Fate/grand order 仮面ライダーW 体験クエスト 作:通りすがり
お手柔らかに頼んます。
『仮面ライダー』とは正義のヒーローである。
人々を悪から守り、自分を改造した大本を倒す。
これは平成、そして令和の世になってもさほど変わらない。
いくら歴史から消そうとしても人々がいる限り存在し続けるとも言える。
その手は届く限り、宇宙の彼方にまで伸ばされるし、いつだって最後の希望だ。
どんな困難にも自分たちのステージだと言って、脳細胞をトップギアにして、命を燃やして、運命を変えていく。
この物語は現時点で世界最後の『人々』の助けに答えたかもしれない体験だ。
さぁ、カルデアと鳴海探偵事務所、2つの組織が出会う実験を始めましょう?
2017年12月31日 地球は白紙となった。
字面にするとシンプルだが、住んでる人たちには一大事である。
悲しい事に抵抗するも虚しく消えたのだが。
だが、それでも生き残った人理保障機関カルデアのメンバーは場所を変え、ノウム・カルデアとして再起動していた。
そんなノウム・カルデアの廊下を眠そうにしながら歩く人影があった。
「(あぁ.ここ最近夜更かししてしまってるな)」
彼の名は藤丸立香、ここカルデアのひいては『人類最後のマスター』である。
何故彼は寝不足なのかというと連日の記録映像の鑑賞が原因である。
「でも面白かったなぁ平成仮面ライダーシリーズ」
ここ数日、彼は先に仮面ライダー沼にどっぷり浸かっていたらしい文系サーヴァントたちに、ひたすらライダーの豆知識を補足されながら完走していたのだ。
その過程を専用SNS『サヴァスタグラム』に上げたので余計お祭り騒ぎになったのだがそれは別の話。
「小さい頃にWは見てたけど話が分からないときもあったなぁ。今見るとああも印象が違って見えるんだなぁ」
そう言いながらマイルームに入り、なんとなくベットに腰掛ける。
下でモゾモゾと動く気配がしたがいつのも事なのでスルー。
しかし机の上の四角い小箱があることに気づいた。
「ん、これって……『W』のガイアメモリ? 『Chain』うわっ!?」
手に取った小箱は
立香はその拍子に転んでしまう。
……が、彼の身体には何ともない。
「今確実に起動したし身体に入ったよね……? 何なんだろう、ダ・ヴィンチちゃんに見てもらわなきゃ……っ!?」
そう思いマイルームから出ようとした途端、立香の目の前に飛び込んできたのは…………最近見慣れた工場と全身に巻き付かれた鎖だった。
次回、仮面ライダーW 体験クエストは!
「俺は左翔太郎、ハァ〜ドボイルドな……探偵さ」
「あの、ここはどこなんです?」
「予定通りお客さんが来てくれたか」
「俺は……僕がここに来た理由を知りたいです」
「せ、先輩……?」
これで決まりだ!