また、亀仙人は魔封波で使うための電子ジャーをホイポイカプセル化していたが、ホイポイカプセルは原作でもブリーフ博士が発明したもので、ピッコロ大魔王が封印された二百年以上昔には存在しなかった技術である。そのため、亀仙人は近年になってから電子ジャーをホイポイカプセル化して、ピッコロ大魔王が万が一復活した場合に備えていたと思われる。



〇パンプット

 原作では天下一武道会に出場し、一回戦で悟空と当たったために一撃で倒され敗退している格闘家。天下一武道会以外の大会では何度か優勝しているが、天下一武道会の本戦で彼が勝てそうなのは男狼ぐらいだったと思う。
 アニメではアクションスターでもあるという設定が追加された。

 天下一武道会の壁をエルボーで破壊するなど、常人から見ると超人的な強さを持つが、常人の枠内での超人という扱いらしい。
 それでもミスターサタンとはいい勝負が出来そうだが……サタンが台頭した時期には彼は格闘家からアクション俳優の方を本業にしていたのかもしれない。

 また、アニメではパンプットを全体的に小柄にしてチョビ髭と眼鏡を付けたような姿の周災悪という、スパルタ家庭教師のキャラクターが存在するが、パンプットとの関係は明らかになっていない。



〇ピラフ大王が持っていた一星球

 原作アニメでは、ピラフ大王とシュウとマイが遺跡に安置されていたのを発見して手に入れた。
 また、原作アニメではピラフ大王達はドラゴンレーダーを途中まで発明していなかったのか、ドラゴンボールを探するためにシュウとマイに情報収集をさせたりしていた。


 ステルス兄貴様、変わり者様、KAIN様、佐藤浩様、物数寄のほね様、クウヤ様、 Othuyeg様、ヨシユキ様、step11様、酒井悠人様、カカオチョコ様、にぼし蔵様、典型的凡夫様、メイ様、みえる様、誤字報告ありがとうございます。早速修正しました。
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