『つまりそちらのシスターさんは学園都市の住人ではなく
でもよくこんなにも厳しく管理されている学園都市に忍び込めましたね…』
禁「シスターさんじゃなくて
なるほど。私は魔術についての知識はほぼ皆無と言っていい。とはいえそういう力がこの世にあることが信じられないというわけではない。ただ「当麻が助けた」というところは少し引っかかるところだった。
『具体的に助けた、というのは?当麻は能力者じゃないですよね?」
上「俺の右手は
要するに彼の右手は異能ならなんでもこいということか。とはいえ
『なるほどです。まぁ理解しがたいところもたくさんありましたけど、とりあえずはわかりました。あ、インデックス一つお願いを聞いてもらってもいいですか?」
彼に話しておくべきことがある。彼は今後上層部から必ず狙われる。魔術に関しては私にできることはあまりないと思うからこそ学園都市の中での危険をできる限り減らしてあげたいと思う。
そんなことをする義理はない?いやいや十分に理由はある。彼は私がインターフォンをおして返事がなくて困っていたら助けてくれた。そんな優しい青年、なかなかいないだろう?
それに無意味な殺人はできる限り避けたいし、暗部の動きの把握のためにも彼に死なれては困る。
優しさと利益のために、私はできる限り彼を守ろう。
『このお金でなにかお菓子を買ってきてくれませんか?私は土御門がくるのをできれば待ちたいなって思うんですけど、お願いできますか?』
禁「こんな大金使っちゃっていいの!?全部、お菓子に使っていいの!?」
『もちろんです、お願いしてもいいですかね?」
禁「もちろんなんだよ!すぐ行ってくるんだよ!」
そういって彼女はすぐに買い物へと向かってくれた。…扱いやすくて助かった、なんて。
上「突然お菓子なんてどうしたんだ?まあ確かに俺はお金なくてあいつにあんまりそういうもの買ってないからありがたいっちゃありがたいんだけど…。なんも返せないぞ?」
『二人になれれば…』
上「ちょちょちょ!?それはどういう意味でございましょうか?月乃さんっ?」
何か勘違いしているようだがこのまま押し通そう。これに返答するのはするので楽しそうだが今は時間が惜しい。
『当麻、単刀直入に言います。あなたは記憶を失い、それを周りに隠している。ここまではあっていますか。』
上「な…なんでそれを」
『よく聞いてください。私はLEVEL0の
もし当麻がその力のせいでこの先学園都市の上層部、主に統括理事会から追われることがあったときのために私は今こうしてあなたにわざわざ手の内を明かしてるんです。
だからもしこの先なにかあってどうしても時間を戻したいとき、なにかをやり直したいとき。
なにを言っているかわからないかもしれないけれど、私はあなたの味方です。だから…』
突然頭になにかあたたかいものが押し付けられた。
上「今の俺は何もわからないし、正直夜凪の言っていることもよくわからない。でも夜凪の優しさはちゃんとわかる。ここに連絡先をかいてくれ。
なにかあったら頼む。俺を、俺の友達を助けてくれ。俺の連絡先も渡しておく。だから何かあればいつでも連絡すんだぞ。」
私が普通に生活してただの中学生だったら彼と友達になれたのだろうか。だが私にそんな未来はない。きっとこんなふうに長話ができるのも最後だろう。
『…最後に一つだけ。
そしてそんな言葉を聞くようなことがあればすぐにでもその場から逃げてください。』
彼の制止の声も聞かずに私は部屋を飛び出した。
「よかったのか?」
『当たり前です。アジトで詳しい話を聞かせてください、土御門』
それは私が追い続けている、いや暗部に追いかけさせられ続けている顔も性別も能力すらわからない誰かのこと。
そしてその人を殺すこと。
それこそが私の
ここから少しシリアスモードです!
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Rei